健康に効果の期待できるサプリメントは、
ドラッグストアや通販サイトで販売されています。
いろいろな成分が配合されていますが、
その中でも田七人参と呼ばれる成分の
配合されているサプリメントをしばしば見かけます。
しかし一般的には田七人参がどのような成分なのか、
あまり知られていないようです。
田七人参は、高麗人参の親戚に相当する植物です。
高麗人参というと、日本でも古くから
健康食品として食されてきました。
縁戚関係にあるということで、
田七人参にも高い薬効があります。
田七人参と高麗人参に共通しているのは、
サポニンと呼ばれる成分が含有されている所です。
サポニンは人参やゴボウのような
根菜系の野菜に多く含まれている成分で、
私たちにいろいろな健康効果をもたらしてくれます。
血液の浄化、免疫力を高める、疲労回復効果、
強壮効果など幅広い効能が期待されています。
高麗人参にも田七人参にもサポニンは
含まれているのですが、含有量が違います。
田七人参の方が圧倒的にサポニンの含有量は多いのです。
高麗人参の3~7倍のサポニンが含有しているといいます。
このため、高麗人参よりも田七人参の方が
効率的にサポニンを摂取できるわけです。
薬効を持つ人参の中では、王様的な存在が
田七人参と思ってください。
田七人参と高麗人参を比較するときに、
効能の違いに関しても注目をすべきです。
田七人参と高麗人参とでは、
真逆の効能を持っている所があります。
それは田七人参の場合、血管を拡張して
血圧を下げる効果がある反面、
高麗人参は血圧を上げてしまう作用があります。
このため、高血圧症の人が高麗人参を摂取してしまうと、
高血圧の症状が悪化する可能性があります。
高血圧症と診断されている人、高血圧にかかる
リスクが高いといわれる肥満体型の人は、
高麗人参の摂取には慎重であるべきです。
定期的に医者の診察を受けている人は、
高麗人参を摂取してもいいのか
主治医に一度相談した方がいいです。
田七人参の場合、血圧を下げる効果がありますので
高血圧症の人でも安心して摂取できます。
ただし低血圧症の人が日常的に摂取すると、
必要以上に血圧を下げてしまう可能性があるので
注意しないといけません。
高麗人参と比較すると、田七人参の方が
より広範囲にわたって効果が期待できるところも
魅力的です。
田七人参には、血糖値を低下させる働きがある
といわれています。
このため、日本人でもり患する人の増えている
糖尿病に対しても、一定の効果が期待できます。
糖尿病にかかると食事療法をしないといけないとか、
合併症の危険性が増すなどのデメリットが生じるので、
生活習慣が乱れ気味の人は早めに対処すべきです。
その他にも、肝機能を向上する働きがあります。
お酒を飲む機会が多い、お酒が好きという人も
田七人参は手放せないサプリメントになるはずです。
そして田七人参は、がんの予防や抑制にも
一定の効果が期待できるのではないかとして、
注目を集めています。
田七人参には、有機ゲルマニウムという成分が
配合されています。
この有機ゲルマニウムには、インターフェロンを
誘発する効果があるとみられています。
インターフェロンには抗がん作用があり、実際に
医療の世界でも治療の一環として使われています。
このように田七人参には、幅広い効能が
期待できるわけです。
田七人参の配合されているサプリメントは、
いろいろなメーカーから販売されています。
通販サイトで取り扱っていますので、気になる人は
インターネットで情報収集してみるのは
いかがですか?
どのような成分が含まれているのか、
製法はどうか、期待できる効果は何か、
商品によって微妙に異なります。
そこでしっかりと個々の商品の特徴を見極めて、
自分にはどれが合っているのかを検討してください。