2022年6月10日金曜日

痛風の食材 

痛風と診断されて治療をするために、

特に重要な役割を果たすのが食事療法です。


痛風の食事療法の基本は、尿酸値を下げること、

そして、尿酸を排出しやすくすること

の2点に絞られます。


そのためには、主食を今までよりも少なめにして、

おかずの品目を増やすように工夫してみてください。

メニューの品目を増やすと、さまざまな食材を

一度に摂取できます。

そうするといろいろな栄養分を摂取できるので、

おのずと栄養バランスのとれた食事になるわけです。


主食を考えるときには、白米ではなく、

玄米ご飯や雑穀米を使ったごはんなどを

意識して取り入れてみてください。

副菜に関しては、肉料理のようなボリュームのある食材を

なるべく外し、野菜を意識して取り入れて、

低カロリーでいろいろな栄養分が摂取できるような

献立を考えていくべきです。


この時、食物繊維と良質のたんぱく質の

たくさん摂取できるような食材はどれか

という所で選んでいくといいです。

食物繊維は便のカサを増やす働きがあって、

お通じをよくする効果があります。

痛風の原因である尿酸を排出するためには、

排便の量を増やすのも効果的です。


痛風の時の食材選びで

何よりも意識しないといけないのは、

プリン体の存在です。

プリン体が体内に入ると分解されて

尿酸ができるわけですから、プリン体の

多く含まれる食材は避けるようにしてください。


一方、プリン体をあまり多く含まない食材は、

メニューの中でどんどん活用したいところです。

手軽に楽しめる低プリン体のメニューとしては、

豚肉のしょうが焼きや豆腐のコロッケ、里芋の煮物、

五目きんぴらといった和食料理はおすすめです。


カロリーも決して高くはありませんし、

必要な栄養分もバランスよく摂取できます。

しかも、それなりのボリュームもあるので、

満腹感も得やすいです。

和食の場合注意をしたいのは、だしを取るメニューです。

だしを取るときに、煮干しや鰹節を使うのが一般的です。

この煮干しや鰹節には、プリン体が多く含まれるので

注意する必要があります。


痛風の食事療法のレシピを考えるときに重要なのは、

腎臓にあまり負担をかけないような食材を使うことです。

そのためには、塩分控えめの料理を意識して

取り入れるようにしてください。


減塩食材も痛風の食事療法では重要です。

減塩といわれると、味が薄くなって、

料理の味を楽しめなくなる

と考える人もいるかもしれません。

しかし、塩の代わりにレモン汁を使ってみるとか、

山椒を有効活用してみることで

減塩をしながらきちんとパンチのある味わいが

感じられます。


調味料や食材をいろいろと試行錯誤してみて、

満足できる料理を編み出してみてください。


「食べ過ぎはダメ」とわかっていも、

なかなかできませんので、

カロリーの少ないめのものを食べる、

などの工夫が必要かもしれませんね。

口から食べた食事が体を形成していくので、

食事を選ぶことは大切なことです。


2022年6月9日木曜日

痛風の数値 

血液検査の項目は、実に多岐にわたります。

その中に尿酸という項目があるはずです。


この尿酸 (尿酸値) は

痛風と密接な関係にあると思ってください。

尿酸値が基準値よりも高くなっているのであれば、

今は大丈夫であっても今後

痛風に罹患するリスクは高いと思うべきです。


尿酸値が高くなると、体の中で

尿酸が結晶化してしまう可能性も高まります。

この結晶が体に刺激を加えることで、

炎症を引き起こします。

そうすると、風にあたっても痛みが出るといわれる

あの痛風の激痛が起こるわけです。


尿酸値とは、血液中にどの程度の尿酸が

含まれているかを検査しています。

尿酸は血液中に溶け込んで、血液と一緒になって

体内を巡っています。

一定の量であれば問題ないのですが、

血液の中に溶け込める尿酸の量には限界があります。

血液中に尿酸が溶け込める限界濃度のことを、

尿酸飽和濃度といいます。

この尿酸飽和濃度は、7.0㎎/dlです。


ちなみにこの7.0㎎/dlを超える数値が

血液検査の結果出てくると、

異常値と判断されます。

7.0㎎を超える尿酸値が出てきたということは、

尿酸が一度血液の中に

溶け込めていないということになります。

この尿酸はどうなるかというと、

尿酸塩結晶という結晶になってしまいます。

尿酸塩結晶は、血液の中に漂うような感じになって、

関節の所に徐々に付着していきます。


尿酸塩結晶は、とげとげした針状の形状をしています。

もし関節の所にこのトゲトゲした尿酸塩結晶が

たくさん付着すると、激痛を伴う、

炎症の原因となるわけです。

これが痛風のあの激痛を引き起こすメカニズムです。


尿酸値検査の見方ですが、

血液検査の項目の「尿酸」という部分を

チェックしてください。

病院によっては「UA」とか「Ur」と

記載されているものもあります。


基準値の一般的な範囲は

男性の場合3.0~7.0㎎/dl、

女性の場合2.6~6.5㎎/dlとされています。

これ以上になると高尿酸血症と診断されます。

さらに男性の場合9.0㎎/dl、

女性で8.6㎎/dl以上の数値が出てくると痛風だけでなく、

合併症を引き起こす危険水域になります。

その他には男性で2.9㎎/dl、

女性で2.5㎎/dl以下の場合には、低値と診断されます。


ただし尿酸値が異常値を1回出しただけでは、即、

痛風と診断するのは難しいです。

というのも、個人の中でも0.5~1.5㎎/dlもの

変動が見られるからです。

異常値が出たとしても、それが慢性的に

正常値を超えた状態なのか、

一瞬だけ たまたま異常値の範囲に達してしまったのか

判断できないからです。


尿酸値の上昇を招く要因として、

長時間水分をほとんど飲まずに、

脱水症状に近い状態で採血を行った場合が挙げられます。

その他には食事前で、空腹時に採血を行った場合でも

尿酸値が疾患と関係なく上昇する可能性があります。


もし異常値が出た場合には、もう一度詳しく検査をして

高尿酸血症や痛風の可能性を探っていきます。


血液検査で、いろいろなことがわかるのですね。

定期的に (年一回でも) 検査に行くのが理想です。

本当は、半年に一回くらいが望ましいらしいですけどね。


痛風&くるぶし 

痛風の発作を起こしたことのある人を見てみると

足の親指の付け根で発症している傾向が見られます。


しかし痛風の痛みは何もすべて親指の付け根

とは限りません。

痛風患者を見てみると、くるぶしに激痛が走った

という人も少なからず存在しています。


くるぶしの所に激痛や鈍痛をある日突然感じたとか、

熱を帯びるような感じがあった、くるぶしが腫れあがった

といった症状を訴える人は多いです。

ただし、くるぶしが腫れあがって激痛が走れば

すべて痛風かというと、そうでもありません。

偽痛風といって、実は全く関係のない

他の病気の可能性もあります。


そこで、激痛をくるぶしに感じたときには

まずは医者の診察を受けるようにしてください。

病気を特定できないと、適切な治療ができないからです。


くるぶしの痛風にかかった人を見てみると、明け方

急に激痛に見舞われるというケースが多いです。


睡眠中は皆さんもちろん自覚はないでしょうが、

体内の水分はどんどん蒸発していきます。

そうすると、血中濃度も上昇して、濃縮されます。

もし夜中に十分な水分補給ができていないと、

血中にある尿酸が結晶化しやすくなります。


しかも年間通じて1日の中で明け方は

最も気温の下がる傾向が見られます。

その結果、ますます結晶化が進みやすくなって、

明け方の激痛につながっていくわけです。


特に前の日の夜に大量にアルコールを摂取したとか、

眠る前に十分な水分を摂取しなかったということになると

発作が起こりやすくなるので、注意する必要があります。


くるぶしの痛風には、長期的なリスク要因があります。

ほとんど運動しない生活習慣の続いている人は

注意が必要です。


その他には、学生の頃は運動していたけれども、

就職してから忙しくなってほとんど体を動かせていない、

でも食欲は学生時代と一緒なので数年で

10㎏ぐらい太ってしまった、などの

急激な体形の変化のあった人も、

痛風発作を起こすリスクは高いです。

さらには仕事が忙しくてほとんど眠れていないとか、

ストレスなどがたまってイライラすることが多い人も

注意した方がいいです。


くるぶしの痛風対策をするためには、基本的には

規則正しい生活習慣を意識することが大事です。

栄養バランスのとれた適度な食事をするように

心がけてください。


その他には、遺伝子の中に

尿酸値が高くなりやすい体質というのがあります。

ですから例えば親が痛風で苦しんでいたという人は、

自分は ほかの人たちと比較して

罹患するリスクの高いことを自覚してください。


そこで例えば人間ドックなどを定期的に受けて、

血液検査をし、尿酸値が異常値になっていないかどうか

チェックする習慣をつけることです。


もし尿酸値が高めになっているのであれば、今まで以上に

良質な食習慣に改めるように意識してみてください。

そのようにすれば、くるぶしの痛風予防は十分

自分でも行えます。


くるぶしに痛風発作が出ると、歩く時に

体重がかかる関節なので、歩行困難になります。

この、くるぶしとアキレス腱だけは、

痛風発作が出てほしくないですね。

って、どこに出ても困るのですが。


2022年6月8日水曜日

痛風の前兆 

痛風の前兆症状として多いのが、足のムズムズ感です。

正座をしたときに、足がしびれますね?

完全にしびれた感じではないけれども、短時間正座をしていると

なんか足に違和感を覚えることはありませんか?


このような感覚があれば、

痛風の前兆症状の可能性があると思ってください。

米粒が入ったままの靴下を履いているような、

何か硬いものが足の指先にあたっている違和感があるとか。

その他には、関節の所に痛みや

ほてった症状があったという人もいます。

痛風はほとんどの人が、

親指の付け根で発作を起こしています。

もし以上のような症状に心当たりがあれば、

医者の診察を一度受けた方がいいです。


痛風の経験者の中には、

再発してしまうケースもあります。

再発するときにも、その前には

以上のような前触れの症状が起きるといわれています。


このような前触れの段階で、

コルヒチンという薬物を1錠服用すると

発作の予防や発作が起きたとしても、

症状がひどく悪化しないようにできるといいます。

ただしコルヒチンは、痛風の発作が起きた後で服用しても

ほとんど効果は期待できません。

服用するタイミングが重要になってくるので

注意してください。


前兆から本格的な発作が起きるまでには、

一定のラグがあります。

発作を引き起こす要因になりうる生活習慣が

いくつかあるので、尿酸値が高いなどと

健康診断で言われた場合には

以下のようなことは控えるべきと思ってください。


まずは暴飲暴食をするとか、激しい運動をすると

発作が起こりやすくなります。

その他にはきつめの靴を歩いて外出し、

しかも長時間歩いた後なども危険です。

夏場は、屋内でエアコンがガンガンかかっている中に

長時間いると、発作が起こりやすくなるといわれています。

仕事が忙しくて、精神的なストレスのたまっているときも

危ないので注意しないといけません。


お酒の量が増えるなど、生活習慣の乱れが、

最終的に発作を起こす引き金になる可能性のあることは

理解しておくべきです。


痛風発作というのは、突然起こるわりには、

予兆、前兆というカタチで兆候がある場合が

あるのですね。

不思議です。


痛風と酒 

アルコールは痛風の危険因子の中の一つです。

今は大丈夫という人でも、お酒を過剰に摂取していると

いずれは・・・という感じ。

ほどほどにお酒を飲むようにしてくださいね。


ところで、お酒の種類ごとにプリン体の量を見てみると、

かなりその数値に違いが見られます。

プリン体は体内に入ると肝臓で尿酸に分解されます。

この尿酸が体内で多く溜まってくると結晶化してしまい、

痛風の症状を引き起こします。


このプリン体の量を種類ごとに比較してみると、

100ml当たり10㎎を超えるようなビールから

0.1㎎のウイスキー、0.03㎎という焼酎など、

さまざまな種類があります。

ビールはプリン体が高いので痛風に良くないことは

広く知られるようになりましたが、

上の数値を見てみると焼酎やウイスキーは

飲んでもいいのではないか、と感じる人もいるかも。


基本的に蒸留酒は

プリン体の含有量の少ない傾向が見られます。

しかし基本的にプリン体の量に関係なく、

お酒は尿酸値を上昇させる働きがあります。

尿酸値の高めの人が

痛風の発作を起こさないようにするためには、

お酒は控えた方がいいわけです。


なぜプリン体の含有量にかかわらず

摂取を控えるべきといわれているかというと、

アルコールを摂取すると体内で

エタノールの代謝現象が起こるからです。

この中で、尿酸を尿に出させなくするような働きが

起きるといわれています。


一方で、お酒を飲んだ時にしょっちゅう

トイレに行く自覚はありませんか?

アルコールには利尿作用があるので、

トイレが近くなります。

ということは、尿を出すことによって、

体内の水分はどんどん失われてしまいます。

そうなると尿酸は出ない、水分は

なくなるということで尿酸が

どんどん凝縮されてしまうのです。


その結果、尿酸が結晶化しやすくなって、

痛風を発症しやすくなってしまうわけです。

実際データの中でも、プリン体があまり含まれていない

ウイスキーや焼酎を飲んでも

血清尿酸値は上昇しているという結果も出ています。


日本痛風・核酸代謝学会という所で、

高尿酸血症や痛風の治療ガイドラインを作成しています。

その中で、お酒の摂取量に関する

ガイドラインも作成しています。


その中で1日に摂取してもいい量は、

日本酒で1合、ビールであれば500ml、

ウイスキーであればダブルを1杯程度とする

と決められています。

しかも毎日摂取してはいけないと決められています。

週に少なくても2日以上、禁酒日を設けることと

決められています。


痛風対策をするのであれば、酒好きの人にとっては

厳しいかもしれませんが

お酒を控えることは必要不可欠だと思っておくべきです。


お酒はなかなかやめられませんし、

家族が注意してもやめられません。

自分で決意して実行するしかないです。


2022年6月7日火曜日

痛風と枝豆 

仕事終わりに冷たいビールで一杯やるのが

好きな人も多いと思いますが、

この時のお供に欠かせないのが枝豆ですね。

ビールの枝豆の組み合わせは、

数あるお酒とおつまみの組み合わせの中でも

トップレベルではないでしょうか?


でも痛風のことを考えると、ビールに枝豆というのは

決してお勧めできない組み合わせといえます。

痛風対策として避けないといけないのは、

プリン体を多く含む食材です。

プリン体が体内に入ると分解されて尿酸となり、

この尿酸が結晶化することで起きるのが痛風だから。

ビールにプリン体が多く含まれることは

広く知られつつありますが、

実は枝豆のような豆類の食材にも

プリン体が多く含まれているので要注意なのです。


ただし枝豆には、痛風にとって

プラスになりうるポイントもあります。

枝豆にはビタミンが多く含まれています。

五大栄養素の中の一つに数えられている栄養分で、

私たちにとって欠かせない栄養分です。

その他にも食物繊維が多く含まれている所もポイントです。

尿酸をなるべくためないようにするためには、

速やかに排出することが大事です。


尿酸は尿もしくは便によって

そのほとんどが排出されています。

食物繊維は腸内の掃除をするといわれていて、

便のかさましをして排便しやすくする特徴があります。

お通じをよくするためには、食物繊維を多く含む

枝豆を食べることはメリットもあるわけです。


そこで大事なのは、食べ合わせです。

先ほど紹介したビールと枝豆のような

組み合わせになってしまうと、

プリン体を多く摂取してしまう可能性が高いです。

しかもお酒を飲んで酔っ払ってしまうと、普段

節制していても、つい食べ過ぎてしまう恐れもあります。

自分の中にある理性というブレーキが

酒に酔うとききにくくなってしまうからです。


ですから、ビールのおつまみとして

枝豆を食べるのは避けた方がいいです。

そして食事の中で枝豆を適量

食べてみるのはいかがでしょうか?

そうすれば、プリン体を過剰に摂取する心配も

なくなりますし、ビタミンや食物繊維といった

私たちにとって必要な栄養分もしっかりと摂取できます。


ビールのおつまみとして何を食べるべきかですが、

これは意外と難しい問題といえます。

特に居酒屋などのお店で飲む際には、頭を悩ませます。

というのも居酒屋のような食事もお酒も楽しめる

お店に出ているメニューは、

高たんぱくで高カロリーなものが多いからです。

肉料理や魚料理が中心で、いずれも

プリン体を多く含む食材の多い傾向が見られます。

そうなると、ついカロリーオーバーになってしまって

肥満体質になる恐れも高まります。


ちなみに痛風の危険因子として肥満というのも

大きなファクターになりえます。

ですから、痛風、もしくは高尿酸血症と診断された人は

お酒を控えた方がいいです。

お酒を控えることで、

プリン体の摂取量もだいぶ少なくなります。

もしどうしてもお酒を飲みたいというのであれば、

野菜や海藻類が多く含まれる料理を

おつまみにするように意識してください。


枝豆といえば、やはり、ビールとワンセットですよ。

枝豆を単品で食べる人もおられるでしょうけどね。


痛風とラーメン 

ラーメンが嫌いだ、という人は

あまり聞いたことがありませんが、

痛風の方は、ラーメンを食べるのは

あまりお勧めできないので注意してください。


痛風というのは、食べ物に含まれているプリン体が

密接に関係しています。

プリン体が体内に入ると、肝臓で分解されます。

この分解の工程の中で生まれるのが、尿酸。

尿酸は尿として最終的には排出されるわけですが、

プリン体を多く含む食べ物をたくさん摂取していると、

尿酸がどんどん作られてしまって、

尿酸の排出が追い付いていかなくなります。


その結果、尿酸が体内に溜まって、結晶化してしまいます。

そこであの強烈な指の付け根の痛みを引き起こすわけです。

ラーメンには、この痛風の原因物質といわれるプリン体が

豊富に含まれています。


ラーメンというと、各店舗とも

スープにかなりこだわっていますね。

いろいろな食材をブレンドしてスープを作り出すわけですが、

実はこのうまみたっぷりのスープの中には

プリン体もたっぷりと含まれているのです。

もしどうしてもラーメンを食べたいと思う痛風の方がいれば、

スープは飲み残すように心がけてください。


スープの味比べをするのが好きな人もいるでしょうし、

スープを残すことにとても抵抗感があるかもしれません。

しかし何度か食べていくと

麺や具材からスープの味を推測するようになり、

それはそれで楽しめるかも。

特に魚介類のだしを使ったスープなどは、

プリン体が多く染み出ています。

ですからこのスープをすべて飲み干してしまうと、

尿酸値も今後上昇する恐れが高いです。


あとはメニューの頼み方にも工夫をした方がいいです。

大盛りの注文はやめて、普通盛りにするとか。

野菜ラーメンを意識して食べるようにするとか。


チャーシューのような豚肉は

プリン体が多く含まれています。

そこでプリン体の少ない野菜中心の

ヘルシーなメニューを注文するというのも一つの方法です。

特にネギがたくさん入っているラーメンは、

血液をサラサラにしてくれる効果がありますし、

ニンニクやしょうがを加えると血行が促進されます。

あっさり系の野菜ラーメンであれば、

時たま食べたとしても

痛風にそれほど悪影響をもたらさないと思います。

しかしあくまでも医者に相談をして、

ラーメンを食べてもいいかどうか

のアドバイスをもらうべきです。


・・・といっても、ラーメンを食うな、

という医者はいないように思いますけどね。


ラーメンの汁には、肉のエキスが溶けていますからね。

これが肉をたっぷり食べているのと

同じことになってしまうらしいですよ。


2022年6月6日月曜日

痛風と食べ物 

医者から治療を受けるときに、

食事療法の指導を受けたことがあるかもしれません。

痛風の治療法として主流なのは、食事療法。

そもそも痛風が起きるのは、

食べ物の中に含まれているプリン体が

関係しているからです。


そこで食事療法では、

尿酸の元になるプリン体をなるべく含まない

食材中心の食生活を指導されます。

痛風にかかった場合には、

尿酸を多く体内で生成させてしまう恐れのある

プリン体を多く含む食材は

好ましくないといわれています。


具体的には、

レバー類や白子、あんきも、カツオ、エビ、

タラバガニ、スルメイカといったものです。

いずれの食材も、日常生活で普通に食事をしている分には、

それほど出会わない食材ではありませんか?

しかし、外食をする機会が多いとか、

珍味などがもともと好きな人、珍味をつまみにして

飲む頻度の多い人などは注意が必要です。


お酒というと、プリン体が高いので

禁酒すべきという声もしばしば聞かれます。

プリン体と聞いてぱっとイメージするのは

ビールという人も多いのではありませんか?

確かにアルコールを種類別で比較してみると、

ビールに含まれているプリン体は相対的には多いです。


しかし上で紹介したレバーなどと比較をすれば、

プリン体の含有量はそこまで高いわけでもありません。

ならお酒を飲んでもいいのかというと、

そうでもありません。


なぜビールが痛風の人にとって良くないかというと、

肝臓や腎臓といった尿酸の排出のために

欠かせない機能を疲弊させてしまい、機能低下を招き、

尿酸の排出ペースが鈍くなってしまうからです。


ちなみに、毎日ビール大瓶1本飲む人と

そうでない人を比較した場合、飲む人の方が

痛風を発症するリスクは2倍に跳ね上がるといわれています。


では痛風の人が食べるべき食材として、

どのようなものがあるでしょうか?

ポイントは2点でまずプリン体の含有量が少ない食べ物、

そして尿酸値を下げる効果の期待できる食べ物を

食すように意識する点です。


この両者を見た場合におすすめなのが、

大根やゴボウといった根菜類、

カボチャやホウレンソウに代表されるような緑黄色野菜、

ヒジキやわかめなどの海藻類、ジャガイモや

サツマイモなどのイモ類です。


これらの食材に共通しているのは、まず

プリン体の含有量が少ないこと、

そしてアルカリ性の食品であることです。


なぜアルカリ性の食品が好ましいかというと、

尿がアルカリ化されることで、

尿酸が溶けやすくなるのです。

その結果、

尿酸の排泄による排出量を高めてくれるわけです。


このような食事療法は痛風を

まだ発症していない人が実践してみても、

痛風予防に効果が期待できます。


やはり食生活の偏った状態が続くと、

痛風をはじめとして

体にいろいろな異常が出てきやすくなります。


肉料理や魚料理ばかりを食べるのではなく、

野菜なども意識して多めに摂取するようにし、

栄養バランスのとれた食生活を目指してください。


食事に気をつけるとか言ってみても、

どうしても自分の好きなものばかり

食べてしまいがちですからね。

食事は難しいです・・・


痛風の市販薬 

痛風の発作というのは、ある日突然

やってくる感じですね。

初期症状として、足の先の所に

ピリピリとした違和感があったかなという程度だったりね。


痛風の発作が起きて、少し痛みの治まってきたところで

医者の診察を受けて治療を始める場合が多いです。

この時、医者から痛み止めの薬と

尿酸値を低くする効果のある医薬品を処方されたりします。


しかし初めての発作の時には、

このような薬が用意されていません。

ですから、ずっと痛みにどうすることもできずに

ただただ我慢をするしかありません。


2~3日程度痛みがずっとあって、

徐々に治まっていくような感じ、というパターンが多いですが、

中には「動けなくなるような痛みに3日も我慢はできない」

と感じる人もいるかもしれません。

そこで

「痛みがなくなればいいのだから、

市販の痛み止めを飲んで乗り切ればいいのではないか?」

と考える人も出てきそうです。


しかし市販の痛み止めの中には、服用すると

かえって症状を悪化させてしまうような種類もありますので、

注意しないといけません。

もし自宅に鎮痛剤を常備しているというのであれば、

その成分を確認すべきかも。


痛み止めの市販薬の中には、アスピリンを

主成分としている痛み止めの薬も見られます。

実はこのアスピリン、痛風の痛み止めとしては

服用しない方がいいといわれています。

アスピリンには痛みを抑制する効果の他にも、

尿酸値を下げる作用があるからです。


このように言われると、

「痛風の原因は尿酸だから尿酸値が低くなるのは

むしろ歓迎すべきことなのではないか?」

と考える人も出てくるかもしれません。

しかし発作の出ているときに、急激に

尿酸値を下げるアスピリンを体内に入れてしまうと

尿酸の結晶化を却って促進させてしまいかねないので。

このため、痛みがどんどんひどくなったり、

症状が長期化してしまったりする恐れがあるわけです。


もし痛みに耐えられないので何とか

市販の痛み止めで急場をしのぎたいと思うのであれば、

イブプロフェン系の痛み止めの薬が市販されています。

イブプロフェン系の痛み止めであれば、

アスピリン系のような尿酸値に何らかの影響を与えることなく、

症状だけを緩和してくれるので後々

症状が悪化してしまうという危険性も少ないです。


ただし市販の痛み止めを使うのは緊急避難としてであって、

本格的な治療は医者にお願いすべきです。

早めに病院を受診してください。


来たるべき (?) 痛風発作のときに備えて、

痛み止めの薬は常備しておいた方がいいかもしれませんね。

備えあれば憂いなし、っていいますし。


2022年6月5日日曜日

尿酸値と酒

痛風はお酒好きの宿命、なんて言われます。

毎日アルコールを楽しむ生活を送っていると、

いずれ、痛風発作を見舞われることになる、

というわけです。


ただ、そうは言ってもお酒好きの人は、日ごろ

痛風のリスクを意識して生活しているわけでは

ないですよね?

周りに痛風の人がいても、どこか他人事のような感じで

「自分は大丈夫だ」なんて、根拠のない確信を

持ったりしてしまう人もいるかもしれません。

だからこそ実際に痛風の激痛に見舞われた時の

ショックも大きいというものです。


どうしてお酒を飲む人が痛風になりやすいのか、

現在ではいろいろな説が出ています。

患者のおよそ9割が男性と言われていますから、

単にお酒だけの問題ではないのは間違いないのでしょうが、

やはりお酒を飲むことで尿酸値が上昇してしまうのが

大きな問題のようです。


すでに痛風の人はお酒にはプリン体が

多く含まれていることをご存知でしょう。

ビールが元凶のように扱われる場合もあります。


尿酸の原料となるプリン体を多く摂取することで

尿酸値を挙げてしまい、

高尿酸血症の原因を作ってしまうわけです。

食品にもプリン体が多い食品があり、

痛風対策には食生活の改善が

欠かせないといわれていますが、

食品の場合には、毎日同じものばかりを

食べるものではありませんので、

よほど偏った食生活を送らない限り、

尿酸値に大きな影響を与えることはないといいます。


しかし、お酒の場合はビールならビールで

毎日同じものを飲むことになります。

「わたしは○○の銘柄じゃないと飲まない」なんて

こだわっている方もいますよね?

痛風は高尿酸血症がある程度の期間続いた結果

発症するものですから、

やはりお酒がもたらす影響は大きいのです。


となると大事なのがお酒の節制。

痛風対策ではお酒を控えましょう、

なんてよく言われますが、

はっきり言って無理です。

言うは易し、行なうは難しというもの。

これまでお酒が好きで飲んできた人が

ある日バッタリ断つなんてできるでしょうか?

これは意志が弱いとか、やる気がないといった問題で

片付くものではないと思います。


痛風に限らず、健康対策は

無理のない範囲内で継続して行っていくことが

大事なわけですから、あくまで

現実的な範囲内で続けられる方法が大事です。


そこでよく言われる対策法が、

できるだけプリン体が含まれていない

お酒を選ぶというもの。

ビールが元凶扱いされるのも

プリン体の含有量が多いから、

しかもアルコール度数も低くたくさん飲めるから、

というのもあります。


100ミリリットル中に含まれるプリン体は

5~7ミリグラム程度、

さらに地ビールともなれば7~16ミリグラムにも達します。

これを尿酸に換算すると5~19ミリグラムになります。

100ミリリットルでこの数字なわけですから、

いかに多いかがわかるというものです。

その代わりにプリン体の含有量が少ないウイスキーや

焼酎に切り替えればよいというわけです。


なお、アルコールそのものが肝臓で

分解される過程で尿酸を作ってしまいます。

ですからプリン体が少なく、

アルコール度数が高い焼酎、ウイスキー

といった蒸留酒の方が痛風持ちのお酒好きには、

よいということになりますね。


お酒が好きで止められない人は→量を減らす

あるいは、飲む日を減らす、というところに

落ち着くみたいです。

いわゆる、休肝日ってヤツですね。

飲めない日はツライかもしれませんが、

翌日の飲める日は、おいしさ倍増かも。

尿酸値と腎機能

尿酸値は日常生活で

なかなか確認する機会がないのが問題なんですよね。

これが血糖値とか血圧なら、日々確認しながら

対策の効果が上がっているのか、問題がないかどうかを

逐一チェックすることができるわけですが、

医療機関や検査キットなどを利用しないと

確認できないので成果が出ているのかどうか、

なかなか手ごたえも得られませんし、

モチベーションの維持も難しいのです。


この尿酸値に関してもうひとつ厄介なのが

腎機能との関わり。

腎臓は異常が生じても

なかなか自覚症状があらわれにくいため、

状況を把握するのが難しいのです。

この痛風対策を行っていく際には、

この尿酸値と腎機能の確認しにくさを

踏まえておかなければなりません。


腎機能の何が厄介かといいますと、

尿酸値を上げる原因になると同時に

尿酸値の上昇の影響を受けてしまうということです。

体内で発生した尿酸は腎臓から尿として排出されます。

尿酸値が上昇する原因には

「尿酸の生成量が多くなる」

「尿酸の排出量が少なくなる」

「両方が同時に発生する」

の3つがありますが、このうち腎機能は

排出と深く関わっています。


プリン体の少ない食品を食べるよう心がけ、

ビールからウイスキーや焼酎といった蒸留酒に

切り替えて尿酸の生成量を減らしても

排出量が減ってしまうと尿酸値は高くなってしまうのです。

痛風対策では、この尿酸の排出量の維持にも

注意しなければならないのです。


痛風は尿酸値が高い高尿酸血症が続いた結果

起こります。

尿酸値が高い状況は腎機能にも負担をかけ、

機能低下をもたらしてしまいます。

その結果、尿酸をうまく排出させることが

できなくなってしまい、さらに尿酸値が

上昇しやすい状態になってしまうのです。

それがますます尿酸を体内に溜め込みやすい環境を

もたらし…と悪循環、

負のスパイラルへと突入していくわけです。


問題なのは腎機能の低下は尿酸の排出だけでなく、

水分や老廃物の排出をも

うまくできなくさせてしまうことです。

体のむくみは腎機能障害の典型的な症状ですが、

それが悪化すると

慢性腎障害へと発展していくことになります。

腎機能が正常の30パーセント以下しか

機能していない状態を腎不全といいますが、

そうなると人工透析、さらには

臓器移植といった治療が必要になります。


痛風の症状というとまず足指の激痛が思い浮かびます。

結晶化した尿酸が腎臓に蓄積して

結石をもたらすこともあるので

これも注意しなければなりません。


こうなると腎臓をいたわることも

痛風対策には欠かせません。

とくにお酒のつまみに

甘いものや塩辛いものを食べる習慣がある人は要注意。

アルコールだけでなく、こうしたつまみが

腎臓に負担をかけてしまっている可能性もあるのです。

腎機能は一度損なわれると回復がほとんどできないです。

そうならないためにも痛風対策と腎機能の確認は

セットで行っておきたいところです。


腎臓は黙って悪くなってしまったりするので、

やっかいです。

特に痛風の人は、腎臓が弱点ですから、

尿酸値が高くなり過ぎないよう、血圧が高くなり過ぎないよう、

常日頃、気をつけることが肝心かもしれませんね。