痛風発作は足が痛くなることが多いですが、
関節に問題があるわけじゃありません。
体内に多く作られすぎた尿酸が、結晶化して
関節などに沈着していくことが直接の原因です。
でも、体内で尿酸が少々多く作られようが、
それに見合うだけ排泄できれば
なんら問題はないわけです。
排泄がうまくいかないから、
痛風発作のリスクが高まるのです。
その排泄に関係してくるのがリンパ。
リンパというのは、血液と同じく体内を流れる体液、
リンパ液のことです。
このリンパというのは、体内の老廃物を運んで
腎臓へと送り込みます。
で、腎臓では“濾過(ろか)”の役割を果たし、
尿、便など一緒に老廃物を排泄します。
尿酸とは、細胞が代謝するときの老廃物です。
いえ、本当は尿酸は血管を若々しく保つ成分なので、
老廃物という言い方はあんまりな気もしますが、
代謝の結果、できるモノ、という意味では
老廃物といえます。
どういうことか?
つまり、リンパの流れが悪ければ、
代謝の老廃物である尿酸が
うまく体外に排泄できない、ということ。
結果、血中尿酸濃度が高くなって尿酸値が上がる、
ということ。
じゃあ、リンパの流れって、どうすれば良くなるの?
リンパというのは、血液と違って
(血液は心臓がポンプの役割で動かしくれますね)
筋肉の収縮によって流れるのです。
ですからの、筋肉をあまり動かさないと
リンパ液の流れも滞りガチになります。
あと、偏った食事とか、強いストレスとか。
ソイツらのせいでもリンパの流れは良くなくなります。
かたよった食事?
ストレス?
運動不足?
つまり、それって・・痛風の原因と一緒じゃん。
痛風は代謝の病気ですからね。
適当に運動することによって、リンパの流れが良くなって、
尿酸を排泄しやすくなります。
運動としての、おすすめは「歩くこと」
それから「股関節のストレッチ」です。
これらは血流が良くなり、リンパの流れも良くなります。