痛風の初期症状は足に生じる事が多いですが
その中でも特に起こりやすいのが
足の指の付け根です。
約7割ほどがここから生じると言われていますが、
他の部位として比較的
初期症状が出やすいのが足の甲です。
足の甲は面積が広く、
体重からの負荷がかかりやすい部分でもあります。
血流なども鈍くなりやすく、
尿酸の結晶が溜まりやすい部分なのです。
足の甲に違和感や異常を感じる場合は
痛風を疑ってみると良いでしょう。
初期の症状としては赤みが生じます。
他の部分では赤みがピンポイント的な形で
生じる事が多いですが足の甲は面積が大きく、
足首から足の上面に広がる面積全体に渡って
症状が出る可能性があります。
赤みが全体的に広がるので、
足の指などよりも見た目的にも違和感を感じやすく、
そのまま放置する方は少なくなっています。
私の場合は足の指に初期症状が出たため
分かりにくくそのままにしてしまいましたが、
足の甲に出る方はまだ良いと言えるかもしれません。
赤みだけでなく腫れも生じる場合があります。
本格的な症状が始まると腫れもかなり大きくなるため、
靴を履こうとすると
痛くて履けないという事も多々あります。
初期段階ではここまでの痛みはなく、
少しちくちくとした痛みを感じるくらいの
違和感がまずは生じます。
初期段階はここから症状が進行するという事は少なく、
この状態から急激に本格的な症状に移行していきます。
痛みよりもかゆみのように感じる方もおり、
この辺りの症状の出方は人によって個人差もあります。
また、炎症も起こります。
炎症も痛みに通じる部分がありますが、
ひりひりとした感覚があり、
靴下などで布地が擦れると痛みを感じます。
炎症は熱を持っており、冷やしても
あまり熱は引いていきません。
赤みもかなり広い面積に広がる事が多いです。
足の裏や指にできる初期症状に比べると
足の甲は接触する部分が少ないため歩きやすく、
病院にも行きやすいです。
なるべく早めに病院に行く事をお勧めします。
また、足の甲はスポーツをしている方などは
激しい運動により足の甲に負担がかかり、
それによって炎症などが生じているという、
別の症状の可能性もあります。
そのため、痛風かどうかは医師に診て貰った方が確実です。
何にせよ見た目は分かりやすいので、
赤みが全体的に広がっていたら
まずは早い段階で病院に行きましょう。
痛風の症状が本格的に発症する前に
薬を飲んで処置ができれば、
大きく激しい痛みを感じる可能性も低くなります。
一番良くないのは自分の判断で大丈夫だろうと
そのままにする事です。
痛風は重大な病気なので可能性を感じたら
なるべく早く病院に行き、
対策をするようにしましょう。
また、自分ですぐにできる対策としては
水を飲むという方法があります。
尿として尿酸を排出する事ができるので、
病院に行くまでに少し間が空いてしまうという方は
2リットルを目安に沢山飲むようにしましょう。