人間の体調は一年中、同じじゃありません。
特に日本の場合は、四季というものがあり、
季節の変わり目というものがあります。
この季節の変わり目に
体調が変調をきたしやすいのです。
最近は地球温暖化のあおりのせいか、
やたら夏が長かったりしますが、
それでも、いつかは必ず、秋が来て冬が来ます。
夏場に冷たいものを飲み過ぎたり食べ過ぎたりして、
胃腸が疲れているのが秋に「出て」きたり、
急に気候が涼しくなって体が冷えたときに、
不調になりやすいです。
痛風の場合、痛風発作も季節的要因が大きく、
夏場に痛風発作が多く出て、次に多いのは年末です。
夏の場合、暑くて汗を多くかくので、
水分不足になりやすく、尿酸値も上がりガチです。
年末の場合、忘年会など暴飲暴食(?)の機会が多く、
過食により尿酸値が上がり、これもまた
痛風発作が発症しやすくなります。
つまり、食べ過ぎにしろ、発汗による脱水症状にしろ、
なんにしろ、尿酸値が絡んでくるのですね。
でも、わかっているなら、対策が立てやすいです。
夏場ならば、多めの水分を摂る。
年末年始なら、なるべく飲み過ぎ食べ過ぎを控える、
宴会に出席する機会を減らす、など。
痛風は生まれつきの体質、つまり
遺伝の要因が大きいですが、
こうしてみると、やはり生活習慣病なんです。
いくら暴飲暴食をしても、痛風にならない体質の人は、
痛風発作が出たりしません。
なんか、不公平ですが・・・
まあ、体質なんで、しょうがないです。
自分が痛風発作の出やすい痛風体質ならば、
尿酸値が上がり過ぎないよう、日常生活の積み重ねで
気をつけていくしかないです。
やれやれ、やっと暑い夏が終わって、
痛風発作の季節も乗り切れた・・・と思ったら、
もう数カ月後には年末年始がやってきます。
年間の痛風発作の多い季節のランキングの一位が
夏場ならば、二位は年末年始ですからね。
まったく、油断なりません・・・