痛風に限らずですが、体のどこが痛いと
何をやっても楽しくありません。
痛風の場合は、足が痛むことが多いのですが、
歩けば痛いし、歩かなくてジッとしていても痛いです。
痛みのことは気にしないようにしよう、
と思ってみたところで実際に痛いわけですから、
どうしても痛い方へと意識が向いてしまいます。
とにかく、痛くて何をしていても楽しくないです。
テレビ観ていても、遊んでいても、食事していても、
寝ていても、とにかく痛い。
さて、この痛い痛風発作ですが、
どんなに痛くても必ず終息に向かう時期が来ます。
その、治まる時期には個人差があって千差万別ですが、
痛風歴が長いほど、なかなか治らない傾向があるようです。
つまり、体内に蓄積している尿酸結晶が多いのでしょう。
本当は、この痛い痛風発作の期間は、
痛み止めを飲んででも歩き回ったほうが血流がよくなり、
腫れと痛みは酷くなるものの、
患部の発熱で多くの尿酸結晶が溶けるので、
体のためには積極的に歩いたほうが良いそうです。
でも、それは実際に「痛くない人」が言うことであって、
足に激痛がきている最中に、歩き回って
腫れと痛みを酷くしたいな、とは思いません。
私もできるだけ、おとなしくしています。
で・・おとなしくしていると、ある時期がくると、
だんだん少しずつ、痛風発作の腫れや痛みは
治まってくるのですが・・もう、大丈夫だろう、と
自分で思える時期があるんですよね。
腫れも痛みも相当マシになってきたし、
もう普段どおりに歩いても大丈夫だろう。
で、歩いたりします。
階段も昇り降りしてみたり。
まあ、特にたくさん歩いた、ということもなく、
普通ですよね。
が。
その夜、とつぜん、直りかけていたハズの
痛風発作の痛みが再発するのです。
患部は腫れあがり、痛みは ぶり返します。
自力で二本足で立ち上がるのが困難になってしまったり。
う~ん・・もう、大丈夫だと思ったんだけどなあ。
自分の体でさえ、こうなんです。
わからないんです。
自分では、もう大丈夫と思ったのに。
ましてや、他人が
「いつまで、かかってんだ? もう治ってるんだろう?」
・・・とか言う人がいても、
他人にコッチの体のことがわかるワケないんです。
「慎重派なのね」
・・・なんて言う人もいましたが、
慎重なのではなくて、もう大丈夫だと思ったら再発した・・
なんて経験を何度も何度も繰り返してるんです。
まったく痛風発作だけは信用なりません。
わからないんですよ、自分の体でも。
ましてや、痛風になったことのない人、
痛風発作を経験したことのない人には、
絶対に理解不能です。
ただ・・この再発の件ですが、
ピーク時に、ある程度の腫れと痛みを伴う発熱で、
関節に沈着している尿酸結晶は小さくなっているのです
痛風発作の極期に赤黒く腫れている患部を触ったら、
びっくりするくらい熱かったでしょう?
その時期に、蓄積した尿酸結晶をある程度、
溶かしていたのですよ。
ですので、この再発はそれほどのこともなく、
すぐに治まります。
翌日には・・とか、遅くとも二日後には・・とか、
そんなレベルです。
ですが、もう治ったかな、と思い、
普段どおりにしていると痛みがブリ返したりしますので、
まったく油断ならないです。
何度も痛い思いばかりしていると、
とにかく、落ち着くまでは、なるべく安静にしておこうかな、
と思ってしまいます。
私の場合、やむなく、たくさんの距離を
歩かなければならないときは、
事前に痛み止めの薬を飲むことにしています。
あまり気が進みませんが、仕方ないですし、
そうでもしなければ、その日の夜には、
また腫れあがってしまいますからね。