痛風の人は、なんとか尿酸値を下げるために頑張って
食生活の改善を目指そうとするものの、途中で
ついつい決意が緩みがちになってしまいます。
そして、痛風の発作に襲われるたびに
「今度こそしっかりやるぞ」と強く決意するものの、
またしばらくすると
なおざりになってしまう…の繰り返し。
自分では頑張っているつもりでも、やはり
なかなか難しいものですよね。
要は、プリン体が多い食品は避けて
少ないものを摂取すればいいわけです。
簡単な話なのですが。
にも関わらずどうして継続して実践していけないのか?
まず、付き合いでの飲食。
社会人ともなれば取引先相手や職場の同僚との食事が増えます。
どうして付き合いのために
みすみす健康を害さなきゃいけないんだ、という気もします。
そして、痛風対策で挫折する人の多くはこれを理由に、
いわば人のせいにしてしまうことが
多いんじゃないでしょうか。
そこで、もうひとつの理由です。
それは「食生活のバリエーション作りに苦労する」こと。
食欲は三大欲望のひとつ。
単なる栄養摂取に留まらず、食べる楽しみも
満たせる食生活を送る必要があります。
いくら魚肉ソーセージやかまぼこ、さつま揚げの
プリン体の含有量が少ないからといって、
そればかり食べるわけにはいきません。
日々の献立を工夫しながら、
プリン体の摂取を心がけていく必要があるわけです。
で、これが面倒くさい。
最初のうちはあれこれ工夫し、
それぞれの食材のプリン体の含有量なんかを計算しながら
毎日のメニューを考えていくわけですが、
次第に面倒になっていきます。
そして、いずれどうでもよくなってきます。
他にもそんな人が案外、多いのじゃないでしょうか。
できるだけ毎日食べても
苦にならない食材をうまく利用して
食生活の改善を行っていったらいいんじゃないか
ということです。
今日はアレを食べる、明日はアレを、いや、アレは
この間食べたばっかりだから止めた方がいいかな?
なんて面倒なことを考えず、
何日も食べ続けても気にならない食材です。
で、そんな都合の良いものがあるのかと
調べてみたところ、ありました。
卵です。
おなじみ鶏の卵はもちろん、
うずらの卵もプリン体の含有量はゼロ!
素晴らしいではありませんか。
他にプリン体が含まれていない食材といえば
牛乳が有名ですが、こちらは飲み物ですから。
卵のメリットは計り知れません。
しかも焼いても煮ても炒めても食べることができるし、
メニューのバリエーションも豊富です。
というわけで、痛風対策には
卵を上手く活用しましょう。
牛乳とチーズをうまく組み合わせられる
メニューなら最高です。
その上でソーセージやジャガイモ、
うなぎといったプリン体の少ない食材、
また豚ロース、牛肩ロースといった肉類の中では
少ない食材をうまく役立てれば
長く続けていけるんじゃないでしょうか。
卵はいろいろな料理に応用できるので、
ありがたいですね。
でも、毎日たまごばかりも食べられないので、
やはり、悩みは尽きませんね・・