2022年5月3日火曜日

アンセリンの飲み合わせ

アンセリンは痛風に対して

効果の期待できる成分として、注目を集めています。

痛風発作を起こしてしまうのは、血中の尿酸が

高くなってしまうことが関係しています。


尿酸ができるのは、

プリン体を分解する過程の中です。

そしてアンセリンには、このプリン体が

分解されて余計な尿酸を作る前に、

今一度プリン体に合成し直す働きを促します。


また余分な尿酸を尿や便、

汗などで排出する働きもあります。

尿酸を余計に作らせない、尿酸を

体外に出すという両面の働きによって、

尿酸値を低くし、痛風発作のリスクを

低減してくれます。


痛風というと、風にあたっても痛いと書きますが、

尿酸値の高い状態というのは、

いろいろな他の症状を引き起こすリスクも

高めてしまいます。


具体的には腎不全や尿路結石を誘発することがあります。

さらにほかの生活習慣病と合併症を

引き起こす危険性もあり、動脈硬化や高血圧、

心筋梗塞などの発症リスクも高めます。


痛風というと痛みがきついものの、

命に係わるような重大な病気ではない

イメージを持っている人も多いです。

しかし実際にはこのように、処置を誤ると

深刻な病状に発展するケースもあるので

決して侮れない病気なのです。

お酒をよく飲む人、肉料理を好んで食べ、

栄養バランスの偏りが気になる人はアンセリンを

摂取して痛風対策をするのも

一つの方法かもしれません。


ところでこのアンセリンですが、

いろいろな所で研究が行われています。

痛風以外にも抗疲労作用や抗酸化作用による

アンチエイジング効果、生活習慣病の予防などに

効果が期待されているからです。


その研究の中には、ほかの医薬品との

飲み合わせの研究も行われています。

サプリメントの飲み合わせに関して

解説しているサイトも見られますが、

医薬品を常用している人は

サプリを摂取するときに注意した方がいい

とよく紹介されています。


両者の効用を殺し合ってしまう、

逆に必要以上の大きな効果をもたらす

リスクがあるからです。

しかし痛風対策としてアンセリンを摂取する場合、

治療薬と併用した方がいいというデータも

出てきています。


ある医学部とクリニックが協力して、

尿酸降下剤を使って治療している痛風患者に

アンセリンを1日50mgずつ投与して、

尿酸値の推移を検証した実験がありました。


初診時の尿酸値の平均は6.20㎎/dlでした。

これが尿酸降下剤とアンセリンの飲み合わせを

実施したところ、1か月後には5.70㎎/dlになりました。

同じく2か月後は5.61㎎/dl、3か月後には

5.64㎎/dlになりました。


研究チームはこの実験結果を踏まえ、

尿酸降下剤とアンセリンを併用することは

尿酸値を低下するにあたり、

有用であるとの結論を出しています。

もし痛風の治療を実際に行っていて、

尿酸を下げる薬を服用しているのであれば、

アンセリンのサプリメントも一緒に摂取してみると、

尿酸値をより効率よく下げられる可能性があります。


ただしほかのサプリをすでに摂取している人は、

飲み合わせを注意すべきです。

成分が重複していると、

過剰摂取をしてしまう危険性があります。

成分の異なるサプリメントであっても、

多数併用している人は

過剰作用の恐れも考えられます。


もしいろいろなサプリメントを併用していて、

かつこれからアンセリンも使用しようと

思っているのであれば、

主治医などに相談をすべきです。

専門家に併用の危険性はないかどうかを

確認した上で、摂取するように心がけてください。

また、摂取量は体調と相談をしながら

調節することも大事です。

もし体調が少し悪いというのであれば、

摂取量を控えるなどの対処をすることです。


田七人参と腎臓

健康にいいサプリメントは

いろいろと販売されていますが、

その中の一つに、

田七人参のエキスの配合されたサプリメントも

いくつかのメーカーから販売されています。


田七人参という植物は

あまり知られていないかもしれませんが、

朝鮮人参の仲間でサポニンなどの

栄養分が豊富に含まれています。

中国では古来から、体にいい生薬として

愛用されてきました。

田七人参には様々な健康効果が期待できますが、

その中の一つに腎臓の機能を

アップさせる効果が期待されています。

腎機能がアップすれば、

尿の排泄量も多くなります。


私たちの尿量を増やすにあたって、

腎機能ともう一つ利尿ホルモンが

活発に作られることも必須の条件となります。

利尿ホルモンは、心臓で

作られていることがわかります。

心臓の周辺の血流が滞りがちになると、

利尿ホルモンの生成能力がダウンしてしまいます。


その結果、尿の量が少なくなってしまって、

むくみを引き起こしやすくなります。

尿がうまく排出できないということは、

余分な水分を

体内にためこむことになりかねません。

そうすると血管内の圧力を高めてしまって、

いわゆる高血圧の状態を

引き起こしやすくしてしまいます。

その結果、心臓の負担も

大きくなってしまうわけです。

田七人参には、冠状動脈を拡張する効果があって、

血圧を低くする効果があります。

また、心臓で作られている利尿ホルモンの量を

増やす効果も期待されているので、

腎機能を高める効果も期待されています。


田七人参を実際に飲むようになって、

尿の量が増えたとか、

尿が勢い良く出るようになった、

おしっこの切れがよくなった

という体験談をしばしば見かけます。


先ほど紹介したように、

血流を高めることで利尿ホルモンが

心臓でスムーズに作られるようになったことで、

尿が出やすくなったことも

一因として挙げられます。


その他には、腎臓におけるタンパク質の合成を

促進する効果が田七人参には

あるといわれています。

その結果、腎臓のもともとの機能である血液を

ろ過する機能がアップして、

尿の排泄量が増えたのではないかと

考えられています。

ただし腎臓と田七人参の関係に関しては、

まだ詳しいメカニズムは分かっていません。


また、田七人参には痛風の予防や

改善効果も報告されています。

痛風とは、足の親指の付け根を中心として

激痛をもたらす症状をさします。

痛風は、体内に尿酸という老廃物の一種が

過剰に溜まることで発症します。

血液検査をすると、尿酸という項目があります。

尿酸値が7.0㎎/dl以上になると

高尿酸血症と診断され、

痛風発作をいつ起こしてもおかしくない状態です。


この尿酸が体内に過剰に溜まってしまうというのは、

腎臓にも悪影響をもたらします。

腎臓に尿酸が過剰に溜まってしまうと、

腎機能が低下してしまいます。

痛風腎といわれる症状です。

尿酸は、尿として排出することで

尿酸値を下げていきます。

ところが尿酸が腎臓事態に過剰に溜まって

腎機能がダウンしてしまうと、

ますます尿酸値を上昇させてしまいます。

そしてそのことが、さらなる腎臓の機能低下を招き、

という悪循環に入ってしまいます。

その結果、腎不全といった深刻な病気を引き起こす

きっかけになりかねないのです。


田七人参には尿酸の生成を抑止する効果の他にも、

腎臓に働きかけて尿酸を尿として

排出するのを促す作用もあります。


痛風だけでなく、痛風腎予防の側面でも、

田七人参は効果が十分に期待できるわけです。

田七人参の配合されているサプリメントは、

通販サイトを中心に販売されています。

血液検査で尿酸値の値が高かった、

偏った食生活をしていて

生活習慣が乱れ気味という自覚のある人は、

田七人参のサプリを摂取する習慣を

つけてみるのはいかがですか?


2022年5月2日月曜日

痛風&初期症状 指先 

痛風の初期症状として

指先に症状が出るという事は比較的多くあります。

指先は手と足がありますが、

特に起こりやすいのは足の指先です。

痛風は本格的な症状が始まると

激痛とも言えるような痛みが生じますが、

初期症状の段階では

まだそれほど大きな痛みではなく、

耐えられる場合がほとんどです。


ですがそれが逆に痛風と気付かずに

放っておく原因にもなります。

何か違和感はあるけれどそれほどひどくないし

放っておこうと考えていると、突然激痛に変わり、

痛風と気付くという場合が良くあります。

初期症状の傾向について知っておくと

事前の予防がしやすくなります。


まずは腫れが生じます。

指が腫れてきて痛みがある場合もあります。

腫れの大きさはそれほど大きくはありませんが、

普通の虫に刺されたよりは

大きな腫れになる事も多いです。

痛みもちくちくとした痛みを感じ、日常生活には

支障をきたさない程度の痛みではありますが、

むずかゆい感覚になる事もあります。

虫に刺されたとか、最近仕事が忙しくて

その影響が出てきたかな

と安易に考えてしまいがちですが、

他の初期症状も出ていないか確認しましょう。


腫れの他にも炎症が生じる場合もあります。

こちらも炎症の症状としては軽度ですが

ひりひりとした感覚になります。

熱を少し持っており、赤みが生じます。

靴下などで擦れると

少し痛みも感じるため気になる事もあります。

また、症状がまだ軽いうちは

かゆみのように感じる事もあります。


痛風の初期症状だと思ったら、

行える事としては3つあります。


まず、1つ目は水を沢山飲むという事です。

痛風は体内の尿酸の量が多くなる事で

発症しますが、体外にその尿酸を排出させる事で

症状を抑える事ができる場合もあります。

そのため、目安としては1日で2リットルほどの

水を飲むようにすると良いでしょう。


2つ目、次に病院に行く事です。

症状を見てもらい、痛風だと診断されたら

処方された薬を飲んでおくようにしましょう。

激痛が始まる前に飲む事ができれば痛みを

緩和する事ができます。


3つ目はコルヒチンという薬を飲む事です。

コルヒチンは初期症状の段階で飲むと

痛風に効果的な薬です。

ただし、医師の診断に従って

服用するようにしてください。


痛風発作時の治療は 

痛風発作時の治療は病院に行って

医師に診断をして貰い、状況に合わせた薬を

処方して貰うのが効果的です。

痛風発作は非常に強い痛みを伴うので

自分だけでは対処しきれないという方が多いです。

そのため、強い痛みを感じたら無理をせずに

なるべく早く病院に行くようにしましょう。


病院に行くとまずは診察をしてもらい、

痛風の治療のための薬を処方して貰います。

薬には様々な種類がありますが、まずは

体内の尿酸値を改善する薬です。

痛風は体内に存在する尿酸という物質が

原因となっています。

この尿酸の量を正常な値に戻すための薬が処方されます。

これには二種類あり、尿酸の排出を促進してくれる薬と

尿酸が体内で作られるのを抑えてくれる働きを持つ薬の

二種類があります。

尿酸は尿として排出されますが、尿には

酸性、アルカリ性の度合いがあります。

これが酸性に傾いていると

尿酸が排出されにくくなります。

薬を飲む事でアルカリ性に尿を保ちやすくなり、

スムーズに排出しやすくなります。


また、尿酸は体内にプリン体という物質が取り込まれ、

そのプリン体が燃やされる事で生じます。

薬を飲んでおくとこの尿酸が作られる反応が抑えられ、

尿酸値の低下に繋がります。

この二種類の薬は

人によって両方処方される事もありますし、

片方という事もあります。

また、痛風発作時には強い痛みを生じますが、

この痛みを和らげる薬も処方されます。

ロキソニンなどが代表的なものですが、痛風の痛みは

薬を飲まずに対処するのは難しい事もあります。

それほど激痛という事ですが、薬を飲む事で

痛みがなくなるまではいかないまでも、

耐えられる程度の痛みにする事はできます。


まずは薬を飲んでいくのが第一ですが、

これと合わせて

生活習慣を変えていく事も大切になります。

痛風は生活習慣が不規則になっていたり、

ストレスを生活の中で大きく感じている事が

原因となる事が多いです。

自分の生活をまずは振り返ってみると良いでしょう。

食事や睡眠などが不規則になっていないでしょうか。

肉類に偏りがちだったり、睡眠時間も

不規則で短くなっていたという方は

痛風で動けない期間からは改善していきましょう。

まだ痛風になっていないという方も、いずれ突然

症状が出てくるかもしれません。

その時に備えて少しずつでも改善していく事を

お勧めします。


痛風発作時の食事は 

痛風発作時の食事にも

気を付ける必要が出てきます。


痛風の原因はプリン体といった物質です。

プリン体は食べ物に含まれている物質で、

体内に取り込まれると燃やされて

エネルギーに変換されます。

これだけ聞くと良いものに思えますが、

エネルギーとして燃やされる際に

燃えかすが生じます。

これが尿酸という物質で、痛風を引き起こす原因に

なっているものです。

つまりプリン体が多く含まれている食事を摂ると

尿酸が多く生産され、

痛風になる可能性が高まる、もしくは

現在痛風になっている方は

痛風が治りにくくなったり

痛みが強まるという事になります。


この仕組みから考えると、痛風の際には

プリン体を多く含んだ食事をなるべく控える

という事が大切になります。

プリン体が含まれる代表的なものとしては

ビールがあります。

日常的に飲むという方も多く、

ビールを多く飲んでいて痛風になったという方は

多くいます。


その他には

肉類や糖分を多く含む清涼飲料水などのジュースも

プリン体が多く含まれています。

つまり、こうした食事を偏って摂っている肥満体質の方は

痛風のリスクも高まるという事です。

こうした食事をまずは改善していく事が

痛風には大切になります。

プリン体が逆に含まれていないのは

野菜やフルーツです。

こうした食材をなるべく多く取り入れていく事が

ポイントになります。

もちろん野菜やフルーツだけにするべきという訳ではなく、

これらを取り入れて肉類や脂分の多い食材だけに

偏らないようにする事が大切です。


特に仕事が忙しいなど、生活が不規則になっている方は

こうした事が起こりやすくなります。

食事も偏りがちで好きな物を食べがちですし、

食べる時間も日によってバラバラという方は多いです。

そのため、なるべく規則正しい食事をするように

心掛けましょう。

私は痛風になってから気付いたので、

強制的に食事を変更しました。

野菜を多く摂るようにし、飲み会などでも

極力お酒を控えめにするようにしました。

代わりに水を多く飲み、体内の尿酸を排出しやすい体質を

作れるようにしています。


特に水は効果的で、尿酸を

尿として排出しやすくしてくれます。

痛風にまだかかっていないけれど尿酸値が

高くなってきて心配という方は

水を飲む事から始めると良いでしょう。

2リットルほどの水を毎日飲めると良いですが

量としてはかなり多いため、

最初は1リットルなどから始めて

徐々に増やしていくと良いでしょう。

食事が不規則でお酒が多いという方も

少しずつ改善していきましょう。

要は他の病気の予防と同じく、

規則正しく健康的な食事というのが

効果的な対策方法になります。

最初は少し大変ですが、慣れると

こちらの方が体の調子も良くなるので

心掛けていきましょう。


痛風発作と風呂 

痛風の発作が発症している時に気になるのが、

お風呂に入って良いのかという事です。

痛風はとても強い痛みが伴いますが、

その症状の主なものに炎症があります。

特に痛風発作での痛みや炎症は

とても程度がきついので、

お風呂にも気を付ける必要があります。

まず、通常の40度くらいのお風呂に入るのは

控える事をお勧めします。

炎症は熱を持っています。

そのため、その状態でお風呂に入ろうとしても

逆に炎症や痛みをひどくしてしまうのです。


お風呂はその熱で血行を良くする効果があります。

これは一見痛風でも良いように思えますが、

より症状を悪化させやすくなってしまいます。

この点からもお風呂に入るのは良くありません。

もう一つ、お風呂が良くない理由があります。

お風呂に入るとその熱で人は汗をかきます。

水分を失うのは痛風発作を抑えるという面では

逆効果なのです。


尿酸は尿によって排出されています。

痛風にかかったら水を飲んで

水分補給を欠かさないようにし、

尿酸を排出しやすくする状態を常に保つ事が

大切になります。

お風呂によって汗をかくと尿が出にくくなり、

体内の尿酸値を高めてしまうため良くありません。

お風呂に入る事で痛みが強まったという例も

良くあるため、毎日お風呂に入っていて、

お風呂の時間が楽しみという方も、

痛風の時はお風呂は控える事をお勧めします。

こうした事が起こらないように

ぬるま湯などで調節するという入り方もできますが、

ぬるま湯でも多少は体温を暖め、

汗をかく事には変わりがないため、

できれば避けた方が良いでしょう。

今後痛風が発症した時の対策を考えている方は、

とにかく熱いお湯は痛風には禁物という事だけ

念頭に置いてほしいと思います。


また、入浴して良いタイミングも、

心配な方は痛みが引いても油断せずに

医師に確認するようにしましょう。

痛風の痛みはとても強く、入念に

対処をしていく必要があります。

入浴についても軽く考えずに注意して入る事で

よりリスクを抑える事ができます。

また、こうした手間のかかる事にならないよう、

まだ痛風にかかっていないという方は

生活習慣を改善するなど、

予防を行っていく事をお勧めします。


痛風発作の繰り返し 

痛風発作は繰り返し起こる事があります。

これは痛風の症状が発生する仕組みを知ると

理解する事ができます。


痛風の原因となっているのは

食べ物に含まれているプリン体と呼ばれる物質が

燃焼されてエネルギーに変換される際に生じる

尿酸という物質です。

尿酸は体内で基準値内の量であれば

存在していても害はありませんが、

体内の中で増えすぎると悪影響を及ぼす原因となります。

尿酸は体の関節部分に溜まりやすい性質を持っています。

体内に尿酸が増えてきて関節部分に溜まるようになると、

尿酸は互いにくっつき合って結晶を作ります。

この結晶となった尿酸が、

関節部分にある軟骨にダメージを与え、

沈着といった現象を起こします。

これが痛風の原因です。


痛風発作は強い痛みや炎症を生じますが、

この尿酸の軟骨への沈着によって起こっています。

逆に言えば尿酸を排出していけば、徐々に

痛みは引いてくるという事になります。

尿酸は水を飲むと排出されやすくなりますが

これは尿の流れに乗って尿酸が排出されるためです。

医師から処方して貰った薬で痛みや炎症を抑え、

尿酸を排出されていくと症状は引いていきます。

ですが尿酸が軟骨に与えたダメージは

そのまま軟骨に残ってしまっています。


軟骨へのダメージを回復するのは

現代医学でも難しいとされています。

そのため、症状が引いても完全に治った

という訳ではなく、

痛みが引いているという状態なのです。

尿酸が再度増えてくるとこの損傷を

受けている軟骨の部分から

痛みが再発しやすくなっており、

繰り返して症状が発生する方もいます。

多い方だと年に数回痛風発作の痛みを

経験するという事になります。

痛風発作の痛みは激痛とも言える強い痛みを生じますが、

その痛みを定期的に経験する事になってしまうのです。


繰り返しを防ぐためには健康的な生活を心掛け、

体内の尿酸の量を増やさないようにする

という予防と、万が一

症状が発症してしまった時の対処が重要になります。

健康的な生活は食事や睡眠を改善する事が大切です。

不規則な食事や睡眠は避けるようにし、

睡眠は十分取りましょう。

また、食事も肉類や脂分を多く含んだメニューは

控えめにし、野菜と肉類、魚などを

バランスよく取り入れたメニューにしていきましょう。

私が行っているのはそれに加えて水を飲んで

体内の尿酸を排出しやすくするという事と、

ウォーキング等の適度な運動を行って代謝を

良くしているという事です。


また、痛風の症状が起きてしまった時のために

薬を用意しておくのも大切です。

痛風には前兆の初期症状が見られるため、

その症状が分かる方はコルヒチンという薬を

その段階で飲むと本格的な症状の発症を止める事ができたり、

痛みを和らげる事ができます。

また、本格的な症状が始まってから効果的な薬には

ロキソニンという薬があります。


これは痛み止めの薬で飲む事によって発作や

炎症を抑える事ができます。

繰り返し起こる痛風はとても大変ですが、

予防や対策を行う事で対処していきましょう。


2022年5月1日日曜日

アンセリンの過剰摂取

マグロやカツオは、長距離を

高速で泳げる能力を持っています。

疲れ知らずで泳ぎ続けるのはなぜか、

研究を行ったところ、

筋肉中に含まれるアンセリンが

関係していることがわかりました。


アンセリンは

さまざまな健康・美容効果があるのではないか

ということで、研究が行われています。

魚からアンセリンを抽出して行った研究結果によると、

抗疲労作用のあることがわかっています。

このため、マグロやカツオな長時間連続して泳いでも

疲れが残りにくいわけです。


その他、近年になって注目されている能力に、

尿酸値を降下させる作用があります。


アンセリンには、HPRTという再利用酵素の量を

増やす効果があります。

プリン体が体内で産生すると分解され、

その副産物として尿酸が産まれます。

尿酸が過剰に体内に溜まると、

痛風という足の関節をはじめとして

起きる激痛の原因となります。


HPRTには、プリン体を再合成する作用があるので

尿酸の産生量を減少させます。

その他にも、LDHという乳酸の代謝を

促す酵素の量も増やします。

乳酸が体内から除去されると、

尿酸の排泄機能が向上します。

尿酸を生み出しにくくし、排出を促すことで

尿酸値を低下させ、痛風発作のリスクを低減できます。


最近ではアンセリンの配合されているサプリメントも

販売されていて、痛風対策をする人たちの間で

注目されています。


このアンセリンは、スポーツ用サプリメントや

健康食品として販売されています。

ただし特定保健用食品としての許可例はありません。

このため、どの程度の摂取をすればいいのか

に関する明確な基準は設けられていません。


しかしアンセリンは、マグロやカツオ、

渡り鳥の骨格筋の中に多く含まれている成分です。

私たち人間の骨格筋の中に、

マグロやカツオほどではないものの、

含まれている成分でもあります。


自分たちの体内に含まれ、

マグロやカツオのような食事で

普通に出される食料から抽出される成分なので、

摂取しても基本的に問題ないと考えられています。


ただし、特に過剰摂取をすると

何らかの健康被害が起きる可能性も否定はできません。

アンセリンに関して、まだ研究途上の段階なので

詳しい情報がはっきりとしていないからです。


特にサプリメントのような、

成分を凝縮しているようなものの場合、

ちょっと多めに摂取をしただけで

過剰摂取につながる恐れもあります。


そこで各メーカーで1日の目安摂取量を

それぞれ規定しているはずです。

この目安摂取量を超えない範囲で、

毎日摂取するように心がけるべきです。

よく多めに摂取すれば、その分

大きな効果が期待できるのではないか

と思う人もいますが、それは大きな誤解です。


市販されている成分の中には

過剰摂取するとかえって健康を害する成分も

あることを理解してください。

ただしあくまでも過剰摂取した場合のリスクなので、

守られた摂取量の範囲内で摂取すれば、

問題の起きる可能性は限りなく

ゼロに近いと思ってください。


ただ、妊娠中や授乳中の女性の場合、

胎児への影響ということも念頭に入れる必要があります。

まだ十分な科学的なデータがないという指摘する声もあって、

100%絶対に安全という保証はありません。

妊娠中や授乳中の女性がアンセリン配合のサプリメント

を摂取する場合には、念のため主治医に相談をすべきです。


摂取しても問題ないか、もし摂取しても問題ない

といわれたのであれば、用法に関して

注意すべきことはないか、アドバイスを受けましょう。

その他にもどの商品を購入するかも、

慎重に比較すべきです。

不純物が混ざっていないかどうか、

どのような製造過程で作られたサプリなのかを

注視してください。

安全性が十分確保されている商品と

思われるものを購入して、

安心して摂取できるように心がけるべきです。

田七人参&高麗人参

健康に効果の期待できるサプリメントは、

ドラッグストアや通販サイトで販売されています。

いろいろな成分が配合されていますが、

その中でも田七人参と呼ばれる成分の

配合されているサプリメントをしばしば見かけます。

しかし一般的には田七人参がどのような成分なのか、

あまり知られていないようです。


田七人参は、高麗人参の親戚に相当する植物です。

高麗人参というと、日本でも古くから

健康食品として食されてきました。

縁戚関係にあるということで、

田七人参にも高い薬効があります。


田七人参と高麗人参に共通しているのは、

サポニンと呼ばれる成分が含有されている所です。

サポニンは人参やゴボウのような

根菜系の野菜に多く含まれている成分で、

私たちにいろいろな健康効果をもたらしてくれます。


血液の浄化、免疫力を高める、疲労回復効果、

強壮効果など幅広い効能が期待されています。

高麗人参にも田七人参にもサポニンは

含まれているのですが、含有量が違います。

田七人参の方が圧倒的にサポニンの含有量は多いのです。

高麗人参の3~7倍のサポニンが含有しているといいます。


このため、高麗人参よりも田七人参の方が

効率的にサポニンを摂取できるわけです。

薬効を持つ人参の中では、王様的な存在が

田七人参と思ってください。


田七人参と高麗人参を比較するときに、

効能の違いに関しても注目をすべきです。

田七人参と高麗人参とでは、

真逆の効能を持っている所があります。


それは田七人参の場合、血管を拡張して

血圧を下げる効果がある反面、

高麗人参は血圧を上げてしまう作用があります。


このため、高血圧症の人が高麗人参を摂取してしまうと、

高血圧の症状が悪化する可能性があります。


高血圧症と診断されている人、高血圧にかかる

リスクが高いといわれる肥満体型の人は、

高麗人参の摂取には慎重であるべきです。

定期的に医者の診察を受けている人は、

高麗人参を摂取してもいいのか

主治医に一度相談した方がいいです。

田七人参の場合、血圧を下げる効果がありますので

高血圧症の人でも安心して摂取できます。

ただし低血圧症の人が日常的に摂取すると、

必要以上に血圧を下げてしまう可能性があるので

注意しないといけません。


高麗人参と比較すると、田七人参の方が

より広範囲にわたって効果が期待できるところも

魅力的です。

田七人参には、血糖値を低下させる働きがある

といわれています。


このため、日本人でもり患する人の増えている

糖尿病に対しても、一定の効果が期待できます。

糖尿病にかかると食事療法をしないといけないとか、

合併症の危険性が増すなどのデメリットが生じるので、

生活習慣が乱れ気味の人は早めに対処すべきです。


その他にも、肝機能を向上する働きがあります。

お酒を飲む機会が多い、お酒が好きという人も

田七人参は手放せないサプリメントになるはずです。


そして田七人参は、がんの予防や抑制にも

一定の効果が期待できるのではないかとして、

注目を集めています。

田七人参には、有機ゲルマニウムという成分が

配合されています。

この有機ゲルマニウムには、インターフェロンを

誘発する効果があるとみられています。

インターフェロンには抗がん作用があり、実際に

医療の世界でも治療の一環として使われています。


このように田七人参には、幅広い効能が

期待できるわけです。

田七人参の配合されているサプリメントは、

いろいろなメーカーから販売されています。

通販サイトで取り扱っていますので、気になる人は

インターネットで情報収集してみるのは

いかがですか?

どのような成分が含まれているのか、

製法はどうか、期待できる効果は何か、

商品によって微妙に異なります。

そこでしっかりと個々の商品の特徴を見極めて、

自分にはどれが合っているのかを検討してください。


2022年4月30日土曜日

アンセリン&安全性

ドラッグストアや通販サイトなどを見てみると、

いろいろなサプリメントが販売されています。

その中でも注目を集めつつある成分の中の一つに、

アンセリンがあります。


アンセリンは、特に2つの面で高い効果が期待できる

といわれています。


一つ目は、抗疲労効果です。

疲労感を抑制して、日々をエネルギッシュに

過ごしやすくなります。

臨床実験なども実施されていて、

アンセリンを服用した人は

疲労感が軽減されたという実証もなされています。


そしてもう一つの効果として、

尿酸値を下げる作用が注目されています。

すでに何度か実験が行われていて、

アンセリンを摂取して

2週間後には尿酸値の低下が確認されています。


尿酸値が7.0㎎/dl以上になると

高尿酸血症と診断され、激痛を伴うことで有名な

痛風発作の起きる可能性が高まります。

アンセリンを摂取する前は、高尿酸血症に達していた人も、

正常値まで下がったというデータもあるのです。


このアンセリンは、

マグロやカツオなどの筋肉に

多く含まれていることがわかっています。

マグロやカツオは、刺身など私たちも

食事でたびたび食べている食材です。

その中に含まれている成分ですから、

安全性という所では問題はありません。


しかしマグロやカツオだけを

疲労しにくい体にするためとか、

尿酸値を低下させるために

ずっと食べ続けるのは問題です。

アンセリンは摂取できても、

ほかの栄養分が摂取できず、

偏った栄養バランスになってしまいます。


そうすると、今度は他の病気に

罹患するリスクが高くなります。

さらに痛風の関係でいうと、

プリン体も気にする必要があります。

プリン体が体内に入ると分解され、その中で

尿酸が産みだされるからです。

マグロやカツオには

プリン体が多く含まれているので、

マグロやカツオを食べても

痛風予防という所では一長一短があるわけです。


そこでアンセリンを摂取したいのであれば、

サプリメントによる摂取が最もおすすめです。

サプリであれば、毎日摂取することも

さほど苦痛ではありません。


しかも1日数粒摂取するだけでも、

1日に必要なアンセリンの摂取量を

確保できるはずです。

サプリメントを摂取するときには、

メーカーがどのような製造方法で

販売しているかを確認することです。

アンセリン自体は危険性の高い成分でないことは、

上で紹介した通りです。


しかしサプリを製造する中で、

体に有害なものが混ざる可能性はあります。

たとえば、不純物を製造するときに混ぜていれば、

安全性に劣る商品である恐れが高まります。

そこで高濃度のサプリメントであるかどうかを

確認すべきです。


また、アンセリンサプリを

販売しているメーカーの中には、

安全性試験を行っている所もあります。

単回経口投与毒性試験や急性毒性試験、

復帰突然変異試験、

90日間反復投与毒性実験など短期的から

中長期的な摂取までもモニタリングして、

健康被害をもたらしていないかの

テストを行っています。


このような安全性の試験を数多く行っている

サプリであれば、安心して摂取できるはずです。

サプリメントは健康食品の一種なので、

即効性はありません。


このため、継続して摂取して徐々に

効果の出てくるものが多いです。

一定期間口の中に入れるものですから、

安全性の確保されている商品を選ぶように

心がけることが大事です。

メーカーのホームページなどで、

安全性試験の結果などを公表している所も

ありますので、購入する前に確認しておくべきです。


そして安全性の確認されているサプリメントでも、

過剰に摂取するのは避けた方がいいです。

たいていのサプリメントには、

1日の目安摂取量が何粒と

書かれていると思います。

この目安摂取量を大きく超えないように

飲む習慣をつけることも、

安全にアンセリンを体内に入れるために

大切なことです。

田七人参と肝臓

いろいろと健康食品やサプリメントが

販売されていますが、

その中の一つに田七人参があります。

少し聞きなれない名前と感じる人も

いるかもしれませんが、

中国雲南省原産の食物です。


中国では、昔から健康にいいものとして

食されてきました。

ウコギ科という種類に属する植物で、

朝鮮人参などと一緒の種類の食物になります。


なぜ田七人参が健康食品やサプリメントに

配合されるかというと、サポニンを

豊富に含んでいるからです。

田七人参の根には、3~8%程度の

サポニンが配合されています。

このサポニンの含有量は朝鮮人参の7倍、

薬用ニンジンの10倍以上の含有量に相当します。


サポニンには、体力増強の効果が期待されています。

心筋の酸素代謝を改善する効果の他には、

肝機能補強作用があります。


田七人参には、抗炎症や高校参加、

肝細胞保護作用、障害幹細胞再生促進作用がある

というデータも出ているほどです。

肝臓がウイルスなどに感染してしまうと、

肝炎を引き起こします。


田七人参にはこのウイルスに対する免疫力を高め、

血液を正常な状態に戻す力があります。

肝臓は血液を原料力としているので、

血液が改善すれば

肝臓の機能を改善できるわけです。


炎症をできるだけ広げないようにすることが、

肝炎治療の基本といいます。

もともと肝臓にはウイルスなどによって

破壊された細胞の再生力に優れた臓器といわれています。

炎症の拡大を抑えることができれば、

肝機能をより早く回復できる可能性が高いわけです。

田七人参のサポニンにはウイルスを破壊する力に

それほど優れているわけではありません。

しかし肝臓を正常な状態にいち早く戻し、

低下した肝機能を回復するためには

重要な役割を果たしていると考えられます。


中国には肝臓病の治療薬として、

片仔廣という医薬品があります。

中国だけでなく、世界中の医療の世界で

広く知られている医薬品ですが、

この85%を占める主成分が田七人参です。

これだけ見ても、いかに田七人参が

肝臓の修復に重要な役割を果たしているかが

推測できるのではありませんか?


田七人参の中にはほかにも、

有機ゲルマニウムという成分が含まれています。

この有機ゲルマニウムも、肝臓に対して

一定の効果が期待できるのではないかと、

注目を集めています。


肝臓病の治療の一環として、

インターフェロンという

治療アプローチがあるのをご存知でしょうか?


インターフェロンは、体内に感染している

ウイルスやがん細胞を排除する働きがあります。

有機ゲルマニウムには、このインターフェロンを

誘発する効果があるのではないか

と指摘されています。


実際、近年の研究によって田七人参には、

発がん予防作用や抗がん活性効果が

報告されています。

今後の医療界でも、より広い事例で

用いられる可能性の高い

有効成分になる可能性も秘めています。


また、田七人参にはフラボノイド化合物が

含まれています。

フラボノイド化合物には、

冠状動脈を拡張して心筋への血液の供給や

血管の弾力性を高めるという効果があります。

田七人参と縁戚関係にある朝鮮人参は健康食品として、

日本でも広く知られています。


しかし高麗人参の場合、高血圧症の人は

症状を悪化させる危険性があるので、

服用を控えるべきといわれています。


一方、田七人参は先ほど紹介した

フラボノイド化合物の力で、

血管を拡張し弾力を高める効果があります。

このため、高血圧症の人でも安心して

服用できると注目されているわけです。


通販サイトなどで田七人参の配合されている

サプリメントが、

いくつかのメーカーから販売されています。

お酒を飲む機会が多く、肝臓に

負担をかけているという自覚のある人、

肝炎が気になるという人は

田七人参のサプリメントを購入して、

摂取してみるのはいかがですか?


肝臓は沈黙の臓器といわれていて、

なかなか自覚症状が出ません。

ですから早めの対策が必要です。