2022年11月30日水曜日

痛風 冬なのに冷たい水が飲みたくなる

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◆ 冬なのに冷たい水が飲みたくなるのは、なぜ?

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「冬なのに冷たい水が飲みたい」

→“食べ過ぎ” の場合が多いです。


体調には個人差があるので、誰しもそうだとは限りませんが、

そういうケースが多いようです。


そもそも、冬は寒いので、温かいものが飲みたいのが普通です。


温かいコーヒー。

温かいお茶。

温かいスープ。


温かい水・・・は、飲みたいかどうかはわかりませんが、

まあ、普通は、温かい飲み物を飲んで体を温めたい、と

思うのもの、です。


ところが、冬であろうが、冷たい水、アイスコーヒーなどを

好む人もいます。


単に嗜好の問題、と思うかもしれませんが、

これはね。


「長年の暴飲暴食で

“胃が軽い炎症” を起こしている」


場合が多いです。


だから、体は冷たいものを飲んで、無意識に

「胃を冷やそう」とする。


で・・

冷たい飲み物を好むようになる、というわけで。


逆に、冬に冷たいものが好きだった人でも、

胃の調子が良くなって来ると、しだいに嗜好が変わってきて、

冬には温かい飲み物を飲みたくなるかもね。


でも、これは自覚症状というか、自分では

あまり気がつかないことですから。


冬に冷たいものを飲みたくっても、別に

どーでも いいでしょ?

そんなの 人の好き好きでしょ?


まあ、確かに、その通りですが・・・

そんなに気にすることも ないかもしれません。

急いで何らかの対策を講じなきゃ・・というほどでも

ないでしょうしね。


ただ、冬に冷たいものを飲みたくなる、ということは、

胃が軽い炎症を起こしている状態、これを

東洋医学では「胃熱」といいます。


この胃熱(いねつ)の状態になると、

血液が胃に集まってくるので、

手足などの末端の血液が手薄になるのです。


体内の血液は無限にあるわけじゃないですからね。

どこかに血液が集中すると、他のどこかが、

おろそかになる、ということ。


人間の体は、とにかく

脳と内臓を最重要視するようにできていて、

手足などは二の次で、血液の供給なども

いつも蔑ろ(ないがしろ)に

されがちな傾向があるようです。


で・・

その結果、手足などの血流が悪くなって、

手足が冷たくなる。


尿酸は体内の比較的、体温の低い部分に結晶化して

沈着しますので、足先などに尿酸結晶が溜まりやすくなって

痛風発作が発症する・・という、

お決まりのパターンになってしまいます。


「食べ過ぎ」とか、そんなこと

痛風とまるで関係ないようですが、

体の中に起こる出来事は

全部つながっていて、それぞれが密接な関係がある、

ということです。


2022年11月29日火曜日

痛風 毎日浴びるほどの酒飲む

 毎日、浴びるほどの酒(ビール)を飲んでも尿酸値には

全く関係ありません・・・・・・・・と思いたいですが。


関係、大ありです。

飲めば飲むほど、尿酸値は上がります。


プリン体ゼロのビールであろうが、効果ナシです。


そもそも、ビールなどのアルコール飲料を飲んで

尿酸値が上がる理由は、プリン体だけではないからです。


ビール、お酒などのアルコールが体内に入ってきて

分解されたとき、そのときです。

分解とともに尿酸が生産されます。

つまり、飲む量が増えれば増えるほど

尿酸も大量生産されるってこと。


したがって、飲む量に比例するかのように

アルコール飲料を飲めば尿酸値は上がります。


しかし。

だからといって、飲んじゃいけないワケでもありません。


そもそも、飲むか、飲まないかを決めるのは、

他人じゃありません。

自分なのです。


体に悪いから飲むな、とか、

痛風発作が出るから飲むな、とか。

大きなお世話ですよ。

アンタのカラダじゃないでしょ?


人の体じゃありません。

自分の人生ですので、自分のことは自分で決めます。


ただ、しっぺ返しは必ず来ます。

怖いのは、将来に来るから怖いのです。


本当に怖いのは、足が痛くなることじゃありません。

痛風発作は痛いけれども、ある一定期間を過ぎると

嘘のように治ってしまいます。


でも、足の痛みが終息しただけで

痛風が完治したわけじゃないですからね。

怖いのは、遠い将来、内臓が悪くなってしまったり、

合併症を併発してしまうことなんです。


対策は、やはり、ビールなどのお酒を減らすこと。

つまり、飲む本数を減らす、ってこと。


それから、飲まない日を作ること。

できれば、48時間連続で。

いわゆる休肝日ってヤツですね。


ありきたりな対策ですが、

自分の体のためでもありますし、今後の人生で

ビールを飲み続けるためです。


体が悪くなりたい人なんていません。

病気になりたい人もいません。


なんとか、体をいたわりながら、

騙しだましじゃないですが、人生、全うしたいものです。


2022年11月28日月曜日

カニを食べると痛風

カニを食べる →→ 痛風になる


そんな心配は まず、ないです。


結局、心配なのは

蟹におけるプリン体の含有量でしょう?

たしかに、あの、甲殻類独特の外見ですから、

めっちゃ、プリン体、多そうですねえ。

でも、案外、そうでもないのですよ。


それにね。

日本では春夏秋冬の四季がありますが、普通、

そのうち、カニを食べるのは冬だけです。

それに比べて、肉や魚なら、一年中 食べますよね。


さらに、冬に蟹を食べるといっても

毎日食べるわけじゃありません。

(毎日、食べる人もいるかもしれませんが・・)


つまり、カニを食べる回数は一年のうちで限られている、

ということです。


どうしても気になる人は、

カニ味噌(プリン体多め)の部分を残して、

脚の部分だけを食べてください。

脚(身)の部分は、比較的プリン体は少なめです。


かに味噌は、隣で欲しそうにしている誰かに、

くれてやりましょう。


え?

死んでも、イヤ?


しかし、話は変わりますが、会社の宴会などで

カニが食卓に出てきたとき、

あんなに飲めや歌えの大騒ぎしていた連中が、

カニの脚の身を取りはじめると、

突如として、場がシーンとしてしまうのは、なぜ?


ふと、静寂に気がついて、周囲を見れば

みんな黙りこくって、真剣にカニの身を取っているのです。


おまえら、仕事もそれくらい真剣にやれよ!?


私の場合、常日頃、

酸っぱいものが嫌いなのですが(だから痛風なんだろ)

カニを食べるときだけは、ポン酢をかけられるのです。

カニと一緒なら、苦手なポン酢でもOKなのです。


ポン酢に含まれているクエン酸は、弱アルカリ体質を促進して、

尿が酸性尿になるのを(ある程度?)阻止してくれるので、

おすすめなのです。


痛風に関係のある尿酸は、酸性の尿には溶けにくいですが、

アルカリの尿には溶けやすいですからね。


尿に尿酸がよく溶ける、ということは、どういうことなの?


→尿と一緒に、尿酸もたくさん排泄されるので、

血液中の尿酸の濃度が下がって、結果的に

尿酸値が下がる、ことに。


痛風の人に限らず、野菜や海藻が大好き!

という人よりも、肉と魚が大好き!

という人のほうが多いような気がするのです。


肉&魚   → 尿が酸性に傾きガチ

野菜&海藻 → 尿がアルカリ性に傾きガチ


ポン酢だけなら苦手な私でも、

カニと一緒なら食べられます、

ポン酢のためには、どうしてもカニが必要・・・って、

それって言い訳?


エビやカニなどの甲殻類は、そりゃあ、豆腐なんかに比べたら

ずっとプリン体は多いかもしれませんが、

たまにしか食べませんしね。


滅多に食べる機会のないカニを食べるときくらい、

痛風のことも尿酸値も少し忘れて、楽しく いただきましょう!


ポン酢で、尿をアルカリ性に傾けましょう!

(カニばかり食べて家族に怒られたときは、そう言いましょう)


2022年11月27日日曜日

痛風 ビタミンC

ビタミンCは、尿酸値を下げる、という説があります。


これは・・・ホントか 嘘か!?


本当です。

ほんとうですが・・・

恒常的に下げるワケではないのです。


どういうことか、というと・・・

ええと、ビタミンCが

どれくらい尿酸値を下げるかと言うと。


ほんの一瞬。

飲む量とか、あと効き目に

個人差があるかもしれませんけど、

たぶん、ほんの数時間とか。


つまり、一時的に下がるだけ、

ということらしいです。


一時的に下がるなら、四六時中、

たとえば、一時間置きにドリンク剤を飲むとか、

一日に何十回も

ビタミンCのサプリメントを飲むとかしたら、

効果が持続するのではないの?


いえ、知りません。

興味のある人、やる気力のある人は試してみてください。

私には、とても無理っぽいです。

そんな意欲はありません。


ビタミンCに限らず、ビタミンの必要以上の大量摂取は

あまり望ましくないです。

たしかに、ビタミンCは脂溶性でなく、

水溶性のビタミンなので、過剰なものは

尿と一緒に排泄されるのですが、それにしてもねえ。

ものには限度ってものがあります。


じゃあ、ビタミンCの痛風への効果は限定的ってこと?

限定的っていうより、使えませんよ、ほとんど、これは。


ですが、こんな使い方もあるのですよ。


尿酸値検査の直前、ビタミンCのサプリとか、

ビタミンC入りのドリンク剤を飲みます。

どばぁっ、とたくさん飲みます。


病院とか、検査のよっては、直前に

ビタミンCを摂取しないように、

と注意される場合もあります。

とりあえず、この場合、無視です。


で、検査。


数日後、尿酸値の結果のデータの用紙をもらいます。


「あなたっ!?また、ビールなんか、飲んで!

尿酸値、高いんでしょっ!? 

また、痛風でたら、どうするのよ!?」


な~んて、奥さんに言われても、黙って、

尿酸値検査の結果の紙をスッと渡します。


「あ・・・」


ふふん。


「今回、数値・・それほどじゃなかったのね」


てなワケで、ばんばんビールを飲めます。


もちろん、尿酸値が下がったのは

単にビタミンC摂取による一時的なものなので、

本当に数値が下がったわけじゃありません。

よって、やりたい放題、飲みたい放題していると、

後日、痛風発作が発症したりして、苦しむのは自分です。


まあ、自業自得、ってことで。


2022年11月26日土曜日

痛風 登山

登山が痛風に良くないわけではありません。

登山すれば、痛風発作が発症するわけでもありません。


ですが・・・

登山が引き金となって、痛風発作が起るということは

充分に起こり得ることです。


これは登山がどうこう、じゃなくて、

普段以上に足を使う、足に負担をかける、ということが

痛風発作のトリガーになる可能性がある、ということです。


これは登山に限らず、たとえば、マラソンとかでも

同様です。


そして、これは、誰しもがそうなのではなく、

痛風発作が一度以上発症したことがある人の話です。


痛風じゃない人は、いくら歩いても走っても山登りしても

痛風発作になったりしません。


世の中、不公平ですが、そういうものです。


さきほど、痛風発作が一度以上と書きましたが、

実際には、発作が以前、一度でただけ、というような人は

ちょっとやそっとで、登山しただけで

痛風発作が出たりしないと思います。


少なくとも、はじめて痛風発作が発症してから、

10年以上が経過している・・・つまりね。

体内に、ある程度の結晶化した尿酸が関節などに

蓄積しているような人じゃないと、登山くらいで

発作が出たりしないです。


逆に言えば、痛風歴の長いような人は、

普段以上に足を酷使したりするときは、要注意ってことです。


そんなことばかり言っていると、

人生の楽しみというか、

人生の行動範囲が狭くなってしまいますが、

たとえば、登山に出かけるならば、

クスリを所持しておいた方が良いと思うのです。


登山などの場合は、少しでも

荷物を軽くしていきたいものですが、

薬などは軽量ですので、携帯していくことを おススメします。


何もなければ それで良し、備えあれば憂いなし、ってヤツです。


この場合の薬は、痛みどめ・・が いいかな、と思います。

ロキソニンとか。

市販もされていますしね。


最悪でも、登山中に痛風発作が出て、足が痛くなってしまっても、

少なくとも下山して帰ってこなきゃならないのですから、

足が痛いとか、言ってる場合じゃないです。


登山の所持品としては、水は必須だと思います。

(水無しでロキソニンを飲むと、

食道の粘膜を傷めることがあるので)


あと、実際には必要はないとは思いますが、安心のために、

痛み止めの薬などを持って行くのが、吉かと思います。


2022年11月25日金曜日

痛風発作じゃないのに、足の裏が痛い

えっ!?

痛風発作で「足の裏」なんかが痛くなることがあるの!?


・・・と思う方もおられるでしょうが、

残念ながらというか、痛風発作で

「足の裏」が痛くなることもあります。


痛風初期症状の人で

「左足の親指の付け根の関節」しか

痛くなったことが無い人には

どうも現実味がないでしょうけど、基本的に

痛風発作というものは、ありとあらゆるところが

痛くなるモノなのです。


どこが痛くなっても不思議じゃありません。


で、正確にいうと、

「足の裏」というのは、足の裏の(内部にある)筋に

結晶化した尿酸が沈着するのです。

足の裏には、親指の付け根やくるぶしのような関節は

ないですからね。


基本的に、大きな関節ほど、

尿酸結晶の蓄積も多くなりガチなので、

痛みや腫れも強めです。


じゃあ、なぜ?

足の裏は、どうして痛いの?


痛いのは、歩こうとしたときなんです。

つまり、ソコに全体重がかかるワケです。


これは、痛いです。


足の裏の筋は、それほど面積が広いわけではないので、

比例するかのように尿酸結晶の蓄積は少なめでも、

歩くたびに足の裏を地面に接触させねば歩けません。


ですので、事実上、歩けなくなります。


同様の理由で、アキレス腱が痛むときも、

尿酸結晶の蓄積が大きめの関節より少なくとも、

歩くたびに体重がかかって、激痛となります。


う~ん・・ここだけはホント、勘弁して欲しいです。


でね。

そういう、痛風発作のときの話じゃないんですよ。


痛風発作で足の裏が痛いのでしたら、

猛烈に腫れあがって、激烈に痛みますから、

すぐにそれとわかります。


じゃなくて、そうじゃないのに、普段どおりなのに、

なぜか足の裏が痛いんです。


画鋲を踏んづけた、とかじゃないですよ。


これは、なぜか?


足の裏の痛みは「腎機能」と関係があるのです。

つまり、腎臓や泌尿系などに

変調をきたしている可能性があります。


腎臓が悪い、とかじゃなくても、

暴飲暴食(年末年始など)で食べ過ぎていたり、

飲みすぎて水分の過剰摂取だったり。

あるいには、寝不足、疲れが溜まっている、

寒い時期で体が冷え切っている・・など。


こんなときには腎臓にも少し負担がかかるのです。

体の不調と反射するように、

足の裏が痛くなることがあります。


原因が上記の場合は、

それらの要因が改善されると、足の裏も

痛くなくなってくると思います。


寝不足   →ぐっすり休んで疲れを取る

暴飲暴食  →食事を減らして、水分も少し減らす

冷えている →体をあたためる


それでも、改善されない。

一年中、足の裏が痛い、というような場合は、

もしかしたら、

腎臓に少し変調があるかもしれないので、

もし、心配でしたら、

病院で診てもらうのも良いかもしれません。


2022年11月24日木曜日

痛風 水分の摂りすぎは腎臓に悪いですか?

痛風の改善法に

「水を1日に2リットル以上、飲みなさい」

というのがあります。

病院でよく指導される方法です。


2リットルといえば、2,000ccです。

あの、デカい(お茶の)ペットボトルが2リットルです。

あれ一本、まるまる飲むのです。


なんで、こんな指導をされるのか?


痛風は尿酸と関連があり、

尿酸値(血液中の尿酸の濃度)が高いと

痛風発作のリスクが高まるので、

尿酸値を下げましょう、となります。


尿酸値を下げるには、

体内で尿酸を多く作りすぎないようにするか、

できるだけ多くの尿酸を体外に排泄するか、

ということになります。

どちらも実践できれば一番いいのですけどね。


で。

できることから やっていきましょう、じゃないですけど、

まずは尿酸をできるだけ、多く排出しましょう、と。


体内で尿酸の生成を抑制するのは、なかなか厄介なので。

(尿酸降下薬を飲めば、一発で効果がでますが)


じゃあ、どうすれば、

尿酸を多く排泄 (ハイセツ) できるの?


尿酸は尿に溶けて、尿と一緒に体外に排泄されます。

それが大半です。


あと、便と一緒にも、尿酸は少し排泄されます。

汗は、残念ながら、尿酸の排泄量は、ほぼゼロです。


ということは、一番効率が良いのは、尿をたくさん出すこと。


尿をたくさん出そうといっても、そんなに出ないよ~


じゃあ、どうすれば尿がたくさん出ると思うの?


ここで・・

「水を飲みましょう」となるワケです。


まあ、たしかに。

飲まなきゃ、出ませんよね。


でもね。

ちょっと待ってください。


この「水を1日に2リットル以上、飲みなさい」ってのは、

いかにも “教科書通り” なんです。


その文言には、季節的要因は考慮されていません。


そりゃあ、夏はいいですよ。

汗もかくし、暑いし、2リットルの水でも

知らないうちにノルマをクリアしてしまうかも。


でも、寒くて身の縮む“冬”に

2リットルの水を飲め、と言われてもキツイです。


飲みたくもないのに、無理に水を飲みすぎると、

どうなるのか?


『腎臓に負担が かかるのです』


水というのは、体にとって、絶対的に必要なものですが、

飲みすぎると、腎臓に負担がかかります。


腎臓は濾過 (ろ過) を担当するので、尿酸の排泄も

腎臓が行うのですが、腎臓の機能が低下気味になると、

尿酸の排泄量も低下します。

あまり、望ましいことじゃありません。


季節要因も考慮せずに、ただ教科書通りに

「水を1日に2リットル以上、飲まなきゃ」と

実際、自分が飲んでみると・・壁にぶつかることになります。


つまり、

飲みたくもないのに、水を多量に飲み続けると

どうなるか?


「気持ちが悪くなります」

「体(お腹のあたり)が重くなります」

「いや~な感じになります」


尿酸をたくさん排泄するために、

できるだけ多くの尿を出す。

そのためには、なるべく多めの水を飲む。


それは何も間違っていません。

むしろ、正解です。


ですが、「飲みたくない」と感じるほど

飲むというのは、どういうことか?


体が  “もう、これ以上は飲むな”

と信号を出しているのです。


体が自分に発する声を無視して、

「痛風なら、水を1日に2リットル以上のまなきゃ」

と、杓子定規に機械的に水を飲み続けるのは、

果たして、それで良いのか、どうか。


よく、水は喉が渇いてからじゃなくて、

水を喉が渇く前に飲め、とか言いますが、

それは夏の盛りの話です。

つまり、真夏の熱中症対策です。


秋冬の季節ならば、

喉も渇いていないのに、飲みたくもないのに

無理の飲みつづけると、

腎臓に負担をかける可能性もあります。


また、漢方医学(東洋医学)では、水分の過剰な摂り過ぎは、

「体を冷やす」と考えられています。


では、水は飲まない方が良いのかといえば、

尿酸をできるだけ排泄するという意味でも、

水は飲んだほうがいいのです。


じゃあ、どこまで?


どれだけなら、いいの?

どの程度、水を飲めばいいの?


1日何リットルを、などという

数字による線引きをせずに

臨機応変に対応するのがいいと思います。


基本は、喉が渇いたら飲む。

「“少し多めに” 水を飲む」


それから、水は、

水道水とかミネラルウオーターじゃなくても、

お茶でもいいです。


砂糖の入っているような清涼飲料水、炭酸飲料は

避けた方が無難です。

2022年11月23日水曜日

健康診断 尿酸とは

健康診断を受けると、たいてい、血液検査があります。


その血液検査の項目に「尿酸 (にょうさん)」

というものがあります。


これは、何か?


この「尿酸」という項目は、いわゆる

“尿酸値”のことなんです。


尿酸値が高いとか、低いとか。

高ければ、高尿酸血症 (発作が出れば、痛風)

と診断される、あれのことです。


じゃあ、なんで、項目が「尿酸値」じゃなくて

「尿酸」なのかは

よくわかりませんが、まあ、

そういうふうになっているのです。


ちなみに、検査項目「尿酸」の基準値は、


男性 [3.6mg/dl~7.0mg/dl]

女性 [2.7mg/dl~7.0mg/dl]


・・・となっています。

女性の方が基準値も低めですね。


で、尿酸値 7.0mg/dlを越えないようにしましょう、

ということです。


ついでにいうと、尿酸値というのは、高すぎるだけじゃなく、

低すぎても良くないのです。

・・けど、そんな人は、あんまりいないので、

そっちの方は心配しなくてもいいと思います。


尿酸値が 3.6mg/dl以下にならないようにしましょう、とか

あんまり聞いたことがないですから。


尿酸値が高くなる理由の、最大の要因は、

遺伝による体質です。


それから、食生活。

食べ過ぎによる肥満。

強いストレス。

ビールなどの飲酒。

運動不足。

逆に、激しい運動のし過ぎ。

睡眠不足。

利尿剤など薬の副作用。

尿が酸性に傾いている・・・などなど。


ああ、いろいろ有り過ぎですね。


遺伝による体質、それ以外は

なんとか、自分の自助努力によって

改善できそうな気もしますので、

なんとか頑張って体質改善していきたいですね。


2022年11月22日火曜日

痛風 サラダをお腹一杯食べるのはよくない?

サラダは、おいしくタップリ野菜を食べられる

健康食でもあります。


で、このヘルシーなサラダですが、

サラダを、お腹一杯食べるのは良くないの?


痛風で尿酸値が上がるとか、下がるとか

気にしている人にとっては、

「サラダを、お腹一杯食べるのは“良くない”」のです。


えっ・・!?

サラダが良くないの!?


ですが、

「肉を、お腹一杯食べるのは、もっと良くない」のです。


ええと、優先順位を“おみくじ”ふうに書き表してみます。


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大凶:「肉を、お腹一杯食べる」

 凶:「サラダを、お腹一杯食べる」

 吉:「肉を、腹八分目に食べる」

大吉:「サラダを、腹八分目に食べる」

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要するに、肉やサラダに関わらず、

「お腹一杯食べる」ということが良くないだけなのです。


肉に含まれるタンパク質も、

野菜に含まれるビタミン・ミネラルも

いずれも体にとって必要なものですが、

だからといって、お腹いっぱい食べるということは、

痛風にとってはあまり望ましくありません。

(たんぱく質は、動物性タンパク質よりも

植物性タンパク質の方が望ましいとも言われています)


食事は、体内に入ると肝臓で分解されますが、

そのときに尿酸が作られます。

食べれば食べるほど、尿酸は多く作られますので、

満腹まで、苦しい、もう食べられないよ~、というまで

食べるよりは、もうちょっと食べられるんだけどな、

もう少し食べたいんだけどなあ、というくらいで

やめておいたほうが、あまり尿酸値を上げずにすみます。


それに、肉・魚などは、尿を少し酸性に傾けますし、

野菜は尿をアルカリ性に傾けます。


この、

尿のアルカリ、酸性というのは何かというと、

尿酸は酸性尿には溶けにくく、アルカリ性には

溶けやすいことから、尿はアルカリ性に傾けるほうが

望ましい、と考えられています。


尿にたくさん溶けたほうが、尿酸も(同時に)たくさん

体外に排泄できますからね。


それには、ライオンのように肉ばかり食べていてはダメだ、

ということです。

(ライオンは肉だけ食べていても痛風にはなりませんが)


だからといって、肉や魚を全く食べないのが

すばらしい痛風改善法ではありません。


野菜だけ食べていても、栄養バランスが偏りすぎて、

他の病気になってしまうかも?


肉も魚も少しなら食べたら良いと思いますし、

野菜が体に良いからといって、野菜だけ食べているのが

良いはずはありません。


バランス良く、いろいろな食品を食べる。

でも、食べ過ぎに要注意!


腹八分目に気をつけるなら、プリン体を多く含む食品とか

そんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。


要は、痛風に苦しんでいるのなら、

満腹まで食べちゃダメ、という話なのです。


2022年11月21日月曜日

痛風 心臓疾患

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● 痛風で心臓が悪くなる?

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痛風で長期にわたって尿酸値が高いまま(高尿酸血症)、

放置しておくと、いずれは恐ろしい合併症を起こし、

高血圧、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす原因

となる場合もあるので、できるだけ早く治療を開始して、

つまり、薬を飲みましょう、当院が薬を処方しますから、

というのが病院側の言い分です。


ああ、心筋梗塞になってしまったら、どうしよう!?


とか、夜も眠れないほど、あまり心配しない方がいいですよ。


人間、最後は誰しも心臓が停止して、死にます。

(脳死したけど、心臓だけ動き続けている場合もありますが)

これは自然の摂理ですから、仕方のないことです。


そして、人は年々、体力が衰えて、

細胞が老化していきます。

体のあちこちにだんだんガタがきて、

どこか悪くなってきます。

それも同様に仕方のないことなのです。


だからといって、尿酸値が高いまま、放置しておくのは

望ましくありません。

たしかに、前述のように、将来の合併症の呼び水になるかも

しれませんしね。

なんとか、少しずつでも尿酸値改善に

努めていかなければなりません。


さて、

心臓が痛くなった経験は、ありませんか?


きゅう、と締め付けられるような感じだったり、

ずきん、と急に痛みが来たり。


ああ、狭心症じゃないだろうか。

心臓が痛い!

心筋梗塞かも!?


心臓が痛いからといって、必ずしも、

心臓が悪いとは限らないのです。


心配ならば、一度、大きな病院に検査に行くのも

良いかもしれませんが。


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● 心臓は精神的な影響を受けやすい臓器

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人間の体というものは、いっけん、全く関係ないようですが、

「心」と「体」が大変、密接な関係があります。


心臓という臓器は、特に

精神的な影響を受けやすい臓器なのですよ。


「勤めている会社が倒産した」

「家族が入院した」

「借金で破産の危機」

「親友が死んだ」

「自動車事故で加害者になってしまった」


こういう出来事を経験すると、

心臓が痛み出したりすることがあります。


これは、強烈なストレスを受けると、

体が緊張して(交感神経優位というのですが)

血管が収縮します。


この状態が長く続くと、

心臓へ血液を送る血管も収縮します。


それじゃ、まずい。

いくらなんでも、これじゃあ、マズイ、ということで、

体は その血管を広げようとするのです。


これを「副交感神経反射」といいます。


そのとき、無理に血管を広げようとするので、

そのときに心臓に痛みを感じるのです。


心臓が痛いと、誰しも

心臓が悪くなったのじゃないか、と心配になりますが、

本当は心臓が悪いのじゃなくて、

心臓が痛くなる“前が悪い” (つまり、何らかの原因がある)

のです。


本当に心臓が悪い (心臓疾患) 場合と違う点は、

これらの深刻な心配事が解決すると、

嘘のように心臓の痛みは、治ってしまう、

というところです。


あと、痛風の場合は腎臓が弱点の人が多いです。


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● 腎臓も精神的な影響を与える臓器

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東洋医学 (漢方医学) では、腎臓のことを

もっと大きな範疇で、副腎などもひっくるめて、

腎 (じん) といいます。


腎が弱いから、痛風になるのか、

痛風になったから、腎が弱っているのかは、

ニワトリが・・・みたいでよくわかりませんが。


腎が弱ると、精神的な影響を心に与えます。

つまり、考え方がネガティブになったり、

クヨクヨしたり、悲観的になったり、とか。


これは、悲観的なのは、自分のうまれつきの性格だから、

と思っていたりすると、腎が改善すると、

後ろ向きだった考え方が変わってきて、

もっと前向きな考え方をするようになったりするそうです。


腎 (腎臓・副腎) は、体の機能面だけではなく、

精神面にも影響を与えます。


だから。

心筋梗塞になるんじゃないか、とか、

痛風の合併症になってしまうんじゃないか、とか、

たしかに尿酸値を下げる努力や生活習慣の改善は必要ですが、

あまりにも気にしすぎたり、心配しすぎたりするのは、

かえってよくない、ということです。


本当に調子悪くなっちゃいますよ。

心配のし過ぎが原因でね。


もし、心臓が痛み出してきて、気になるようでしたら、

病院に検査に行けばいいですが、

検査したものの、心臓は何も悪くなく、

原因はなんだか、よくわからない・・・とかいうのは、

良く聞く話ですよ。


2022年11月20日日曜日

高尿酸血症 症状 治療

 痛風といえば、誰でも知っていますが、

高尿酸血症 (こうにょうさんけつしょう) といっても、

あまり知られていません。


高尿酸血症とは、尿酸値が高いのだけど、

痛風発作はまだ発症していない状態のこと。


具体的にいうと、尿酸値 7.0mg/dl以上で

痛風発作の経験ナシ、って感じです。


この状態で痛風発作が発症してしまうと、

即、痛風と診断されてしまうわけです。


まあ、言葉は悪いですが、高尿酸血症は

痛風予備軍と言えなくもないです。


ところが。

世の中には、高尿酸血症 (つまり、尿酸値が高い)

であるのにも関わらず、

ずっと痛風発作が出ない人もいるのです。


っていうか、そういうタイプの人の方が、

ずっと多いのだそうです。


う~ん・・なんで、同じように尿酸値が高いのに、

痛風発作が出る人と、出ない人がいるんでしょうかね?


私は「痛風発作が出る人」なので、

なんか羨ましいというか、

理不尽に感じるというか・・・ねえ?


ところが、高尿酸血症のまま、ず~っと

痛風発作の出ないタイプの人は、どうなのか、というと、

実は痛風の人と同じように、

血液中の尿酸が溢れてくると、

関節に結晶化した尿酸が沈着するのだそうです。


じゃあ、それって、痛風発作が出るじゃん!?


いや、それが出ないらしいのですよ、なぜだか。


でも、依然として、

尿酸結晶は体内の関節・腱などに

溜まり続けるのだそうです。

だって、尿酸値が高いんですから。

血液中に尿酸が溶ける、許容量を越えているのですから。


じゃあ、どうなるの?


どうなるのって、言われましても、

当人は痛風発作が出るわけじゃなし、全く、

自分が高尿酸血症であることに気がつきません。

会社で健康診断などがあれば、

数値にひっかかるでしょうが、自覚症状がなく、

痛くも痒くもないので、たいていの人は

放置なんじゃないでしょうか。


高尿酸血症で怖いのは、長年、放置することによる、

合併症の発症リスクです。


高尿酸血症が遠因で、糖尿病になったり、

(尿酸が付着するので) 血管が狭まって

心筋梗塞、脳梗塞を起こす危険度が増します。


痛風の人は、発作で痛くて泣きそうになりますが、

なんとか痛みから逃れようと、一生懸命、体に気をつけたり、

対策を考えたり善処しようとします。


高尿酸血症で痛風発作を起こさない人には

自覚症状すら、ありません。

おそらく、ネットで検索することすら、ないでしょう。


痛風発作で出るタイプの高尿酸血症の方が良い、

などというつもりは

サラサラありませんが、そういう意味では

発作がないのも良し悪しかもしれませんね。


2022年11月19日土曜日

ロキソプロフェンNa錠60mgは痛風発作に効くか

「ロキソプロフェンNa錠60mg」は

痛風発作に効果があるのか?


・・・ということですが、

痛風発作にロキソプロフェンは、普通に効きます。


ロキソプロフェンというのは、

ロキソニンという痛み止めの薬の後発品です。

後発品というのは、いわゆる、

ジェネリック医薬品のこと。


先発品ロキソニンと、ほぼ同じ成分で同じ効果ですが、

お値段は(特許の切れている関係で)、少し

お安くなっています。


私は病院で処方してもらった

「ロキソニン錠60mg」しか飲んだ経験は

ありませんが、痛風発作のときでも充分に効果があります。


と、いっても、所詮は

痛み止めの薬(非ステロイド抗炎症薬)ですので、

痛みや腫れが緩和されるだけで、

根本的なものが解決されたり、あるいは

飲んで、即、痛風発作が終息するわけじゃありません。


さらに、おおよそ、10時間くらいしか

薬の効果が持続しません。

(個人差があるのかもしれませんが、

私の場合は、そんな感じ)


病院でいただいた処方箋には、

朝昼夕1錠ずつとなっていましたが、

キツイ薬ですので、私は1日1錠しか飲みませんでした。


ロキソニン(ロキソプロフェン)の副作用としては

胃腸障害が有名ですが、

それでも、比較的、副作用は少ない薬ではあるそうです。

私はロキソニンの副作用が怖いので、

痛みがある程度収まったら、

すぐに服用をやめてしまいます。


ついでにいうと、

ロキソニン・ロキソプロフェンは

急性の炎症には効果絶大ですが、

慢性の痛みには効果がありません。


つまり、どういうことかというと、

痛風発作は(人にもよりますが)比較的、

短期決戦ですが、歯痛とか、腰痛、頭痛などの場合、

長期に渡って痛みが改善せずに

服用し続ける人もいると思うのです。


ロキソニンやロキソプロフェンの長期服用は、

お勧めできません。

副作用も心配ですし、薬そのものが

だんだん効かなくなってきます。


本当に痛いときにだけ飲むべきです。


これは、たとえば、一年中、365日、

ロキソニン・ロキソプロフェンを

飲み続けた場合の話です。


痛風発作の痛い間、10日間とか、2週間とか、

その程度でしたら、連続してロキソニン、もしくは

ロキソプロフェンを服用しても問題はないと思いますよ。


でも、ロキソニン(ロキソプロフェン)の長期服用は

あまり望ましくないので、痛風発作が治まってきたら、

服用は止めた方が良いです。

2022年11月18日金曜日

痛風 尿酸値が6.0以下になったら薬は飲まない

尿酸値 7.0mg/dl以上で、

痛風(正確には、高尿酸血症)と

診断されてしまうわけなので、

尿酸値が6.0mg/dl以下になったら薬は飲まない、

というのは理屈の上では正しいです。


でも、ちょっと待ってください。


もしかしたら、その、

尿酸値が6.0mg/dlにまで下がったのは、

薬を飲んでいるおかげなんじゃありませんか?


薬、というのは、いわゆる尿酸降下薬です。

フェブリクとか、ザイロリックだとか。

つまり、尿酸値を下げるクスリですね。


で、尿酸降下薬を飲んで、尿酸値が下がりました。

6.0以下になりました。

ああ、やれやれ。

やっと、これで一安心、クスリをやめられます。


たしかに、尿酸値 6.0mg/dl以下なら

薬なんか飲む必要はありません。


でもね。

薬をやめた途端、あっという間に尿酸値は元に戻ります。


つまり、痛風が治ったわけじゃなくて、

体質が改善されたわけでもなくて、薬のチカラで

尿酸値の数値が下げられていたダケのこと。


薬では、痛風は治らないのです。


ですから、6.0以下になったからといって、

尿酸降下薬をやめてはいけません。

病院の医師の先生の指導に従うのが最善です。


おそらく、医師の先生は、尿酸降下薬を飲み続けなさい、

というでしょうね。


普通、尿酸降下薬を飲み始めると、

前述の理由で一生飲み続けることになります。

やめた途端、尿酸値は元の数値に戻りますから。


ついでにいうと、尿酸値の急変動は危険です。

急に大きく上がっても、急に大きく下がっても。

痛風発作のトリガーなる可能性が高いです。


まあ、でも、薬おかげで

怖い合併症になる可能性も減少するかもしれませんし、

飲み続けることになっても、それが

一番良い選択かもしれませんね。

っていうか、病院に行くと絶対飲みなさい、

と言われてしまいます。

飲まないと怒られます。

選択の余地、無しです。


で、痛風の本なんかを読んでみると、

Q&Aのコーナーなんかがあって、

はい、質問。


「痛風の薬は一生、飲み続けなければならないのですか?」


で、答え。


「いいえ。中には薬を服用している間に

生活習慣を改善したり努力して、

薬をやめられるようになった方も大勢おられます」


・・・・・・・・・・・・・・・・?


・・・って、ことは?



痛風が良くなったのは、


薬ではなく「生活習慣を改善」の方だったのね?


まあ、薬は体内での

尿酸の生成を抑制しているだけですから。

服用をやめてしまえば、すぐに、数値は 

元の木阿弥です。


でも、考えようによっては、いい方法かもしれません。

まず、薬を飲んで、そして飲みながら、

飲み続けながら、その間に・・生活習慣の改善に努める。


世の中には、薬(尿酸降下薬)を飲んでいるけど、

本当は早くやめたい、

飲むのをやめたい人もおられるでしょう。


だから、くすりをやめたいのならば、

生活習慣を改善するしかない、

ということです。


具体的には?


ストレスを減らす。

プリン体の多い食事の摂取制限。

肥満を解消して内臓脂肪を減らす。

運動(ゆったりとした有酸素運動)して全身の血流を良くする。

筋肉を増やして(熱量を燃焼しやすい)太りにくい体にする。

食べ過ぎに気をつける(腹八分目で やめる)。

禁酒する。

睡眠を充分にとる。

夜更かしは しない。

股関節のストレッチをして血液、リンパの流れを良くする。

水分を充分に摂る(尿を多く排泄)。

尿を酸性に傾けないようにする。

(野菜・海藻などをシッカリ食べる)


・・・・・・・・・・・などなど。


酒、飲めないくらいなら、痛風の薬、飲むぞ!

ビールは何があっても、ぜったい、飲むぞォ!


そんな人は、全国に もの凄い数、いると思います。

私の周囲にもそんな人います・・っていうか、

そんな人ばっかり。


そういう人は、痛風の薬を飲んでも飲まなくても、

やっぱり お酒は飲みますから、

薬を飲んでいないと、どんどん尿酸値が上がる一方なのかも。


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1.薬は飲まないで、生活習慣の改善をする。

2.薬は飲まないで、生活習慣の改善はしない。

3.薬を飲みながら、生活習慣の改善をする。

4.薬を飲みながら、生活習慣の改善はしない。

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病院の先生の推奨は、

「3.薬を飲みながら、生活習慣の改善をする。」でしょう。


私の個人的な考えは、

「1.薬は飲まないで、生活習慣の改善をする。」がベストなのですが、

そんなこと、チラッとでも言ったら、病院で先生に怒られます。

だったら、オマエは、ここに何しに来たんだ、

という雰囲気になります。

オマエのためだろう、飲め、とか言われてしまいます。


でも、普通は、こうじゃないですかね?

こんな人が多いんじゃないですかね↓

「4.薬を飲みながら、生活習慣の改善はしない。」


それでも、

「2.薬は飲まないで、生活習慣の改善はしない。」よりも

ずっといいかもしれませんね。


2022年11月17日木曜日

なぜ、運動不足が痛風の原因のうちの一つ、なのか?

痛風発作は足が痛くなることが多いですが、

関節に問題があるわけじゃありません。


体内に多く作られすぎた尿酸が、結晶化して

関節などに沈着していくことが直接の原因です。


でも、体内で尿酸が少々多く作られようが、

それに見合うだけ排泄できれば

なんら問題はないわけです。

排泄がうまくいかないから、

痛風発作のリスクが高まるのです。


その排泄に関係してくるのがリンパ。

リンパというのは、血液と同じく体内を流れる体液、

リンパ液のことです。


このリンパというのは、体内の老廃物を運んで

腎臓へと送り込みます。

で、腎臓では“濾過(ろか)”の役割を果たし、

尿、便など一緒に老廃物を排泄します。


尿酸とは、細胞が代謝するときの老廃物です。

いえ、本当は尿酸は血管を若々しく保つ成分なので、

老廃物という言い方はあんまりな気もしますが、

代謝の結果、できるモノ、という意味では

老廃物といえます。


どういうことか?


つまり、リンパの流れが悪ければ、

代謝の老廃物である尿酸が

うまく体外に排泄できない、ということ。

結果、血中尿酸濃度が高くなって尿酸値が上がる、

ということ。


じゃあ、リンパの流れって、どうすれば良くなるの?


リンパというのは、血液と違って

(血液は心臓がポンプの役割で動かしくれますね)

筋肉の収縮によって流れるのです。

ですからの、筋肉をあまり動かさないと

リンパ液の流れも滞りガチになります。


あと、偏った食事とか、強いストレスとか。

ソイツらのせいでもリンパの流れは良くなくなります。


かたよった食事?

ストレス?

運動不足?


つまり、それって・・痛風の原因と一緒じゃん。


痛風は代謝の病気ですからね。

適当に運動することによって、リンパの流れが良くなって、

尿酸を排泄しやすくなります。


運動としての、おすすめは「歩くこと」

それから「股関節のストレッチ」です。


これらは血流が良くなり、リンパの流れも良くなります。

2022年11月16日水曜日

痛風発作は夜中に要注意!

 「痛風発作は深夜、未明に起こりやすいので要注意!」


そんなこと言われても、寝ている間のことは 

わかんないですしねえ。


なんでか、というと、その理由の一つに

寝ている間は昼間よりも呼吸が少ないから、

なんだそうで。


こきゅう?

はあはあ、ゼイゼイの、あの呼吸?


昼間より少ないとか言われても、

寝ている間のことは、ねえ?


一晩中、起きていて、

寝ている間の自分の呼吸が少ないかどうか

見張っていても無駄なので、

そういうことにしておきますが、なんで、

呼吸が少ないとダメなのか。


そもそも、尿酸というのは、

細胞が代謝するときの老廃物と考えられるので、

寝ている間、体内に取り込まれる酸素が少ないと、

より多くの細胞が壊されるのだそうです。


細胞が壊されると、どうなるのか?


細胞が壊されるたびに尿酸が吐き出されるので、

昼間よりも深夜のほうが、尿酸は

体内で多く作られることになります。

で、尿酸値が上がってしまう、ということで。


だからといって、どうればいいの?


深夜に痛風発作が起こりやすいのは、

尿酸値が上がりやすいから、

というのはわかりました。

でも、だったら、一晩中、

起きていようってのも無理な話で。

そもそも、睡眠不足は尿酸値を上げるので、

元も子もないです。


「普段から尿酸値を下げておく」


ふざけんな、と言いたくなるような結論ですね。

そんなこと、わかってるよ、と。


でも、夜、寝ていようが、寝不足であろうが、

痛風にならない体質の人は決して

痛風発作が発症しないのですから、

そういう体質の人は、尿酸値を普段から下げるように

尽力するしか しょうがないです。


2022年11月15日火曜日

痛風 原因 遺伝

痛風の原因は、いろいろありますが、

最大の要因は「遺伝」です。


それから、「ストレス」。

そして、「食生活」「運動不足」などなど・・


この「遺伝」というのは、いわば

“持って生まれた体質”のことで、

痛風になりやすい、痛風体質というものがあるんです。

って、私もそうなのですが(涙)


一昔前は、痛風は贅沢病だ、

なんて言われていた時代がありましたが、

贅沢なんか何もしていなくても、

体質的に「なる人」は なります。


そういう人は、20代とか30代前半で

痛風になったりします。

10代後半、なんて人もいますから。

これは、もう・・完全に遺伝です。


何を食べても飲んでも、

食べたいだけ食べても飲み放題でも、

痛風にならない人は、ならないんです。

痛風になる人は、少々節制していても、やっぱり

なってしまいます。


なんか理不尽な気もしますが、これが「先天の気」、

持って生まれた“体質”というヤツです。


痛風改善の第一歩は、体質改善でもあるのですが、

これが中々・・・そんなカンタンなものでもないです。


この、体質の何が悪いのか。

何が不適合なのか。


いえ、何も悪いことはないのですが、

痛風になりやすい人、つまり、痛風体質の人は、

たいてい胃腸の丈夫な高吸収体質なんです。

つまり、食べたものを吸収して

エネルギーに変換するチカラに長けている、と。

ほら、いつもガリガリで痩せていて、

夏バテなんかしたりして、

(見かけは)弱々しそうな人がいるでしょう?

そういう体質の人は、痛風には、まず、ならないです。


あと、痛風発作に直結する、尿酸。

これが体内で結晶化して、尿酸結晶となって関節などに

沈着するのですが・・


この尿酸を体内で作りすぎてしまう体質。

それから、

尿酸を体外に排泄するチカラが弱い体質。


これらの要素を持ち合わせている人が

痛風になりやすいです。


2022年11月14日月曜日

タバコやめて尿酸値 高くなった

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◆ 痛風に たばこは 悪いの?

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喫煙者は、近年、世間の風当たりが強いです。


「タバコの止められない人は、病院へ行きましょう」

(禁煙外来)などと病人扱いされたり、

受動喫煙で周囲が迷惑、などと嫌がられたり・・・

どうもね。

世間では、たばこを吸う人は、あまり

歓迎されていないような風潮があるような気がします。


自分でカネを出して、自分の金でタバコを買って

自分の好きな煙草を吸って、何が悪いんだ!


いえ、悪くないんですが、煙草は健康に良くないんですよ。

って、誰もが知っていることですが。


ところがね。

実は、痛風の人にとっては、たばこは

悪いことばかりでは ないのです。


「タバコをやめたら尿酸値が高くなった!」


これ、どう思いますか?

嘘っぱち、だと思いますか。


痛風ってのはね。

症状として、足などに炎症を起こして、

足が痛くなることが多いので、関節の病気と

考えている人もいるかもしれませんが、実は

そうじゃなくて、代謝の病気。


血液中の尿酸が多くなりすぎて(尿酸値 7.0mg/dl以上)、

血液中に溶けなくなって結晶化。

結晶化した尿酸が体内の関節などに蓄積して、

いずれは痛風発作の原因に。


これが、痛風。


痛風はね。

「プリン体の多い食品の摂り過ぎが原因」と

昔は よく言われたものですが、現在では

いろいろ究明が進んできて、

「体質が8割。食事が2割」と言われたりも しています。


「食事」というのは、いわゆる、

プリン体の多い食品の摂り過ぎ、のことですが、

「体質」というのは、

細胞が新陳代謝を繰り返すときにプリン体が作られたり、

栄養分をエネルギーに変換するときに

プリン体が作られたり。


つまり、生きていく上で、どうしても必要なもの。


その、生きていく上で必須な生命活動の際に、

どうしても 残りカスのようなものが できてしまい、

そのプリン体からできる最終的な老廃物が

「尿酸」なのです。


だから、尿酸は、なくては ならないもの なのですが、

生まれつきの体質によって、

尿酸を多く作りすぎてしまう人や、また、

尿酸を排泄する力が弱い人とか、あるいは

その両方を兼ね備えた人が、痛風に なりやすいです。


でね。

というわけで、痛風は

体内の「栄養の吸収」と関係あるのです。


痛風になるような人は、胃腸の消化吸収能力が高い、

高吸収体質(痛風体質)なんです。


夏になったら、痩せてバテて食べられなくなって、

青白い顔をしているような人は、決して

痛風には なりません。


そういう人は、胃腸が弱くて、

低吸収体質だから。


あまり食べられない、摂取栄養分も少ない、

また、食べても全部 吸収しきれない・・・

そんな人は、体内に取り入れる栄養分が

少ないわけですから、老廃物(尿酸)だけが

多い、なんてことは有り得ないでしょう。


栄養分も少なければ、それを分解して吸収して

代謝して・・そして、できた最終老廃物(尿酸)

も少ないはず。


タバコは、ね。


「体内の栄養吸収を阻害する」のですよ。


“タバコが尿酸値を下げる”件に関しては、

ニコチンなどの有害物質のせいなのかどうかは、

まだ、充分に解明されていないそうです。


でも、他に理由なんか、ないでしょ?


タバコを止めたら、急に太った、とか。

たばこをやめたら、飯が うまくなった、とか。

よく聞く話でしょ?


それだけ、タバコは 体に害がある、ということ。


ですが、そのせいで痛風に関しては、

タバコがメリットのようになっている、というか、

栄養吸収を阻害するため、

尿酸値が上がりにくくなっている、と考えられます。


だから、

「タバコをやめたら尿酸値が高くなった」

という声が聞こえてくるのですよ。

それ、デタラメじゃないと思いますよ。


まあ、それだけタバコが健康に良くない、

ということでもあるので、痛風だからといって、

喜んでいいんだか、悪いんだか。


ただね。

だからといって、タバコを痛風の治療薬のような発想で

タバコを利用するのは、やはり、ちょっと違うでしょう。


タバコを吸うか、止めるかは、当人が自分で決めれば

いいだけのことですが、本気で尿酸値を下げようと

思うのならば、やはり、しっかりと

尿酸値を下げる薬を飲むのが王道かもしれませんね。


2022年11月13日日曜日

献血で尿酸値はわかりますか?

 献血で尿酸値は わかりますか?  

→→ わかんないです。


献血に行くと、注射器を針を・・・・ズブッ!


と、容赦なく腕に刺されて、大切な自分の血液を

しゅるしゅる・・と奇妙な音を立てながら、

注射器のシリンダーの中に吸い込まれていきます。


ああ、なんで、こんな目に遭わなきゃならないの!

と思ったりするのですが、注射するのが

看護師の綺麗なお姉ちゃんだったりするので、

それも良し、ということで。


で。

献血というものは、その場で

検査結果がわかるものではなく、

後日、検査結果を送ってきてもらえます。


それによって、ある程度の項目があり、

自分の健康チェックできるようになっています。


これは、つまり・・献血というものが

善意のボランティアである、輸血が必要な人のための

人助けである、という根本的なものがあるのです。


けど、せっかく善意で血液を提供する人のために、

ああ、助けてあげてよかった、だけではなく、

その人にとってのメリット(?)みたいなものも、

あればいいなあ・・ってのが

検査結果の送付サービスだと思うのです。


と、ここまではいいのですが、

その肝心な検査結果には「尿酸」の項目はありません。


この「尿酸」というのは、病院で血液検査をしてもらうと

わかりますが、いわゆる「尿酸値」がわかる項目です。


献血が、その血液が使える(輸血など)かどうかを

チェックする以上、尿酸値もわかるはずなのに、

献血者には教えてもらえません。


相手の言い分は

「献血は善意のボランティアであり、

健康診断ではないから」

だそうです。


ふ~ん。


でもさ。

献血って、たくさん血液を集めなきゃならないんでしょ?

ほら。

血液って、保存しておくと古くなるっていいますし。


だったら、献血による検査結果の欄に

「尿酸」もあったほうがたくさんの献血者が

増加するように思うのですけどねえ?


血が足らない。

血液が不足している、とかいうのは、

結局、無償だからなんですよ。


昔は、「血を売る」っていうか、

お金がなくなると、

自分の血液を売ったのです (いつの時代ですか!?)


まあ、大昔のことはともかく、

たしかに献血は善意による、尊い行動なんでしょうけど、

痛風、高尿酸血症の人間としては、

献血で尿酸値もわかったら、嬉しいんですけどねえ?


もっともっと、今以上に

献血に出かけると思うのですけど・・・


と、いうわけで、尿酸値は献血ではわかりませんが、

せっせと献血にご協力お願いします (おまえもな)。


2022年11月12日土曜日

痛風 季節の変わり目

人間の体調は一年中、同じじゃありません。

特に日本の場合は、四季というものがあり、

季節の変わり目というものがあります。


この季節の変わり目に

体調が変調をきたしやすいのです。


最近は地球温暖化のあおりのせいか、

やたら夏が長かったりしますが、

それでも、いつかは必ず、秋が来て冬が来ます。


夏場に冷たいものを飲み過ぎたり食べ過ぎたりして、

胃腸が疲れているのが秋に「出て」きたり、

急に気候が涼しくなって体が冷えたときに、

不調になりやすいです。


痛風の場合、痛風発作も季節的要因が大きく、

夏場に痛風発作が多く出て、次に多いのは年末です。


夏の場合、暑くて汗を多くかくので、

水分不足になりやすく、尿酸値も上がりガチです。


年末の場合、忘年会など暴飲暴食(?)の機会が多く、

過食により尿酸値が上がり、これもまた

痛風発作が発症しやすくなります。


つまり、食べ過ぎにしろ、発汗による脱水症状にしろ、

なんにしろ、尿酸値が絡んでくるのですね。


でも、わかっているなら、対策が立てやすいです。


夏場ならば、多めの水分を摂る。

年末年始なら、なるべく飲み過ぎ食べ過ぎを控える、

宴会に出席する機会を減らす、など。


痛風は生まれつきの体質、つまり

遺伝の要因が大きいですが、

こうしてみると、やはり生活習慣病なんです。


いくら暴飲暴食をしても、痛風にならない体質の人は、

痛風発作が出たりしません。

なんか、不公平ですが・・・

まあ、体質なんで、しょうがないです。


自分が痛風発作の出やすい痛風体質ならば、

尿酸値が上がり過ぎないよう、日常生活の積み重ねで

気をつけていくしかないです。


やれやれ、やっと暑い夏が終わって、

痛風発作の季節も乗り切れた・・・と思ったら、

もう数カ月後には年末年始がやってきます。


年間の痛風発作の多い季節のランキングの一位が

夏場ならば、二位は年末年始ですからね。


まったく、油断なりません・・・


2022年11月11日金曜日

チョコレート 痛風

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◆ 痛風にチョコレートは駄目?

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チョコレートは 甘くて おいしいです。


痛風でも食べても大丈夫ですよね?


痛風って・・プリン体の多い食品を注意していれば

いいんでしょ?

違うの?


チョコレートって・・プリン体は多いの?

チョコにプリン体は、たくさん含まれているの?


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◇ プリン体 チョコ

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プリン体といえば、肉類・レバーなどに

多く含まれているイメージがあって

肉汁とは程遠い、

チョコレートには無縁のような気もしますが、実は

チョコにもプリン体は含まれています。


ですが、微量というか、非常に少なく、

ほとんど気にしなくて良いレベルだと思います。


じゃあ・・・チョコは痛風に関係ないのね?

食べまくっても大丈夫なのね。


いやあ・・・それがね。

そうでもなくて。


チョコは甘いでしょ。

それも、かなり。


こういう砂糖とか糖類は、

体内に入ると分解されるのですが、そのときに、

分解されるときに尿酸が生成されます。


さらにいうなら、ビタミンやミネラルが豊富で

健康に良い、とされているフルーツも、実は

果糖が多く含まれていて、たくさん食べると、

この果糖が体内で分解されるときに

尿酸が作り出されて、尿酸値が上がるのです。


だから、食べ過ぎに気をつけましょう、

となるわけですが、

たしかに果糖は尿酸値をあげる要因となるので、

デメリットかもしれませんが、フルーツを食べることは、

ビタミン・ミネラルなどの貴重な栄養源を

摂取できるメリットもあるわけで。


だから、一概に、

「痛風ならフルーツは食べるな」

と言い切っていいものなのか、どうか。


おっと、フルーツじゃなくて、

チョコレートの話でしたっけ。


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◇ 痛風 チョコ

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あとね。

普段はそうでもないのに、やたらと、

チョコが食べたくなるときって、

ありませんか?


バレンタインの時期のことを言ってるわけじゃないですよ?


人間は外的要因などでストレスを受けると、体内で

マグネシウムを消費するのです。


だから、体内のマグネシウムが不足する。


チョコレートにはね。

マグネシウムが豊富に含まれているのですよ。


だから、チョコが食べたくなる。

無意識に、

チョコに含まれているマグネシウムを摂取しようとする。


ストレスはね、

尿酸値をあげる要因の一つなのですよ。


強いストレスを受けると、

体内の自律神経が交感神経優位という状態になって、

血管が収縮する傾向があるのです。


血管が収縮することによって血流が悪くなって、

腎臓への血液供給も減少。


腎臓は血液から尿を作り出すので、

血液供給が減るなら製造する尿も減るのが自明の理。


尿酸は尿に溶けて体外に排出れるので、尿が減るなら、

体外の尿酸の排泄量も減少してしまう。

ってことは、血中尿酸濃度が上がって尿酸値も上がる、と。


というわけで。

ストレスは尿酸値をあげる性質があるのです。


疲れているときとか、ストレスを受けたときに

甘いものを食べたくなる、とか言うでしょ?


本当は、疲れているときに甘いものを食べても

疲労回復にはならないらしいですが、

「食べたくなる」ということは、体に必要な成分を

欲しているのかもね。


で・・

結局、どうなのか。


痛風なら、チョコを食べてもいいのか、良くないのか。


「問題なし」


・・・と私は思いますけどね。

ただし、少しくらいなら。


チョコに限らず、甘いお菓子などをたくさん食べると、

体内で分解されるときに尿酸が増えて、

尿酸値があがるでしょうし、

それに肥満になってしまうと、内臓脂肪が増えて、

その内臓脂肪が分泌する物質が、これまた、

尿酸値をあげるのです。


でも、たまに少し食べるくらいなら、問題ないでしょ。


あれはダメ、これも食べるな、と制限ばかりしていると、

厳しい食事制限そのものが「ストレス」になって

尿酸値があがってしまうかもしれませんしね。


ほんのちょっぴり、たまにチョコを食べるくらい、

バチは当たらんでしょ。


2022年11月10日木曜日

ウイスキーと尿酸値の関係

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◆ ウイスキー 痛風

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ウイスキーは「プリン体は少ない」ですよ。


「公益財団法人 痛風財団」のデータによると、

アルコール飲料中のプリン体含有量は、やっぱり

ビールが多めですね。

メーカーによって、多少の違いはあるのですが。


ビールの場合、アルコール飲料中のプリン体含量は、

「5~6 (mg/100ml)」ほどですが、

ウイスキーの場合、なんと・・

「0.1 (mg/100ml)」です。


0.1 mg/100mlですよ、奥さん!


これって、ウイスキーのプリン体なんか、

「ない」に等しいですね。


ところが。

プリン体が少ないから、痛風の人でも大丈夫だね!

プリン体が少ないから、ウイスキーなら痛風でもOK!


・・・と思われているようですが、

実は、プリン体は「あまり関係がない」のですよ。


「ウイスキーは、プリン体が多いか、少ないか」

というと、確かに、他のアルコール飲料よりは

ぐっと少ない。

プリン体は極めて少ない。


それだけの話です。


プリン体の含有量が少ないから、といって

ウイスキーを飲みまくって、尿酸値が上がらないのか、

というと、その逆。


ウイスキーでも大量に飲めば、尿酸値は上がります。


理由↓

アルコール飲料は、体の中に入ってくると、

そのままでは危険というか、吸収できない、というか、

分解されるのですよ、肝臓で。


肝臓は、体内の化学工場の役割を果たしますので、

アルコール分解は、解毒なんです。


アルコール飲料を肝臓が無害なものに

変えてくれるわけですね。


そのときね。

尿酸が生成されてしまうのです。

アルコール成分が肝臓で分解されるときに。


さらに、

たくさんのアルコール飲料を飲むと、

肝臓に負担がかかる。


「負担がかかる」といっても、ピンときませんが、

要するに肝臓の仕事が増える。


肝臓は、解毒作業以外にもたくさんの仕事をかかえていて、

血液が心臓に戻ってくるときに

必ず立ち寄って、栄養分を蓄えたり、

老廃物の処理をしたり、多忙を極めています。


体の要(かなめ)ともいえる肝臓ですが、

たくさんアルコール飲料を飲めば飲むほど、

肝臓の仕事が増えて忙しくなって

肝臓が疲弊する、ということ。


だから、休肝日を!

週に48時間以上の連続した休肝日を、

と言われるのですよ。

つまり、肝臓を休めてあげよう、と。


でね。

じゃあ、痛風ならウイスキーを飲んじゃ駄目なのか、

というと、ビールよりは極めてプリン体が少ない、

というのも事実ですから。


ビールを飲むよりは、ウイスキーのほうが

プリン体の増加は防げるかな、と。


で、結論。

ビールよりは「ウイスキーはプリン体が少ない」ですが、

飲めば飲むほど尿酸が生成されて尿酸値は上がります。


だから?


ぜひ、休肝日を作ることを推奨します。

つまり、週7日間のうち、2日は抜くわけで。

週7日間のうち、飲めるのは5日だけ。


つまんない、と思うかもしれませんが、

ウイスキーを人生から取り上げられてしまうよりは、

ずっといいか、と思います。


アルコール飲料で尿酸値が上がる、とか言いますが、

強いスレトスでも尿酸値は上がりますし、

真夏の汗だくで体内が水分不足になっても

尿酸値が上がりますし、肉の食いすぎで

野菜は食べない食生活でも尿酸値が上がりますし、

なにも「飲酒だけが尿酸値を上げる」

わけでもないのですよ。


だからといって、あまり尿酸値が上がると

困ってしまいますので、ほどほどの量を飲んでおいて、

それでいて、体を休ませる日も作る(休肝日)。


好きな人は、なかなか止められませんので、

飲む量を減らしつつ、飲まない日も作る、ということで。


ウイスキーなど、アルコール飲料は痛風に良くない、

という人もいるでしょうけど、考え方によっては

「体に良いことばかりしている」人なんか、少ないでしょう。


そりゃあ、まあ、探せば

「体に良いことしかしない」という人もいるかもしれませんが、

たぶん、稀です。


みんな、大なり小なり、あまり体に良くないこととは知りつつ、

好きだったり、習慣だったりして、なかなか やめられない。


その典型的なものが タバコです。


ウイスキーは、アルコール度数も強く、

ほろ酔い加減にしてくれて、いい気分になれるので、

ストレス解消には、もってこい、という良い面(?)も

あります。


アルコール飲料は痛風に良くないから、尿酸値を上げるから、

いっさい止めましょう、禁酒しましょう、じゃなくて、

飲み過ぎないよう、飲む回数を減らすよう、

上手につきあっていくことが大切だと思います。


2022年11月9日水曜日

痛風でも休めないからロキソニン2つ飲んだ

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◆ 痛風 痛み止め

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「痛風でも休めないからロキソニン2つ飲んだ」

これ、ものすごく気持ちは わかりますが、

私なら、一度にロキソニンを2錠飲まずに

「1錠だけ飲んで、2時間あけてから、もう1錠飲む」

ようにしますね。


もちろん、こんな飲み方、推奨じゃありません。

飲みすぎですよ。


でも、仕方がない。

歩けないんですから。

痛いのですから。


「痛風でも休めない」というのは、

ビジネス戦士のつらいところで、

いくらに痛みに耐えて出社しようとしても、

痛風発作の場合、ホントに歩けないわけですから、

どうしようもありません。


で・・

痛み止めの薬を、と。


手元にボルタレン

(処方薬。医師の処方箋が必要。ロキソニンより強力)

がある人はいいですが、歩けないので病院に行けないし、

何より、これから出社しなきゃならない。

病院へ行ってる暇はない。


こんなときね。

ロキソニンの場合、病院で処方もしてもらえますが、

数年前から市販薬になったので

(昔は、ロキソニンは市販されていなかったのです)

「ロキソニンS」などを自室にストックしておくと、

いざというときに安心です。


で、ロキソニンを飲む。

痛いので、とりあえず、飲む。


ロキソニンの良いところは、効き目が早く現れるところ。


最短、飲んでから、15分くらいで、

なんとなく、鎮痛効果が自覚できます。

効果継続時間は、10時間~14時間くらい。


飲んでから、10時間くらい経過すると、

なんとなく、効き目が薄れてきたなあ、というのが

自分でもわかりますが、個人差があるようで、

8時間くらいで、もう効かない、という人もいるようです。


で。

悪いところは、やっぱり、副作用。

っていうか、自分で気をつけて飲むと、

いろいろとリスクは減らせます。


まず、「水無しで飲まない」。


必ず、水と一緒に飲んでください。


ビールと一緒にロキソニンを飲む!

・・・なんてツワモノがいるらしいですけど、

駄目ですよ!


錠剤が酸化するらしいので、お茶とか 

と一緒に飲むよりも やっぱり、水で。

水なしで嚥下すると、

食道の粘膜を傷つけるリスクがあるので。


それから、空腹時には飲まない。


病院でロキソニンやボルタレンを処方してもらうと、

「毎食後1回1錠」というような用法に

なっていると思います。


つまり「食後」なんですね。

“すきっ腹”で飲むと良くないのですよ。


ロキソニンやボルタレンの副作用も最も顕著なものは、

胃腸障害なんです。

胃の不快感、ムカムカ感、嘔吐、下痢・・など。


いくら、痛風で足が痛いから、といってもね。

空腹時に、一度に5錠も6錠も飲んだりすると、

下血(血便)したりね、怖いのですよ。


最悪、胃に穴が開いたり(胃潰瘍)するケースも

あるようなので、どんなに足が痛くても、

やっぱり、1回1錠で。


それから、食後の件ですが、

痛風の痛みは待ってくれません。


つまり、うまく食後のタイミングで

足が痛くなればいいですが、

ある日、あるとき、突然、発症するのが痛風発作。


次の食後まで痛み止めの薬を飲むのを待っていよう・・・

なんて、悠長なことをいっていると、

どんどん痛みが強くなってしまいます。


そういうときは、

「牛乳を飲む」「ヨーグルトを飲む」

「チーズを食べる」など、

何か簡単に食べられる(飲める)ものを胃の中に入れて、

できればタンパク質系のものが

「胃に膜を張ってくれる」ので

胃を守ってくれるので、お勧め。


で・・・

ロキソニンを飲みました。

15分、経過しました。

少しは、痛みが和らいできました。


でも、歩けません!

これから、会社なんですけど!?

どうする!?


ここで、誰もが考えることが、

ロキソニンよりも、もっと強い痛み止めは、ないのか・・

ということ。


ロキソニン以上に強力な鎮痛効果がある痛み止め、

といえば、ボルタレンが有名ですが、

ロキソニンと違って、これは市販されていません。


足が痛くなってからでは、病院へ行けませんので、

足が痛くない普段のうちからね。

万が一のときのために、事前に病院へいって、

ボルタレンを処方してもらう必要があります。


でも、足が痛くないのに、病院へ行くのも、ねえ。

っていうか、仕事が忙しくて、

病院へ行く暇なんか、ないし。

仕事が終わって帰ってきたら、

もう病院は閉まっている時間だし。


仕事が忙しいとか、病院が遠いとか、

誰しも、色々事情があるでしょうが、

通販でボルタレンを購入する、

という手もあります。


海外の消炎鎮痛剤ですが、

個人輸入代行業者から購入することは可能です。

ボルタレンもジェネリックがありますしね。


ただし、個人輸入の医薬品は、

自分用に使うことしか認められなくて、

転売や譲渡は厳禁です。


2022年11月8日火曜日

痛風 マルチビタミン

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◆ ドクターズファーマシーのマルチビタミン

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「ドクターズファーマシーのマルチビタミン」ってのは、

マルチビタミンのサプリメントのことです。


栄養補助食品ってヤツですね。

医薬品じゃありません。


栄養補助食品という以上、栄養を補助する食品なので、

「葉酸」のように尿酸値を下げる効果がある、

と考えられている栄養素も含まれていますが、

これさえ飲んでいれば尿酸値が下がる、

というものでもありません。

これは全てのサプリメントに言えることですが。


焼肉、たらふく食べてビール飲みまくって、

運動嫌いで寝てばかり。

ああ、知らないうちに体重が10キロも増えたよ。

お腹回りが、なぜか太ってきたけど、

これ、内臓脂肪じゃないよね? 筋肉だよね?

でも、「ドクターズファーマシーのマルチビタミン」を

飲んでいるから大丈夫・・・

なんてことは、決してありません。


やはり、痛風は生活習慣の改善が基本ですから。

サプリさえ飲んでいたらOKってのは、

ちょっと違うように思います。


でも、ねえ。

厳しい食事制限とか節制とか言われましても、

なかなか続かないのですよ。

やってみたことのある人はわかるのですが、

長期間(何十年も!)厳しい食事制限って困難なのですよ。


しかも、周囲(家族とか友人とか仕事仲間とか)が、

焼肉とかトンカツとかカレーとか、

うまそうに食べているのに、

自分だけが(痛風だから、というだけで!)

ジッと我慢?

痛風なら、好きなものは何も食べちゃいけないの?


そこで・・・というわけじゃないですが、

少しでも健康増進というか、体調を良くしましょう、

というのがサプリメントです。


で・・

成分、というか、どんなものが配合されているのか。


“~成分表より引用~”

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[栄養成分表示 6粒当たり]

エネルギー  4.706kcal

たんぱく質  0.059g

脂質     0.099g

糖質     0.346g

食物繊維   0.460g

ナトリウム  40.94mg

ビタミンA    650μg

ビタミンB1    9.0mg

ビタミンB2  9.0mg

ビタミンB6  3.5mg

ビタミンB12 35μg

ビタミンC  250mg

ビタミンD      5.5μg

ビタミンE    30mg

β-カロテン   450μg

ナイアシン  10mg

葉酸     200μg

カルシウム  250mg

マグネシウム 150mg

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体に必要な大切な栄養素は、網羅されている、

という感じですかね?


毎日の食事でも、栄養士がついていて

管理されているわけじゃなく、どうしても

好きなものを食べることが多くなったりして、

必要な栄養素が充分に確保できているかどうかは、

疑問だったりします。


上記の栄養素で・・・どれも大切なものばかりですが、

痛風に関係ありそうなものは、

葉酸、ビタミンC、マグネシウム、食物繊維・・・かな?


食物繊維なんか、痛風とは関係なさそうですけど、

食物繊維をシッカリ摂っておくと、お通じに良いようなので。


尿酸の体外への排泄は、“尿に溶けて尿と一緒に排出”

という方法に大半は頼っているわけですが、

便と一緒にも(少しは)排泄されるので。


直接、食物繊維は痛風とは関係なさそうですが、

お通じを良くしておく方が尿酸の排泄促進の面でも

良いと思います。


それから、尿酸産生抑制作用がある、

と考えられている葉酸。


ビタミンC、マグネシウムは

ストレス方面に関係。

強いストレスは尿酸値をあげますからね。


イライラするとチョコレートを食べたくなる、

という人もいますが、ストレスを受けると

体内がマグネシウム不足になってきて、

チョコに含まれているマグネシウムを

無意識に欲しているから、だそうで。


それから、ストレスを受けると

抗ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)というものが、

腎臓の上にある小さな臓器(副腎)から分泌されるのですが、

この、抗ストレスホルモンを副腎が作り出すときに

ビタミンCを消費するのです。


強いストレスを受けても、内蔵がダメージを受けずに

耐え凌げるのは、この抗ストレスホルモンがあるから。


でも、いくら副腎が、抗ストレスホルモンを分泌しようと

思っても、体内がビタミンC不足なら、

どうしようもありません。

原材料がないんですからね。


特にタバコを吸う人は、体内で

ビタミンCが破壊されるようですので、積極的に

ビタミンCを摂取した方がいいかな、と思います。


で・・・

これらの体にとって必要な成分が、まんべくなく

摂取できるのが、マルチビタミンってわけです。

マルチなビタミンですからね。


たくさんの種類のサプリを飲んでいる人も

いるかもしれませんが、

これだけ飲んでおけば、OKって感じかな?


これさえ、飲んでいれば痛風対策は大丈夫、

というわけでもありませんが、良い意味で

体をサポートしてくれるサプリメント、ということです。


2022年11月7日月曜日

痛風 手足が冷たい

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◆ 冬の痛風対策

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痛風の人にとって、暑い夏も大変ですが

(痛風発作が多発する季節なので)

秋が過ぎて冬が到来して、寒くなって来ると・・・

これはこれで、また大変だったりします。


なんで?


痛風発作が一番多発する季節は、夏ですが、

次に多いのは、なんと年末年始。


これは、宴会、忘年会新年会など、

飲み会の多いシーズンであり、

同時に、暴飲暴食をしやすい季節でもあります。


これが痛風を誘発しやすい。

要注意ってことで。


でもね。

それなら、自分で、ある程度は注意できるでしょう。


そりゃあ、仕事の付き合いとかで、

飲まなきゃならないときも多いか、と思いますが、

なるべく暴飲暴食にならないようにセーブするよう、

心がければいいのですから。


え?

飲み会で、目の前にビールがあるのに、

飲むなっていう方が無理?


そこは、まあ・・・そこそこにしておいて。

食べる方もそこそこにしておいて。

付き合い程度にして、自制しましょう。


で、なるべくなら、

年末年始に痛風が出たりしないようにね。


・・・・・・・。


そういう話をしよう、

というわけでは、ないのですよ。


??


どういうこと?


冬になると、寒い季節がやってくるわけですが、

手足を触ると、冷たくなっていませんか?


これ、なんでか、わかりますか?


そりゃあ、もちろん、外気が寒いからですよ。

こんなに寒けりゃ、手足も身体も冷たくなりますよ。


痛風の人は、手足が冷たい人が多いとか、

低体温の人が多いとか、そういう話、

聞いたことないですか?


これね。

なんで冷たいか、というと

「血液」が関係しているのです。

いえ、もちろん、外気が寒いから、

というのが一番なのですが。


寒くなるとね。

血液は、手足などの末端には、

あまり血液を送らなくなるのです。

内臓など、人体にとって

最重要なところに血液をためてね。


で・・・

温かい血液が送られにくくなってしまった

手足などの末端は、

どうしても冷えてしまうわけです。


温かい血液を手足にジャンジャン送ってしまうと、

冷たい手足のせいで、せっかくの温かい血液が

冷えてしまうわけです。


で・・・

心臓など、内臓に血液が戻ってきたときには、

その冷えた血液をもう一度、温めなきゃならない。

そして、その温めるときに、

余計なエネルギーがいる、ということ。


そんなことに「力」を使うくらいなら、

大事な内臓を冷やすくらいなら、手足のような末端を

テキトーにしておいても、死んだりしませんから、

内臓に血液を温存するわけです。


ところが、これも一長一短というか、

内臓に血液を集めるのはいいのですが、

あまり一所に集めて血液を動かないようにしてしまうと、

今度は血圧に関係する。

すなわち、血液量が増えて血圧が上がってしまうのです。


ですから、本当は、やっぱり、寒くても

全身に血が巡っている状態が望ましいわけです。


でね。

痛風の、痛風発作の遠因となるのは、

血液中に尿酸が過剰になって、

血液に溶けなくなるくらい飽和状態になって

(尿酸値 7.0mg/dl以上)体内の関節などに、

結晶化した尿酸が蓄積するから、なのですが。


その「尿酸結晶」ですけどね。

身体の・・・どこにでも沈着、

蓄積するわけじゃないんです。


体内の「比較的“冷たい箇所”」に

溜まりやすい性質があるんですよ。


つまり、足先(足の親指の付け根の関節とか、

足の甲とか、アキレス腱とか)

が冷たいと、より、尿酸結晶が溜まりやすく、そして、

より、痛風を起こしやすいわけです。


だから。

普通、冬場は痛風発作は、あまり出ません。

たいていは、春から夏が多発する季節です。


冬に痛風が出る人は、年季の入った、

痛風になって20年とか、

30年とか・・・本格的な人ばかり。


生まれて初めて痛風が出たよ、というような人は、

通常、冬場に痛風発作が出ることはありません。

でるなら、夏です。


で・・

実際に発症するのは、夏場だとしても、

冬の間に、尿酸値が高い人が手足も冷たくて・・

というような人は、知らないうちにドンドン

尿酸結晶が溜まっていっている、のかもしれません。

これが夏の痛風発作の布石となるのかも。


じゃあ、どうすりゃいいの?


お勧めは「歩くこと」。


歩いて血流を良くする。

そして、筋肉を動かすことで筋肉が熱を帯びます。


筋肉の中には無数の毛細血管が流れていて、

運動の発熱によって温められた血液が全身を巡り、

体温を上げてくれるわけです。


もっとも、ちょっと歩いた程度では、すぐに

身体も冷えてしまうかもしれませんが、

その地道な「積み重ね」ですから。



歩けば「筋肉も増えやすい」ですし、

いったん、筋肉がついてしまえば、

低体温にもなりにくいです。


痛風対策というには、あまりにも消極的なように

思えますが、普段の日常生活でも充分、

実行可能ですから、

ぜひ、歩くようにしてください。


ビールを我慢しろ、とか、

粗末なものだけを食べろ、とか

そういうことを言われるより、

よっぽど実行しやすいでしょ?


痛風対策、痛風改善法といえば、

プリン体の多い食事の制限ばかりが言われていますが、

それもモチロン、重要ですが、普段の生活で

自分ができること、実行可能なことを

一つ一つ積み重ねていくのも悪くないです。


特に冬は、歩けば身体が温まりますしね。


歩きましょう!

2022年11月6日日曜日

痛風 黒酢 酸性尿

 黒酢の話なんかせずに、痛風のことを書け、

と叱られそうですが、

関係ないようで、ちょっぴり関係あるのです。


世の中には、黒酢の恩恵として、

ダイエット効果、美肌効果、疲労回復効果・・

なんていう人もいますが、

そんなことはどうでもいいのですよ。

なにせ、こちとら、痛風ですから。


でもね。

やっぱり、さまざまな効果があるんです。

それは黒酢に含まれている含有成分のおかげ、

ともいえます。


ペプチド→血流を良くするする効果。

アミノ酸→血液サラサラ効果→血圧の安定と抗酸化作用。

クエン酸→乳酸(疲労物質)を分解、尿をアルカリ化。


おっ・・尿のアルカリ化ですか?

尿がアルカリに傾くということは、

尿の中の尿酸が溶けやすくなり、

体外への尿酸の排泄がスムーズに行くのです。

つまり、尿酸は大部分が尿に溶けて排泄されますからね。

(尿酸は腸経由で便からも少々、排泄されます)


でもね。

なんで黒酢効果うんぬん・・というかというと、

要は不足しているからなんです。

普段の食事で充分足りている人は、

こんなもの (すみません)

飲む必要はありませんから。


何も黒酢じゃなくても、野菜や海藻、酢の物なんかを

たっぷり毎日食べている人は、それほど

黒酢は必要じゃないハズ。


肉や魚を食べるなら、野菜が大好き!

ワカメやヒジキは、一番好き!


・・そういう人は、もうすでに尿は

アルカリに傾いてるかもしれませんよ。


そして、そういう人は痛風じゃないかもしれませんし、

もし、そうでも、きっと痛風発作の出る回数とかは

少なめでしょうね。

すなわち、尿酸値もそんなに高くなっていない、と。


尿をアルカリ化は大切です。

酸っぱいものが苦手な人は、

黒酢のサプリメントでもいいから、

野菜ジュースでもナンでもいいから、

尿が酸性尿になりすぎないように

気をつけた方がいいように思います。


2022年11月5日土曜日

痛風 年齢

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◆ 子供でも痛風になるのか?

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一昔前まで、痛風というのは中高年が罹病するもの、

と考えられていました。


ですが、今では、どんどん若年化が進んでいて、

痛風に罹病する中心は30代です。

20代の若者でも、増加の一途で、

それどころか、今や、高校生でも尿酸値が高い、

中学生でも尿酸値を気にしているような時代に

なりつつあります。


そのうち、小学生の痛風とかも、ある?


「小学生の痛風はあるのか」→ありません。


痛風発作というのは、ある日、突然

発症する・・と思われがちですが、実は

そうじゃなくて、潜伏期間じゃないですが、

長い年月が必要です。


尿酸値 7.0mg/dl以上の人を高尿酸血症、

高尿酸血症の人が一度でも痛風発作を起こしたら、

その人やその症状を痛風、というのですが、

なんで「尿酸値 7.0mg/dl以上」なのかというと、

尿酸値 7.0mg/dl以上で血液中の尿酸は、もう

溶けなくなってしまうから、です。


溶けなくなった尿酸は、体内の関節などに

結晶化して蓄積し始めます。


そして、少しずつ沈着し続けた尿酸結晶は、

ある日、ついに関節などに溜まりきれなくなって

剥がれ落ちてしまいます。


その剥がれ落ちた尿酸結晶が、

白血球が異物と認識して攻撃開始。


そして、あの痛みの元となる成分が発生してしまい、

強烈な激痛の痛風発作が起こるのです。


でもね。

そうなるまでには・・・一説に、10年かかる、

とも言われています。


10年・・・ですか?


これも個人差があって、たとえば、

尿酸値 7.0mg/dlと尿酸値 14.0mg/dlの人では、

体内に尿酸結晶が溜まるスピードが違います。


10年で尿酸結晶が飽和になるところが、

5年で、そうなってしまうかどうかはわかりませんが、

少なくとも、尿酸値の高い人の方が

早いペースで尿酸結晶が蓄積していく、

と考えられます。


つまりね。

一昔前までは、中高年にならないと痛風にならない、

と言われていた時代では、今ほど

ハイペースで尿酸結晶が蓄積していかなかった、

と考えられます。


なんで?


一番、妥当なのは、いわゆる、

食事の欧米化、飽食の時代になったこと。

つまり、おいしいものが

たくさんある時代になったから、でしょ。


あと、昔の人ほど、体を動かさなくなった、

というか、世の中、車社会、電車の発達とかで

運動不足になった (?) 。


というわけで、痛風になる年齢、世代が

どんどん下がっていく傾向にあるようです。


あと、もう一つ。

尿酸ってのは、体内の代謝の最終老廃物なのですが、

全年代で同じような量の量産が

作られているわけじゃないんです。


赤ちゃん~子供の頃は、体内で作られる尿酸の量も

少ないのですが、思春期の頃にかけて、少しずつ、

だんだん尿酸の量は増えていきます。

20代、30代がピークとしたら、

40代以降は緩やかに下降。

で、50代が過ぎて、60代になると、がくん・・と

尿酸の生成量は落ちるようです。

70代になると、作られる尿酸の量が減ってしまい、

あまり痛風発作など起こさなくなります。


このことから、考えるとね。

子供は痛風にならないのですよ。


体内の尿酸が結晶化して蓄積して、

痛風発作を起こすほど、

溜まりすぎるようになるのに、10年。


そして、低年齢層のうちに作られる尿酸量は、

大人より、かなり少ない。


ってことは、子供って「年、いくつ」なんですか。

まだ、尿酸が溜まりまくるほど、

人生、生きてないでしょ?


・・・ということ。


でも、かつて (昭和の時代?)

痛風になる中心の年代が中高年だったものが、

現在では、30代そして20代と、だんだん

若年化してきています。


その傾向から考えて、今度、10年20年経つと、

一昔では有り得なかった、高校生の痛風とか、

中学生の痛風とか、ホントに

頻発するようになるかもしれませんね!


あまり考えたくもないですが、

有り得ない話じゃありません。


痛風発作で学校を (歩けなくて)

休む生徒が多発したり、してね?


2022年11月4日金曜日

痛風の時こそビールを飲む

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◆ 痛風発作のときは、ビールは飲まない

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痛風発作のときこそ、足の痛いときだからこそ、

「ビールを飲む!」という豪傑がいるそうです。


スゴイ人もいますね。


痛風で足が痛いので、痛さのあまり、

「飲まなきゃ、やってられない」

・・というような弱腰(?)じゃなく、

「痛風くらいでビールをやめて、どーするのだ」

という 強気っぷり。


まあ、いろんな人がいますが・・


本当は、ね。

せめて、痛風発作の最中だけでも、

ビールは 止めた方がいいです。


プリン体ゼロのビールなら、

プリン体がないんだから、いいだろ?

と思うかもしれませんが、そんな問題じゃなくて、

ビールを飲むと、普通、尿酸値が上がります。


もちろん、プリン体が多く含まれているビールなら、

さらに尿酸値も上がるのですが・・


ビールを飲むと、体内に入ってきたとき、

アルコール解毒で分解されるときに、尿酸が生成されます。

飲む量が多ければ多いほど、尿酸はたくさん作られるので

尿酸値が比例するかのように上がってしまいます。


さらにビールには利尿作用があるので、

体内が水分不足になって、血中尿酸濃度が上がるので、

尿酸値も上がってしまいいます。


その上、乳酸が多く作られて、腎臓に溜まってしまい、

尿酸の排泄を阻害します。


と、まあ、

ビールは痛風に良くないことばかりのように聞こえますが、

悪いことばかりでもないです。


ストレス解消になりますしね。

(強いストレスは尿酸値を上げます)


それに、仕事が終わったあとのビールは

人生の活力です。


「痛風なら、ビールは止めましょう、禁酒しましょう」

なんて痛風の本には書いてありますが、まさしく

正論でしょうけど、

人間は、そんな・・本の通りには、簡単には

いかないです。


それでもね。

痛風発作の最中だけでも、ビールは我慢した方がいいです。

せめて、痛風発作の極期(ピーク時)が過ぎて、

患部の腫れや痛みがひいてきて、

だんだんマシになってきたなあ、

という程度になるまでは。


また、痛風発作が治まったらビールが飲める。


そう思うことで、つらくて痛い痛風発作も

我慢できる・・・かも?


2022年11月3日木曜日

コルヒチン 尿酸値

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◆ コルヒチン とは

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痛風の薬といえば、昔からコルヒチンが有名ですが、

残念ながら、コルヒチンを飲んでも

尿酸値が下がったりは しません。


コルヒチンとは、

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)ではなく、

痛風発作が起こりそうな直前に飲むと、

発作を発症させることなく、

痛風発作を抑え込んでしまう薬です。


しかも、このコルヒチンには変わった特性があって、

飲む時期、飲むタイミングが肝要なんです。


痛風発作が起こりそうなときには、

起こる直前、もしくは数日前に

「痛風の予兆」「痛風の前兆」

などと呼ばれる自覚症状がある場合があるのです。


この「痛風の予兆(痛風の前兆)」とは何か。


痛風発作が起こる直前に、痛くなるであろう箇所に

(痛風の好発部位は、左足の親指の付け根の関節が多発)

違和感を感じる現象のこと。


この違和感、というのは、

患部が「うずうずする」とか「ちくちくする」とか

「ひりひりする」などと表現されていますが、

このウズウズ感、自分にしかわからない、妙な感覚が

痛風の前兆なんです。


この自覚症状が起こると、十中八九、

遠かれ遅かれ、痛風発作が起こるケースがほとんど。


じゃあ・・このウズウズ感が起こっているのにも関わらず、

指をくわえてみているしかないのか・・というと、

そこでコルヒチンなんです。


このタイミングでコルヒチンなんです。


今、飲めば、痛風発作を封じ込めることができる!


・・・それがコルヒチンという薬の特徴。


でもね。

コルヒチンの働きは、それだけ、なんです。

痛風発作を抑え込むだけ、の薬なんです。


それだけでも充分に効果的なんでしょうけど、

尿酸値がコルヒチンによって下がることはないので、

痛風の根本的な治療には ならない、と考えられています。


たしかに、その場しのぎに過ぎない、とか、

痛風の痛みや腫れを先送りしているだけ、

と言えなくもないですが、それでもね。

やっぱり、痛風発作は痛いですし、嫌ですし。


それに、痛風発作というのは、自分で発症する時期を

選択したりすることは「できない」ということ。

つまり、いつ出るかわからないのが痛風発作。


今、痛風が出たら絶対困る!

というときがあるでしょう?


明日、大事な出張があるとか。

大切な商談があるとか。

友人の結婚式があるとか。

マラソンに出場するとか。


困ったことに、そんなときに限って

痛風発作が出るのですよね。

出ちゃ困るとき、出てきて欲しくないときに限って。


これは偶然ではなく、

痛風とストレスが関係していることに起因しています。


強いストレスは尿酸値を上げる作用があるのですよ。


だから、ここぞ・・というときに限って、

痛風発作が出たりするのです。

知らないうちに、強めのストレスが 

かかっていたのでしょうね。


こういう肝心なときに、痛風発作が出そうになると

蒼ざめてしまいそうになりますが、

起こりそうになった痛風発作を

起こさせずに封じ込めてしまう薬は、この世の中に

「コルヒチン」だけです。


ただ、コルヒチンは強い薬ですので、

胃腸障害(下痢、吐き気など)の副作用を

起こすこともあるので、長期使用には 

ふさわしくありません。


むしろ、ピンスポットで、

本当に今、痛風発作が出ちゃ困る、

というとき「のみ」

使用するのがいいかな、と思います。


でも、いくらコルヒチンが痛風発作を

封じ込めてくれたところで、

コルヒチンには尿酸値を下げる効果はありません。


尿酸値を下げるには、やはり、

フェブリクやザイロリックなどの

尿酸値を下げる薬が必須。


尿酸値を下げる薬は、いくつもありますが、

これから飲むならば、やはりフェブリク錠かな、と。


フェブリクは40年ぶりに発売された痛風新薬ですからね。

尿酸値を下げる効果が大きく、副作用は少なめ、

と報告されています。


ただ・・

フェブリクは新薬なので、薬価が高い。

なんで高いか、というとジェネリックが無いから。

新薬なんで仕方ないかな、とも思いますが、

毎日飲む薬ですから、やっぱり安いほうがいいなあ、

と考えてしまいます。


でも、海外メーカーからは、フェブリクのジェネリックも

発売されていますからね。


フェブタズ(Febutaz)というのですが、現段階では

フェブタズ(フェブリク ジェネリック)を入手するには、

自分で個人輸入するか、個人輸入代行業者から

フェブタズ(フェブリク ジェネリック)を購入する、

というくらいしか 方法がないのが実情。


でも、いくらフェブタズ(フェブリク ジェネリック)が

格安・激安でも

自分用だけの使用にしておいてください。

個人輸入した薬を転売したり、他人に譲渡したりすると、

薬事法に違反することになるので、要注意です。

あくまで、自分が使うためだけにしておいてください。


フェブリクの入手は、基本的には

病院で診察を受けて処方してもらうというのが望ましいです。

こまめに尿酸値検査も受けられますしね。


定期的な尿酸値検査は、前回、前々回との数値の比較などが

できて、自分の尿酸値の推移を把握することができます。


順調に下がっているな、とか。

最近、尿酸値高めだな、とか。

ちっとも変わらないや、とか。


フェブタズ(フェブリク ジェネリック)を購入し始めると、

薬価が全然違うので、病院で処方してもらうフェブリクに

戻れない人も多いかもしれません。


こんなに薬価が違うなら、1ヶ月でどれだけ違うんだ、

一年間でどれだけの価格の差になるんだ、

とか考え出してしまって。


でも、病院に足が遠のいてしまうのは、

望ましいことじゃないかもしれませんので、

定期的な尿酸値検査だけでも継続するようにした方が

いいと思います。


2022年11月2日水曜日

フェブリクは2日に1回で良いか

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◆ フェブリクを毎日飲まない?

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フェブリク錠というのは、痛風新薬です。

尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)です。


フェブリクを飲もう、というくらいの人なので、

尿酸値が高い(尿酸値 7.0mg/dl以上)わけで。


で、フェブリクを飲んで、飲み続けたおかげか、

尿酸値は安定してきた(尿酸値 7.0mg/dl以下)、と。


ここで、考える人が出てくるようです。


2日に1回でも、いいじゃないのか。

尿酸値、下がったし。


フェブリクは、ザイロリックなどの

尿酸降下薬の従来の薬と違って、

1日に1回1錠で いい薬です。


でも、逆に言えば、毎日、1回は

飲まなければならない薬。


これが面倒くさい。

あるいは、毎日飲むと、薬代が高い。


単純に考えて、「フェブリク錠 20mg」を処方されても

ナイフやピルカッターで切って

(ナイフは切りにくい! 砕ける!

 切断した拍子に、どこかへ錠剤の半分が飛んでしまう!)

半分にして2日間に分けたら、たちまち

「フェブリク錠 10mg」が二つ、出来上がり。


薬代も半分で済む、ってわけで。


さらに、これを1日置きに飲めば・・・

ものすごい、薬代の節約になるじゃん!


日本の医療費も増加する一方だし。

薬代を節約することは、日本のためにもなる!


日本の医療費に貢献できるのかどうかは、

わかりませんが、こういう考えというか、

やり方は、あまり推奨できないです。


これをやり出すと、忘れるのですよ。

つまり、「飲む日」と「飲まない日」が

できるわけでしょう?


毎日飲むから、朝食後でも夕食後でも、

いつも、この時間帯の飲む、と決めているから、

忘れずに飲めるのです。

(それでも、忘れる人もいますし!)


飲まない日と飲む日を作ることによって、

「飲む日なのに忘れた日」というのが、いつしか

できてくる、と思います。


そうして、だんだん飲むのが面倒になってくる。

痛風発作が出ていないのなら、それこそ、

飲むのが、おっくうになるかもしれません。


フェブリクを飲んでいるからこそ、

尿酸値が低い水準(尿酸値 7.0mg/dl以下)に抑えられていて、

痛風発作が起こらずに毎日を過ごせているのかもしれません。


2022年11月1日火曜日

痛風 ティノスポラカプセル

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◆ 痛風 ハーブ

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「ティノスポラカプセル」って知っていますか?


ティノスポラカプセルって何なの・・・というと、

ハーブのサプリメントです。


“イボツヅラフジ”というハーブ

(東南アジアのツル性植物)を

成分として配合したもの。


っていうか、“イボツヅラフジ”って凄い名前ですね。

もうちょっと、マシなネーミングセンスは無いのか。


・・・って、そんなことより、

天然ハーブが、痛風に何の関係があるのか。


天然ハーブってのは、知る人ぞ知る効果があるようで、

アーユルヴェーダなどでも、

ハーブが使われているそうです。


アーユルヴェーダ(アーユルベーダ)ってのは、

古くから、インドやスリランカ地方に伝わる

伝統医学のこと。


で、天然ハーブってのは、

免疫を高める効果が期待できるらしくて、

さらに悪玉コレステロールの分解を促進したり、

糖尿病や、痛風、リウマチなどを改善する、

と言われているそうです。


一昔前(大昔?)、今ほど医学が発達していなくて、

今のような良い薬もない時代は、

こういう天然ハーブが薬代わりに

痛風治療に使用されていたようで。


天然のハーブですし、副作用もないですし、

そういう意味では悪くないかもしれません。


利尿効果も高い、ということですので、

尿酸の排泄を促進させる効果がある・・・のかな?


ただね。

私は、まだ、この「ティノスポラカプセル」という

ハーブのサプリを試していないのですが、

「ティノスポラカプセル」に限らず、

新しいサプリを試してみるときは、

口コミとか、人の意見・感想とか、

あまり信用しないほうがいいかも。


いえ、他人の意見なんて嘘っぱち、

というわけじゃなくて、ほら、

サプリメントの効果には個人差があるし、それに

他の人には大きな効果があっても、

自分が飲んでみて効果が無いのなら、

意味ないですしね。


けど、痛風である以上、

やっぱり尿酸値は下げたいですし、

試してみないことには、ホントに

効果があるのか無いのか、わからない。


私なら、まず一瓶(一箱)だけ、試しますね。


飲む前は期待も大きいし、運賃などの絡みもあって、

まとめ買いしたくなりますが、たとえ、高くついても

最初の注文は、お試しの一箱だけ。


で、届いたら、飲むにしても、


推奨の用法は、

「1回2粒×3回食事の前に」(1日合計6粒)


・・・となっていても、1回1粒だけ、にします。

半分ですね。


で・・・様子を見るわけです。


この様子を見る、というのは、

副作用のような体の変化がないか、とか

(天然ハーブなんだから、副作用なんか、ない!)

ホントに期待している効果が出ているか

(つまり、尿酸値が下がるか、とか)

飲むことで体調が良くなっているか、とか。


この「ティノスポラカプセル」を飲んでいたら、

免疫力が高まったのか、風邪を引かなくなった、

という話が耳に入ってきますが、これ、

ホントなのか、どうか。


・・・・その辺りを実感、というか、自分で

少量スタートで試してみるわけです。


で、1ヶ月ほど様子を見て、いけそうだったら、

いい感じだったら、

推奨量である「1回2粒」に増量する、と。


で・・

こんな感じで、一瓶あけるまで続けてみて、

効果を実感できたか、世間で言われているような

優れた効果が、自分にもあったのか、どうか。


その結果しだいでリピートするか、どうか。

もう、これっきりで、いいや、と思うのか、どうか。


自分が決めれば良いだけのことです。


ただ、この「ティノスポラカプセル」ってのは、

かなり安価です。


痛風サプリとして有名なアンセリンあたりと比べると、

激安、格安です。


ティノスポラカプセルの効果・効能ってのは、

いったい、どんなものか。

自分にも効果があるのか、痛風に良いのか、

尿酸値は下がるのか、どうなのか。


価格に釣られるわけでもないですが、

この値段なら、試してみるのも

悪くないかもしれませんね。