2022年5月24日火曜日

通風と焼酎 

通風 (×通風→痛風) は

アルコールが好きな人がなりやすい病気と言われています。

患者の90パーセントが男性と言われていますが、

その理由のひとつも

アルコールにあるのではないでしょうか。

毎日晩酌を楽しみにしている人、

連日のように飲み歩いている人は要注意、

やはりアルコールの摂取量を減らさないと

いけないのでしょう。


ただ、アルコールが痛風の原因になるかどうかは

お酒の種類によって異なるとよく言われています。

わたしはビールが好きなのですが

どうやらビールは痛風にはよくないようです。

では痛風によくないお酒とはどんなお酒なのでしょうか。

まずアルコールがどうして痛風によくない

と言われているのか知っておきましょう。

早く知れば知るほど適切な対策を

早く行うことができるはずです。


お酒が痛風の原因になると言われる原因は2つあります。

ひとつはプリン体が体内で代謝される過程で

尿酸を生み出してしまうことです。

つまりプリン体の摂取量が多くなればなるほど

尿酸の量も多くなってしまうというわけです。


もうひとつの原因は

アルコールそのものが代謝の過程で

尿酸を作り出してしまうこと。

そのためよくお酒を飲む人であればあるほど

尿酸が作られやすい環境にあるというわけです。


こうしたアルコールとの関係を知った上で

痛風になりやすいお酒と

なりにくいお酒について見てみると、やはり大事なのは

プリン体がどれぐらい含まれているか。

この点こそ、焼酎が痛風に悩まされている

お酒好きの人に適している大きな理由でもあります。


アルコール飲料の中でプリン体の含有量が多い

と言われているのがビール。

具体的な含有量は製品ごとに異なってきますが、

100ミリリットルあたりにつき

5~7ミリグラム程度が含まれています。


一方、発泡酒は3ミリグラム前後。

ビールが好きな人は発泡酒に

切り替えた方がよいことになります。


また、もっともプリン体の含有量が多いお酒

と言われているのが紹興酒。

平均でも10ミリグラムを超える高い数値となっています。


これらに対して含有量がグッと少ないのが蒸留酒です。

多めのブランデーでも

100ミリリットルにつき0.4ミリグラム。

焼酎はアルコール度25パーセントでゼロ~0.03程度。

ほとんど気にしないで済む数字となります。


こうして見ても焼酎は

痛風対策に非常に優れたお酒と言えます。

お酒が好きな人、どうしても禁酒が出来ない人は

ビールから焼酎へと切り替えるとよいでしょう。


ただし、アルコールと痛風の関係の

ふたつ目のポイントとして挙げたように、

アルコールの摂取そのものが尿酸を増やす原因となります。

ですから焼酎を飲んでいるからといって

必ずしも痛風を避けられるわけでも、

必ず改善できるというわけでもないのです。


理想としては完全な禁酒を目指したいところで、

それがどうしても難しい場合には

焼酎を含めた蒸留酒を心がける、というのが

お酒好きのための痛風対策となるでしょう。

もともと焼酎が好きな人は、くれぐれも

油断しないよう心がける必要があります。


お酒は、本当に好きな人は、やめられませんからね。

お酒を飲むことで一日が終わった(仕事が終わった)という

感じですから。

とにかく、飲み過ぎないこと、飲酒量を

少量におさえておくことが肝心かもしれませんね。


2022年5月23日月曜日

痛風の検査 

痛風の疑いがある場合には

できるだけ早く治療を受けましょう。

耐え難い激痛をもたらす症状でおなじみの痛風ですが、

初期段階ではそこまでひどくない痛みや、違和感、

腫れの形で症状が現われることもあるんです。

できるだけ経度の段階で適切な治療や

食生活の改善などの対策を行っておけば、

軽度の状態で改善していくことができるというわけです。

痛風の発作はその大半が足指の付け根に生じますが、

場合によっては

まったく別のところにできることもあるので

油断して放置しないよう注意しましょう。


医療機関ではいくつかの検査が行われます。

痛風とは「尿酸値が高い状態が長期間続いて

尿酸が結晶となった状態」のことですが、

検査ではどのような原因で尿酸が高い状態になったのか

といった点まで調べられます。

実は痛風は単にプリン体の摂取量が多い食生活だけでなく、

体内で尿酸の排泄がうまく機能しなくなっている場合にも

発症する可能性があるのです。


もっとも一般的な検査方法となるのが尿酸値の測定。

尿酸クリアランス・クレアチニンクリアランス検査などの

検査が行われます。

これは尿酸値だけでなく

腎臓機能の検査も併せて行われる方法です。

つまり、この検査で尿酸の生成量が多すぎるのか、

排泄機能が低下しているのか

まで判断することができるわけで。


また腎臓に異常の疑いがある場合には

CTや超音波を使用した検査も行われます。

結晶となった尿酸が腎臓に沈着したり、

結石を作ってしまっていると

痛風以外にもいろいろと問題が出てくるからです。

また腎萎縮が見られることもあります。

こうした異常が見られる場合には、

食生活の改善などの対策方法では

十分な効果が得られないそうなので重要な検査です。


それから尿検査。

よく知られた痛風対策の一環に

「尿をアルカリ性にするよう心がける方法」があります。

クエン酸やカリウムといった成分はこうした効果があるため

食事やサプリメントでの摂取が望まれているのです。

これは尿がアルカリ性だと尿酸が溶けやすく、

体外に排泄されやすい状態になるからです。

逆に酸性に傾いていると溶けにくく、

体内に蓄積されやすい状態となってしまいます。

尿検査ではこの点についても確認が行われます。


もうひとつ忘れてはならないのが薬の副作用。

降圧利尿剤などの薬物の投与を受けている場合に

痛風が発症するリスクが高くなるといいます。


なお、痛風と非常に良く似た症状に

偽痛風(ぎつうふう)という病気があります。

激しい痛みが見られるのが特徴で、

尿酸とはまったく関係ないのが特徴です。

この偽痛風は痛風とは

原因も対策方法もまったく異なります。

この病気との見極めを行いつつ

適切な治療法を見つけていく意味でも、

医療機関で適切な検査を受けることが大事なのです。

少しでも気になる症状が見られた場合には、

できるだけ早い段階で

しかるべき検査を受けるようにしましょう。


何事も、まず検査ありき、ですね。

きちんと医療機関で検査を受けるのが基本です。

それから、治療の方針をたてる、ということで。


痛風の治療? 

痛風に悩んでいる人はあれこれと

治療方法を模索しているのではないでしょうか。

痛風の治療は大きく分けて医療機関で行われる

薬物療法と自宅で行う生活習慣の改善があります。


薬物療法に関しては

痛風の症状や尿酸値の状況によって

行われるかどうかが判断されますが、

生活習慣の改善に関しては症状に関係なく

必ず行わなければなりません。

少なくとも治療は医師にお任せ、というわけには

いかないのです。


痛風の治療で難しいのは人によって原因が異なること。

一般的には食生活の乱れなど日常生活による原因が

20~30パーセント程度、残りの70~80パーセントは

体質的(尿酸が排泄されにくい、もしくは

逆に過剰に作られてしまう)なものが原因とされています。


つまり生活習慣の乱れが原因で

痛風になってしまったからか、

体質的な原因でなってしまったかによって

治療方法が異なってくるのです。

その辺はしっかりと検査を行い、

医師の判断に基づいて適切な対策を

行っていく必要があります。

尿酸値が高めな人でも食事療法のみで

改善されることもあれば、それほど高くない人でも

薬物療法が必要となるケースがあるようです。

素人判断ではダメ、ということなのでしょう。


日常生活で行う治療では

やはり食事療法がメインとなるわけですが、

プリン体が多く含まれている食材を避けることや、

摂取エネルギーの絶対量を減らすことだけでなく、

尿酸が作られにくく、排泄されやすい環境作りも

考慮して行っていかなければなりません。


野菜や果実などは、尿をアルカリ性にして

尿酸が排出されやすい環境にしてくれるので 

お勧めですし、食物繊維は適度な満腹感をもたらすため、

摂取エネルギーの制限にも役立ちます。

それと食事の内容だけでなく食べ方も

大事な食事療法の一環です。

一番やってはいけないのがドカ食い。

ついついやってしまいますよね?

あと食事の時間が不規則な人も

気をつけたほうがよいです。

毎日規則正しい時間に3食しっかり食べる。

当たり前のことを当たり前に行いましょう。


一方、薬物療法では症状に合わせて

適切な薬剤が選択されます。

どの薬剤が使用されるかは発作が見られた時と

見られていない時で異なります。

発作が起こった時にはまず耐えがたい痛みを

できるだけ緩和させることが重要なため、

非ステロイド性鎮痛・抗炎症薬や

インドメタシンなどが投与されます。


これらの薬剤では十分な効果が得られないほど

痛みが激しい場合には

副腎皮質ステロイド薬が使用されることもあります。

なお、痛みの発作が起こる前に

コルヒチンという薬物を内服すると

予防に効果が見られるため、

発作の前兆を察知できるかどうかが

痛風治療の大事なポイントとなるわけです。


発作がない時には尿酸が作られるのを阻害する

アロプリノールや逆に尿酸の排泄を促す

プロベネシドといった薬物を使用し、

尿酸値の改善が目指されます。

言うまでもなく薬物療法なしで

治療を行っていきたいところ。


痛風の対策は、人によって

ケースバイケースなのですね。

食事療法などの生活習慣の改善は、

地道な繰り返しで時として心が折れそうになりますが、

なんとか継続していきたいですね。

 

2022年5月22日日曜日

痛風メタボ?

メタボリックシンドロームとかメタボという言葉は、

知っている人も多いのではありませんか?


メタボとは、簡単に言ってしまうと

食べ過ぎや飲み過ぎ、かつ運動不足の状態が続くことで

内臓脂肪がたくさん体内についてしまう症状をさします。


内臓脂肪が体内にたくさんついてしまうと、

血糖値を調節するためのインスリンの働きが

鈍くなってしまいます。

そうすると、高血圧症や糖尿病、高脂血症といった

生活習慣病を発症しやすい状態になります。

これらの生活習慣病自体は、別に

自覚症状なども起こらないケースもあります。


しかしながら、そのまま放置してしまうと、

脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病合併症などを起こして

より重篤な状態になる恐れも高まります。

そしてメタボの人を見てみると、

痛風でもあるケースが多いです。


30代を過ぎたあたりから、普通の生活をしていると

運動量と筋肉量が低下する傾向が見られるので、

それでいて、若いころそのままの食事を食べていると、

必然的に摂取カロリーの方が消費カロリーと比較して

常に多い状態になってしまうのです。

カロリーオーバーの状態が続くと、

どんどん体の中に脂肪がたまってしまうわけです。


特にお酒を飲む男性は、メタボや痛風に

なりやすくなるので、注意する必要があります。

アルコール自体にカロリーが含まれるのも問題ですが、

それよりも痛風メタボにとって大きいのは

お酒と一緒に摂取する おつまみです。


居酒屋などに行くと、お酒と一緒に

さまざまな つまみを注文しますね。

居酒屋のつまみ、たとえば

ポテトフライや鶏のから揚げ、ソーセージ、

焼き鳥、串揚げ、軟骨のから揚げ、といった感じで

油分や塩分の多いメニューが中心です。


しかも お酒を飲んでいるときに、

このような塩辛くてボリュームのある料理が

おいしく感じてしまうものです。

このような食生活を続けていると、

どうしてもメタボになりやすいです。


さらに、これら肉料理には、

プリン体が多く含まれる傾向があります。

プリン体は体内に入ると肝臓で分解され、

血中に尿酸が増加します。

この尿酸が体内の関節などに過剰に溜まってしまうと、

あの痛風を引き起こしやすくなります。

お酒やカロリーの高いつまみばかり食べていると、

メタボや痛風にまっしぐらになってしまうわけです。


痛風を予防するためには、

お酒を控えることが大事です。

しかし、いきなりお酒を一切飲まないのは

厳しいというのであれば、

まず、ビールは控えることから、

はじめてみてはいかがでしょうか。

ビールはプリン体を多く含みますので、

痛風発作を引き起こしやすくします。


プリン体ゼロのビールが最近では出ているので、

どうしても、という人はこちらを飲むようにしてください。

また、つまみの中で、レバーやもつなどの内臓系や

あんきも、たらこ、イクラなどのメニューは

プリン体が多めなので、

注文しないように心がけることです。


人間の体は(飢餓時代の名残で)

脂肪を蓄えよう、蓄えよう、とするので、

なかなか、内臓脂肪は減らせませんね。

現代社会では、飢え死にすることは、まず

ないので、内臓脂肪を減らすよう、

努力していきたいですね。

痛風とマッサージ

痛風は実際にかかってみるとわかりますが、

本当に激痛が襲ってきて何もできなくなります。

急に激痛が襲ってくる感じなので一種の恐怖感もあります。

痛風にならずに済むのであれば、

ならないに越したことはないですね。


では痛風予防するためには、具体的に

どのような対処をすればいいのでしょうか?

痛風予防のために重要なのは、

何といっても生活習慣の改善です。

耳の痛い話ではありますが、

暴飲暴食を避ける、運動をする習慣を取り入れる、

きちんと睡眠時間を確保するなどを意識して

実践してください。

痛風は一種の生活習慣病だから。


その他には、マッサージをすることでも

痛風対策は可能という専門家もいます。

どうなんでしょうね。


マッサージをする時には、

いくつかチェックしておきたいツボがありますので

紹介しておきますね。


まずは照海と呼ばれるツボです。

照海は、足のくるぶしの内側の下あたりにあります。

照海は、腎臓に対して効果の期待できるツボです。

先が丸まったボールペンなどの棒を用意して、

照海の所をぐりぐり刺激してみてください。

時間にして20秒程度の刺激なので、

仕事や家事の合間を縫って

マッサージできるのではありませんか?


その他には、湧泉と呼ばれる足の裏の人差し指と

中指の付け根の下あたりにあるツボも、

痛風に効果の期待できるツボといわれています。


また足のほぼ中央には、

足心と呼ばれるツボもあります。

この足心も、痛風対策で効果的なツボ

といわれているので、刺激を加えてみてください。

いずれも足の裏にあるツボなので、

青竹ふみをすれば同時にツボ刺激が可能です。


青竹がないというのであれば、

ゴルフボールを用意して、その上に足を乗せて

刺激を加えてみる方法もあります。

このようなツボを刺激する習慣をつけることで、

痛風対策をしてみてください。


ちなみにこれらのマッサージをする時には、

水分補給をしておくと

より高い効果が期待できるようです。

水を飲むときには500ml程度、

人肌のぬるめの水を飲むように心がけてください。


痛風というと、症状は激痛を伴います。

2~3日は歩くことも難しくなるくらいの

激痛が走ると思ってください。


しかし命に係わるような深刻な病気ではない

と認識されているので、

どうしても軽視される傾向があります。

しかも1週間から10日も経過すると、

放置していても症状は治まってしまいます。

その結果、処置を怠る人もいるのです。


しかし痛風は放置していても

勝手に治癒する病気ではありません。

場合によっては、腎臓疾患をはじめとして

内臓にも悪影響の出る可能性があります。

その他にも高血圧症や糖尿病といった

より重篤な病気を合併するきっかけにも

なりかねないので、症状が出たら早めに病院で

治療を受けるべきです。


痛風という病気の深刻さをしっかりと認識して、

マッサージなど自分でできる予防は

前もって行うように心がけることが大事なのです。


リンパマッサージというものもありますが、

この場合は、ツボ刺激ですね。

足の裏や手のひらは、内臓の反射鏡と呼ばれていますので、

定期的に刺激を続けるのも良いかもしれませんね。

2022年5月21日土曜日

痛風&新薬

日本の痛風事情というか、昔は 

あまり罹患する患者が多くなかったのです。

それが1960年代ごろから患者の数が

急増するようになりました。

これは戦後の高度経済成長期の時に、

食の欧米化が進み、動物性たんぱく質を

日々の食事の中で摂取するようになったことが

関係しているといわれています。


痛風の患者の数は増え続けていて、最近では

20代の若者や女性の間でも痛風に苦しむ患者が

増えているといわれています。

そこで徐々に痛風を治療するための

新薬の開発も進められています。

痛風に効果のある新薬が開発されることは

喜ばしいことといえますね。


最近注目されているのは、

フェブキソスタットと呼ばれる成分です。

そもそもなぜ痛風になるかというと、

体内で尿酸が過剰に産生されてしまうことが

関係しています。

尿酸が血液中に過度に含まれると、

溶けきれない尿酸が出てきてしまいます。

その結果、尿酸が結晶化して関節に刺激をもたらし、

炎症を起こしてあの強烈な痛みになるわけです。


尿酸の元になるのが、食べ物の中に含まれている

プリン体です。

プリン体が体内に入ると肝臓で

尿酸に分解されるわけですが、

この尿酸を生み出すのに酵素が

一役買っていることがわかっています。


その酵素が、キサンチンオキシターゼという酵素です。

先ほど紹介した新薬成分のフェブキソスタットには、

キサンチンオキシターゼの働きを阻害する効能があります。

その結果、尿酸の産生を抑制して

痛風の発症を抑えるわけです。


実はこのキサンチンオキシターゼの働きを

抑制する薬品として既に、

尿酸生成抑制薬というものがあります。

しかしこの尿酸生成抑制薬の場合、

阻害のメカニズムと薬を服用した後の

代謝・排せつ経路の異なる所がネックでした。


このため、活性代謝物が尿の中に含まれて

排泄される形をとるので、

腎障害を抱えている患者に対しては

大量の薬を投与できなかったのです。

フェブキソスタット(フェブリク)の場合、

この問題をクリアしている所が

注目されている理由の一つです。


フェブキソスタットは体内に入ると、肝臓で 

まず代謝されます。

その後、一部は尿として、そして、その他は

便として体外に排出される特性を持っています。

このため、従来の尿酸生成抑制剤と比較すると

腎臓にかかる負担を大幅に軽減できるわけです。


腎機能が低下している患者であっても、

服用しやすくなっています。

臨床データによると、

1日1回のフェブキソスタットの服用で

尿酸の値を治療目標値まで引き下げることに

成功したとも言います。

海外でも臨床実験は行われていて、

血中尿酸値を治療目標値以下に低下させ、なおかつ、

その状態を維持させることに成功しています。


その結果、痛風関節炎の発現率も低下して、

5年後には関節炎が完全に消失した

という報告もあります。


高尿酸血症という痛風予備軍の患者は潜在患者も含め、

国内に1600万人いるといわれています。

増え続ける痛風や高尿酸血症の患者のために、

フェブキソスタット(フェブリク)は

今後、重要な役割を果たす可能性は大です。


フェブリクは副作用が(従来薬よりは)

比較的少ない、というのも魅力ですね。

長期に飲み続けることよる副作用は心配ですが、

尿酸値はしっかりと下げてくれます。


痛風&遺伝

痛風は、血液中の尿酸の量が増えることによって

発症する高尿酸血症が引き起こす病気といわれています。

高尿酸血症になると、尿酸が血液の中で

すべて溶けきれなくなってしまって、結晶になります。


この結晶はトゲトゲした形をしていて、

体内の関節などに沈着していきます。

これからが溜まりすぎると、

蓄積しきれなくなって剥がれ落ち、

それを白血球が攻撃するので、

関節に炎症を起こして強烈な痛みになるわけです。


血液検査の中に尿酸値の項目はあると思いますが、

もし血液検査を受けたときに痛風の気になる人は、

尿酸値の値をチェックすることです。

7.0㎎/dl以上の数値が出ている人は、要注意です。


尿酸の値が高くなるのは、飲み過ぎや食べ過ぎが

関係している可能性が高いです。

痛風持ちの私にとって耳の痛い話ですが、

脂っこいものや肉料理、魚料理を食べ続け、

アルコールをたくさん摂取していると、

どうしても尿酸値は高くなってしまいます。


このような不摂生をしていて

痛風に罹患をしている人が多い一方で、

健康志向の強い人の間でも高尿酸血症や痛風に

罹患する人も少なからず存在しています。

なぜ規則正しい生活を送り、

栄養バランスのとれた食生活をしていても

痛風発作が起きるかというと、

遺伝的な要因が関係しているのではないか

とみられています。


世界の中でも台湾は、

屈指の痛風大国といわれています。

この台湾でイギリスの大学が研究を行いました。

2300万人420万世帯を対象にして調査を行ったところ、

104万5000人が高尿酸血症と診断されました。


そして、両親や兄弟、子どもという第1度近親者で

高尿酸血症と診断された親族がいる人は、

自分も高尿酸血症に罹患するリスクが2倍に

上昇するというデータが出たのです。

祖父母や孫、おじ・おば、姪・甥、異母や

異父兄弟の第2度近親者に痛風患者がいると、

男性で1.27倍、女性で1.40倍痛風に

罹患するリスクが高まるということです。


遺伝的要因の他にも生活習慣をはじめとした

環境的要因も痛風の原因となりますが、

男性と女性で比較してみると

遺伝的要因による発症は男性で1/3、

女性でも1/5を占めることも判明しました。

環境的要因が主流を占めるものの、

上の実験結果からもわかるように

遺伝的要因も決して無視できないこともわかります。


そこで、もし自分の近親者に

痛風で悩んでいる人がいれば、

自分も将来、罹患するリスクがあると思って、

早めに対策を講じることが大事です。

自分でできる痛風対策もあって、

生活習慣の改善は大きな効果をもたらします。

とくに食生活を見直してみて、

偏った栄養バランスになっているのであれば、

その改善を早急に取り組むべきです。


痛風を発症する患者の多くが、

過剰にエネルギーを摂取している傾向があります。

そこでもし食事のボリュームが多いというのであれば、

少し量を減らすように意識してみてください。


日本には昔から、腹八分目という言葉があります。

この腹八分目を心がけるようにしてください。

腹八分目にして肥満対策をするのは、

高血圧や高脂血症、糖尿病などの予防にも役立ちます。


痛風において、遺伝の力は強力です。

体質が遺伝しますからね。

でも、体質は自助努力によって改善できますので、

根気強い、継続的な努力が必要です。


2022年5月20日金曜日

痛風&ビール 

日常の生活習慣がもたらす痛風の原因の中でも

最大のものとして挙げられるのがビールです。


お酒の中では比較的アルコール度数が低く、

料金も手頃ということもあって

お酒が好きな人にとっては最高の友となってくれるビール。

しかし、これが実は痛風の大きな敵となっている

というのです。


お酒の飲みすぎはよくない。

これはどんなお酒好きの人でも自覚しているものです。

ほとんどの人はできる限り節度を踏まえたうえで

お酒をたしなんでいることでしょう。

しかしお酒によって痛風に良い・悪いがあると意識している人は

ほとんどいないと思います。

ただ、飲むお酒によって痛風のリスクが

かなり異なってくると言います。

その要因はプリン体の含有量にあります。


プリン体はさまざまな飲食物に含まれていますが、

体内に取り入れられた後に

代謝される過程で尿酸を作り出します。

痛風とはこの尿酸が体内に蓄積し結晶化することで

生じるものですから、直接の原因ということになります。

痛風対策、尿酸値の調節のためには

できるだけプリン体の摂取量を減らすことが

まず求められるのです。

このプリン体はお酒の中にも含まれているのですが、

その種類によって含有量が驚くほど異なってきます。

そしてビールは

一般的に飲まれているアルコール飲料の中でも

もっとも含有量が多いのです。


100ミリリットルの用量に含まれるプリン体の

含有量で比較してみましょう。

具体的な数字はもちろん製品ごとに異なってきますが、

ビールは4.5~6.8ミリグラム程度。

これらが体内で

4.8~7.9ミリグラム程度の尿酸を作り出すと言います。

それに対して発泡酒は2.8~3.8ミリグラム程度、

尿酸にして3.2~4.4ミリグラム程度。

価格の点でメリットが大きかった発泡酒ですが、

痛風のリスクを軽減する点においてもメリットを

備えていることになります。


これらに比べて格段に少ないのが蒸留酒。

ウイスキーが0.12ミリグラム程度、

もっとも多いブランデーで0.3~0.4ミリグラム程度、

ワインが0.4ミリグラム程度、

もっとも少ないのが焼酎でアルコール度数25パーセントで

わずか0.03ミリグラム程度。


このように、プリン体の含有量だけを比較しても

ビールがいかに痛風のリスクを抱えた

アルコール飲料かが窺えるでしょう。

なお、現在人気を得ている地ビールの場合は

さらに含有量が高い傾向が見られます。


毎晩のビールが楽しみ、という人も多いでしょう。

職場の同僚や友人たちとの飲み会でももっぱらビールで乾杯、

という人も少なくないはずです。

そんな人は痛風のリスクを抱えた食生活を

送っていることになります。

尿酸値を正常の範囲内に保つためには、

ビール中瓶1本程度に抑えることが必要と言います。

それほど飲まない人にとっては十分抑えられる量でも、

好きな人にとっては少なすぎてお酒を楽しめない

と感じてしまうことでしょう。

その場合には発泡酒や蒸留酒に切り替えたり、

お酒を飲む日を減らしたりして尿酸値の調整を

日々の生活のなかで行っていくとよいでしょう。


ビールは人生の友、最大の楽しみの一つ、という人も

おられますからね。

お酒は楽しく、痛風に差しさわりのない程度に

ほんの少しだけ飲むようにしたいですね。

・・というわけにもいきませんが。

本当に好きな人にとっては。


痛風&手 

痛風の症状と言えば、まず

足の親指に走る激痛を連想する人が多いと思います。

ある統計では初期症状の70パーセントが

この部分から生じるといわれています。

しかし他にも発症するケースはもちろんあります。

手はそんな痛風が生じる可能性がある部位のひとつです。


手に生じる痛風はおもに2ヶ所、手の指と手首です。

このうちより多いと言われているのが手首です。

どちらも日常生活で使用する部分ですから、

症状があらわれるようになると

日常生活に大きな支障をもたらすことになります。


そもそも痛風とは体内に蓄積した尿酸が結晶化し、

遊離したうえで体のさまざまな部位に

沈着してしまうことによって生じます。

尿酸が高い状態が長く続いた結果生じるもので、

足の指の付け根にできやすいのは

遊離した結晶が沈着しやすい部分だからです。

そのためそのほかにも腎臓や心臓など臓器にも

沈着して症状が見られることもあります。

手の症状もこのように尿酸が

蓄積・沈着した結果生じるものなのです。


ただ、足に比べると

手に生じるケースはごく稀と言われています。

そのため痛みを感じた場合には

他の症状も疑ってかかるべきでしょう。

手首の痛みの代表格としてはまず腱鞘炎が挙げられます。

痛みだけでなく手首のこわばりが見られるのも特徴です。

手首をよく使用する仕事、かつては

ミュージシャンによく見られる病気として

知られていましたが、現在ではパソコン作業のしすぎで

発症するケースが増えているといわれています。

痛風と同じく腫れが伴うのも特徴です。


手に生じる痛風では初期症状として起こるケースと、

症状が進行するとともに起こるケースが見られます。

冒頭にも挙げたように、初期症状の70パーセントが

足の指の付け根に起こるわけですが、逆に言えば

30パーセントが他の部位にできることになります。

手に生じる可能性も

ごくわずかながら考えなければなりません。

この場合厄介なのはいきなり激痛の発作が起こるのではなく、

初期段階ではそれほど痛みが伴わないまま始まって

少しずつ進行していくケースもあること。

腱鞘炎をはじめとする他の疾患と間違えてしまったり、

痛風は足の指にできるものだと思い込んでしまった結果

対策が遅れてしまったりといった恐れが出てくるのです。


一方、症状が進行していくにつれ生じる場合には、

その段階まで悪化させないことがもっとも大事です。

足指に生じた際に適切な対策さえ行っていれば

手にまで症状が進行する可能性が極めて低くなります。

その意味では手に生じた痛風は対策が不十分である

という証ともなるでしょう。


痛風が怖いのは、放置したり十分な対策が

行われなかったりして進行していくと、

痛風結節の原因になってしまうこと。

尿酸の瘤が神経を破壊することで

後遺症を残してしまう恐れもあります。

これが手指や手首に出来てしまうと

痛風が治った後も日常生活に大きな支障を

きたしてしまうことになるだけに注意したいところ。

珍しいケースなのでそれほど

神経質になる必要こそないものの、

油断せずに手に気になる症状が見られた場合には

医療機関の診察を受けるなど適切な対策を

行うよう心がけましょう。


結晶化した尿酸は、体内の比較的温度の低い関節などに

沈着しやすいといいますから、手や手指に痛風発作が出ても

不思議じゃないですし、実際に苦しんでいる方もおられます。

足は歩けなくなるので大変ですが、

手はモノが持てなくなるので、それはそれで大変です。

気をつけていきたいですね。


2022年5月19日木曜日

痛風の初期症状? 

痛風の症状といえば

何といっても耐え難い激痛。


発作的に痛みが走ったかと思うとどんどん強くなり、

24時間後くらいのにピークに達します。

そのときの痛みたるや実際に経験したことがない人には

とても理解できないだろうと思えるほどです。

しかも、この想像しただけでも身がすくむ思いになる

猛烈な痛みが数日間も続きます。

短い場合には2~3日程度で済むのですが、

長引く場合には2週間程度に及ぶことも。


このように、ある日突然

症状が発症するイメージが強い痛風ですが、

実際には初期症状と呼ばれる段階があります。

突然の痛みもじつは少しずつ

体内で進行していた異変の結果として起こるものなのです。


痛風の初期症状の代表格はやはり痛み。

耐え難いほどの痛みではないものの、

かなり気になる痛みが続きます。

長時間続くのが特徴で、それが収まると

何事もなかったかのように痛みが引きます。

痛みとともに熱感が伴うのも特徴として挙げられるでしょう。


それから動作、とくに立ち上がった際に

痛みや違和感が生じることもあります。

痛風の症状の実に70パーセントは

足の指の付け根に生じますから、

動作によってこの部分に負荷がかかると

痛みを感じるようになるのです。


そのほかは腫れや変形なども

注意しておきたい初期症状です。

一方の靴だけうまく入らなくなる、

足指だけが妙に腫れている場合に

痛風の疑いを持った方がよいでしょう。


理想としてはこうした初期症状が見られる前に

痛風のリスクを察知しておきたいところ。

それだけに尿酸値の検査は重要です。

尿酸が慢性的に高い状態が長期間続くことが

痛風の原因となるのです。


尿酸値の正常値は7.0mg/dlです。

なお、男女差が設けられていることもあり、

女性の方が低めに設定されていることもありますが、

基本的には男女間の格差はほとんどありません。

この正常値を過ぎると

尿酸が結晶化していくリスクが高くなるのです。

なお、尿酸血が9.0mg/dl以上の人の約90パーセントが

痛風へと進行していくと言われています。


尿酸値が高い状態を高尿酸血症と言います。

この期間が長ければ長いほど

痛風のリスクがどんどん高まっていくことになります。

あるデータによると高尿酸血症から痛風まで

進行していくまで期間は平均で10~15年程度。

突然発症するイメージに対して実際には

じつに長い期間をかけて

症状が進行していくことがわかります。


厄介なのは高尿酸血症の段階では

自覚症状が伴わないことが多いこと。

そのため知らず知らずのうちに症状が進行し、

ある日痛風の症状が急に発症することも多いのです。


また検査で尿酸が高めと診断された場合でも

ついつい適切な対策を行わずに放置してしまい、

痛風の症状が現われてからあわてて対策をはじめる人も

少なくありません。

そのようなことがないよう、肥満気味の人や

お酒が好きな人は、日ごろから

初期症状の有無と尿酸値の状態を確認して

痛風の備えを行っておく必要があるのです。


怖いですね、痛風、高尿酸血症。

この高尿酸血症には、自覚症状がないのが特徴です。

できれば、年に一回でもいいから、血液検査などで

自分の尿酸値の数値はチェックしておきたいですね。


痛風と足首 

痛風は普通足指の付け根、

とくに親指の付け根に生じます。

耐え難い痛みが。


ただ、もともと痛風は体内に蓄積した尿酸が結晶化し、

それが遊離することによって炎症が起こる症状です。

そのため遊離した結晶が付着する可能性がある場所なら

どこにでも症状が起こる可能性があるのです。

たとえば腎臓や心臓など

内臓の器官に付着することもありますし、

腎臓に付着した痛風腎は

とくに厄介な合併症と言われています。


足に痛みが生じた場合には

足指の付け根に限らず痛風の可能性があります。

一度でも足指の付け根に痛みの発作が起こったときには

足のさまざまな部分に発生するリスクを

負ってしまったと判断するべきでしょう。


ただ一方では足は

他にもいろいろな要因で痛みが生じるものです。

とくに痛風患者が増える40代~50代になると

関節の異常などによって足に痛みが起こることも。

そのため痛風との見極めや

適切な対策方法の選択なども重要になってきます。


この見極めをしっかり行うためには

足首に生じる痛みの原因を知っておく必要があります。

足首は歩く際に欠かせない場所であることはもちろん、

歩行の際の衝撃や体重の負担を和らげる

クッションのような働きをしている部分。

それだけに経年による負荷の蓄積や過度な負荷などで

問題を抱えてしまうことも多いのです。

衝突や転倒、打撲といった原因よりも、

日常的な習慣で生じるケースが多く見られるのも

足首の痛みの原因です。


痛風以外の足首の痛みの原因としては、

まずアキレス腱の異常が挙げられます。

事故でアキレス腱が断裂を起こしてしまうこともありますが、

そこまで深刻でなくても

腱に炎症が起こることもよく見られます。


足首からやや上くらいまでの範囲に

痛みや腫れが生じるもので、

激しいスポーツをしている人や、

階段の上り下りが多い人によく見られます。

かかとの痛みと混同しやすいので注意が必要です。


また、アキレス腱そのものではなく、

腱と皮膚、骨の間でクッションの働きをしている

滑液包という部分が炎症を起こすこともあります。

足首の痛みとの関係では、踵上部に生じるケースと、

かかと足首のちょうど境目の奥の方に

生じるケースがあります。


それから過去に捻挫の経験がある人が

足首やくるぶしに痛みを覚えることもあります。

とくにスポーツなど負荷をかけるようなことは

していないにもかかわらず、

痛みを覚えるのが大きな特徴です。


それから後脛骨筋腱機能不全症という症状もあります。

これはかかとが内側に動くことで生じる痛みで、

足首、くるぶしの内側に痛みが生じるのが特徴です。


こうした症状をよく把握したうえで

痛風かどうかを疑ってかかるようにしましょう。

痛風の場合は激痛の発作が起こるので

わかりやすいといえばわかりやすいですが、

適切な治療を行わないと痛みが慢性化するだけでなく、

関節が変形するなど深刻な状態に

発展してしまう恐れがあります。

足首に痛みを感じた場合には

症状や原因となる生活習慣などを確認するよう心がけましょう。


足首が痛いからといって、痛風とは限らない、

ということですね。

ただ、この足首が痛くなってしまうと、

とにかく歩けなくなるので、

病院で診てもらうのが最善かもしれません。

って、歩けないですからね。

タクシーを利用してでも、とにかく病院へ。