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◆ 女性でも痛風になる!
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日本では、痛風に罹病している人の
99パーセントは男性だ、と言われています。
ところが。
近年では、だんだん事情が変わっていて、
若い女性でも尿酸値が高い人が増えています。
昔は、女性の痛風は閉経後の高齢の女性が多かったのですが。
これはエストロゲンという女性ホルモンが減少するためです。
エストロゲンは尿酸値が上がるのを抑制する効果があるため。
若い女性でも尿酸値が高い人は、強いストレスなどで
ホルモンバランスが崩れているケースが考えられています。
これも時代の流れなんですかね。
昔は (今も?) 痛風は男が罹病するもの、と
相場が決まっていたのですが。
この女性の痛風についてですが、
「“コーヒーと痛風と女性”の相関性」
について研究した人がいて。
外国 (ボストン大学&ハーバード・メディカルスクール)
ですが、なんと・・・9万人という人数の、
「女性の看護師の食習慣と健康状態の関係」
を調査したのだそうです。
その追跡期間が、なんと、26年間!
9万人を26年間!
よくもまあ、こんな長期間の調査を。
しかも、これだけの大人数を。
あんたは、ヒマか。
・・・・いえいえ、そうではなくて。
で、その26年間の結果は、どうだったのか。
結果は、やはり、
「珈琲を毎日のように飲む人のほうが、
全然、コーヒーを飲まない人よりも、
痛風発症リスクは低い」
のだそうです。
つまり、コーヒーを日常的に飲む人の方が、
痛風になりにくい、という結果だったわけで。
ただ、その・・なんていうか、あくまで
コーヒーは嗜好品ですから。
痛風治療の薬ではないわけ、です。
わかっていることですけど。
だから、
珈琲を飲んでいるから、
生活習慣の改善なんかしなくても良い、とか。
コーヒーを飲んでいるから、
痛風の薬なんか飲まなくても良い、とか。
そういうわけじゃありませんけどね。
ただ、飲まないよりは、珈琲を飲む人の方が、
痛風が発症するリスクを低く抑えることができる、
というだけのこと。
まあ、それでも珈琲好きの人なら、
好きなコーヒーを飲んでいるだけで、
痛風予防にもなるし、おいしいし・・一石二鳥かも。
ただし、
コーヒーで痛風改善を期待できるのは、
砂糖などが入っていないヤツね。
ブラックとか、そういうのね。
砂糖などの糖分が体内に入ると分解されるときに
尿酸が生成されますし、また、肥満になると
内臓脂肪が尿酸値を上げるホルモンのような物質を
分泌してしまいます。
・・・って、女性の場合は
体質的に「内臓脂肪があまり つかない」ので
大丈夫かもね。
男性 → 内臓脂肪
女性 → 皮下脂肪
・・の傾向があります。
皮下脂肪なんて言われると、女性の人は
嫌な気持ちになるかもしれませんが、
本当は違うのですよ。
男性は皮下脂肪があまりつかない代わりに、
内臓の脂肪がつきやすく、内臓の機能が低下したり、
病気になりやすいんですよ。
女性は、脂肪は皮下脂肪に蓄えられやすいので、
逆に、内臓脂肪はつきにくい。
だから、ある意味、皮下脂肪のおかけで
内臓は守られている、と言えなくもないです。
男性が早死に傾向があるのに、女性は
長寿の傾向があるのは、
少なからず関係あるとか、ないとか。
って、そんなことより、コーヒーの話でした。
コーヒーは痛風改善に効果がある、と考えられていますが、
微量ではあまり効果が期待できず、さらに
砂糖などの甘いコーヒーでは相殺されて、効果薄。
また、牛乳にも尿酸排泄促進効果がある、
と考えられているので、お勧めは
「“甘くない” 珈琲牛乳」というところでしょうか。
あまり、おいしくなさそうですけどね。