痛風発作の時には
皮膚に症状が出る事もよくあります。
多くの方に見られる事が多いのが
痛風結節というものです。
これは体の関節部分に腫れができるものです。
腫れといってもその度合いはかなり大きく、
コブと言っても良いかもしれません。
かなり大きなコブができ、それが
体の数カ所に出るため見た目にも目立つ症状です。
このコブの原因となっているのは
痛風の根本原因にもなっている尿酸です。
尿酸は沢山集まると結晶になります。
この結晶が皮膚の下の関節部分に溜まり、
コブとなったのが痛風結節。
このコブ自体にはあまり痛みはありませんが、
徐々に大きさが大きくなっていきます。
コブがつぶれて、その中身が出てくる事もあるようなので、
なるべく負荷がかからないようにして
安静にしておく事が大切です。
痛風結節が起こるのは、その部分の血流が
上手く流れていない事で起こる
という仕組みになっています。
血流がスムーズに流れていれば
尿酸もそこに溜まらずに流れていきますが、
血流が悪くなる事で尿酸が溜まって結晶を作り、
その結晶が寄り集まる事でより
大きな痛風結節になるという仕組みです。
また、もう一つ皮膚に見られる症状としては、炎症です。
こちらも関節部分に尿酸が沈着する事が
原因となっていますが、
強い赤みが見られ、痛みも強くあります。
熱を持っている場合もあります。
痛風がつらいとされる理由が
この炎症と発作によるものです。
薬を一日の中で決められた量を飲んでいく事で
ある程度抑える事ができるので、
医師に見てもらって自分に合う薬を処方して貰いましょう。
また、痛風の症状が引いていくと
皮膚の赤みなども引いていき、
基本は元のきれいな状態に戻っていきます。
2週間程度痛風の期間は続きますが、その間は
とにかく病院で貰った薬を飲んで
安静にする事に専念する事をお勧めします。
薬は炎症がつらいからと言って
過剰に飲む事はしないようにしましょう。
薬の効果は高いですが、体に負担をかける成分でもあります。
過剰な飲み過ぎによって
副作用などを引き起こしてしまう事もあるので、
薬を飲んでいく中で
まだ痛みが耐えられないという方は、
薬を飲む量を自分の判断で変える事はせず、
医師に相談をするようにしましょう。
皮膚はデリケートな部分で、
人によってその症状の出方が異なります。
痛みが強く出る場合もありますし、
赤みや熱を大きく持つという事もあります。
痛風は内科で診断して貰えますが、
皮膚の症状に関しては
皮膚科と協力して治療に当たる事もあります。
痛風結節の症状には個人差があり、
痛風結節が出る人と出ない人がいるようです。
基本的に、体内に尿酸が溜まり過ぎてしまうと
尿酸結節の症状が出る場合が多いです。