仕事終わりに冷たいビールで一杯やるのが
好きな人も多いと思いますが、
この時のお供に欠かせないのが枝豆ですね。
ビールの枝豆の組み合わせは、
数あるお酒とおつまみの組み合わせの中でも
トップレベルではないでしょうか?
でも痛風のことを考えると、ビールに枝豆というのは
決してお勧めできない組み合わせといえます。
痛風対策として避けないといけないのは、
プリン体を多く含む食材です。
プリン体が体内に入ると分解されて尿酸となり、
この尿酸が結晶化することで起きるのが痛風だから。
ビールにプリン体が多く含まれることは
広く知られつつありますが、
実は枝豆のような豆類の食材にも
プリン体が多く含まれているので要注意なのです。
ただし枝豆には、痛風にとって
プラスになりうるポイントもあります。
枝豆にはビタミンが多く含まれています。
五大栄養素の中の一つに数えられている栄養分で、
私たちにとって欠かせない栄養分です。
その他にも食物繊維が多く含まれている所もポイントです。
尿酸をなるべくためないようにするためには、
速やかに排出することが大事です。
尿酸は尿もしくは便によって
そのほとんどが排出されています。
食物繊維は腸内の掃除をするといわれていて、
便のかさましをして排便しやすくする特徴があります。
お通じをよくするためには、食物繊維を多く含む
枝豆を食べることはメリットもあるわけです。
そこで大事なのは、食べ合わせです。
先ほど紹介したビールと枝豆のような
組み合わせになってしまうと、
プリン体を多く摂取してしまう可能性が高いです。
しかもお酒を飲んで酔っ払ってしまうと、普段
節制していても、つい食べ過ぎてしまう恐れもあります。
自分の中にある理性というブレーキが
酒に酔うとききにくくなってしまうからです。
ですから、ビールのおつまみとして
枝豆を食べるのは避けた方がいいです。
そして食事の中で枝豆を適量
食べてみるのはいかがでしょうか?
そうすれば、プリン体を過剰に摂取する心配も
なくなりますし、ビタミンや食物繊維といった
私たちにとって必要な栄養分もしっかりと摂取できます。
ビールのおつまみとして何を食べるべきかですが、
これは意外と難しい問題といえます。
特に居酒屋などのお店で飲む際には、頭を悩ませます。
というのも居酒屋のような食事もお酒も楽しめる
お店に出ているメニューは、
高たんぱくで高カロリーなものが多いからです。
肉料理や魚料理が中心で、いずれも
プリン体を多く含む食材の多い傾向が見られます。
そうなると、ついカロリーオーバーになってしまって
肥満体質になる恐れも高まります。
ちなみに痛風の危険因子として肥満というのも
大きなファクターになりえます。
ですから、痛風、もしくは高尿酸血症と診断された人は
お酒を控えた方がいいです。
お酒を控えることで、
プリン体の摂取量もだいぶ少なくなります。
もしどうしてもお酒を飲みたいというのであれば、
野菜や海藻類が多く含まれる料理を
おつまみにするように意識してください。
枝豆といえば、やはり、ビールとワンセットですよ。
枝豆を単品で食べる人もおられるでしょうけどね。