長い苦闘の痛風発作が終息すると、ようやく
しっかりと自分の二本足で大地を踏みしめ、立っている、
ということを実感できます。
ばかばかしい当たり前のことですが、そのときは
歩けることって本当に素晴らしいと思えます。
逆に痛風発作の真っ最中に街をヨロヨロと歩いていると、
ああ、今、小学生と喧嘩しても負けるなあ、
なんて思ったりします。
小学生にはケンカは売られませんが。
さて、当面しなきゃならないことがあります。
リハビリです。
具体的にいうと、痛かったほうの足(たいてい、左足)の
太腿、ふくらはぎ・・細くなっています。
知らず知らずのうちに筋肉が落ちているのですね。
ですので、ちょっと歩くとすぐに脚が痛くなります。
でも、この場合の痛み、というのは
痛風の痛みではなく、筋肉痛なのですが。
落ちた筋肉は、普通に歩いていれば
自然と元に戻ります。
右脚と左脚の太さが違っても、すぐに戻るので
そんなに気にしなくてもいいです。
逆に痛くなかった方の脚に、ほころび じゃありませんが、
疲労の色が出てきたりします。
知らないうちに、痛い方の足をかばって、
こちらにばかり体重をかけてきたんでしょうね。
膝や足首が痛くなったり、夜中に脚がつりそうになったり。
あ、この場合の膝や足首は痛風の痛みじゃないですから。
でも、本当に気をつけなきゃいけないのは、
筋肉どうこう、じゃなくて、もっと違うところ、
本質的なところにあります。
何とか、もう二度とと
痛風発作を再発させない方法はないのか、ということです。
“体に気をつける”このことに尽きるのですが、
もう今までだって、充分に気をつけていたハズです。
結局は、体質のハンディを乗り越えられない、
ということなのでしょうか。
以前、痛風発作を二度と起こすまい、と決心した人がいて、
その人は徹底的な食事制限をしたそうです。
で、どれくらい徹底的な食事制限だったか、というと、
その結果、その人は栄養失調になってしまったのだ、とか。
その良し悪しは別にして、私には
とても そんな根性は ないですしね。
せいぜい、できそうなのは、
体重をこれ以上増やさないようにする、
くらいです。
あとは、足が痛かったときにはできなかった、
“歩くこと”や“ストレッチ”を思う存分やってみる、
くらいでしょうか。
フェブリク錠やザイロリック錠などの
尿酸降下薬を飲み始めても、
急激に尿酸値が下がるので、半年くらい、
えんえんと痛風発作が続くみたいですしねえ。
(たまっている尿酸結晶が溶けてなくなったら、その後、
痛風発作は出なくなるらしいです)
半年間は、つらいです。
まあ、体の大掃除ってところなんでしょうけど。
とにかく、もう、痛風発作はコリゴリですよ。