2022年6月15日水曜日

尿酸値と食品 

痛風の発作に悩まされているならば、

食生活での対策が欠かせません。

食べることが好き、お酒を飲むのが好きなの人が多いので、

なかなか辛いことです。

楽しい思いを我慢してまで

毎日好きな食べ物を我慢するくらいなら

痛風を我慢した方がいい…などと

時々、弱音を吐いたりもしますが、

発作の激痛に見舞われるたびに考えが変わります。

現金なものです。


痛風対策の基本は尿酸値をコントロールすること。

そして食生活では尿酸の原料となるプリン体を

なるべく摂取しないように努めるのが基本となります。

そのため毎日の食事では食品選びにひと苦労、

プリン体が少ないといわれる食品を

選んで食べることになるわけです。


難しいのは毎日同じものばかりを

食べるわけにはいかないこと。

栄養バランスの問題もありますし、そもそも

同じものばかりでは飽きてしまいますから。

あくまで食事を楽しめる環境を心がけない

と続きませんよね、

苦行じゃないんですから。


プリン体というのは

細胞の中にある遺伝子にあるものなので、

細胞の数が多い食品であればあるほど、

プリン体の含有量も多くなるのです。

それに乾燥させた食品は細胞が凝縮されているので、

これも含有量が多くなるのです。


世間一般では健康によいと言われている食材が、

痛風にはよくないことがあるのもそのためなんですね。

レバーのような内臓はとくに細胞の数が多いので要注意。


もうひとつ、食品選びとともに注意したいのが調理方法。

大半の食品はそのまま食べるのではなく、

火を通すなど調理をしたうえで口に運びますよね?

この調理の方法も尿酸値の調節の鍵となるようです。


1番のオススメは煮ること。

食品を煮ることでプリン体が外にしみだしてくるので、

食品内に含まれる量を減らすことが出来るんだそうです。

煮物なんて最適ですね。

ただ煮汁を飲んでしまうと

意味がなくなってしまうので気をつけましょう。


こうした点を注意しながら、

プリン体が多い食品を意識して避けるようにすれば、

食生活でうまく尿酸値のコントロールを

行っていくことができるでしょう。


ただ、さっきも指摘したように

食生活の改善はあくまで続けることが大事、

無理して途中で挫折するくらいなら、ほどほどの範囲内で

無理なく継続できる環境の方がよいでしょう。


あまり食生活にこだわり続ける必要がないことは、

体内で作られるプリン体の量は

多くても全体の2割程度であるということからも窺えます。

言い方はよくないかもしれませんが、食生活で

どんなに頑張ってもせいぜい2割くらい、

と考えれば少しは気が楽になるのではないでしょうか?

もちろん、「じゃあ頑張っても意味ない」と

対策そのものをやめてしまうのは問題外ですよ。


プリン体の摂取量だけでなく総カロリーにも気を付け、

肥満や生活習慣病にも気を配りながら食品選びと

食生活の改善をうまくやっていけるようにしたいものです。


プリン体が多い、とかばかり気にしていたら、

食べるものがなくなってきますからね。

栄養のバランスが心配になってきます。

プリン体を気にするのも、ほとほどに・・・

ということでしょうか。