足の親指の所に猛烈な痛みが襲ってきた場合には、
痛風を発症している可能性を
疑ってかかってみるべきかもしれません。
ペンチなどを使って足の親指の所を渾身の力で
挟み込まれたときのような痛みが襲ってきますから。
骨折なども脂汗の出るくらいの強烈な痛み、
と言われていますが、下手すると、それよりも
ひどかったのではないかというくらいの痛みです。
それくらい痛風というのは強力な痛みが伴う病気です。
親指の付け根の所が腫れあがって、猛烈な痛みを感じて、
病院で診察を受ける人は多いです。
痛風患者の70%程度の人が、最初に足の親指に痛みを感じた
というデータもあります。
その他には、くるぶしや足の甲、足首、膝関節に
痛みや腫れを感じたという事例も報告されています。
足の親指の痛みは、夜中、寝ている時間帯に
起きるケースが多いです。
寝ているとき急に足の親指の所に激痛を感じて、
飛び起きたりするのが痛風発作の特徴でもあります。
しかしながら、朝になると
いったん痛風の痛みが落ち着くというのも、結構
痛風患者の間ではあることだそうです。
痛風の痛みは、1週間程度続くことが多いです。
しかし一定期間激痛が続くと、
自然と痛みは治まってきます。
また、中には、この強烈な痛みを我慢してしまう人もいます。
痛みが治まったので、
痛風が治ってしまったと勘違いする人も。
しかし痛風は、この痛みと治まるのサイクルを
一定間隔で繰り返していきます。
そして徐々にこのサイクルは短くなり、しかも
最初のうちは足の親指だけで済んでいたものが、
ほかの関節でも痛みを感じるようになってしまいます。
痛風は、風邪のように安静にしていれば
自然と治るような病気ではありません。
もし足に猛烈な痛みを感じたのであれば、一度
医者の診察を受けてみるべきです。
最初の激痛の段階で医者から適切な治療を受けていれば、
早めに治癒することも可能です。
また熱が出る症状を訴える人もいます。
39度くらいの発熱が足の痛みとともに起きた
という患者もいますので、
風邪を引いたと誤解しないでください。
ただし足の親指の痛みといっても、
すべてが痛風ではありません。
関節症の一種とか、中にはリウマチが発症して
足の指の痛みを引き起こしているケースも見られます。
自分で勝手な判断をせずに、
専門の医療機関で医者に診てもらうように
心がけてください。
指といえば、日常生活では
手の指を指すことが多いように思いますが、
痛風の場合は、圧倒的に足の指のことですね。
もちろん、手の指に発作が出る場合もあります。