高尿酸血症、痛風の体質改善に、
ゆったりとした有酸素運動(あまりキツクないやつ)が
効果的と考えられていますが、ちょっと落とし穴もあるんです。
あ、その前に、有酸素運動ってのは、
ゆっくりとしたウォーキングとか、
のんびりしたサイクリングとか、
軽い水泳とか、ヨガとか、そういうやつです。
逆に無酸素運動というのは、息をとめて頑張るような、
強度の強い運動のことです。
100メートルダッシュとか。
ウエイトトレーニングとか。
で。
息を切らすような無酸素運動では、筋肉が酸素不足になり、
エネルギーを発生させるため、ジャンジャンと
プリン体を生成し、尿酸値を上げてしまいます。
その点、有酸素運動は、筋肉が酸素不足にならないので、
それほどプリン体も作られなくて、
尿酸値も上がらなくてすみます。
さて、痛風改善の観点からみると、
理想的なようにも思える有酸素運動ですが・・・
落とし穴って、何?
有酸素運動、無酸素運動に限らず、
とにかくスポーツをした後は、お腹が減るんです。
エネルギーを消費しますからね。
ところが、たくさん運動したから大丈夫、
カロリーいっぱい使ったから、
と、運動直後にたくさん食事をしてしまうと、
あまり望ましくないんです。
運動で熱量消費しているんだから、
少々食べても大丈夫なように思いますけどね。
ところが・・・実際は、そうじゃないらしくて。
運動直後は、自然と汗をかいています。
つまり、体内の血液濃度が高くなっていて
(水分が減っているので)、
尿酸値もあがりガチな状態でもあります。
そんな状態のとき。
「ビール+焼肉」なんかをたっぷり食べたりしたら、
どうなるか?
一発で痛風発作が出てしまう・・かどうかは、
わかりませんが、いわゆる痛風リスクは高くなります。
運動後のビールと焼肉は最高ですけどね。
今、こんな記事を書いたりしていますが、
実は私は、毎日のように運動して、毎日のように焼肉を食べて、
毎日のようにビール(あるいは、焼酎)を飲んでいました。
その当時、ビールや焼肉をあんなに食べなかったら、
痛風にならなかったかどうかは
わかりませんが(遺伝など、体質もあるため)、
知らないうちに、尿酸値をガンガン上げていたのですね。
なるべくして、なってしまったのかもしれません。
ビール+焼肉は、本当においしいですが、
運動直後のタイミングは止めておいたほうが良さそうです。