2022年9月17日土曜日

痛風発作 歩く

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◆ 痛風 歩くと痛い

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痛風発作は体のいたるところに出るので、

足に出るは限りませんが、やはり足先が一番の好発部位なので。


痛風発作というのは、とにかく痛いです。


しかも、足に症状が出てしまう、歩けない。

歩くと痛いので、とても歩けない。


特に、体重のかかる場所。

くるぶし(足首)やアキレス腱など、歩くたびに

体重が ずっしりとかかってしまう場所なら、

もう、歩くのはアウトです。


足の甲とか、足の親指の付け根の関節なら、

踵(かかと)を軸にして、足を浮かせながら歩けますけど。


でも、膝とかに出てしまうと、やっぱり歩けないです。

歩くたびに痛いどころか、曲げても痛い。

しゃがむことも出来ない。

立ち上がるのも痛い。

どうしようもない場所です。


じゃあ、歩けないなら、ずっと寝ていればいいのか。

仕事は どうすればいいのか。


本当に痛いとき、一番酷いときは

一歩も外に出られないので、仕事も休むしかないでしょう。


でも、いつまで休んでいられるのか。

職場にも迷惑をかけるし、家族にも迷惑をかけるし、

やはり1日でも早く復帰したいです。


それには、痛み止めの薬を飲んで安静にしている、

というのが良策に思えますが、それでもね。

家の中ででも、まったく歩かないわけにはいきません。

トイレにも行きたいですしね。


じゃあ、どうやって家の中で移動するのか。

トイレには、どうすれば行けるのか。


痛風発作というのは、不思議なもので、

両足同時に炎症が起きることは稀です。

次から次へと痛風発作が起こる場合も

一箇所の炎症が治まってから次の発作が起こりますからね。


だから、片足が痛い場合でも、もう片方の足は

痛くないってこと。

ということは、その片足を有効に使うということになります。

つまり、片足跳び、ケンケンですね。


ところが、

本当に痛いと、その「けんけん」すら痛い。

跳ぶときの振動ですら、痛い。


ロキソニンなどの痛み止めの薬(消炎鎮痛剤)を飲んでも、

それでも痛い。

それでも、飲んでないよりも、ロキソニンを飲んだほうが

痛みの程度は ずっとマシです。

体感する苦痛は かなり楽だけど、

それ以上に強烈に痛いのが痛風発作。


家の中、限定ですが、一番、

簡単で実践的なのは“四つん這い”です。

いわゆる「這い這い」。


これは意外にも移動スピードは早いです。

痛みの程度にもよりますが、トイレくらいなら

難なく辿り着けます。


そんな赤ん坊みたいな真似事ができるかよ!?


そういう人は、立って移動する、それでいて、

できるだけ痛くない方法を模索することになります。


実践的な方法としては、痛くない足を基軸にして、

コマのように回転させながら、ずりずりと進む方法です。


これは踵(かかと)を軸にして、回転するうちに

進行したい方向へ少しずつ少しずつ進んでいくやり方。


ただし、体重を支えているのは、事実上、

痛くない方の足だけなので、

バランスを崩すと転倒する危険も。


壁とか手すりとか、何か掴まれるもの、もしくは

すぐに手を伸ばせて支えられる何かを伝いながら

進行するのが望ましいです。


ただ、それほど、痛風発作の痛みがヒドクない場合は、

痛い箇所だけを地面につかないように少し浮かして

あるくことができます。

足の親指の付け根の関節、とかね。


結局、どの歩き方にしても、

そのときの

「痛みの程度・痛みがある箇所による」のです。


どんなに自分なりの「痛風のときに歩ける方法」を

編み出しても、それは

「そのときにしか使えない方法」の可能性もあります。


毎回、同じ箇所に痛風発作が出るとは限りませんからね。


でも、ねえ・・

家の中に段差がある場合。

「段差」があると苦労するのですよ。


特にトイレね。


トイレに入るのに、ほんの数センチでも段差があると、

その段差を乗り越えるのに苦労するのですよ。


足が痛くないときなんか、ひょい、と越えられる、

なんでもない段差なんですけどね。


痛風で足が痛くて動かしにくいときには、

その、わずかな数センチの段差が、まるで城壁のように

思えるときがあります。


とにかく、どんな歩き方をしても、どんな進み方をしても

痛いものは痛いので、鎮痛剤(痛み止め) を飲んで

痛みを少しでも緩和させるのが無難かな、と思います。