メタボリックシンドロームとかメタボという言葉は、
知っている人も多いのではありませんか?
メタボとは、簡単に言ってしまうと
食べ過ぎや飲み過ぎ、かつ運動不足の状態が続くことで
内臓脂肪がたくさん体内についてしまう症状をさします。
内臓脂肪が体内にたくさんついてしまうと、
血糖値を調節するためのインスリンの働きが
鈍くなってしまいます。
そうすると、高血圧症や糖尿病、高脂血症といった
生活習慣病を発症しやすい状態になります。
これらの生活習慣病自体は、別に
自覚症状なども起こらないケースもあります。
しかしながら、そのまま放置してしまうと、
脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病合併症などを起こして
より重篤な状態になる恐れも高まります。
そしてメタボの人を見てみると、
痛風でもあるケースが多いです。
30代を過ぎたあたりから、普通の生活をしていると
運動量と筋肉量が低下する傾向が見られるので、
それでいて、若いころそのままの食事を食べていると、
必然的に摂取カロリーの方が消費カロリーと比較して
常に多い状態になってしまうのです。
カロリーオーバーの状態が続くと、
どんどん体の中に脂肪がたまってしまうわけです。
特にお酒を飲む男性は、メタボや痛風に
なりやすくなるので、注意する必要があります。
アルコール自体にカロリーが含まれるのも問題ですが、
それよりも痛風メタボにとって大きいのは
お酒と一緒に摂取する おつまみです。
居酒屋などに行くと、お酒と一緒に
さまざまな つまみを注文しますね。
居酒屋のつまみ、たとえば
ポテトフライや鶏のから揚げ、ソーセージ、
焼き鳥、串揚げ、軟骨のから揚げ、といった感じで
油分や塩分の多いメニューが中心です。
しかも お酒を飲んでいるときに、
このような塩辛くてボリュームのある料理が
おいしく感じてしまうものです。
このような食生活を続けていると、
どうしてもメタボになりやすいです。
さらに、これら肉料理には、
プリン体が多く含まれる傾向があります。
プリン体は体内に入ると肝臓で分解され、
血中に尿酸が増加します。
この尿酸が体内の関節などに過剰に溜まってしまうと、
あの痛風を引き起こしやすくなります。
お酒やカロリーの高いつまみばかり食べていると、
メタボや痛風にまっしぐらになってしまうわけです。
痛風を予防するためには、
お酒を控えることが大事です。
しかし、いきなりお酒を一切飲まないのは
厳しいというのであれば、
まず、ビールは控えることから、
はじめてみてはいかがでしょうか。
ビールはプリン体を多く含みますので、
痛風発作を引き起こしやすくします。
プリン体ゼロのビールが最近では出ているので、
どうしても、という人はこちらを飲むようにしてください。
また、つまみの中で、レバーやもつなどの内臓系や
あんきも、たらこ、イクラなどのメニューは
プリン体が多めなので、
注文しないように心がけることです。
人間の体は(飢餓時代の名残で)
脂肪を蓄えよう、蓄えよう、とするので、
なかなか、内臓脂肪は減らせませんね。
現代社会では、飢え死にすることは、まず
ないので、内臓脂肪を減らすよう、
努力していきたいですね。