痛風を改善するために飲む薬の中には
尿酸値を下げる薬がありますが、
その中には副作用があるものもあります。
尿酸値を下げる薬には大
きく分けて二つのタイプがあります。
一つ目が尿酸の排出をスムーズにしてくれる薬、
もう一つが尿酸が体の中で生産されるのを
抑えてくれる働きがある薬です。
尿酸の排出をスムーズにしてくれる物としては
プロベネシドという薬があります。
この尿酸値を下げる薬の副作用は、
人によっては肝障害や
尿路結石になってしまう事があるようです。
尿路結石は、尿道の途中で結石が
できてしまうという症状ですが、
尿酸の排出がスムーズになりすぎる事で
逆に起こってしまう可能性があります。
もう一つ尿酸の排出を促進する薬としては、
ブコロームがあります。
こちらの方は、人によっては
少し食欲が落ちるのを感じる人もいるようです。
痛風の痛みは激しいため、
この薬が直接的な原因でないかもしれませんが、
この薬を飲む事で起こる副作用として挙げられていたため、
ブコロームが原因なのかもしれません。
食欲不振の他にも白血球が減少する、
皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死症などの症状が
副作用として見られる可能性があります。
次に、尿酸が生産されるのを抑えてくれる薬として
まずは、フェブキソスタットがあります。
こちらは下痢や関節痛、過敏症や
肝機能障害になる可能性があります。
服用する際には注意しておくと良いでしょう。
もう一つ処方される薬としては
アロプリノールという薬があります。
こちらは多くの副作用があります。
食欲減退や血小板が減少する、肝機能障害、
腎障害、腎不全、不良性貧血、発疹などがあります。
かなり多くの副作用があるため、服用する際には
心配になる方もいるかもしれません。
気をつけたい事としては、
医師の指示に従って服用するという事。
薬についてはその選択も服用の仕方も
医師がきちんとアドバイスをしてくれます。
そのため、まずはその指示に従って服用する
という事を意識すると良いと思います。
特に痛風はその症状から心配になりやすい病気です。
本当にこれだけの薬で効くのか
などは誰もが心配になるポイントではありますが、
少しこらえて医師に言われた通りに
飲んでいく事をお勧めします。
副作用のトラブルは起こってからでは遅い時もあり、
症状の改善を逆に遅くしてしまう事があるため、
服用方法を守って飲んでいく事が大切です。
焦ってしまう気持ちもあるかもしれませんが
まずは落ち着いて、ある程度、
気長な気持ちで取り組んでいくと良いでしょう。
尿酸降下薬は、尿酸値をテキメンに下げてくれますが、
長期服用は副作用も少し心配です。
処方していただいた医師のアドバイスを
よく守って飲むのが一番良いように思います。