登山が痛風に良くないわけではありません。
登山すれば、痛風発作が発症するわけでもありません。
ですが・・・
登山が引き金となって、痛風発作が起るということは
充分に起こり得ることです。
これは登山がどうこう、じゃなくて、
普段以上に足を使う、足に負担をかける、ということが
痛風発作のトリガーになる可能性がある、ということです。
これは登山に限らず、たとえば、マラソンとかでも
同様です。
そして、これは、誰しもがそうなのではなく、
痛風発作が一度以上発症したことがある人の話です。
痛風じゃない人は、いくら歩いても走っても山登りしても
痛風発作になったりしません。
世の中、不公平ですが、そういうものです。
さきほど、痛風発作が一度以上と書きましたが、
実際には、発作が以前、一度でただけ、というような人は
ちょっとやそっとで、登山しただけで
痛風発作が出たりしないと思います。
少なくとも、はじめて痛風発作が発症してから、
10年以上が経過している・・・つまりね。
体内に、ある程度の結晶化した尿酸が関節などに
蓄積しているような人じゃないと、登山くらいで
発作が出たりしないです。
逆に言えば、痛風歴の長いような人は、
普段以上に足を酷使したりするときは、要注意ってことです。
そんなことばかり言っていると、
人生の楽しみというか、
人生の行動範囲が狭くなってしまいますが、
たとえば、登山に出かけるならば、
クスリを所持しておいた方が良いと思うのです。
登山などの場合は、少しでも
荷物を軽くしていきたいものですが、
薬などは軽量ですので、携帯していくことを おススメします。
何もなければ それで良し、備えあれば憂いなし、ってヤツです。
この場合の薬は、痛みどめ・・が いいかな、と思います。
ロキソニンとか。
市販もされていますしね。
最悪でも、登山中に痛風発作が出て、足が痛くなってしまっても、
少なくとも下山して帰ってこなきゃならないのですから、
足が痛いとか、言ってる場合じゃないです。
登山の所持品としては、水は必須だと思います。
(水無しでロキソニンを飲むと、
食道の粘膜を傷めることがあるので)
あと、実際には必要はないとは思いますが、安心のために、
痛み止めの薬などを持って行くのが、吉かと思います。