2022年5月19日木曜日

痛風と足首 

痛風は普通足指の付け根、

とくに親指の付け根に生じます。

耐え難い痛みが。


ただ、もともと痛風は体内に蓄積した尿酸が結晶化し、

それが遊離することによって炎症が起こる症状です。

そのため遊離した結晶が付着する可能性がある場所なら

どこにでも症状が起こる可能性があるのです。

たとえば腎臓や心臓など

内臓の器官に付着することもありますし、

腎臓に付着した痛風腎は

とくに厄介な合併症と言われています。


足に痛みが生じた場合には

足指の付け根に限らず痛風の可能性があります。

一度でも足指の付け根に痛みの発作が起こったときには

足のさまざまな部分に発生するリスクを

負ってしまったと判断するべきでしょう。


ただ一方では足は

他にもいろいろな要因で痛みが生じるものです。

とくに痛風患者が増える40代~50代になると

関節の異常などによって足に痛みが起こることも。

そのため痛風との見極めや

適切な対策方法の選択なども重要になってきます。


この見極めをしっかり行うためには

足首に生じる痛みの原因を知っておく必要があります。

足首は歩く際に欠かせない場所であることはもちろん、

歩行の際の衝撃や体重の負担を和らげる

クッションのような働きをしている部分。

それだけに経年による負荷の蓄積や過度な負荷などで

問題を抱えてしまうことも多いのです。

衝突や転倒、打撲といった原因よりも、

日常的な習慣で生じるケースが多く見られるのも

足首の痛みの原因です。


痛風以外の足首の痛みの原因としては、

まずアキレス腱の異常が挙げられます。

事故でアキレス腱が断裂を起こしてしまうこともありますが、

そこまで深刻でなくても

腱に炎症が起こることもよく見られます。


足首からやや上くらいまでの範囲に

痛みや腫れが生じるもので、

激しいスポーツをしている人や、

階段の上り下りが多い人によく見られます。

かかとの痛みと混同しやすいので注意が必要です。


また、アキレス腱そのものではなく、

腱と皮膚、骨の間でクッションの働きをしている

滑液包という部分が炎症を起こすこともあります。

足首の痛みとの関係では、踵上部に生じるケースと、

かかと足首のちょうど境目の奥の方に

生じるケースがあります。


それから過去に捻挫の経験がある人が

足首やくるぶしに痛みを覚えることもあります。

とくにスポーツなど負荷をかけるようなことは

していないにもかかわらず、

痛みを覚えるのが大きな特徴です。


それから後脛骨筋腱機能不全症という症状もあります。

これはかかとが内側に動くことで生じる痛みで、

足首、くるぶしの内側に痛みが生じるのが特徴です。


こうした症状をよく把握したうえで

痛風かどうかを疑ってかかるようにしましょう。

痛風の場合は激痛の発作が起こるので

わかりやすいといえばわかりやすいですが、

適切な治療を行わないと痛みが慢性化するだけでなく、

関節が変形するなど深刻な状態に

発展してしまう恐れがあります。

足首に痛みを感じた場合には

症状や原因となる生活習慣などを確認するよう心がけましょう。


足首が痛いからといって、痛風とは限らない、

ということですね。

ただ、この足首が痛くなってしまうと、

とにかく歩けなくなるので、

病院で診てもらうのが最善かもしれません。

って、歩けないですからね。

タクシーを利用してでも、とにかく病院へ。