2022年5月13日金曜日

痛風&食事 メニュー 

食生活の改善は痛風の大事な対策のひとつです。

もともと美食の人になりやすい

と言われていた病気ですが、

現在では食べすぎ、飲みすぎ、あるいは

バランスの悪い食生活といった

日常生活上の問題が大きな原因になると言われています。

思い当たる人も多いのではないでしょうか?


痛風によい食事のメニューとは

簡単に言ってしまえばカロリーが控えめで、

栄養バランスが取れていて、

プリン体の摂取量が少ないものです。

肥満と高尿酸血症との間には

とても深い関わりがありますから、

肥満気味の人はまずカロリー摂取量を減らして

減量を目指す必要があります。

しかも栄養バランスが取れていないと

体の健康状態のバランスが乱れてしまいます。

とくに尿酸の場合は

尿をアルカリ性に保つための食生活が求められます。


痛風にぴったり合った食事のメニューとして

お勧めなのが肉じゃが。

栄養バランスがよく、肉もとれて

食べ応えもある最高の食材でしょう。

しかも日常的に食べることができる点も魅力です。

野菜やイモ類を無理なく摂取できるため、

尿酸を尿に溶けやすい状態へと導いてくれます。

疲労回復効果もあるので中高年の男性にピッタリです。


イモ類をうまく取り入れたメニューなら

サトイモの煮っころがしもお勧めです。

ご飯と合うのがなんといっても魅力ですが、肥満の解消、

とくにコレステロール値の調節に効果を発揮してくれます。

イモ類は全般的に痛風対策によいのが特徴ですが、

野菜だけでは食べ応えがないと

不満を持っている人の対策にもピッタリです。

他にもサトイモには尿をアルカリ性にして

尿酸の排出を促す効果や、

血圧を下げる働きもあります。


低カロリーのメニューで

おすすめなのが焼きたけのこ。

健康によく食べ応えのある食材ですが、

メニュー作りに苦労する食材でもあります。

焼きたけのこはシンプルですし、

ご飯との相性もピッタリ。

豊富なアミノ酸は栄養補給に役立ちますし、

ビタミンB群、C、Eといった健康によい栄養分も

含まれています。

さらに、たけのこも尿酸が

尿で排出されるのを促す働きがあります。


肉が好きな人はカロリーを考えて

鶏肉を積極的に摂取しましょう。

お勧めなのが手羽元。

コラーゲンが豊富に含まれており、

加齢による衰えが目立ち始めた体の改善にも

役立ちます。

低カロリーで肥満対策にも役立ちますし、

野菜とうまく組み合わせれば

痛風対策にも効果が期待できます。

お勧めはシチュー。

うまく煮て余分な脂分を除けば

ますます健康的な食材になってくれるでしょう。


このように、単に尿酸値を下げることを

目的にするのではなく、あくまで日々の生活の中で

気軽に作れるメニュー・食材であること、

長く続けるためにも食べ応えや食べる楽しみを

味わえるものであることが前提条件になります。

プリン体の少ない食材を調べながら自分なりに

いろいろと工夫してみてはいかがでしょうか。

ダイエットや高血圧、動脈硬化をはじめとした

生活習慣病の予防にも役立ってくれるはずです。

もちろん、食事量そのものの制限も

忘れないようにしましょう。


痛風の食事メニューは、

いつの時代も苦労するものですが、

食べ過ぎないように気をつけながら、

少しずつお食事をいただく、

というのがコツかもしれませんね。