2022年5月17日火曜日

痛風の食事療法 

痛風の治療は医療機関での投薬などのほか、

日常生活の中で適切な対策を自分で

行っていくことも大事です。

とくに重要なのが食事療法。

多くの痛風患者は

もともと食生活が乱れがちだと思います。

その点を根本から改める必要があります。


食事療法における最初のポイントがダイエット。

肥満気味の人に尿酸値が高い傾向が見られます。

痛風患者が多い40代~50代は

メタボリックシンドロームが気になる時期です。

糖尿病も痛風と深く関わる病気と言われていますし、

高血圧や動脈硬化なども気になります。

痛風対策だけでなく

広く健康の維持のためにも肥満気味の人は

まず減量を心がけるようにしましょう。

食事の量だけでなく、

暴飲暴食や不規則な食事の習慣など

太りやすい習慣の改善も欠かせません。


それから食事療法のメインといってもよいのが

プリン体の摂取量の制限。

このプリン体が体内で代謝されることで

尿酸が発生されることを

ご存知の人も多いと思います。

ですからできるだけ摂取量を抑えることで、

尿酸の発生そのものを減らすことができるわけ。


プリン体の摂取について注意が必要なのは、

一般的に健康に良いと思われている食材に

含有量が多いケースがあること。

これまでの食生活の中でよかれ

と思って食べていた食材が実は痛風を

悪化させてしまっている可能性もあるわけです。


100g中の含有量で見てみると、

もっとも多い部類に含まれるのが

鶏のレバー、マイワシ干物、あんこう肝酒蒸しで

300ミリグラム以上。

プリン体の1日の摂取量の目安は

約400ミリグラムだけにこれら1品だけで

ほぼ達してしまうことになります。

次いで多いのが豚と牛のレバー、カツオ、

マイワシ、大正エビ、さんまの干物。

100グラム中で200~300ミリグラム程度。

健康によいと言われる食材がずらりと並びます。

レバーは健康に良い食材の筆頭に挙げられる食材ですし、

魚は肉に代えて摂取したい動物性脂肪

と言われているだけに痛風患者は注意が必要です。


一方プリン体の含有量が少ないのは

ごはんやパン、うどん、そばなどの炭水化物、

果物、野菜、ソーセージ、豆腐、牛乳、

チーズ、バター、鶏の卵などです。

カロリーや栄養バランス、動物性脂肪の摂取などに

注意しつつ、痛風対策に効果が期待できそうな食生活を

心がけていくことが求められるわけです。

毎日の献立作りに苦労しそうですが、

ネット上で痛風によいメニューなどを調べながら

計画を立てていくとよいでしょう。


食事療法ではもうひとつ、いかに

体内の尿酸をうまく排出させられるかも

大事なポイントとなります。

その際の鍵となるのが尿をアルカリ性に保つこと。

尿酸はアルカリ性の状態で尿に溶けやすいため、

アルカリ性に保つことが

尿酸値を下げるため欠かせないのです。

そこで役立つのが野菜、イモ類、海藻類など。

野菜はプリン体の含有量が少ないのでとくにお勧め。

またイモ類は健康に良く、適度な食べ応えがあるので

食事制限が必要な人に適しています。

尿酸が作られにくく、排出されやすい体にする。

これが食事療法のポイントとなりそうです。


あれを食べちゃいけない、これも食べちゃいけない。

痛風の食事療法は大変です。

でも、いったい、どんな食品にプリン体が多いのか。

食べる・食べないは別にしても、知っておいて

損はないですよ。


2022年5月16日月曜日

痛風の治療 

痛風は一度発症すると一生

付き合い続けなければならないと言われています。

それだけに予防が大事なわけですが、もし

なってしまった場合には

どのような治療法が行われるのでしょうか。


痛風の治療に関しては

薬物療法が行われるかどうかで大きな境目ができます。

痛風の原因といえばアルコールの飲みすぎなど

食生活の乱れがよく挙げられますが、

そのほかにも腎臓機能の低下など

さまざまな要因が関わってきます。


ですから薬物療法を受けるかどうかの基準は

綿密な検査によって判断されます。

一般的に食事療法をはじめとした

生活習慣の改善で下げることができる尿酸値は

1.0mg/dl程度と言われています。

そして尿酸値の正常値の上限が7.0mg/dlです。

そのため8.0mg/dlが

薬物療法を行うかどうかの目安となります。

この辺りは生活習慣がどの程度深く

原因に関わっているかで判断が異なってくるので、

医師とよく相談しておくことが大事です。


まず食生活。

ポイントは2つ。

プリン体が多い食事を控えることと、

摂取エネルギーそのものを減らすこと。

肥満気味の人や血糖値、血圧が高い人は

とくに摂取エネルギーの制限に注意する必要があります。

それからもちろんアルコールの摂取。

焼酎やブランデーといった蒸留酒は

プリン体の含有量が少ないため

痛風対策によいと言われますが、

アルコールそのものが体内で代謝される過程で

尿酸を作り出してしまいますから、

まず摂取量を減らすことが大事なのです。


ビールなら中ビン1本、ワインなら200ミリリットル程度、

ウイスキーは60mlなど、

目安となる1日の摂取量を踏まえたうえで

対策を行っていきましょう。


それから運動。

肥満の人は痛風になりやすいため、

適度な運動で肥満対策を行う必要があります。

ただ注意が必要なのはあくまで

「適度な」運動を行うこと。

急にハードな運動をすると

痛風の発作の原因となってしまうことがあります。

日ごろ運動不足の人が健康・ダイエット目的で

運動をする場合、どうしても早く結果を実感したくて

いきなりハードな運動をしてしまいがちですが、

最初はウォーキングなど軽い運動で

運動不足の解消からはじめていくようにしましょう。


検査の結果を踏まえた上で

その人に相応しい薬物が選択されます。

もっとも一般的に使用されているのがプロベネシド。

これは体内の尿酸を尿で排泄させるのを促す薬です。

それから体内で尿酸が過剰に作られるのを改善するために

アロプリノールが投与される場合もあります。

すでに症状がかなり進行してしまっている場合には、

痛み止めや炎症の緩和を目的に非ステロイド性消炎鎮痛薬や

抗炎症剤インドメタシンなどが投与されることもあります。


なお、降圧剤や利尿剤が原因で

痛風が発症することもあるため、

他の病気で薬物療法を受けている場合には

それを踏まえたうえで

投薬環境そのものを改める必要も出てくるので

注意したいところです。


痛風=薬物治療というイメージがありますが、

本当は生活習慣の改善こそが重要なんでしょうね。

薬物治療を行っている方も、並行して

生活習慣の改善も続けていただきたいです。


痛風腎とは

痛風とは体内に尿酸が蓄積してしまったことで

それが関節などに付着し、

結晶化してしまうことによって生じます。

その結晶に対する反応として炎症が起こり、

耐え難い痛みをもたらすのです。


この尿酸値が上昇する原因として

よく挙げられるのが食生活。

かつてはぜいたくな食生活を送っている人が

かかりやすい病気と言われていましたが、

現在では食べすぎ、つまり肥満やアルコールの過剰摂取が

大きな原因とされるようになっています。

つまり、尿酸を増やしやすい食生活を送っていることで

蓄積されやすくなっているというわけです。

しかし実際には原因はそれだけではありません。

体内の尿酸がうまく排出されないことで

蓄積が進んでしまう場合もあります。

つまり増えやすい、ではなく、

減りにくい状態になってしまっているわけです。


尿酸とは肝臓で作られ、

腎臓によって尿の形で排出されるものです。

体内の尿酸のうち80パーセントが腎臓を通して

尿で排出される形となります。

腎臓が非常に重要な役割を担っているわけですね。

そのため腎不全など腎臓機能が低下している場合にも

痛風が発症するリスクが高くなります。


そんな痛風と腎臓の密接な関係には

もうひとつ重要なポイントがあります。

それは体内の尿酸が腎臓に蓄積して

機能を低下させてしまうこともあることです。

腎臓の異常が痛風をもたらすだけでなく、

痛風が腎臓の異常をもたらしてしまうのです。

蓄積した尿酸の結晶は体内を遊離することになりますが、

それが腎臓に蓄積してしまうことで生じるのが痛風腎です。

いわば痛風の合併症です。

なお、腎臓だけでなく心臓など他の臓器にも

尿酸の結晶が付着することもあります。


ではこの痛風腎になってしまうと

どのような症状が見られるようになるのでしょうか。

まず当然腎臓の機能が低下します。

するとますます尿酸が体外に排出されにくくなり、

痛風そのものの症状が悪化してしまう恐れがあります。

しかも機能が低下した状態が続くと

慢性的な腎不全の状態に陥ってしまうリスクが高まります。

よく知られているように、腎臓は

一度機能が低下すると治療するのが非常に難しい器官です。

それだけに治療が長引き、

日常生活にさまざまな異常が生じます。


なお、腎臓の異常といえば尿タンパクを

連想する人も多いかもしれません。

糖尿病とのかかわりでよく言われます。

ただ痛風腎の場合は尿タンパクと深く関わる

糸球体に異常が生じることは少ないため

尿タンパクは普通は出ません。

もともと腎臓は異常が生じても

なかなか症状が現われにくい器官

といわれているだけにこの点も要注意です。


さらに痛風腎になると尿路結石が

できやすくなるのも厄介な点です。

痛風の症状だけでも激痛で耐え難いのに加えて

尿路結石の激痛のリスクも負わなければならないわけです。

そのため痛風腎の場合は尿酸値に加えて

尿のph(酸性値)もチェックしておく必要があります。

苦痛のダブルパンチに見舞われないためにも、

日ごろから痛風対策をしっかりと行いたいところです。


怖いですね、痛風腎。

いったん、腎機能が低下してしまうと、

なかなか、元に戻ることは困難なので、

今のうちに、今できることをやっておきたいですね。

なんとか、腎臓を悪くしないように、

尿酸値を下げるようにしたいです。


2022年5月15日日曜日

痛風発作&CRP

痛風では体内の尿酸が原因となっており、

まず注目されるのは尿酸値という値ですが、

これと合わせて考えられる事が多いのが

CRPという値です。


炎症が起こると体内に増えるタンパク質がありますが、

CRPとはそのタンパク質の量を表した数字です。


この数字が高いほど炎症が起きていると判断する事ができ、

痛風の度合いを示す指標の一つとなっています。

普段は気にする事はあまりない数値ですが、

痛風の症状が慢性的に出るという方は

注目する必要もある数値です。


痛風では痛風発作という特有の発作を生じますが、

その際に合わせて起こる事が多いのが炎症です。

この炎症と発作が痛風での大きな症状と言われており、

炎症の度合いもとても強いです。


個人差があり、そのくらいの炎症の度合いかを図るために

このCRPが指標となっているという訳です。

一般的にはCRPの値は0.3mg/dlという値になっています。

体内での炎症で作られるタンパク質は、

ごく微量という事がこの数値から分かります。

ある結果では痛風時のCRPの値は

14.8mg/dlという値が出ており、

痛風時の炎症が非常に強いという事が分かります。


ただし、CRPの値には個人差もあり、

その値そのものよりも、

どの程度変動するかという数字の上下を見る事が

多くなっています。


また、医師などの専門的な方にとっては

症状を判断する一つの材料となる数値ではありますが、

一般的な方からすると

それほど神経質にならなくて良い値とも言えます。


痛風に関して基本的な知識があれば良い

という一般的な方は、

こうした値もあるのかという事だけ

押さえておけばまずは良いでしょう。


これから痛風の予防をしていくという方は

基準の一つとして尿酸値と合わせて覚えておき、

値だけ基準値と比べてどうか

という事を見ておくと良いでしょう。


初期症状で炎症や腫れが見られてきたという方は、

痛風を疑って病院に行くとCRPを測定する事もあります。

痛風は本格的なピークでの症状の前に初期症状があり、

CRPが少しずつ上がっていれば痛風の早期診断に

役立つ事があります。

初期症状の段階で痛風に気付ける方は

多くはありませんが、思い当たる症状が出てきた際には、

早めに病院に行くと良いでしょう。


痛風の炎症は、非常に強い痛みを伴います。

症状が発症した場合は、病院に行って

薬を処方して貰う事をお勧めします。

市販でも炎症を抑える薬などは販売されていますが、

痛風での炎症にはあまり効果がない事も多くあります。

また、選ぶ方に専門的な知識が不足しているため、

適した薬を選びにくいという面もあります。

あまり素人判断での選択は控えて、

早期に病院に行く方が

確実に症状を改善していく事ができます。

痛風発作&膝

痛風発作の際に症状がよく出る部分として

膝があります。


膝は体の中でも関節の代表的な部分で、

軟骨も大きくなっています。

痛風は尿酸という物質が原因となっていますが、

尿酸が軟骨の部分に沈着という現象を起こして

症状が発症します。

尿酸は集まって結晶を作りやすい性質を持っており、

結晶は軟骨の周りに集まりやすい性質を持っています。

軟骨周りに集まってきた結晶が沈着を起こし、

痛風が始まります。

また、膝の軟骨は

尿酸が沈着を起こしやすい部分と言えます。


痛風発作の膝の症状では

赤み、腫れ、熱、痛みといった症状が

よく見られるようです。


また、人によっては痛みを伴わない

痛風結節という症状が起こる場合もあります。

これは大きなコブのような形で

関節が腫れ上がる症状です。

痛みはないですが腫れが大きく、

中身が出てきてしまうという事もあります。

このように痛風の症状には個人差もあるため、

医師によって処方される薬も

人それぞれ基本は同じですが、少しずつ異なっています。


膝に生じた症状は

人によってその症状は異なります。

痛風はまずは医師に相談する事が大切です。

膝の痛みを何とかしたいなど、

部位ごとに処置をしようとせずに

体内の尿酸という根本的な原因を合わせて

解決しないと症状が改善されないため、

曖昧な知識に頼ろうとせずに

専門的な知識を持っている医師に相談して

治療をしてもらうようにしましょう。


2022年5月14日土曜日

痛風発作&ステロイド

痛風発作の症状改善には薬が用いられますが、

そのための薬として用いられる物に

ステロイド剤と非ステロイド剤という二種類があります。

人の体内の両側には腎臓がありますが、ステロイドとは、

その上端にある副腎と呼ばれる部位から作られる

ホルモンの一種です。

このステロイドを用いて作られる薬がステロイド剤、

使わずに作られているのが非ステロイド剤となります。

両方とも痛風発作に使用されますが、

まず使用される事が多いのは非ステロイド剤です。


腎機能に障害がある場合や胃潰瘍などがある場合は

非ステロイド剤が使用できないため、

ステロイド剤が使われます。

また、痛風の痛みには個人差がありますが、

この痛みが強い場合もこのステロイド剤が使われます。

痛みが強い場合にステロイド剤が使われるという事は、

最初からステロイド剤を使えば良いのではと

考える方もいますが、ステロイド剤は効果もありますが

その分副作用も多い薬です。

そのため、なるべくなら負担の軽い

非ステロイド剤で治療できる方が

体に負担を少なく症状を改善できます。


非ステロイド剤として用いられる薬の例としては

ナイキサンがあります。

また、ステロイド剤としては

プレドニンやデカドロンなどがあります。

これらについて一つ一つ詳しい事を

把握しておく必要はあまりありませんが、

医師から処方された際にこれらがステロイド剤なのか、

非ステロイド剤なのかという

見分けが付くくらいにしておくと、

安心して薬を服用する事ができます。

ある程度の意味は覚えておくと良いでしょう。

痛みは個人差もありますが、

非ステロイド剤で十分効果が出る方も多いです。

まずは医師の指示に従って処方された薬を

飲むようにしましょう。


ステロイド剤を服用する際の副作用としては

精神的に情緒不安定になる、骨の強さを低下させてしまう、

高血圧を助長してしまうなどがあります。

もちろんステロイド剤を服用したからといって

全ての方がこうした副作用が生じる訳ではないため

基本は大丈夫と言えますが、

量を守らずに飲んだり医師からの指示に従わずに飲むと

副作用の危険性も高まるので注意が必要です。

また、ステロイド剤は直接、炎症や腫れのある患部に

注射して使われるというケースもあります。


ステロイド剤にしても非ステロイド剤にしても、

服用の際には十分に注意して飲むようにしましょう。

基本は医師からの指示にしっかりと

従う事は大切です。

痛風発作&ロキソニン

痛風特有の症状に発作と炎症がありますが、

ロキソニンはこの症状を抑えてくれる働きを持っています。

痛風での痛みは堪え難い痛み、激痛と評する方も多く、

多くの病気の中でも痛みに関しては

トップレベルの症状を持っている病気と言えます。

薬を使わずに乗り切れるという方は少ないと見られ、

それ以外の薬に頼る方の多くに使用されているのが

このロキソニンです。


特に痛風に一度かかってしまい、

そこから年に数回症状が再発するという方には、

必須の常備薬として需要のある薬です。


痛風発作や痛風の炎症を抑えるための薬には、

ステロイド系と非ステロイド系の二種類がありますが、

ロキソニンは非ステロイド系です。

非ステロイド系の方が副作用が少なく、

安心して使用する事ができます。

そのため多くの方に使用しやすい薬となっています。

同じ非ステロイド系の薬でもロキソニン以外に

ボルタレンという薬もあります。

こちらの方が痛みを抑える効果としては高くなっています。

しかしその分体への負担は大きく、副作用の可能性も

ステロイド系までではないにしても高くなります。


ロキソニンはこのように、痛風の症状が発症した方は

お世話になる方が多い薬なので、

痛風にまだかかっていないという方も

名前くらいは覚えておいて良いでしょう。

また、痛風の再発が心配という方は、

市販のロキソニンを準備しておく事をお勧めします。

これで本格的な症状もある程度対策する事ができるため、

とても安心です。

ですが極力使わなくて済むように、

健康的な生活は継続していく事をお勧めします。

また、服用する際は量などを十分気を付けて

飲むようにしていきましょう。

痛風発作&コルヒチン

痛風発作は大きく三つの段階に分ける事ができ、

初期、ピーク時、症状が引いていく、

という段階に分けられます。

このうち、初期症状は1日から3日ほどの期間があります。

炎症や赤みなどが関節に見られ、

痛風の症状が軽くなったような形で現れます。

この時に痛風という事に気付き、

ピークの前に手を打てれば、

ピーク時の症状を緩和できたり

ピークが来るのを回避する事ができます。


この初期段階での症状緩和に役立ってくれるのが

コルヒチンという薬です。

コルヒチンは痛風の治療ではよく知られた薬で、

初期段階での症状改善に

有効な薬として知られています。

初期段階にのみ有効で、本格的に

症状が発症した後で飲んでも効果はありません。

そのため、前もって初期段階での

前述のような症状を把握しておき、

似た症状が出た時にコルヒチンを飲む

という対処の仕方になります。

コルヒチンはイヌサフランという植物が

原料になっています。

ユリ科の球茎の一種で、なんと

紀元前から知られている薬だそうです。


痛風は尿酸が結晶を作り、

関節の軟骨に沈着する事で起こる症状ですが、

コルヒチンはこの結晶を作って沈着を起こす

尿酸の働きを阻害する役割を持っています。

これによって沈着を軽度で抑える事ができ、

本格的な症状の緩和に繋げる事ができます。

また、より早く気が付く事ができれば

症状が発症せずに済む場合も時にはあります。

痛風は激痛が伴うとても重い症状が出ますが、

コルヒチンを飲むと

こうしたつらい症状を回避する事ができるのです。


また、コルヒチンは飲む量もとても少なくて済みます。

1錠飲めば十分に効果が期待できます。

逆にそれ以上飲んでしまうと逆に

副作用が生じてしまう場合があります。

腹痛や嘔吐、下痢などの症状が副作用として起こり、

その程度も激しくなる事が多いです。

いくら痛風に効くからといっても飲み過ぎは禁物で、

必ず服用の仕方は守らないといけないという事です。

痛風は心配になって沢山薬を飲んでしまう

という方もいますが、これは逆効果を招きやすいため、

必ず医師から言われた事を守って

服用していく必要があります。

痛風が起こった時のために備えておきたいという方は、

ぜひコルヒチンを覚えておきましょう。

2022年5月13日金曜日

痛風&かかと 

かかとの痛みには

さまざまな原因が考えられます。


日常生活の中で

あまり異常を意識することが少ないだけに

急に痛みを覚えた時は不安になるものです。

かかとの痛みはおもに骨や関節の異常ですが、

それ以外の原因で発症することもあります。

そんな原因のひとつが痛風です。


ではまず

かかとの痛みの原因についてみていきましょう。

おそらくもっとも多いのがアキレス腱に生じる異常。

この部分は歩く際に必ず使用するところですから、

炎症を起こすことも多いのです。


アキレス腱の炎症には大きく分けて2つ、

アキレス腱皮下滑液包炎と呼ばれるものと、

アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎

と呼ばれるものがあります。


後者はその名の通りアキレス腱そのものや

その周囲に炎症が生じたもの、

前者はアキレス腱とかかとの骨、皮膚の間で

クッションの働きをしている滑液包

という部分に炎症が生じてしまうものです。

どちらもかかとの上部に痛みや

腫れが生じるのが特徴です。


それからかかとの下、

足の裏に生じるのが踵骨下滑液包炎です。

こちらも滑液包が炎症を起こすことで生じる痛みです。

さらにアキレス腱皮下滑液包炎とほぼ同じ位置、

やや奥の方に痛みを感じるのが踵骨後部滑液包炎。

これら炎症による痛みは日々の生活の中で

いつのまにか発生することがあるので

注意が必要でしょう。


もうひとつ気をつけたいかかとの痛みが骨折です。

かかとは頑丈な部分のため、衝撃や打撲によって

骨折する機会は少ないと思いますが、

日常生活の中で使用し、歩くたびに

地面から衝撃を受け取っているところだけに

疲労骨折の可能性があります。

骨折のタイプには

Ⅰ型~Ⅲ型の3種類があります。

おもに過度のスポーツによって発生しますが、

日常生活の中で発症するリスクがあると

言われています。


このように、かかとの痛みは

まずこうした炎症や骨折を疑ってかかる必要があります。

そのうえで痛風の疑いをかけるべきでしょう。

実際のところ痛風が原因で

かかとの痛みが起こることは珍しいです。

ただ、他の部分に発生する痛風の症状と同様、

激しい痛みを感じることになるそうです。

あの耐え難い痛みは

経験者なら誰でもわかってくれると思いますが、

かかとの場合は発生するともう歩くことは

できなくなってしまうでしょう。

それどころかちょっとした動作、体重をかけなくても

を動かしただけでも痛みを感じるようになってしまう

とも言われています。


痛風の発作は短くて2~3日程度、

長い場合には1週間以上続きます。

かかとに発作が起こった場合には

身動きも満足にできないような状態に

陥ってしまうでしょう。

一度でも痛風の疑いがある発作が

かかとに起こった場合には

病院で診察と治療を受けるべきです。

先にあげた炎症や骨折との見極めも

しっかり行いつつ適切な対策を行うよう心がけましょう。


かかとは あまり痛みが強くない場合には

ついついそのまま放置してしまうことも多い部分ですが、

さまざまな原因が潜んでおり、放置しておくと

深刻な状態に発展してしまったり、

慢性化してしまったりという恐れもあるのです。


足が痛いから痛風とは限りませんが、

痛風じゃないだろうと思っていても

痛風かもしれない、ってことです。

わかりにくいですが、ここはやっぱり、

病院の診察を受けるのがベストかもしれませんね。

どうぞ、お大事になさってください。


痛風&食事 メニュー 

食生活の改善は痛風の大事な対策のひとつです。

もともと美食の人になりやすい

と言われていた病気ですが、

現在では食べすぎ、飲みすぎ、あるいは

バランスの悪い食生活といった

日常生活上の問題が大きな原因になると言われています。

思い当たる人も多いのではないでしょうか?


痛風によい食事のメニューとは

簡単に言ってしまえばカロリーが控えめで、

栄養バランスが取れていて、

プリン体の摂取量が少ないものです。

肥満と高尿酸血症との間には

とても深い関わりがありますから、

肥満気味の人はまずカロリー摂取量を減らして

減量を目指す必要があります。

しかも栄養バランスが取れていないと

体の健康状態のバランスが乱れてしまいます。

とくに尿酸の場合は

尿をアルカリ性に保つための食生活が求められます。


痛風にぴったり合った食事のメニューとして

お勧めなのが肉じゃが。

栄養バランスがよく、肉もとれて

食べ応えもある最高の食材でしょう。

しかも日常的に食べることができる点も魅力です。

野菜やイモ類を無理なく摂取できるため、

尿酸を尿に溶けやすい状態へと導いてくれます。

疲労回復効果もあるので中高年の男性にピッタリです。


イモ類をうまく取り入れたメニューなら

サトイモの煮っころがしもお勧めです。

ご飯と合うのがなんといっても魅力ですが、肥満の解消、

とくにコレステロール値の調節に効果を発揮してくれます。

イモ類は全般的に痛風対策によいのが特徴ですが、

野菜だけでは食べ応えがないと

不満を持っている人の対策にもピッタリです。

他にもサトイモには尿をアルカリ性にして

尿酸の排出を促す効果や、

血圧を下げる働きもあります。


低カロリーのメニューで

おすすめなのが焼きたけのこ。

健康によく食べ応えのある食材ですが、

メニュー作りに苦労する食材でもあります。

焼きたけのこはシンプルですし、

ご飯との相性もピッタリ。

豊富なアミノ酸は栄養補給に役立ちますし、

ビタミンB群、C、Eといった健康によい栄養分も

含まれています。

さらに、たけのこも尿酸が

尿で排出されるのを促す働きがあります。


肉が好きな人はカロリーを考えて

鶏肉を積極的に摂取しましょう。

お勧めなのが手羽元。

コラーゲンが豊富に含まれており、

加齢による衰えが目立ち始めた体の改善にも

役立ちます。

低カロリーで肥満対策にも役立ちますし、

野菜とうまく組み合わせれば

痛風対策にも効果が期待できます。

お勧めはシチュー。

うまく煮て余分な脂分を除けば

ますます健康的な食材になってくれるでしょう。


このように、単に尿酸値を下げることを

目的にするのではなく、あくまで日々の生活の中で

気軽に作れるメニュー・食材であること、

長く続けるためにも食べ応えや食べる楽しみを

味わえるものであることが前提条件になります。

プリン体の少ない食材を調べながら自分なりに

いろいろと工夫してみてはいかがでしょうか。

ダイエットや高血圧、動脈硬化をはじめとした

生活習慣病の予防にも役立ってくれるはずです。

もちろん、食事量そのものの制限も

忘れないようにしましょう。


痛風の食事メニューは、

いつの時代も苦労するものですが、

食べ過ぎないように気をつけながら、

少しずつお食事をいただく、

というのがコツかもしれませんね。


2022年5月12日木曜日

痛風結節? 

痛風はできるだけ早く治療を受けることが大事です。

投薬治療など医療機関で受ける対策だけでなく、

食生活をはじめとした日常生活で行う対策も必須です。


しかるべき対策を行わないと

発作が何度も繰り返されるだけでなく、

その間隔が短くなったり、足指の付け根だけでなく

膝などにも起こったりすることもあります。

さらに何度も発作が繰り返されることで

その部分が炎症を起こして

関節炎を起こしてしまうこともあります。


それから、痛風の治療を怠ると

別の病気や症状が生じることもあります。

たとえば尿路結石。

これも激痛をもたらす症状でおなじみです。

ほかには腎障害や虚血性心疾患、そして

もっとも多いのが痛風結節です。


この痛風結節とは簡単に言えば尿酸の瘤です。

そもそも痛風のあの耐え難い激痛は

体外に排出されずに蓄積した尿酸が

関節や軟骨、皮膚組織、腱などに

付着することで生じるものです。

この尿酸がどんどん蓄積・沈着していくと

肉芽腫組織という瘤状のものが作られていくのです。

これが痛風結節です。


痛風結節の特徴は痛みがないこと。

痛風そのもののような激痛はありません。

ただし高尿酸血症を放置しておくと、

瘤はどんどん大きくなっていき

皮膚から膨れ上がった状態になります。

そうなると当然その部分の関節を

動かしにくくなるといった問題が起こります。

とくに足にできると靴が履きにくくなったり、

歩きにくくなったりしてしまいます。

さらにもっと恐ろしいのが関節へのダメージ。

痛風結節が大きくなっていくにつれて

関節が変形してしまったり、場合によっては

破壊されてしまったりすることもあります。

そうなると痛風の治療・対策だけでは

済まなくなってしまいます。


なお、痛風結節は

体温が低いところにできやすいといいます。

おもなところでは

痛風が起こりやすい足の親指の付け根のほか、

くるぶし、アキレス腱、さらに肘にもよくできます。

さらに意外なところでは

耳たぶにも発症するケースがあるようです。

痛風が発症してから

痛風結節ができるまでの期間は数年くらい。

かなりの間があるのも特徴で、その間

どれだけ適切な治療を行ってきたかが

発症するかどうかを決める鍵となります。


痛風結節を防ぐためにはやはり尿酸値を下げることが第一。

4.0~7.0mg/dlの正常値の範囲内に尿酸値を抑えることで

瘤を少しずつながら小さくしていくことができます。


通常、痛風結節は治療・対策を疎かにすると

なりやすいと言われています。

ですから逆に言えばしっかりとした治療・対策を行っていれば

発症するリスクは低いともいえるのです。

実際、痛風患者の中で痛風結節が起こるケースは

少数派と言われています。


食生活の改善や制限は辛いものですが、

症状がもっと深刻にならないためにも、

やはり我慢して続けていく必要があるでしょう。