2024年9月5日木曜日

意外に怖い、痛風結節

痛風における、痛風結節とは、

どんなものなのでしょうか。


通常、尿酸が結晶化して、尿酸結晶して関節などに

沈着していくのですが・・

尿酸値が高い状態のまま長期間(5年~10年程度)経過すると、

関節だけでなく、皮膚の下にも沈着してしまう状態のことです。

これは個人差があって、誰もができるわけではないようです。


痛風結節ができる箇所としては、

「耳たぶ」が有名です。

ですが、「耳たぶ」だけでなく、

「膝」「ひじ」「足の甲」「手指の関節」

「足の関節」などにもできます。


こ、これって・・

そうです。

そのまま、痛風発作が起こりやすい箇所と、

ほぼ同じですね。

「耳たぶ」に痛風発作が起る、というのは

聞いたことがありませんが。

共通するのは、比較的、内臓から遠い位置にある、

体温の低めの箇所です。


ほら、熱い湯のみを持ってしまったときとか、

慌てて、耳たぶを触ったりするでしょう?

あれは、耳たぶはいつも冷たいからですね。


冷たい箇所に尿酸結晶は、たまりガチなので、

たとえ、わずかでも平常体温は高めの方が望ましいのです。

痛風に限らず、免疫力も体温が高いと上がりますからね。


で。

この痛風結節というのは、痛風発作と違って、

激痛や腫れはありません。

ですので、できてきても

気が付かない人もいるくらいです。

大きくなってくれば、いくらなんでも

わかるでしょうけどね。


でもね。

痛風結節の怖いところは、やはり、だんだん

大きくなっていくことです。

ときには、皮膚を突き破ってしまうことも

あるらしいです。

ひどくなってくると、皮膚の外側へ突き出るばかりでなく、

内部、すなわち、骨や関節を浸食してきます。

つまり・・関節が破壊されたり、変形したりすることも

あるようです。


それから、内臓、特に腎臓への影響も心配です。

腎機能が低下する可能性もあります。


で、この痛風結節。

いったん、できてしまうと、もう絶望的かといえば、

そうでもなく。

これは、すなわち、体内の尿酸結晶と同じですから、

「尿酸値 6.0mg/dl以下」になると、少しずつ、

血中に溶けていきます。

小さくなっていきます。


ですが、「尿酸値 6.0mg/dl以下」になった翌日に、

綺麗さっぱり消えてしまうワケもなく、

長い年月をかけてデキてきたものですから、

やはり、溶けて小さくなるのも、

それなりの時間がかかります。


結局、肝心なのは「尿酸値」を高くならないようにする、

ということになってきます。

なかなか、難しいですけどね・・


痛風 ストレッチ 

 痛風とストレッチ (柔軟体操) が何の関係があるのか、

と思うかもしれませんが。

まあ、短い話ですので、よかったら聞いてください。


関節というのは、腱と腱と接合されています。

で、ストレッチというのは、この腱を伸ばすのです。


それで、ですね。

痛風体質の人、というのは、この関節や腱に

いわゆる“ゴミ”のようなものがたまりやすいのです。

まあ、尿酸結晶とか。

そういうものです。


で、特に腰や下肢のストレッチをすることにより、

股関節などが柔らかくなり、それにより、

血流が良くなるのです。

血流が良くなるというのは、

血液やリンパ液の流れが良くなる、

ということです。


ところが。

今まで、ストレッチなんか、

しなかった人、したことのない人が

突然、ストレッチのような柔軟体操を始めるとしますね。

すると、ストレッチをはじめて・・

最初の3か月以内に、

体のどこが痛くなる場合が多いようなのです。


膝、とか。

腰、とか。


で・・。

ああ、これはダメだ。

体に良くないんだ。


で、ストレッチをやめてしまう人が多いらしいです。

自分には合わないだ、と。

体なんか、柔らかくなっても、しょうがない、と。


ちがうのですよ。

そうじゃないんです。


たとえば・・綺麗な川がある、とします。

一見、表面上は綺麗に見えますが、実は川底には

ゴミや、いろんなものがいっぱい沈んでいます。

それを川に入って、じゃぶじゃぶと歩いてみましょう。


どうなります?


川の水はかきまぜられて・・そう。

シャッフルされたみたいになって、濁りはじめます。

つまり、沈んでいたゴミが浮かび上がって、

綺麗に思えた上澄みの水と混ざってしまうのです。


今まで、そんなことはしたことがなかったのに、

急にストレッチを始めると、ちょうどそんな感じになります。


体が柔らかくなるのはいいのですが、

血液やリンパの流れが良くなり、血流が改善されます。

で・・体の関節や腱に沈着していた“ゴミ”のようなものが、

シャッフルされてしまうのです。

混濁した“ゴミ”は、血液にのって、

内臓へと入ります。


で、それを綺麗にする係は、肝臓や腎臓。

いわゆる “肝腎 (旧字体、現在は肝心)” な内臓が、

これらを掃除します。

カナメとなる内臓がフル回転する反作用で、

体が「だるくなったり」するのです。


この「体がだるい」現象を体験して、

ああ、ストレッチは体に良くないや、もうやめてしまおう。

と、止めてしまう人がとても多いそうです。


確かに、短期的には「体がだるくなったり」

「体のどこか

(膝、腰など。人によって、さまざま) が痛くなったり」

するかもしれません。


ですが、5年後、10年後のことを考えてみましょう。

血流が改善されれば、手足などの末端にも

血が巡りやすくなります。

尿酸結晶は体内の関節の、比較的

冷たい箇所に沈着しやすいので、

手足の冷えは望ましくありません。


毎日、ストレッチをする、などというのは、

めんどうくさいと思うかもしれませんが、

10年後の自分のため、できることから始めてみる、

というのは いかがでしょうか。


痛風 コーヒーは生活習慣病に効果アリ!]

子供の頃、友達にコーヒーの飲みすぎで

腎臓を悪くしてしまった子がいて、

それ以来、コーヒーは体に悪いものだ、

と思い込んでいました。


ですが、近年の進んだ研究では、むしろ

コーヒーは生活習慣病の予防、

リスクの低下させることが検証されています。


な~んか、ずっと思い込んでいたことが

今になって間違っていた! とか、よくあるんですけど、

まあ、考えを改めて臨機応変にいくしかないですね。


さて、コーヒーはなぜ、生活習慣病に良いのか?


これはコーヒーに含有される成分に起因します。

コーヒーには

「クロロゲン酸」というポリフェノールが含まれていて、

これには抗酸化作用があります。

癌予防にすら、効果があるといわれています。


では、痛風にはどうなのでしょうか。


どこの国の研究チームの発表かは失念しましたが、

痛風を・・というか、尿酸値をコーヒーで下げるには、

「一日6杯」のコーヒーを飲まなければ、

成果が得られない、とか。


とても、6杯も飲めませんね。


でも、他の生活習慣病も同じように、

コーヒーを6杯以上も飲まなきゃならないの?


それが、ですね。

私が知らなかっただけで、

コーヒーというものは、広く研究対象として

研究分析されているらしくて。


たとえば、

脳卒中予防とかならば、

6杯以上飲むときより、

4~5杯飲むときの方が効果があるんです。


・・といっても、4~5杯でも

飲むのは、結構、大変ですけどね。


あと、うつ病、糖尿病(2型)、認知症予防、

いろいろ効果があるみたいです。


コーヒー飲用による研究は、だいたい

以下のような感じで検証されているようで・・


●コーヒーを全然飲まない場合

●コーヒーを一日、1杯飲む場合

●コーヒーを一日、2~3杯飲む場合

●コーヒーを一日、4~5杯飲む場合

●コーヒーを一日、6杯以上飲む場合


こんな感じですが、

「コーヒーを全然飲まない」以外は、

ある程度の効果がみられるようです。


ですので、痛風の場合、

「6杯以上飲むと効果アリ」と言われてはいますが、

6杯未満でも、全然効果がないとは思えないのですが・・

一定の効果はあるのではないでしょうか。


もちろん、コーヒーを毎日飲んでいるから、といって、

暴飲暴食をしたり、望ましくない生活習慣を

続けていると、やはり痛風発作は発症すると思います。


やはり、基本は

生活習慣の改善です。

これは退屈で、そして、時にツラくて、

おもしろくないことですけどね。

でも、とても大切なことです。


ちなみに、コーヒーにもいろいろあって、

「有機栽培のコーヒー」と「通常栽培のコーヒー」では、

有機栽培のコーヒーの方が、

クロロゲン酸の含有量が多い、とか。


インスタントのコーヒーばかりを飲んでいる私には、

縁遠い話ですが、「有機栽培のコーヒー」の方が

前述の効果が“より見込める”、ということで。


ただし、コーヒーが生活習慣病に効果が見込めるから、

といって、砂糖タップリの缶コーヒーとかを

ガバガバ飲んでいたら、今度は肥満とか糖尿病のリスクが

高まってしまいますよ。

って、まあ、これは自分に言い聞かせているのですが。


2024年8月8日木曜日

痛風で食べて良くないもの

痛風患者の食事で、

「食べても良い食品」、「食べない方が良い食品」、

というのがありますよね。


基本的に「食べない方が良い食品」というのは、

ないとは思うのですが、

プリン体が多く含まれている食品、という意味です。


それを食べると、急に

“痛風の症状が悪化する”というような感じではないです。


でも、プリン体が多く含まれている、

とわかっている食品を好んで食べて、

自分でリスクを高める必要もないでしょうから。


【プリン体が多く含まれている食品】


まず、筆頭は、肉類と魚類。

肉も魚も、旨いんだけどなあ。


それから、「精巣、卵巣、内臓」というのは、

避けた方が無難です。


つまり、魚の子供とか。

白子ってやつね。

ほら、魚の腹を開いたら、

子供が卵で入っているときがあるでしょう?


あれ、旨いんですよね。

でも、痛風には良くないの(鬼)。


それから、牛のレバーとか、旨いんですよね。

でも、痛風には良くないの(鬼)。

プリン体が多く含まれていますから。


乾燥干物とかも、多く含まれているらしいです。

細胞が凝縮している、っていうのが良くないとか。


それから、意外なものとして、納豆。


なんか、体に良いっていうイメージがありますよね。

たしかに、高蛋白食品で体には良いのですが、

納豆は、大豆加工品の中でも(意外にも!)

多くプリン体を含んでいます。


要するに、旨いものは、みんなダメなのね (涙)。


では、「食べても良い食品」には、どんなものが?

あ。何を食べても良いのですが、

プリン体の少ない食品、という意味です。


【プリン体が比較的少ない食品】


野菜類。

水分を多く含んでいるので、

プリン体が少ないそうです。


野菜ですか・・・

野菜ねえ。

肉の方が旨いんですけど (涙)。


乳製品。

牛乳とか。

ヨーグルトとか。


乳製品がなぜにプリン体が少ないかというと、

原料が「牛乳が主成分」だからです。

牛乳には、プリン体がほとんど含まれていないそうですよ。


でも、牛乳ばっかり、

朝から晩まで飲んでいられませんしねえ。

お腹が、ギュルギュルになっちゃう。















【結論】

やっぱり、肉の方が

旨いんですけど。


痛風サプリ アンセリン 尿酸値下げる?

養殖が困難と言われていたクロマグロですが、なんと、

近畿大学水産研究所では、クロマグロの養殖に成功しています。


う~ん・・すごいね。

なんで、これが凄いことなのか?


クロマグロというのは、大型魚で回遊魚なのです。

つまり、大海を泳ぐ魚、ということ。


泳ぎながら、エラから海水を大量に取り込み、

その海水の中に溶け込んでいる酸素を

取り込むことによって、呼吸しているのです。

ということは、泳ぐのを止めたら、死ぬ・・ということ。


そんな魚を養殖するってのは、

よほど広い水槽がなければダメだと思うし、

魚に大海を彷彿させるような設備がないと。


近年、乱獲のせいで海洋資源が減る一方で、

絶滅危惧種に指定されるまでなってしまったクロマグロですが、

この際、養殖でも何でもいいから、次の世代でも

寿司、トロなどが食べられるようになっていて欲しいものです。


で・・そんなことより、アンセリンで尿酸値が下がるのか、

という話です。


そもそも、

「アンセリン」というサプリメントは、

どういうものなのでしょうか?


マグロやカツオなどの高速回遊魚は、

がんがん泳いでも痛風にならないことから注目されて、

長年、さまざまな研究をされてきました。

これらの魚には、

β-アラニンと1-メチルヒスチジンという名前の、

2つ繋がった構造のアミノ酸があることがわかってきました。


おおざっぱな説明でしたが、これらが「アンセリン」です。


痛風でプリン体が気になる人に好んで購入されていますが、

期待できる効果は尿酸値が下がること。


でも、いわゆる

痛風の薬(フェブリクなどの尿酸降下薬)のように

劇的な効果があるわけでもないのです。


実際、大ぜいの人がアンセリンを飲んで尿酸値が下がった、

と報告されていますが、その数値は「少し」です。


たとえば・・・

尿酸値 7.4mg/dlの人が、尿酸値 6.9mg/dlになったとか。

(個人差あり。必ず、そうなるわけではありません)

その程度です。


フェブリクなら、

尿酸値 10.5mg/dlの人が、尿酸値 6.0mg/dlになったとか、

普通に聞く話ですらかね。

あくまで、アンセリンは薬ではなく、

健康食品である、ということです。


アンセリンだけ飲んでいれば痛風対策は万全なわけではなく、

やはり基本は生活習慣の改善です。


この場合の、生活習慣というのは、

食事や運動などさまざまな面から、良くない自分の習慣を

改善していくことを意味します。


痛風は一朝一夕には改善しませんが、

地道な節制、継続した努力が必要です。


アンセリンは、その一助になってくれるかもしれませんね。


2024年7月12日金曜日

痛風 無症候性高尿酸血症

痛風は、痛いです。

何を今さら。

わかりきったことを。


痛風は尿酸値が高い状態が続いた(何年も)とき、

起こります。

何を今さら。

わかりきったことを。


では、尿酸値が高い状態が何年も続くと、

必ず痛風発作が発症するのか?


それは、ね。

人によるのですよ。

つまり・・・尿酸値が高い状態が長く続いているのに、

痛風が発症しない人もいるのです。


何度も発作でヒドイ目に遭っている私からみれば、

羨ましいような気もするのですが・・

それが、案外、そうでもない、らしいのです。


どうして?

痛くないんでしょ?

ラッキーじゃないですか。


楔を打ち込まれたような、足の痛みを

経験しなくていいなんて。

ああ、羨ましい。

ああ、あやかりたい。


たしかに、痛風発作は痛いですが・・

あれは、本当は体を守る作用があって、

つまり、あれは体内に沈着した尿酸結晶を溶かすのです。

腫れと痛みの発熱によって。


じゃあ、痛風発作がないということは、どうなるのでしょう?

尿酸結晶を溶かす機会を逸してしまう、ということです。


それから、もうひとつ。

痛風発作が発症したら、どんな気持ちになりますか?


ああ、もうコリゴリ。

今度から、絶対に生活習慣を改めよう、

もっともっと体に、健康に気をつけよう!

・・・と思ったりしませんか?


私は発作のたびに、

強く決心して、反省します(半年で、なぜか忘れますが)。

発作が出ない人は、その反省する機会が、そもそもないのです。


発作がないのですから。

痛くないんですから。

いったい、何を反省しろ、と?


こういう、尿酸値が高い状態が

長期に続いているのにもかかわらず、

ちっとも痛風発作が出ない体質(?)の人を、

『無症候性高尿酸血症』というそうです。


ただ、痛風発作が出ないからといって、

尿酸値が高いことには変わりはないのです。

ですので、知らないうちに、尿酸結晶がたまり過ぎたり、

あるいは、糖尿病とか、

尿路結石を起こしてしまうかもしれません。


痛風発作が発症することが良いことだなんて、

とても思えませんが、

出なけりゃいい、というものでもないようです。


痛風 外反母趾

 痛風(つうふう)と外反母趾(がいはんぼし)は、

足が痛む・・という、その点においては、

症状が少し似ていますが、全く別のものです。

外反母趾の病状がひどくなったら、痛風になる・・

などということはありません。

また、偽痛風というものとも、違います。


痛風は、表面的な症状としては

(主に)足が痛くなったりしますが、

本来は、代謝、すなわち、内臓系の病気です。

それに反して、外反母趾は、ヒールなど、

つま先の細い靴を長年履き続けた、などの

外圧的な要因で発症したり、あるいは

関節リュウマチなどの病気のせいで発症したりします。

互いが、まるで違うものですね。


まあ、間違う人はあまりいないと思います。

比較するまでもないですが・・一応、列記しておきます。


●痛風

主に男性に発生(約98~99パーセント)。

発作の症状は、突然発症。

急激に起こって、10日~2週間で嘘のように

治まる(痛風初期症状の場合)。

歩けないほど、痛い。

安静にしていても、激しく痛む。


●外反母趾

つま先の細い靴を長年履き続けた女性に多い。

長い時間をかけて、症状は少しずつ進行。

歩いて、患部がこすれると痛む。


・・・こんな感じです。


私は、外反母趾の経験はありませんが・・

痛いらしいですね。

リュウマチなど、関節系の痛みは

本当につらいみたいです。


まあ、その期間内の痛みでは、

痛風の痛みは、最強クラスですが。


外反母趾もそうですが、リュウマチなどの痛みは

ず~っ、と続きますので。

痛風のように、発作が治まると安定期に入る、

なんてことはないです。


どっちがいいんでしょうね。

比べることに意味はないですが。


2024年7月5日金曜日

痛風発作の終息時に思うこと

長い苦闘の痛風発作が終息すると、ようやく

しっかりと自分の二本足で大地を踏みしめ、立っている、

ということを実感できます。


ばかばかしい当たり前のことですが、そのときは

歩けることって本当に素晴らしいと思えます。


逆に痛風発作の真っ最中に街をヨロヨロと歩いていると、

ああ、今、小学生と喧嘩しても負けるなあ、

なんて思ったりします。

小学生にはケンカは売られませんが。


さて、当面しなきゃならないことがあります。

リハビリです。


具体的にいうと、痛かったほうの足(たいてい、左足)の

太腿、ふくらはぎ・・細くなっています。

知らず知らずのうちに筋肉が落ちているのですね。


ですので、ちょっと歩くとすぐに脚が痛くなります。

でも、この場合の痛み、というのは

痛風の痛みではなく、筋肉痛なのですが。


落ちた筋肉は、普通に歩いていれば

自然と元に戻ります。

右脚と左脚の太さが違っても、すぐに戻るので

そんなに気にしなくてもいいです。


逆に痛くなかった方の脚に、ほころび じゃありませんが、

疲労の色が出てきたりします。

知らないうちに、痛い方の足をかばって、

こちらにばかり体重をかけてきたんでしょうね。

膝や足首が痛くなったり、夜中に脚がつりそうになったり。

あ、この場合の膝や足首は痛風の痛みじゃないですから。


でも、本当に気をつけなきゃいけないのは、

筋肉どうこう、じゃなくて、もっと違うところ、

本質的なところにあります。


何とか、もう二度とと

痛風発作を再発させない方法はないのか、ということです。


“体に気をつける”このことに尽きるのですが、

もう今までだって、充分に気をつけていたハズです。


結局は、体質のハンディを乗り越えられない、

ということなのでしょうか。


以前、痛風発作を二度と起こすまい、と決心した人がいて、

その人は徹底的な食事制限をしたそうです。


で、どれくらい徹底的な食事制限だったか、というと、

その結果、その人は栄養失調になってしまったのだ、とか。


その良し悪しは別にして、私には

とても そんな根性は ないですしね。

せいぜい、できそうなのは、

体重をこれ以上増やさないようにする、

くらいです。


あとは、足が痛かったときにはできなかった、

“歩くこと”や“ストレッチ”を思う存分やってみる、

くらいでしょうか。


フェブリク錠やザイロリック錠などの

尿酸降下薬を飲み始めても、

急激に尿酸値が下がるので、半年くらい、

えんえんと痛風発作が続くみたいですしねえ。

(たまっている尿酸結晶が溶けてなくなったら、その後、

痛風発作は出なくなるらしいです)


半年間は、つらいです。

まあ、体の大掃除ってところなんでしょうけど。


とにかく、もう、痛風発作はコリゴリですよ。


痛風 スポーツは体に良くないの?

スポーツは体に良い、健康に良いと

長年、信じてきた私ですが、ある程度、

年をとってくると・・というか、

痛風改善にスポーツは、あまり向いてないんじゃないかと

思うようになってきました。


ほら、スポーツって、爽やかな汗を流して、

いかにも健康です~、って感じじゃないですか。

長年の好意的なイメージを払拭するのは容易ではありませんが、

私の場合、激しいスポーツ(マラソンとか)で足の関節を酷使して、

それがキッカケで痛風発作が起こったりして、

なんか、もう・・あまりスポーツをしちゃダメだな、

と思ったりもしています。


一流のスポーツ選手でも、

たいてい、引退する頃には膝とか腰とか肘とか、

どこか痛めていますからね。

「スポーツが体に良い」というのは、

スポーツ用品メーカーが作りあげた、

妄想・陰謀じゃないかと。

まあ、そんなワケはないか。


痛風改善、尿酸値改善には、

ゆっくりとした有酸素運動が望ましい、

と考えられています。

歩く(ウォーキング)とか、サイクリングとか。


でも、サイクリングだとかいっても、

走るのが好きだった私からすると、

運動した気がしないんですよ。

自転車にのって、トロトロ走っても。


けれども、激しい運動は尿酸値を上げてしまうらしいので、

なるべくやらない方が良いみたいです。


なんで尿酸値が激しい運動で上がるのかというと・・

ハアハアというでしょ?

息が切れて肩で息をする、みたいな。


あれは、体内に酸素を一生懸命取り込んでいる。

つまり、カラダが酸素不足なんです。

激しい運動によって筋肉を動かすわけですが、

そのときに酸素不足になります。


酸素不足の状態のとき、いつも以上に

プリン体が多く作らてしまい、

結果として、尿酸が多く生成されます。


おまけに、運動で汗をかいたりして、

体が少し水分不足になってしまい、

血液中の尿酸の濃度が濃くなります。


と、いうわけで尿酸値が上がってしまうのですよ。


う~ん・・

激しい運動は、

尿酸値がやっぱり上がってしまうのですか・・


長年、スポーツは体に良いと信じてきた私にとっては、

これは真逆のデータです。


まあ、年々、年をとって体力も落ちてくるので、

それも、まあ

仕方がないか、と思ったりします。

痛風改善に良くない、ということをわざわざ

強いてすることもないかな、と。


毎日、ぽちぽちと歩いてるのが、私には

お似合いってことですかね。

なんか、気持ちまで枯れてきそうです。


ただ、

たかがウォーキングと思うかもしれませんけど、

歩くと、気持ちがスッキリします。

これは気のせいではなく、

ストレスなど脳が感じる嫌な物質が、

歩くことによって筋肉の方へ移動するそうです。


ですので、歩き終わったときには、

なんとなく気分が晴れて、

スッキリした気持ちになっている、と。


そういえば、そうですね。

なんか、歩くと気持ちが良いです。


生活に運動を取り入れた10年と、

運動を全然しなかった10年では、

その後の健康の状態がまるで違うそうなので、

やっぱり、できるかぎり

歩くなどの運動をした方が良いみたいです。


2024年6月24日月曜日

痛風 腎臓のもう一つの働きとは?

痛風体質の人の場合、体質的にというか、

腎臓が弱点になりやすいです。

長年にわたり、尿酸結晶が体内に蓄積してくる、

つまり、尿酸値が高い状態が長期に続くと、

腎臓にも尿酸結晶がたまりやすくなります。

それはすなわち、腎機能が低下する可能性があります。


東洋医学(漢方)では、“腎(じん)”は「おそれ」と関連がある、

と考えられているようです。


「おそれ」というのは、ええと。

気に病む、というか、心配性というか、くよくよしたり・・

とか、そういう感じのものです。


腎臓は、体の中での濾過装置のような働きをするのですが、

それ以外、内臓と心因性のものは密接な関係があるのです。


たとえば、強烈な心配事、悩み事があったりしたりすると、

心臓に痛みを感じたりすることがあるのですよ。

で、これは・・この症状は狭心症とかじゃないか、

と病院で検査してもらっても、何の異常もない。

だのに、痛い。

でも、その心配事が解消されると、嘘のように

心臓の痛みが消えうせてしまったり、とかね。


そういう意味で、腎臓も本来の機能以外に、

自分の心というか、精神的な気持ちの面にも

影響を及ぼします。


もしかしたら、心配性だったり、

クヨクヨ症だったりする人は、自分は生まれつき、

そういう性格だから・・なんて考えているかもしれませんが、

実は、自分の“腎(じん)”が弱っていたり

するのかもしれませんよ。


2024年6月21日金曜日

痛風発作 治りかけの時期に再発

痛風に限らずですが、体のどこが痛いと

何をやっても楽しくありません。

痛風の場合は、足が痛むことが多いのですが、

歩けば痛いし、歩かなくてジッとしていても痛いです。


痛みのことは気にしないようにしよう、

と思ってみたところで実際に痛いわけですから、

どうしても痛い方へと意識が向いてしまいます。


とにかく、痛くて何をしていても楽しくないです。

テレビ観ていても、遊んでいても、食事していても、

寝ていても、とにかく痛い。


さて、この痛い痛風発作ですが、

どんなに痛くても必ず終息に向かう時期が来ます。

その、治まる時期には個人差があって千差万別ですが、

痛風歴が長いほど、なかなか治らない傾向があるようです。

つまり、体内に蓄積している尿酸結晶が多いのでしょう。


本当は、この痛い痛風発作の期間は、

痛み止めを飲んででも歩き回ったほうが血流がよくなり、

腫れと痛みは酷くなるものの、

患部の発熱で多くの尿酸結晶が溶けるので、

体のためには積極的に歩いたほうが良いそうです。


でも、それは実際に「痛くない人」が言うことであって、

足に激痛がきている最中に、歩き回って

腫れと痛みを酷くしたいな、とは思いません。

私もできるだけ、おとなしくしています。


で・・おとなしくしていると、ある時期がくると、

だんだん少しずつ、痛風発作の腫れや痛みは

治まってくるのですが・・もう、大丈夫だろう、と

自分で思える時期があるんですよね。


腫れも痛みも相当マシになってきたし、

もう普段どおりに歩いても大丈夫だろう。


で、歩いたりします。

階段も昇り降りしてみたり。

まあ、特にたくさん歩いた、ということもなく、

普通ですよね。


が。

その夜、とつぜん、直りかけていたハズの

痛風発作の痛みが再発するのです。

患部は腫れあがり、痛みは ぶり返します。

自力で二本足で立ち上がるのが困難になってしまったり。


う~ん・・もう、大丈夫だと思ったんだけどなあ。


自分の体でさえ、こうなんです。

わからないんです。

自分では、もう大丈夫と思ったのに。


ましてや、他人が

「いつまで、かかってんだ? もう治ってるんだろう?」

・・・とか言う人がいても、

他人にコッチの体のことがわかるワケないんです。


「慎重派なのね」

・・・なんて言う人もいましたが、

慎重なのではなくて、もう大丈夫だと思ったら再発した・・

なんて経験を何度も何度も繰り返してるんです。

まったく痛風発作だけは信用なりません。


わからないんですよ、自分の体でも。

ましてや、痛風になったことのない人、

痛風発作を経験したことのない人には、

絶対に理解不能です。


ただ・・この再発の件ですが、

ピーク時に、ある程度の腫れと痛みを伴う発熱で、

関節に沈着している尿酸結晶は小さくなっているのです

痛風発作の極期に赤黒く腫れている患部を触ったら、

びっくりするくらい熱かったでしょう?

その時期に、蓄積した尿酸結晶をある程度、

溶かしていたのですよ。


ですので、この再発はそれほどのこともなく、

すぐに治まります。

翌日には・・とか、遅くとも二日後には・・とか、

そんなレベルです。


ですが、もう治ったかな、と思い、

普段どおりにしていると痛みがブリ返したりしますので、

まったく油断ならないです。


何度も痛い思いばかりしていると、

とにかく、落ち着くまでは、なるべく安静にしておこうかな、

と思ってしまいます。


私の場合、やむなく、たくさんの距離を

歩かなければならないときは、

事前に痛み止めの薬を飲むことにしています。

あまり気が進みませんが、仕方ないですし、

そうでもしなければ、その日の夜には、

また腫れあがってしまいますからね。