2022年5月3日火曜日

田七人参と腎臓

健康にいいサプリメントは

いろいろと販売されていますが、

その中の一つに、

田七人参のエキスの配合されたサプリメントも

いくつかのメーカーから販売されています。


田七人参という植物は

あまり知られていないかもしれませんが、

朝鮮人参の仲間でサポニンなどの

栄養分が豊富に含まれています。

中国では古来から、体にいい生薬として

愛用されてきました。

田七人参には様々な健康効果が期待できますが、

その中の一つに腎臓の機能を

アップさせる効果が期待されています。

腎機能がアップすれば、

尿の排泄量も多くなります。


私たちの尿量を増やすにあたって、

腎機能ともう一つ利尿ホルモンが

活発に作られることも必須の条件となります。

利尿ホルモンは、心臓で

作られていることがわかります。

心臓の周辺の血流が滞りがちになると、

利尿ホルモンの生成能力がダウンしてしまいます。


その結果、尿の量が少なくなってしまって、

むくみを引き起こしやすくなります。

尿がうまく排出できないということは、

余分な水分を

体内にためこむことになりかねません。

そうすると血管内の圧力を高めてしまって、

いわゆる高血圧の状態を

引き起こしやすくしてしまいます。

その結果、心臓の負担も

大きくなってしまうわけです。

田七人参には、冠状動脈を拡張する効果があって、

血圧を低くする効果があります。

また、心臓で作られている利尿ホルモンの量を

増やす効果も期待されているので、

腎機能を高める効果も期待されています。


田七人参を実際に飲むようになって、

尿の量が増えたとか、

尿が勢い良く出るようになった、

おしっこの切れがよくなった

という体験談をしばしば見かけます。


先ほど紹介したように、

血流を高めることで利尿ホルモンが

心臓でスムーズに作られるようになったことで、

尿が出やすくなったことも

一因として挙げられます。


その他には、腎臓におけるタンパク質の合成を

促進する効果が田七人参には

あるといわれています。

その結果、腎臓のもともとの機能である血液を

ろ過する機能がアップして、

尿の排泄量が増えたのではないかと

考えられています。

ただし腎臓と田七人参の関係に関しては、

まだ詳しいメカニズムは分かっていません。


また、田七人参には痛風の予防や

改善効果も報告されています。

痛風とは、足の親指の付け根を中心として

激痛をもたらす症状をさします。

痛風は、体内に尿酸という老廃物の一種が

過剰に溜まることで発症します。

血液検査をすると、尿酸という項目があります。

尿酸値が7.0㎎/dl以上になると

高尿酸血症と診断され、

痛風発作をいつ起こしてもおかしくない状態です。


この尿酸が体内に過剰に溜まってしまうというのは、

腎臓にも悪影響をもたらします。

腎臓に尿酸が過剰に溜まってしまうと、

腎機能が低下してしまいます。

痛風腎といわれる症状です。

尿酸は、尿として排出することで

尿酸値を下げていきます。

ところが尿酸が腎臓事態に過剰に溜まって

腎機能がダウンしてしまうと、

ますます尿酸値を上昇させてしまいます。

そしてそのことが、さらなる腎臓の機能低下を招き、

という悪循環に入ってしまいます。

その結果、腎不全といった深刻な病気を引き起こす

きっかけになりかねないのです。


田七人参には尿酸の生成を抑止する効果の他にも、

腎臓に働きかけて尿酸を尿として

排出するのを促す作用もあります。


痛風だけでなく、痛風腎予防の側面でも、

田七人参は効果が十分に期待できるわけです。

田七人参の配合されているサプリメントは、

通販サイトを中心に販売されています。

血液検査で尿酸値の値が高かった、

偏った食生活をしていて

生活習慣が乱れ気味という自覚のある人は、

田七人参のサプリを摂取する習慣を

つけてみるのはいかがですか?