2022年5月12日木曜日

痛風の初期症状 女性 尿酸値

痛風は中高年の男性に多い病気とされています。

痛風の原因となる物質は尿酸という物質で、

これが体内の関節部分の軟骨に損傷を与える事で

症状が引き起こされます。


この尿酸の物質を作る元になっているのが

食べ物に含まれるプリン体と呼ばれる物質です。

体内でエネルギーの元になる物質ですが、

エネルギーになる際に副産物として尿酸を生じるのです。

プリン体は身の回りにある様々な食べ物に含まれていますが、

多く含まれている物とそうでない物があります。

多く含まれている食べ物の代表例が

ビールとお酒のおつまみです。


ビールは男性の方は飲む機会が多いという方も多く、

またそれに合わせておつまみを食べる事も多くあります。

おつまみは特に肝類に多くプリン体が含まれており、

あんこうの肝や白子などが代表例です。

お酒のつまみとして好きな方も多いですが、

多く摂りすぎてしまうとプリン体が

過剰になってしまいます。

若い方でもビールやおつまみは食べますが、

中高年の方は摂る量が変わらないのに対して

体の代謝機能は衰え始めます。

体内の尿酸も排出されにくくなり、

尿酸値が高まってしまうのです。


このような仕組みで起こる痛風ですが、

女性の方にも最近は見られるように

なってきています。

痛風の初期症状として

関節にしびれや炎症を感じる事が多くありますが、

こうした症状が出るという女性の方は増えています。


以前は中高年の男性の病気と言われた痛風が

なぜ女性にも起こるようになってきたかと言うと、

生活習慣の変化が大きな原因として挙げられています。

尿酸は体内で作られる量も問題ですが、

上手く体外に排出されるという面も大切になります。

生活習慣の変化により、この機能が低下する事が

多くの女性にも見られるようになってきています。


女性は男性よりもビールを飲むという方は少なく、

プリン体を摂る量も少ないので

痛風のリスクは低いとされてきていました。

しかし女性も最近は仕事などで

食事や睡眠が不規則になったり、

ストレスを大きく感じるという方も増えてきています。

食事はビールは飲まないものの肉類が多くなったり、

糖分が多い物もプリン体を多く含んでいる物があります。

間食などで多く摂っている女性の方も多いため、

初期症状や痛風の本格的な症状の発生を助長しています。

睡眠も不規則になると体が十分に休まらず、

代謝機能などが低下しやすくなり

尿酸の排出が上手く行かなくなってしまいます。


また、ストレスを感じる方も増えています。

ストレスは体に大きな負担をかけますが、

エネルギーを多く消費します。

プリン体もエネルギーに変えられますが、

尿酸が多く生じるという事になります。

ストレスは血管も細くなり尿酸の排出が

上手くいかなくなるため、

痛風になりやすくなるのです。

このように、痛風は男性だけでなく

女性の問題にもなっているのです。

痛風のリスクは心配ですので、

健康に気を使った生活習慣に

改善していきましょう。


痛風の初期症状 足の甲 

痛風の初期症状は足に生じる事が多いですが

その中でも特に起こりやすいのが

足の指の付け根です。


約7割ほどがここから生じると言われていますが、

他の部位として比較的

初期症状が出やすいのが足の甲です。

足の甲は面積が広く、

体重からの負荷がかかりやすい部分でもあります。

血流なども鈍くなりやすく、

尿酸の結晶が溜まりやすい部分なのです。

足の甲に違和感や異常を感じる場合は

痛風を疑ってみると良いでしょう。


初期の症状としては赤みが生じます。

他の部分では赤みがピンポイント的な形で

生じる事が多いですが足の甲は面積が大きく、

足首から足の上面に広がる面積全体に渡って

症状が出る可能性があります。

赤みが全体的に広がるので、

足の指などよりも見た目的にも違和感を感じやすく、

そのまま放置する方は少なくなっています。

私の場合は足の指に初期症状が出たため

分かりにくくそのままにしてしまいましたが、

足の甲に出る方はまだ良いと言えるかもしれません。


赤みだけでなく腫れも生じる場合があります。

本格的な症状が始まると腫れもかなり大きくなるため、

靴を履こうとすると

痛くて履けないという事も多々あります。

初期段階ではここまでの痛みはなく、

少しちくちくとした痛みを感じるくらいの

違和感がまずは生じます。

初期段階はここから症状が進行するという事は少なく、

この状態から急激に本格的な症状に移行していきます。

痛みよりもかゆみのように感じる方もおり、

この辺りの症状の出方は人によって個人差もあります。


また、炎症も起こります。

炎症も痛みに通じる部分がありますが、

ひりひりとした感覚があり、

靴下などで布地が擦れると痛みを感じます。

炎症は熱を持っており、冷やしても

あまり熱は引いていきません。

赤みもかなり広い面積に広がる事が多いです。

足の裏や指にできる初期症状に比べると

足の甲は接触する部分が少ないため歩きやすく、

病院にも行きやすいです。

なるべく早めに病院に行く事をお勧めします。


また、足の甲はスポーツをしている方などは

激しい運動により足の甲に負担がかかり、

それによって炎症などが生じているという、

別の症状の可能性もあります。

そのため、痛風かどうかは医師に診て貰った方が確実です。


何にせよ見た目は分かりやすいので、

赤みが全体的に広がっていたら

まずは早い段階で病院に行きましょう。

痛風の症状が本格的に発症する前に

薬を飲んで処置ができれば、

大きく激しい痛みを感じる可能性も低くなります。

一番良くないのは自分の判断で大丈夫だろうと

そのままにする事です。

痛風は重大な病気なので可能性を感じたら

なるべく早く病院に行き、

対策をするようにしましょう。


また、自分ですぐにできる対策としては

水を飲むという方法があります。

尿として尿酸を排出する事ができるので、

病院に行くまでに少し間が空いてしまうという方は

2リットルを目安に沢山飲むようにしましょう。


2022年5月11日水曜日

痛風の初期症状と足裏 

痛風の初期症状として

足裏に痛みや炎症などを生じる方もいます。


痛風の初期症状として一般的に起こりやすいのは、

足の指の付け根の関節部分で、

初期症状が起こる方の約7割がこの部分に生じます。

ですが症状はやはり個人差があるため、

足の裏に症状が出るという方もいます。

これから痛風の予防をしていこうと思っている方は

ぜひ初期症状の特徴などを把握しておいて欲しいと思います。


痛風の原因は尿酸という物質です。

食べ物にはプリン体という物質が含まれており、

プリン体がエネルギーに変換される際に

副産物として生じるのが尿酸です。

体内に基準値を超えない範囲で存在するならいいのですが、

基準値を超えて存在していると痛風の原因になります。

尿酸はいくつか集まると結晶を作り、その結晶が

関節の軟骨にダメージを与える事で症状が生じます。

結晶が溜まりやすい部分に症状が出やすいという事なのです。

足の指はカーブを描いており、血流が滞りやすい部分です。

そのため尿酸が溜まりやすく初期症状として

一番始めに出やすい部分ですが、

足の裏も人の体の末端で、こちらもカーブを描いているため

尿酸の結晶が溜まりやすい部分なのです。


症状としては足の指と同じく、まずは腫れが生じます。

大きな腫れではありませんがかゆみなどを伴い、

少し歩いていたりすると気になるという程度の症状です。

このあまり強くないかゆみなどが

初期症状を軽視してしまう原因となっています。

足の裏に腫れやかゆみを感じたら、

痛風の初期症状ではないか疑ってみましょう。

合わせて生活習慣などを振り返って、不規則になっていたり

ストレスを感じていたりする事が多いと感じる方は、更に

痛風の可能性は高くなります。


また、炎症が起こる場合もあります。

炎症はかゆみとも似た感覚になりますが、

少しひりひりした感覚がある症状です。

炎症はその名前の通り熱を持っているため、

日焼けをした時のような痛みがあります。

また、靴下をはいて歩いていても

違和感がある事が多くあります。

こちらも足をしっかり洗っていなかったかななど、

足のケア不足と勘違いしてしまう事もありますが、

合わせて腫れなどもある場合は痛風を疑った方が良いでしょう。

炎症と腫れとかゆみはセットで生じる場合が多いです。

足の裏の症状は日常生活の中で気になるので困る事も多いです。


こうしたことが初期症状として挙げられますが、

まずは放っておくという事はせず、

痛風の可能性を疑いましょう。

できればその段階で病院に行けると良いでしょう。

痛風だと診断されれば、すぐに本格的な症状発生の前に

予防処置のための薬を服用する事ができますし、

痛風でなければ診察代はかかりますが、

痛風でないだけまだ良いと言えます。

初期症状の段階で飲んでおく

コルヒチンという薬がありますが、

これを病院で処方して貰える事が多いです。

1錠飲んでおくだけで痛風の本格的な症状を軽減させたり、

発症させずに済む場合もあります。


痛風とは? 

痛風とは体内に尿酸が溜まる事で起こる病気です。

主に体の関節部分に尿酸が溜まる事で

痛みや炎症を伴い、発作が生じます。


その発作の度合いや痛みは

一般的な病気のものとは大きく異なり、

かなり大きな痛みが生じる事も多いです。

そのため、その特有の発作の症状として、

痛風発作と呼ばれます。

特に40代過ぎからの中高年の男性の方に

多く発症する病気ですが、

最近は若い方でも症状が起こる事があり、

より多くの方が患う可能性がある病気となっています。


痛風の原因となる尿酸は、体の中で

エネルギーが消費される際に生じる、

ごみのようなイメージの物質です。

尿酸の元になる物質がありますが、

それはプリン体と呼ばれる物質で、

身の回りの口にする様々な食材などに含まれています。


その中でも代表的なのがビールです。

ビールはプリン体が特に多く含まれている飲み物で、

定期的に摂取していると、体内に蓄積される

プリン体も多くなっていきます。

中高年の方に痛風が多いのはこのためで、

ビールから摂取するプリン体が尿酸に変化する事で

体内の尿酸値が大きくなり、

痛風に繋がるという事が多くあります。


尿酸は体の各部位の関節の軟骨に沈着する

という性質を持っています。

血液中に尿酸が多くなると、

尿酸同士が結びついて結晶を作ります。

この結晶が沈着を起こし、軟骨に

ダメージや損傷を与える事で、

痛風の炎症の原因となります。

その痛みは非常に激しく、

激痛とも言われるほどの痛みが伴います。

また、その痛みは一時的なものではなく、

一週間から10日ほどの期間で続く事も多いため、

注意が必要です。

また、改善しても再発する可能性もあり、

一度なってしまうと

継続して予防や対策が必要な病気です。


痛風は前述のように中高年の方に多い病気

と言われてきましたが、最近は

比較的若い方にも多く見られる病気となっています。

現代社会は変化の激しい時代となっており、

仕事が忙しく、生活習慣が不規則になる

という方も多いですが、この不規則な生活習慣が元となり

痛風が引き起こされる事が多くあります。

若い方でもこうした生活習慣の乱れが、

以前よりも大きくなっており、

中高年の方だけでなく、若い方にも

関係が深い病気になりつつあります。


その反面、痛風は女性には

比較的少ない病気となっています。

プリン体が多く含まれるビールは

男性が好みやすい飲み物ですし、

他にもプリン体が多く含まれるお酒のおつまみなどの珍味も、

男性が好みやすいものが多いです。その


ため、女性は比較的発症しにくい病気と言えます。

ですが、油断はできないため、

特に年齢が高めになってきた時期からは、

関節の痛みには気を付けておきましょう。


痛風は本格的な発作が始まる前に、

初期症状が見られる事が多いです。

足や膝の関節に痛みが生じるというのがその代表的なもので、

本格的な症状ほどではないですが、痛みや腫れが

関節部分に生じるようになります。

リウマチなどの関節痛の可能性はありますが、

一定期間継続して症状が出ている場合などは、

痛風を疑った方が良いでしょう。

一度なると対策が大変なため、なるべく

毎日の生活の中で予防を行っていきましょう。


痛風と女性 

痛風は女性よりも男性の方が

なりやすい病気と言われています。


理由として、女性の体内に多く存在する

女性ホルモンが関係しています。

男性にも女性にも、男性ホルモン、女性ホルモンの

二つの物質が体内に存在しています。

男性は男性ホルモンが、

女性は女性ホルモンが優勢になっており、

そのバランスをホルモンバランスと呼びます。

女性に多く存在する女性ホルモンは、

尿として尿酸を排出する働きを強く持っており、

生じた尿酸をスムーズに排出できる体質になっています。

そのため、男性の方が

痛風になりやすいというのが理由です。


男性よりも女性の方が痛風にはなりにくいのですが、

最近はこの傾向に変化が見られるようになってきています。

女性でも痛風を患う方が増えてきており、今は

男性、女性問わずかかる病気として再認識されてきています。

また、以前は中高年の方に多かった病気ですが、

これも若年層の方にも症状が発症するようになってきており、

幅広い方に起こる可能性のある病気になっています。

そのため、予防や対策は誰もが意識して行う必要があるのです。


こうした変化の元になっているのは、生活習慣の変化です。

日本は以前よりも生活が豊かになり、ファーストフードなどで

手軽にカロリーが高い食事をする事ができます。

食事をしっかり摂る事ができるようになった反面、

過剰に食事で栄養素を摂りすぎてしまう方も多く、

男性だけでなく、女性にもそれは当てはまります。

こうした食事の中でプリン体が若いうちから

蓄積されるようになってしまい、

痛風になる方が出てきています。


もちろん、豊かになった生活が悪いという訳ではなく

そうした生活の中で、健康にも気を使う必要が

新たに出てきたと言えます。

痛風を防ぐために大切なのは、まずは生活習慣の見直しです。

不規則な食事をしていたり、偏った食事はプリン体を

多く摂ってしまったり、尿酸の排出が

スムーズに行われないという状況を招きやすくなります。

また、睡眠も十分な時間を取っていなかったり、

寝る時間が遅いと、体の機能が上手く働かず、

同じように尿酸を体内に蓄積してしまいます。

男性も女性も、日ごろから気を付けていきましょう。


痛風と尿酸値 

痛風は尿酸が体内に

蓄積されて起こる病気です。


体内の尿酸の量を数字で示す

尿酸(尿酸値)という値があり、

この値を下げる事が痛風の予防や治療に役立ちます。


あまり普段の生活には馴染みがない値ではありますが、

尿酸値は比較的簡単に知る事ができます。

一番一般的なのは健康診断です。

企業で行っている定期診断の結果として

尿酸値が示されている他、人間ドックや住民検診など、

自分から診断を受けに行く事でも知る事ができます。

尿酸や血清尿酸値という言葉で

体内の尿酸の量が表示されているので、

今後の健康管理の参考にしていきましょう。


尿酸値には基準値が設けられており、

7.0mg/dLという量までが正常な値となっています。

この値を超えると、尿酸値が高いとして

痛風を患う可能性が高まります。

尿酸値が高い状態を高尿酸血症と呼ぶ事もあります。


診断結果の表し方によっては、

男性はもう少し高めの値で、

女性は低めで記載がある場合がありますが、

基本は男女共に

7.0mg/dLを基準で考えた方が良いです。


7.0mg/dL以下では尿酸は結晶化せず

血液に溶け込んだ状態になっていますが

この値を超えると結晶化して、体の様々な部位で

沈着という現象を起こすようになります。

痛風もこの沈着が原因となっているため、

7.0mg/dLを上回らないように

気を付ける事がポイントです。


尿酸値が高くなると痛風の危険性もありますが、

もう一つの症状として起こりやすくなるのが

メタボリックシンドロームです。

最近はメタボと呼ばれて話題にもなっていますが、

これにも尿酸値が関係しています。

アメリカでは尿酸値と

メタボリックシンドロームの関係の研究が進められた結果、

尿酸値が高い事で発症の可能性が高まる事が

明らかにされました。

その他動脈硬化や心筋梗塞、高血圧なども

引き起こす要因となっており、

尿酸値は現代病と深い関係のある値と言えます。


また、尿酸値は低ければ良いのかというと、

そういう訳でもありません。

尿酸値が低くなると今度は腎障害や尿路結石といった

症状が起こりやすくなります。

尿酸は体内の老廃物ではありますが、常に

一定量が体内に存在している状態が正常な状態です。

バランスの取れた状態が理想という事を覚えておきましょう。


以前は全国的な尿酸値の平均値を計測した結果では、

中高年の方の値が高い傾向にあり、

痛風も中高年の方に多い病気とされていました。

ですが最近はその傾向が徐々に変化してきており、

30代から40代の比較的若めの方でも

尿酸値が高くなってきています。

そのため、痛風も中高年だけでなく、若年層の方でも

発症する病気として認知され始めています。

原因となっているのは生活習慣の変化です。

変化の激しい時代に突入しており、

仕事などで忙しく生活が不規則になりがちな方も

増えてきています。

その負担やダメージが体に現れてくるのが

30代を過ぎた頃です。

尿酸値も急に高まってくるため、毎日の生活で

なるべく規則正しい生活を心がけましょう。

2022年5月10日火曜日

偽痛風?

痛風は尿酸が関節に溜まる事で起こりますが、

それと似た症状で偽痛風と呼ばれる症状があります。

偽痛風では関節に溜まる物質が異なり、

ピロリン酸カルシウムの結晶が関節に溜まる事で

症状を引き起こします。

痛風と同じく、炎症や痛みを生じますが、

激痛と言われる痛風と比べると、

少し痛みとしては弱めになっています。

関節の痛みが長期的に続く事があるため、

リウマチと勘違いする方も多い病気です。


尿酸が体内での老廃物なのに対し、

ピロリン酸カルシウムは

体内での様々な細胞が活動の中で生じる

ピロリン酸という酸と、カルシウムが

結合してできる物質です。

年齢が高くなると生じやすいという性質があり、

関節の軟骨付近に生じる事が多いです。

そのため、これが軟骨の部分で結晶となり

沈着を起こす事で、偽痛風を引き起こします。

薬で結晶を取り除く方法は現代医学では見つかっておらず、

不明な部分が多い病気です。


ピロリン酸カルシウムが高齢の方に溜まりやすい事から、

偽痛風も痛風に比べて年齢の高い方に

起こりやすくなっています。

痛風は40代から50代の中高年の方に多いですが、

偽痛風は60歳から80歳程度の方でも起こる可能性があり、

かなり高齢の方でも起こる病気となっています。

起こる部位としては痛風と同じ膝や足などの他に、

手や肘、股などでも起こりやすくなっています。

基本的には関節部分に起こりやすくなっています。


また、性別の違いもあります。

痛風は男性の方に多くみられる症状ですが、

偽痛風は女性の方にも見られる症状です。

これは、プリン体を摂る量が

男性の方が圧倒的に多いのに対し、

ピロリン酸カルシウムは体内で合成される物質のため、

男性でも女性でも同程度の量が体内で作られるためです。

高齢の女性の方で痛風のような症状が見られる際は、

偽痛風を先に疑ってみた方が良いでしょう。


症状は膝が最も多くなっており、突然症状が起こります。

また、複数の部位で同時に起こる事もあります。

強い痛みがあり、炎症による腫れや赤みも、痛風と似ています。

痛みの程度としては痛風よりは軽いため、

安静にして引くのを待つ事ができます。

また、病院で治療して貰う事で、

発作の程度を和らげて貰う事もできます。

高齢の方にとっては、比較的

軽い痛みでも大きな負担となるため、

病院に行く事をお勧めします。


痛風と同様に

その他の病気を引き起こす可能性もあります。

関節痛が長引くと軟骨が損傷を受けて変形し、

慢性的に関節の痛みを感じるようになる事もあります。


病院で偽痛風による発作を止める事はできますが、

ダメージを受けた軟骨の修復をする事はできないため、

その痛みが残ってしまいます。

関節痛に効く薬などで対応していく事になります。

関節の軟骨部分にヒアルロン酸などを注入する事で、

痛みを和らげます。

また、非ステロイド系の薬を注射する事で行う事もあります。

痛風よりは軽度とは言え無視できない病気なので、

健康的な生活をして

体に大きな無理がないようにしていきましょう。


痛風とレシピ 

痛風は体内にプリン体が

多く蓄積される事が原因となっていますが、

痛風の予防や対策のためのレシピを多くの方が

考えて作られています。

こうした食事を毎日の食事の中に加えていけば、

健康的に楽しみながら

痛風対策をしていく事ができます。

まずお勧めのメニューとして挙げられるのが

玄米を使ったメニューです。

玄米は健康に良いとされていますが、痛風にも効果的で、

多くのレシピが開発されています。


玄米雑穀ご飯は、玄米に雑穀もプラスして、

より健康的に栄養も豊富に取れるメニューです。

玄米を炊く30分ほど前に洗い、ざるに入れておきます。

このように水になじませて、炊く前の下準備をしておきます。

ここに雑穀となるはと麦、丸麦、あわ、きびも水で洗い、

玄米と混ぜておきます。

あわときびは汚れが残ってしまう事があるので、

ざるで良く洗っておきましょう。

これらを炊きこんで出来あがりとなり、

比較的簡単に作れるメニューです。


次に春雨の梅肉和えというメニューです。

こちらも手軽で簡単に作る事ができ、

ヘルシーで体に良いメニューです。

まず、春雨を用意します。

5分ほど茹でれば柔らかくなるため、

切って4cmほどの長さにしておきます。

そこに野菜を加えます。

好みの野菜を加えるのも良いですが、

きゅうりやにんじんがお勧めです。

また、きのこ類もお勧めです。

えのきは茹でておき、食感の良いきくらげは、

水で戻しておきます。

そして、しそと梅干を加えます。

種を取った梅肉を包丁で叩いてペースト状にし、

合わせた食材の上に乗せます。

ここに醤油と塩で味付けをして出来あがりです。


濃い味のメニューが食べたい時には

中華風味噌炒めがお勧めです。

竹の子、ピーマン、にんじん、にんにく、干し椎茸、

厚揚げを用意しておきます。

厚揚げはお湯に通しておき、適当な大きさに切っておきます。

竹の子、ピーマン、にんじんは短冊切りにします。

しいたけも水で戻し、適当な大きさに切ります。

フライパンに油を敷き、細かくみじん切りにした

にんにくを炒めます。

香ばしく香りが出てきたら野菜を加え、厚揚げを加えます。

味付けは味噌、醤油、みりん、砂糖で行い、

味を整えて出来上がりです。


うどんもお勧めです。

油揚げ、わかめ、もやし、めんつゆを用意し、

油揚げは短冊切りに、

わかめは水で戻しておきます。

お湯を沸かしてうどんを茹でますが、

タイミングを見てしなりすぎないように

もやしと油揚げも入れます。

火を止めてうどんともやしをよそい、

めんつゆと合わせます。

かつおぶしがあればかけるとだしが効いて

よりおいしくなります。

わかめも乗せて完成です。

ごまや梅肉なども好みで乗せるとよりおいしくなります。


痛風にはプリン体が多く含まれる食材は

控えた方が良いため、なるべくヘルシーな食材を使いながらも

おいしく食べられるメニューを作ると良いでしょう。

プリン体はビールに多く含まれ、おつまみとして

食べるものも濃い味のものが多くなりがちです。

痛風対策や予防のためのメニューで、なるべく

おいしく食べられながらも、健康的に

体質を改善していける食事をしていくようにしましょう。


痛風と予防 

痛風は尿酸が体内に多く蓄積され、それが

関節などで炎症を起こす事が原因となっています。

予防方法としては尿酸を体内に溜めないという事が

大切なポイントになります。


尿酸は

体内にまったく存在しないという状態にはならず、

一定のバランスを保って存在している状態が

正常な状態です。

尿酸が作られるのと、排出されるサイクルのバランスが

保たれる事が大切になります。

この、尿酸が作られるスピードを抑えるのと、

排出を早くする事が、

痛風を予防する方法となります。


まず、尿酸が作られるスピードを遅くするには、

尿酸の原因となる物質を多く取り込まないよう

注意する事が大切です。

尿酸はプリン体という物質が元になっています。

聞いた事がある方もいるかもしれませんが、

ビールなどに多く含まれる物質です。

また、ビールが最も多いわけですが、

他のお酒にも比較的多く含まれている物質です。

そのため、日常的にたくさんのお酒を飲んでいる方は、

なるべく量を控えたり、

飲んだ日が多くなった時は間を空けて

休肝日を取るなど、工夫していきましょう。


また、もうひとつ多くプリン体が含まれるメニューに

お酒のおつまみになるようなものがあります。

白子やウニなどが代表的ですが、こうしたものも、

多く摂りすぎるとプリン体が過剰になります。

豆類やキノコなどにもプリン体は含まれていますが、

こうした食材のプリン体は痛風には

関連がないという事が明らかにされており、

含まれる食材によっても異なっています。


尿酸の排出を早める方法として効果的なのは、

水を飲む事です。

痛風の症状が生じてしまった方も、

蓄積されたプリン体を排出させるために、

水を多く飲むという方は多いです。

水分を多く摂ると体内の栄養分は

体にスムーズに行き渡るようになり、

老廃物は排出されやすくなります。

気が付かないうちに水分は失われがちなので、

なるべくこまめに水分を摂るようにしましょう。

お酒を飲んだ際は特に水分が失われていくため、

意識的に摂りましょう。


ビールやおつまみ、水を摂らないなど、

これらが多く当てはまる方が多いのが中高年の男性です。

痛風は中高年の男性に多い病気と言われていますが、

その理由は痛風になりやすい食材を食べたり、

生活習慣を持っている事によります。

また、最近では若い方にも

多く見られるようになってきています。

若い方も生活習慣が偏ったものになりやすいのが、

痛風の若年化の理由と考えられています。

若い方もやはり男性が多くなっています。


こうした事を総合すると、

痛風の対策に必要なのは、

バランスの良い健康的な食事と生活習慣という

基本的な事というのが分かります。

分かっていてもつい偏ってしまったり、

お酒を飲み過ぎてしまうという事がありますが、

なるべく日頃から意識して

気を付けるようにしていくと、

徐々にでも状況が改善されていきます。

できる事から少しずつ始めていくのが、

痛風やその他の病気を予防するために

大切なポイントです。


痛風と薬 

痛風では激痛とも言える強い痛みを生じるため、

薬でその痛みを和らげていく事も時には

必要になります。


痛風による発作の症状が生じた際には、

まずは二つの大きな症状である

関節の強い痛みと炎症を抑える事が大切になります。


痛風は尿酸が原因となっているため、

尿酸に対応する薬を服用すると思われがちですが、

専門の医師から処方される薬は、まずは

痛みを和らげる薬となります。

使用する主な薬は大きく分けて2種類あり、

ステロイド系の薬と非ステロイド系の薬に分けられます。


ステロイド系の薬は炎症を抑える効果がある

として有名な種類の薬です。

糖質コルチコイドという成分や、その誘導体

と呼ばれる成分が配合されている事が多く、

使い方を守って服用すれば痛風の炎症も

効果的に抑えてくれます。


内服や注射で用いられる事が多くなっており、

炎症を抑えるために広く使われている薬です。

プレドニゾン等の薬が一般的に使われる薬ですが、

炎症の度合いによっても、

処方される薬は変わってきます。


また、非ステロイド系の薬も良く用いられる薬です。

こちらも痛風の炎症を抑える効果があり、

痛みを和らげる効果があります。

体内で痛みを感じる際には、

プロスタグランジンという物質が多く生産されており、

これが痛みの原因になっています。

このプロスタグランジンの生産を防止する効果があり、

痛みや炎症を抑える事に繋がります。

こちらは内服で口から飲むタイプのものが多くなっています。

非ステロイド系の薬で有名なのは

アスピリンやロキソニンがありますが、

痛風ではインドメタシンなどが使われます。


また、痛風の初期の段階で薬を予防のために飲む際は、

コルヒチンという薬を服用する事があります。

これは痛風の発作を抑える効果のある薬です。

痛風の本格的な発作が始まってから飲んでも

あまり効果はなく、初期症状の段階で

飲む事で効果があると言われています。

飲み方は処方の際に医師から伝えられるので、

その服用方法を守って飲む必要があります。


また、こうした痛みや炎症を抑えると共に

尿酸値を下げる薬も使われます。

こちらは3種類あり、

尿酸が作られるのを抑える働きがある薬と、

尿酸の排出を促進する薬、また、

作られた尿酸を溶けやすい状態にし、

尿路結石という結晶にならないように

予防する薬の3種類があります。

人それぞれ痛風にも個人差があるため、

その人に合った薬が処方される事になります。

この中の複数の種類が組み合わされて薬が

処方される事もあります。


薬を飲む際は必ず医師の指示に従って、

決まった形で服用するようにしましょう。

痛風の薬は一定期間継続して飲む必要があるものもあるため、

病院に通って薬を貰うという機会が増える可能性もあります。

また、体質もあるため、薬によっては

副作用が生じる場合もあります。

こうした場合は服用するのをいったん中止し、

すぐに医師に相談するようにしましょう。

症状も重い病気なので、慎重に進めていきましょう。


2022年5月9日月曜日

痛風と原因 

痛風の原因は、尿酸という物質が

体内に蓄積される事によって引き起こされます。


尿酸は体の中の老廃物で、体内で最終的に残る

ごみのようなイメージです。

体内で全くゼロにはならず、通常は

一定量を保たれて体内に存在しています。

体内ではサイクルが出来あがっており、

尿酸が作られる生産と体外に排出するサイクルが

一定に保たれて、バランスを取っています。

この尿酸が多く作られるようになってしまうと

バランスが崩れ、体内に尿酸が

多く蓄積されるようになります。

これが痛風の原因となります。


尿酸はプリン体という物質により生じます。

プリン体が燃えてエネルギーとなった時の燃えかすが

尿酸というイメージです。

プリン体が燃えるのは体が何かの活動をしている時なので、

プリン体を多く摂り、毎日の活動をしていると

尿酸が溜まっていきます。

通常の生活なら尿酸は体外に排出されますが、

特に中高年の男性の方の体内では

尿酸の排出が追い付かない状況になっています。


中高年の男性の方は体力に衰えが見え始めており、

体の機能も低下し始めています。

尿酸を排出するスピードも遅くなっているため、

生産される尿酸を処理できないという状況に

なりやすくなっています。

それに加えて、中高年の男性の多くの方が好むのが

ビールです。

ビールを仕事終わりに毎日飲んでいるという方も

多いですが、ビールはプリン体が多く含まれている

代表的な飲み物です。

これを毎日飲んでいると、

プリン体が体内に大量に摂り込まれ、

それに伴い尿酸も多く生産されるようになります。

尿酸の排出機能が弱っているため、

体内に尿酸が蓄積されていってしまいます。


こうして蓄積されていく尿酸は

体の様々な部位に沈着という現象を起こすようになります。

また、尿酸が沢山集まって結晶になります。

沈着する部位は様々な所がありますが、

多く沈着しやすいのが関節です。

関節で沈着した尿酸の結晶は

一定量が蓄積されると遊離という減少を起こし、

炎症が起こるようになります。

痛風になると膝や足などの関節に強い痛みを伴ったり、

腫れてくる事が多くありますが、

こうした事が原因となっています。


最初のうちの初期段階では痛みも少しですが、

初期症状後は痛みが大きくなります。

これは体内で尿酸が引き起こした炎症が進行し、

症状が拡大しているためです。

痛風は一度起こると治らないと言われています。

これは関節や関節の軟骨が尿酸でダメージを受け、

そのダメージが治らないため、

慢性的に続く事になるためです。

また、膝や足の関節だけでなく、

尿酸は他の部位に溜まる事もあります。


他にも溜まりやすい部位としては

腎臓が挙げられますに尿酸が溜まると

腎臓病を引き起こします。

こちらも非常に重い病気で、

寿命を縮めてしまうほどの症状を伴う病気です。


痛風の原因となっている尿酸は

このように体内で様々な悪影響を引き起こしてしまいます。

こうした原因を知っておくと、

プリン体や尿酸を体内に溜めない事が大切だと理解でき、

毎日の生活の中でも気を付ける事ができるようになります。