痛風の症状は、とにかく痛み、それも強烈な痛みです。
どこに痛みが起きるかですが、
足の親指であることが多いです。
患者のうちの7割くらいの人は足の親指に強烈な痛みを
感じている、というデータもあります。
イメージとしては、タンスの角などに
小指をぶつけたときよりも
強い痛みがしばらくの間続くような感じだ
と思ってください。
ただし残りの3割くらいの人は、
別の所が痛んでいます。
しかし足関節がほとんどです。
足の甲やアキレス腱、くるぶし、足の裏、膝
といったところです。
一部ひじや手首、手の指先に
強烈な痛みを覚える患者もいます。
ただし痛風の痛みの特徴として、
どこか1カ所が痛むケースがほとんどです。
上で紹介した箇所が同時多発的に起きることはありません。
私の経験からすると、そのような事態になれば
おそらく街中でも
うずくまってしまうような状態になるはずです。
捻挫や打撲のような足にダメージのある時には
特に注意が必要です。
捻挫や打撲は、炎症を体内に引き起こします。
この炎症が一種の刺激になって、
痛風の発作を引き起こすこともありうるといわれています。
発作が起きてしまった時には、とにかく安静にすることです。
あまりに痛みがひどいので
何とかしようと思ってしまいがちですが、
ここで無理に動こうとすると症状の悪化を招く恐れがあります。
でも、もし平日に痛みが起きたのであれば、
できるだけ仕事も休むようにしてください。
発作が起きると、激痛の起きている個所が腫れあがるはずです。
この腫れた箇所を氷などで冷やすように努めてください。
もしもの場合のために、氷嚢などを準備しておくといいです。
そして症状が治まってきたところで、とにかく
病院で診察を受けてください。
発作が治まると、もう少し様子を見てから
と考える人もいるようですが、
受診を先延ばしにしても発作が治まることは
ありえないからです。
むしろ痛みの頻度が増えるだけです。
痛風発作の痛みは、筆舌に尽くし難い痛みな上に、
さらに突然、やってきます。
本当に、やっかいですね・・