子供の頃、友達にコーヒーの飲みすぎで
腎臓を悪くしてしまった子がいて、
それ以来、コーヒーは体に悪いものだ、
と思い込んでいました。
ですが、近年の進んだ研究では、むしろ
コーヒーは生活習慣病の予防、
リスクの低下させることが検証されています。
な~んか、ずっと思い込んでいたことが
今になって間違っていた! とか、よくあるんですけど、
まあ、考えを改めて臨機応変にいくしかないですね。
さて、コーヒーはなぜ、生活習慣病に良いのか?
これはコーヒーに含有される成分に起因します。
コーヒーには
「クロロゲン酸」というポリフェノールが含まれていて、
これには抗酸化作用があります。
癌予防にすら、効果があるといわれています。
では、痛風にはどうなのでしょうか。
どこの国の研究チームの発表かは失念しましたが、
痛風を・・というか、尿酸値をコーヒーで下げるには、
「一日6杯」のコーヒーを飲まなければ、
成果が得られない、とか。
とても、6杯も飲めませんね。
でも、他の生活習慣病も同じように、
コーヒーを6杯以上も飲まなきゃならないの?
それが、ですね。
私が知らなかっただけで、
コーヒーというものは、広く研究対象として
研究分析されているらしくて。
たとえば、
脳卒中予防とかならば、
6杯以上飲むときより、
4~5杯飲むときの方が効果があるんです。
・・といっても、4~5杯でも
飲むのは、結構、大変ですけどね。
あと、うつ病、糖尿病(2型)、認知症予防、
いろいろ効果があるみたいです。
コーヒー飲用による研究は、だいたい
以下のような感じで検証されているようで・・
●コーヒーを全然飲まない場合
●コーヒーを一日、1杯飲む場合
●コーヒーを一日、2~3杯飲む場合
●コーヒーを一日、4~5杯飲む場合
●コーヒーを一日、6杯以上飲む場合
こんな感じですが、
「コーヒーを全然飲まない」以外は、
ある程度の効果がみられるようです。
ですので、痛風の場合、
「6杯以上飲むと効果アリ」と言われてはいますが、
6杯未満でも、全然効果がないとは思えないのですが・・
一定の効果はあるのではないでしょうか。
もちろん、コーヒーを毎日飲んでいるから、といって、
暴飲暴食をしたり、望ましくない生活習慣を
続けていると、やはり痛風発作は発症すると思います。
やはり、基本は
生活習慣の改善です。
これは退屈で、そして、時にツラくて、
おもしろくないことですけどね。
でも、とても大切なことです。
ちなみに、コーヒーにもいろいろあって、
「有機栽培のコーヒー」と「通常栽培のコーヒー」では、
有機栽培のコーヒーの方が、
クロロゲン酸の含有量が多い、とか。
インスタントのコーヒーばかりを飲んでいる私には、
縁遠い話ですが、「有機栽培のコーヒー」の方が
前述の効果が“より見込める”、ということで。
ただし、コーヒーが生活習慣病に効果が見込めるから、
といって、砂糖タップリの缶コーヒーとかを
ガバガバ飲んでいたら、今度は肥満とか糖尿病のリスクが
高まってしまいますよ。
って、まあ、これは自分に言い聞かせているのですが。