えっ!?
痛風発作で「足の裏」なんかが痛くなることがあるの!?
・・・と思う方もおられるでしょうが、
残念ながらというか、痛風発作で
「足の裏」が痛くなることもあります。
痛風初期症状の人で
「左足の親指の付け根の関節」しか
痛くなったことが無い人には
どうも現実味がないでしょうけど、基本的に
痛風発作というものは、ありとあらゆるところが
痛くなるモノなのです。
どこが痛くなっても不思議じゃありません。
で、正確にいうと、
「足の裏」というのは、足の裏の(内部にある)筋に
結晶化した尿酸が沈着するのです。
足の裏には、親指の付け根やくるぶしのような関節は
ないですからね。
基本的に、大きな関節ほど、
尿酸結晶の蓄積も多くなりガチなので、
痛みや腫れも強めです。
じゃあ、なぜ?
足の裏は、どうして痛いの?
痛いのは、歩こうとしたときなんです。
つまり、ソコに全体重がかかるワケです。
これは、痛いです。
足の裏の筋は、それほど面積が広いわけではないので、
比例するかのように尿酸結晶の蓄積は少なめでも、
歩くたびに足の裏を地面に接触させねば歩けません。
ですので、事実上、歩けなくなります。
同様の理由で、アキレス腱が痛むときも、
尿酸結晶の蓄積が大きめの関節より少なくとも、
歩くたびに体重がかかって、激痛となります。
う~ん・・ここだけはホント、勘弁して欲しいです。
でね。
そういう、痛風発作のときの話じゃないんですよ。
痛風発作で足の裏が痛いのでしたら、
猛烈に腫れあがって、激烈に痛みますから、
すぐにそれとわかります。
じゃなくて、そうじゃないのに、普段どおりなのに、
なぜか足の裏が痛いんです。
画鋲を踏んづけた、とかじゃないですよ。
これは、なぜか?
足の裏の痛みは「腎機能」と関係があるのです。
つまり、腎臓や泌尿系などに
変調をきたしている可能性があります。
腎臓が悪い、とかじゃなくても、
暴飲暴食(年末年始など)で食べ過ぎていたり、
飲みすぎて水分の過剰摂取だったり。
あるいには、寝不足、疲れが溜まっている、
寒い時期で体が冷え切っている・・など。
こんなときには腎臓にも少し負担がかかるのです。
体の不調と反射するように、
足の裏が痛くなることがあります。
原因が上記の場合は、
それらの要因が改善されると、足の裏も
痛くなくなってくると思います。
寝不足 →ぐっすり休んで疲れを取る
暴飲暴食 →食事を減らして、水分も少し減らす
冷えている →体をあたためる
それでも、改善されない。
一年中、足の裏が痛い、というような場合は、
もしかしたら、
腎臓に少し変調があるかもしれないので、
もし、心配でしたら、
病院で診てもらうのも良いかもしれません。