2025年4月2日水曜日

痛風 尿酸値 15あったら、どうしたらいい?

「尿酸値 15あったら、どうしたらいい?」→

病院にすぐ行って「診察を受ける」という行動が妥当です。


「尿酸値が15もある」という時点で、

痛風の薬(尿酸値を下げる薬、いわゆる尿酸降下薬)は

飲んでいない証拠です。

飲んでりゃ、15とかいう数値になりませんからね。


病院に行きたくない気持ちは、よくわかりますが・・

行こうと思っても、足が病院の前で

勝手にUターンしてしまったりね。

でも、行ったほうがいいです。


で・・

「尿酸値が15もあったら、将来、どうなるのか?」→

普通、痛風発作が頻発するようになります。


体質的に、というか、ときどき、

尿酸値が高いのにもかかわらず、

まったく痛風発作が出ないタイプの人もいます。


いわゆる、

高尿酸血症(尿酸値がずっと高いままの状態、でも発作はない)

というヤツです。


痛風発作が出ないなんて、いいなあ・・

と思うかもしれませんが、

体内に結晶化した尿酸が関節などに蓄積していくのは、

同じです。

尿酸値が高い水準で続いているのですからね。


この、「尿酸値15」の人は、

健康診断か何かでしょうかね、自分の尿酸値が高いことに

気がついたから、ある意味、ラッキーです。


痛風発作がまるで出ないタイプの高尿酸血症の人は、

自分が尿酸値が高いことに気がつかないのです。

自覚症状らしいものが、ないから。


体内で結晶化した尿酸は関節どころか、やがて

内臓(腎臓)に蓄積していって、腎機能を低下させていきます。

いわゆる、痛風腎ってやつです。


怖いですよ。。。。


同じ尿酸値が高いなら、痛風発作で出るタイプの人の方が、

どうして、まだマシなのか?


痛風発作には腫れと痛みが生じますが、同時に

患部を触ると熱を帯びています。


つまり、この発熱で、患部の内面で

尿酸結晶を溶かしているのです。


考え方によっては、痛風発作は

体内に尿酸結晶がこれ以上たまらないように、

溶かすことによって体を守っている、と言えなくもないですが、

将来、腎臓に石(結石)がたまるリスクは

やっぱり同じです。


痛風発作が出るから、安心・・なんてことは、

決してないです。


それから、尿酸値15なら。

今は、それほどではないかもしれませんが、

でも、やがて。

痛風発作が起こっては治まり、

治まったと思ったら、また起こり。


そして、ついには、

前の痛風発作がまだ治りきっていないのに、

また次の痛風発作が起こったり(!)


つまり。

一年中、痛風発作が起こるようになります。

四六時中、痛い思いをすることになります。

一年のうち、満足に歩けない日の方が多くなったりして。


結果として、生活の質が低下します。


日常生活が不便になり、仕事にも職種によっては

支障が出るかも知れません。

ハッキリいえば、クビになるかもしれません。

何もいいことはないです。


痛風発作は、体内の尿酸結晶を溶かしてくれる、

体を守ってくれる一面もありますが、

あまりにも多発していると、

関節を破壊する場合もあるのです。


痛風発作は時期がくれば治まりますが、

破壊された関節は元に戻るのは困難でしょう。


病院へ行きましょう。


尿酸値15の状態で病院へ行けば、即、

薬物療法でしょうね。


尿酸値15の状態で、今まで病院へ行かなかった人は、

薬が嫌いなのでしょう。


私も薬嫌いなので、気持ちはよくわかりますが、

自分の将来の寿命を左右するかもしれませんので、

尿酸値15なら、病院の診察を受けて、

フェブリクなどの尿酸降下薬を飲んだほうが良いと思います。