2022年6月6日月曜日

痛風の市販薬 

痛風の発作というのは、ある日突然

やってくる感じですね。

初期症状として、足の先の所に

ピリピリとした違和感があったかなという程度だったりね。


痛風の発作が起きて、少し痛みの治まってきたところで

医者の診察を受けて治療を始める場合が多いです。

この時、医者から痛み止めの薬と

尿酸値を低くする効果のある医薬品を処方されたりします。


しかし初めての発作の時には、

このような薬が用意されていません。

ですから、ずっと痛みにどうすることもできずに

ただただ我慢をするしかありません。


2~3日程度痛みがずっとあって、

徐々に治まっていくような感じ、というパターンが多いですが、

中には「動けなくなるような痛みに3日も我慢はできない」

と感じる人もいるかもしれません。

そこで

「痛みがなくなればいいのだから、

市販の痛み止めを飲んで乗り切ればいいのではないか?」

と考える人も出てきそうです。


しかし市販の痛み止めの中には、服用すると

かえって症状を悪化させてしまうような種類もありますので、

注意しないといけません。

もし自宅に鎮痛剤を常備しているというのであれば、

その成分を確認すべきかも。


痛み止めの市販薬の中には、アスピリンを

主成分としている痛み止めの薬も見られます。

実はこのアスピリン、痛風の痛み止めとしては

服用しない方がいいといわれています。

アスピリンには痛みを抑制する効果の他にも、

尿酸値を下げる作用があるからです。


このように言われると、

「痛風の原因は尿酸だから尿酸値が低くなるのは

むしろ歓迎すべきことなのではないか?」

と考える人も出てくるかもしれません。

しかし発作の出ているときに、急激に

尿酸値を下げるアスピリンを体内に入れてしまうと

尿酸の結晶化を却って促進させてしまいかねないので。

このため、痛みがどんどんひどくなったり、

症状が長期化してしまったりする恐れがあるわけです。


もし痛みに耐えられないので何とか

市販の痛み止めで急場をしのぎたいと思うのであれば、

イブプロフェン系の痛み止めの薬が市販されています。

イブプロフェン系の痛み止めであれば、

アスピリン系のような尿酸値に何らかの影響を与えることなく、

症状だけを緩和してくれるので後々

症状が悪化してしまうという危険性も少ないです。


ただし市販の痛み止めを使うのは緊急避難としてであって、

本格的な治療は医者にお願いすべきです。

早めに病院を受診してください。


来たるべき (?) 痛風発作のときに備えて、

痛み止めの薬は常備しておいた方がいいかもしれませんね。

備えあれば憂いなし、っていいますし。