痛風発作の際に症状がよく出る部分として
膝があります。
膝は体の中でも関節の代表的な部分で、
軟骨も大きくなっています。
痛風は尿酸という物質が原因となっていますが、
尿酸が軟骨の部分に沈着という現象を起こして
症状が発症します。
尿酸は集まって結晶を作りやすい性質を持っており、
結晶は軟骨の周りに集まりやすい性質を持っています。
軟骨周りに集まってきた結晶が沈着を起こし、
痛風が始まります。
また、膝の軟骨は
尿酸が沈着を起こしやすい部分と言えます。
痛風発作の膝の症状では
赤み、腫れ、熱、痛みといった症状が
よく見られるようです。
また、人によっては痛みを伴わない
痛風結節という症状が起こる場合もあります。
これは大きなコブのような形で
関節が腫れ上がる症状です。
痛みはないですが腫れが大きく、
中身が出てきてしまうという事もあります。
このように痛風の症状には個人差もあるため、
医師によって処方される薬も
人それぞれ基本は同じですが、少しずつ異なっています。
膝に生じた症状は
人によってその症状は異なります。
痛風はまずは医師に相談する事が大切です。
膝の痛みを何とかしたいなど、
部位ごとに処置をしようとせずに
体内の尿酸という根本的な原因を合わせて
解決しないと症状が改善されないため、
曖昧な知識に頼ろうとせずに
専門的な知識を持っている医師に相談して
治療をしてもらうようにしましょう。