2022年11月25日金曜日

痛風発作じゃないのに、足の裏が痛い

えっ!?

痛風発作で「足の裏」なんかが痛くなることがあるの!?


・・・と思う方もおられるでしょうが、

残念ながらというか、痛風発作で

「足の裏」が痛くなることもあります。


痛風初期症状の人で

「左足の親指の付け根の関節」しか

痛くなったことが無い人には

どうも現実味がないでしょうけど、基本的に

痛風発作というものは、ありとあらゆるところが

痛くなるモノなのです。


どこが痛くなっても不思議じゃありません。


で、正確にいうと、

「足の裏」というのは、足の裏の(内部にある)筋に

結晶化した尿酸が沈着するのです。

足の裏には、親指の付け根やくるぶしのような関節は

ないですからね。


基本的に、大きな関節ほど、

尿酸結晶の蓄積も多くなりガチなので、

痛みや腫れも強めです。


じゃあ、なぜ?

足の裏は、どうして痛いの?


痛いのは、歩こうとしたときなんです。

つまり、ソコに全体重がかかるワケです。


これは、痛いです。


足の裏の筋は、それほど面積が広いわけではないので、

比例するかのように尿酸結晶の蓄積は少なめでも、

歩くたびに足の裏を地面に接触させねば歩けません。


ですので、事実上、歩けなくなります。


同様の理由で、アキレス腱が痛むときも、

尿酸結晶の蓄積が大きめの関節より少なくとも、

歩くたびに体重がかかって、激痛となります。


う~ん・・ここだけはホント、勘弁して欲しいです。


でね。

そういう、痛風発作のときの話じゃないんですよ。


痛風発作で足の裏が痛いのでしたら、

猛烈に腫れあがって、激烈に痛みますから、

すぐにそれとわかります。


じゃなくて、そうじゃないのに、普段どおりなのに、

なぜか足の裏が痛いんです。


画鋲を踏んづけた、とかじゃないですよ。


これは、なぜか?


足の裏の痛みは「腎機能」と関係があるのです。

つまり、腎臓や泌尿系などに

変調をきたしている可能性があります。


腎臓が悪い、とかじゃなくても、

暴飲暴食(年末年始など)で食べ過ぎていたり、

飲みすぎて水分の過剰摂取だったり。

あるいには、寝不足、疲れが溜まっている、

寒い時期で体が冷え切っている・・など。


こんなときには腎臓にも少し負担がかかるのです。

体の不調と反射するように、

足の裏が痛くなることがあります。


原因が上記の場合は、

それらの要因が改善されると、足の裏も

痛くなくなってくると思います。


寝不足   →ぐっすり休んで疲れを取る

暴飲暴食  →食事を減らして、水分も少し減らす

冷えている →体をあたためる


それでも、改善されない。

一年中、足の裏が痛い、というような場合は、

もしかしたら、

腎臓に少し変調があるかもしれないので、

もし、心配でしたら、

病院で診てもらうのも良いかもしれません。