尿酸値を下げる飲み物としてオススメなのがお茶です。
牛乳と並んで痛風対策に
よく活用される飲み物でもあります。
健康ブームのなか、お茶の持つさまざまな効果効能が
知られるようになっていますが、
痛風対策にも役立つというわけです。
尿酸値を下げる上でポイントとなるのが
尿酸の生成と排出のバランスをとること。
このバランスが取れてさえいれば
体内に蓄積するようなこともないわけです。
生成量を減らして排出を増やす
ということになるわけですが、生成量を減らす点では
プリン体が多く含まれる食材を控えるのが
第一の対策方法となります。
有名な話ですよね、
ビールはプリン体が多いから避けた方がいい、
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は含有量が少ないから
こちらに切り替えるべきだ…などなど。
食品ではレバーや大豆製品など
世間一般では健康によいと思われている食品に
プリン体が多く含まれているので注意した方がいい、
なんていわれます。
その点、お茶はビールなどに比べて
プリン体の含有量が非常に少なく、ゼロの種類もあります。
まず生成量を減らす点で役立つわけですね。
もうひとつが排出量を増やす点。
これも有名ですがお茶には利尿作用があります。
尿酸は尿の形で排出されますから、できるだけ
尿をたくさん出した方がよいわけです。
そのため水分摂取が大事だと言われますが、
普通の水を摂取した場合、
必ずしも尿となって排出されるとは限りません。
運動不足の人がちょっと体を動かした場合には、
驚くくらい大量の汗が流れ出て、水分を摂っても摂っても
すぐに出て行ってしまうものです。
ですから、利尿作用があり、すぐに
尿の形で排出されるお茶の方が
痛風対策には適しているのです。
なお、尿の排出を促す方法には
利尿剤という選択肢もありますが、
薬の種類によっては
むしろ尿酸値を上昇させてしまうこともあるので要注意です。
さらにもうひとつ、お茶を飲むことで
尿をアルカリ性に傾けることができます。
尿酸は酸性になると溶けにくく、
アルカリ性~中性で溶けやすくなります。
尿酸値が高い人は酸性に傾きがちなだけに
この点も嬉しいメリットですね。
このように、尿酸の生成量を減らし、
排出量を増やす働きを持つお茶は
痛風対策にピッタリの飲み物です。
しかも低カロリー。
カロリーゼロのお茶もあります。
肥満気味の人、生活習慣病のリスクも
抱えている人の対策にもピッタリです。
痛風と生活習慣病両方に注意しながら
対策を行っていかなければならない人も多いでしょう。
さっきもちょっと触れましたけど、
体によい、生活習慣病対策に摂った方がよい、
といわれる食品の中には、
プリン体が多く含まれているものも多いので
難しいんですよね。
その点、お茶は百点満点です。
では、どんなお茶が良いのかといいますと、まず
尿をアルカリ性に傾ける効果に優れた緑茶、
ウーロン茶、ドクダミ茶、杜仲茶など。
とくにドクダミ茶には
利尿作用を持つカリウムやクエルトチリンなどの
成分が多く含まれています。
カフェインの摂取量にもちょっと気をつけながら
うまく役立てていきたいですね。
お茶だけ飲んでいれば、尿がアルカリ性に傾くのかどうかは
わかりませんが、お茶は体に良い、というのは
昔から言われていますね。
抗酸化物質である、ポリフェノールもたっぷりですしね。