2022年6月30日木曜日

痛風発作と皮膚 

痛風発作の時には

皮膚に症状が出る事もよくあります。

多くの方に見られる事が多いのが

痛風結節というものです。

これは体の関節部分に腫れができるものです。


腫れといってもその度合いはかなり大きく、

コブと言っても良いかもしれません。

かなり大きなコブができ、それが

体の数カ所に出るため見た目にも目立つ症状です。


このコブの原因となっているのは

痛風の根本原因にもなっている尿酸です。

尿酸は沢山集まると結晶になります。

この結晶が皮膚の下の関節部分に溜まり、

コブとなったのが痛風結節。

このコブ自体にはあまり痛みはありませんが、

徐々に大きさが大きくなっていきます。

コブがつぶれて、その中身が出てくる事もあるようなので、

なるべく負荷がかからないようにして

安静にしておく事が大切です。


痛風結節が起こるのは、その部分の血流が

上手く流れていない事で起こる

という仕組みになっています。

血流がスムーズに流れていれば

尿酸もそこに溜まらずに流れていきますが、

血流が悪くなる事で尿酸が溜まって結晶を作り、

その結晶が寄り集まる事でより

大きな痛風結節になるという仕組みです。


また、もう一つ皮膚に見られる症状としては、炎症です。

こちらも関節部分に尿酸が沈着する事が

原因となっていますが、

強い赤みが見られ、痛みも強くあります。

熱を持っている場合もあります。

痛風がつらいとされる理由が

この炎症と発作によるものです。

薬を一日の中で決められた量を飲んでいく事で

ある程度抑える事ができるので、

医師に見てもらって自分に合う薬を処方して貰いましょう。


また、痛風の症状が引いていくと

皮膚の赤みなども引いていき、

基本は元のきれいな状態に戻っていきます。

2週間程度痛風の期間は続きますが、その間は

とにかく病院で貰った薬を飲んで

安静にする事に専念する事をお勧めします。


薬は炎症がつらいからと言って

過剰に飲む事はしないようにしましょう。

薬の効果は高いですが、体に負担をかける成分でもあります。

過剰な飲み過ぎによって

副作用などを引き起こしてしまう事もあるので、

薬を飲んでいく中で

まだ痛みが耐えられないという方は、

薬を飲む量を自分の判断で変える事はせず、

医師に相談をするようにしましょう。

皮膚はデリケートな部分で、

人によってその症状の出方が異なります。

痛みが強く出る場合もありますし、

赤みや熱を大きく持つという事もあります。

痛風は内科で診断して貰えますが、

皮膚の症状に関しては

皮膚科と協力して治療に当たる事もあります。


痛風結節の症状には個人差があり、

痛風結節が出る人と出ない人がいるようです。

基本的に、体内に尿酸が溜まり過ぎてしまうと

尿酸結節の症状が出る場合が多いです。


2022年6月29日水曜日

痛風発作の期間 

痛風は症状が大きく3つの段階に分かれ、

初期症状、ピーク、症状が引いていく期間に

分ける事ができます。

初期症状は1日から3日程度の数日間、

そこからピークに入りますが

1週間から10日程度その期間が続きます。

最後に症状が引いていきますが

こちらも数日程度かけて徐々に引いていき、

トータルで2週間ほどの症状になる事が多いです。


気を付けるのは、やはり

初期症状からピークの間の期間がメインとなります。

初期症状では体の関節に痛みや炎症を生じます。

この段階では軽度の症状なので

あまり気付かないという事も多くあります。

関節などに痛みや炎症が生じた時は

そのまま放っておかず、

痛風を疑ってみる事をお勧めします。


ピークの症状は強い痛みが生じ、

病院で処方された薬がないと耐えられない

という状況かもしれません。

この段階は安静にしておく事が大切です。

痛みはとてもつらいですが

1週間ほどで徐々に引いていくので頑張って耐えましょう。

痛風に対して深い知識を持たないまま

市販の薬を選ぼうとしても、

自分に効果的な薬の判別が付かない事がほとんどです。

専門的な知識を持った方のアドバイス

を仰ぐようにしましょう。


この期間は安静にするのと、それから

水を飲む事で尿酸が排出されやすくなります。

尿酸は尿によって排出されていくためです。

量は1日に1リットルから2リットルほどの量を

1日の中で分けて飲むと良いようです。

一度に飲もうとするとかなり多い量ではありますが、

一日の中で分けて飲むようにしていけば

比較的飲める量です。

こうして対処をしているうちに痛風のピークの期間がすぎ、

徐々に痛みは引いてくる場合がほとんどです。


また、人によっては一年の中で数回

痛風発作が発症するという方もいます。

痛風は関節の軟骨に損傷が起こる事で

その症状が発生しますが、軟骨へのダメージは

症状が引いてもそのままになっています。

そのため、体内の尿酸値が増えたタイミングで

症状が再発する可能性があるのです。

この場合は最初の痛風よりも期間が長くなり、

1ヶ月から数ヶ月にわたる長い症状になる場合もあります。


痛風の期間の大体の目安は

以上のような期間になる事が多いですが、

やはり個人差はあります。

症状が長引いているという方は

自分だけで解決しようとはせず、まずは

医師によく相談するようにすると良いでしょう。


痛風発作の症状は個人差がありますが、

相当な激痛であることは同じです。

できるだけ痛風発作が起らないように、

起こっても軽く済むように対策をたてていきたいです。


2022年6月28日火曜日

痛風発作の間隔 

痛風発作の特徴に、一度症状が発症したら

その後再発する可能性があるという事が挙げられます。

痛風の痛みはとても強く苦痛を伴うほどですが、

この痛みが再発するというのはとても厄介なものです。

痛風の症状が再発する間隔は人によって異なりますが、

年に数回という方が多くなっています。


痛風が最初に発症する時は

大体2週間程度でその症状が引いていきますが、

再発した際の症状では、中期的に症状が続く事もあります。

数ヶ月ほどに渡って痛みや炎症が生じる事もあり、

これが一定期間の間隔を置いて何度か生じます。


痛風は体内の尿酸という物質が原因になっています。

尿酸は体の関節部分に溜まりやすく、

集まった尿酸は互いに結合し合って結晶を作ります。

これが関節の軟骨の部分に沈着という現象を起こします。

沈着を起こした軟骨はダメージを受け、

これが痛風の発作の原因となっています。


こうしてダメージを受けた軟骨は

2週間の症状が続いて引いていった後に

治っているのかというと、そういう訳ではありません。

痛みは引きましたが傷跡は残ったままになっています。

損傷した軟骨を修復するのは

今の医学でも難しいとされています。

そのため、再度尿酸が体内に多くなってくると

一定間隔で症状が再発する可能性も高まります。

再発を防ぐには日頃から健康に気を使い、

尿酸を体内に溜まりすぎないようにする必要があるのです。


痛風は、いろいろと気をつけることが多くて大変ですね。

でも、そうするのと、しないのとでは

将来の病状が違ってくると思うので、

できることを少しずつ実践していくのが良いと思います。


2022年6月27日月曜日

痛風発作と対処 

痛風発作の対処は薬を飲んで、

安静にしているというのが基本になります。

また、病院に行って薬を処方して貰うのは

必須と言っても良いでしょう。

痛風の痛みはとても激しく、普通の痛みとは

大きく異なります。


市販の薬で、やみくもに

曖昧な知識で薬を選んでも

効果的かどうかははっきりしません。

そのため、専門的な知識を持っており

詳しい方に薬も処方して貰った方が

改善も早くなります。

症状が見られたらなるべく早く

医師に相談する事をお勧めします。


医師に相談すると今の症状を診断され、その後

薬を処方して貰えます。

痛風は尿酸が原因となって起こり、

炎症や発作による痛みを生じますが、

これらの要因それぞれに効果のある薬を

処方して貰えます。


尿酸に効く薬は二種類あり、

体内に存在している尿酸を

排出ししやすくしてくれる薬と、

体内で尿酸が作られるのを

抑えてくれる働きのある薬があります。


痛風の症状にも個人差があり、

これらが両方処方される事もありますし、

どちらか片方となる場合もあります。

この辺りの判別が普通の人には分からないので、

医師に処方して貰った方が確実なのです。


また、発作や炎症を抑えてくれる薬も

処方されます。

強い痛みを抑えてくれる作用があるので

それだけ強い効果を持っている薬です。

これらを飲んでいく事で痛風発作にも

何とか対処していく事ができます。


また、もう一つ対処として

水を沢山摂るようにするという事です。

水分を多く摂る事で尿が出やすくなりますが、

痛風の原因となっている尿酸は

尿にとけ込んで排出されます。


水を多く飲むようにするのが良いらしく、

1リットルから2リットルほど毎日、飲む、とか。

普通の方からすると多い量かもしれませんが、

これくらいの水分を飲むという事は

他の健康法でも言われてもいます。

毎日朝昼晩と分けて飲むようにすると

比較的負担無く飲んでいく事ができます。

処法は個人差はあるため、

気になったら医師に相談する事をお勧めします。


痛風発作は痛くてツライですが、それがキッカケとなって、

体に気をつけるようになります。

尿酸値が高いことに何十年も気がつかないままよりも、

(体に気をつけるようになるので)考え方によっては

良かったかもしれませんよ。

(そう思うように? しましょうね)


2022年6月26日日曜日

痛風発作の極期

痛風発作極期は非常に強い痛みが生じます。

発作と体の関節部分に生じる炎症が主な症状ですが、

発作は痛風発作とも呼ばれる特有の強い痛みがあります。

その痛みは多くの方が激痛と称しており、

できれば発症するのを避けたい病気です。


痛風は体内に存在する尿酸が多くなる事で生じますが、

尿酸が体内の関節の軟骨部分に沈着を起こし、

ダメージを与える事でその症状が発症します。


痛風には初期症状と痛風発作極期

という症状がピークになる時期があります。

初期症状は体の関節部分に炎症や腫れ、痛みが生じます。

膝や肘、足の指などに生じる事が多いです。


まだそれほど本格的な症状ではないため

痛風とは気付かずにそのまま放っておく方が多く、

そのうちに本格的な症状が発症します。


初期症状は1日から数日ほどの期間で生じる事が多く、

痛風発作極期は7日から10日ほどとなっています。


そこから徐々に痛みは引いていき症状は治っていきます。

ピーク時には発作と関節部分の炎症や腫れが起こりますが

初期症状と比較してもその痛みは数段大きく、

薬なしでは耐えられないという方も多くいます。


痛風の怖い所は一度症状が治まっても、

また再発の危険性があるという事です。

痛風は尿酸という物質が

軟骨に沈着する事によって起こりますが、

軟骨は尿酸によってダメージを受けています。

そのダメージは症状が引いても残っており、

また症状が再発する恐れがあるのです。

年に数回再発するという方もおり、痛風の痛みは

できれば二度と味わいたくないものです。


痛風は発症するととても大変なので、

日頃から健康に気を付けて生活していく事を

お勧めします。


骨折より痛いといわれる痛風発作ですが、

人生最大級の痛みと称する人もいます。

でも、世の中には

もっと強い痛みの症状もあるらしいです。

上には上があるのですね。


2022年6月25日土曜日

尿酸値が高い? 原因

尿酸値が高くなる原因には様々な要因がありますが、

代表的なものとしてまず挙げられるのは食事です。

偏った食事は尿酸値が高くなりやすいです。


尿酸値は体内の尿酸の量を示した値ですが、

尿酸はどのようにして生じるかと言うと、

食べ物に含まれるプリン体という物質が

燃焼される事によって生じます。


人が活動するためにはエネルギーが必要ですが、

プリン体が燃焼される事でエネルギーが作られるのです。

プリン体が燃焼した後の言わば

灰のような燃えかすの物質、それが尿酸です。

たくさんプリン体が体内に取り込まれ、

それが燃焼されると尿酸が生じやすくなります。


身の回りに

プリン体が多く含まれている食べ物は多くあります。

その中でも特に多く含まれているのがビールです。

また、肉類や糖分を多く含む清涼飲料水などにも

プリン体は多く、身近に摂っている食べ物である事が

分かります。


野菜にはプリン体はあまり含まれていません。

もちろん肉類やビールも

適度に摂る事は問題ありませんが、

過剰に摂ったり偏った食生活になると

尿酸値が高くなりやすくなります。


お仕事が忙しいという方は

特に飲み会などで偏った食事になったり、

食事の時間も不規則になりやすいです。

なるべく健康的な食生活を心掛けましょう。


もう一つ尿酸値を高くする原因になりやすいのが

ストレスです。

様々な病気の原因となるストレスですが、

尿酸値も高くする原因となっています。


ストレスを感じると人の体には大きな負荷がかかります。

ストレスに対抗するためには

エネルギーを作り出す必要があり、

プリン体が多く燃焼されます。

そのため、尿酸も生じやすくなります。


また、ストレスを感じると

体内に巡っている血管が収縮します。

細くなってしまうのでその中を流れる血液も

流れにくくなってしまいます。

すると、体外にスムーズに排出されるはずの尿酸も

体内に蓄積されやすくなり、

尿酸値が高まる原因となります。


ストレスはこれらの仕組み以外にも

様々な要因で尿酸値を高める原因となっており、

その原因は現代でも全ては解明されていません。

ストレスを慢性的に感じていると

尿酸値を高める他にも体に悪影響が大きいため、

なるべく早く対策をしていく事をお勧めします。


不安や悩みをずっと感じているという方は、

周りの方に相談をするようにしましょう。

人に話すだけでもストレスを和らげる事ができます。

また、自分の好きな事をするのも効果的です。

ショッピングに行く、運動をする、友達と食事に行くなど、

楽しい事をしていると体もリラックスでき、

ストレスも解消されていきます。


尿酸値を高める原因は他にも様々なものがありますが、

基本は規則正しく、

健康的な生活というのがベースになります。

食事や睡眠などで偏った所がないか、また、

ストレスなど精神的にも自分が不安定になっていないかを

振り返って確認すると良いでしょう。


尿酸値が高い事で起こる痛風は激痛が生じる病気なので、

なるべく事前に予防をしておくにこした事はありません。

今少し思い当たる事があるという方は

少しずつ対策をしていきましょう。


ストレスは仕事をしていても、あるいは家庭でも、

生きていく上で避けられないものです。

ストレスから逃げるのではなく、上手に

解消できるよう工夫していきたいですね。

尿酸値が高い? 病気?

体内の尿酸値が高いと

病気になりやすくなりますが、

その中でも大きな病気として痛風があります。


痛風はとても強い痛みを生じる病気で、

痛風発作とも呼ばれる特有の症状があります。

尿酸値が高い方で

痛風など大きな病気が発症していない方は

早めに対策をしておく事をお勧めします。


痛風は体内に尿酸が増える事で発症しますが、

尿酸の原因になっているのは

食べ物に含まれているプリン体と呼ばれる物質です。

エネルギーが作られる元にもなる物質で、

この物質が体内で燃やされる事でエネルギーになります。

その燃やした時のゴミとして生じるのがこの尿酸です。

体内の中での基準値が決まっており、

その値の範囲内であれば

特に体には影響がありません。


逆に少なすぎても痛風とは別の病気になります。

この基準値の事を尿酸値と呼びます。

尿酸値は成人の方は

男性でも女性でも7.0mg/dlという値が基準になっており、

これを超えた値になっていると

痛風になるリスクが高くなります。


痛風は初期症状があり、

体の関節に痛みが生じます。

痛風は突然やってくるので日頃から

予防をしていないと非常に危険なのです。

ビールを飲んでいる量が多かったり、

その他の高カロリーな食事を偏った形でしている方は

少しずつでも改善していく事をお勧めします。


また、もう一つ痛風のために手軽にできる事として

水を飲むという事があります。

尿酸は尿から排出されるので、

水を沢山飲んで尿の量を増やすと

尿酸も出ていきやすくなるのです。

食事を規則正しく健康的なものにすると共に、

水も多めに飲んでいくとより効果が高まります。


尿酸値は定期的に企業で行われる健康診断で測定されます。

その値をチェックするようにしましょう。

健康診断は面倒と思う方もいるかもしれませんが、

やはり大事なものなのです。

健康な体を維持するためにも、予防は大切です。

もっと大きな病気にかかる前に

対策をしていく事をお勧めします。


尿酸値は体質などによって、

なかなか下がりにくい人もいますが、

できることを少しずつ積み重ねていくしかないので、

がんばりましょうね。

2022年6月24日金曜日

尿酸値と痛風の発症率 

尿酸値が高くなるとそれに伴って

痛風の発症率は高まっていきます。

なるべく高くならない段階で

対策を行っていく必要がありますが、

目安となる値が公表されているので

参考にすると良いかと思います。


アメリカで以前行われた研究では、

6.0~6.9mg/dlでは0.6%、7.0~7.9mg/dLでは2.0%、

8.0~8.9mg/dlでは4.1%、9.0~9.9mg/dlでは19.8%、

10.0mg/dl以上では30.5%という値になっています。


基準値となるのは7.0mg/dlですが、この値を超えると

かなり高い可能性で痛風が起こる事が分かります。

10.0mg/dl以上になると相当に

危険なレベルとなる事が分かります。


このように数字を見ておくと危険度の実感が湧くため、

対策を取ろうという気持ちにさせてくれます。


もう一つ知っておくと良いのは、

自分の現在の尿酸値がどのくらいなのか

という事です。

定期的に企業などで行われる健康診断では

結果が後で書類で貰えますが、

この中にも記載がされています。


これまであまり気にしていなかったという方も、

こうした知識を学ぶ事で

健康のために役立てていく事ができるのです。

尿酸値が基準値の7.0mg/dlに近くないか、

超えていないかを確認しておきましょう。


痛風は一度発症してしまうと

その症状が一旦は治っても再発する恐れがあります。

痛風の原因となる尿酸は体の関節部分にある軟骨に

ダメージを与える事で痛風の症状を発生させますが、

症状が一旦改善はされても、

軟骨へのダメージは残ったままなのです。

軟骨を修復するのは現代医学でも難しいとされており、

痛風は最初の発症をなるべく抑えたい病気なのです。


また、これまでに分かっている情報としては、

肉類や砂糖が多く入っているソフトドリンクを

多く摂取していたり、果糖の摂取量が多い方も

痛風になりやすい事が分かっています。

ポイントはバランスの良い適度な食事という事です。


規則正しく、肉や野菜をバランス良く摂る事を意識していれば

健康体に近づく事ができます。何にでも当てはまる事ですが、

バランスが崩れるような過剰な摂取は良くないため、

そうした食事で思い当たる事があれば

なるべく改善していくようにする事をお勧めします。


いきなりは難しいという方も多いと思うので、まずは

一つずつできる事から改善していくのが良いと思います。

痛風にまだなっていないという方は、

あまり極端に減らすのはつらいと思うので、まずは

3分の2程度に抑えてみるなど、徐々に段階を踏んで

予防をしていくと良いでしょう。


とにかく、尿酸値が高ければ高いほど、

痛風発作のリスクも高まる・・ということですね。

まずは、食生活などの生活習慣の改善からはじめて、

それでも尿酸値が下がらないときは、

痛風の薬(尿酸降下薬)の服用も視野にいれると

よいように思います。


尿酸値と痛風の症状 

尿酸値が上がると

痛風の症状が発生しやすくなります。

尿酸値が高いということは、体内に尿酸という物質が

多く蓄積されている状態になっています。


尿酸は体内のゴミのような形で発生する物質です。

食べ物にはプリン体という物質が含まれています。

このプリン体が体内でエネルギーに変換される時に

燃やされる事になりますが、

その時の燃えかすとして生じるのが尿酸です。


特にプリン体が多く含まれるのがビール。

様々な食べ物が世の中にはありますが、その中でも

特に目立って多いのがビールなのです。

毎日飲んでいるという方は

少し控えていく事をお勧めします。


こうしてプリン体が体内に取り込まれると

それに合わせて生じる尿酸の量も増え、

痛風に繋がりやすくなります。


尿酸は生じると体外に通常は排出されます。

体内でゼロになるという事はなく、

バランスの良い正常な値を保つのが基本となっており、

この値が尿酸値です。


尿酸値は基準の上限が7.0mg/dLとなっており、

この値より高くない値になっている事が正常な状態です。


普通の健康な状態の時は尿酸が作られても

尿から排出されて尿酸値が正常に保たれているのです。

ですが、過剰に尿酸が体内で増えてくると、

その排出が追いつかなくなり、

尿酸が体内で悪影響を及ぼすようになります。


尿酸は体内の関節付近に溜まりやすい性質を持っています。

膝や肘、足の指の関節などには軟骨がありますが、

尿酸が増えてくるとこの軟骨に沈着するという現象が

起こるようになります。

これが痛風の症状の原因です。


沈着を起こすと非常に強い痛みを発生するようになり、

発作や炎症を生じるようになります。

発作は他の病気でも生じる事はありますが、

痛風での発作は特に強く、

痛風発作という特有の呼び方がされるほどの

痛みとなっています。


年齢が少し高くなってきたという方や

ビールをよく飲むという方は、

健康診断の時に尿酸値を一度注意して

確認しておく事をお勧めします。

健康診断がしばらくないという方も、

個人で受けられる健康診断を

受けておくと良いでしょう。


尿酸値が7.0mg/dL付近の方や

それ以上という場合は

なるべく早めに予防のための処置を

行っていく事をお勧めします。


尿酸値は、上限が「7.0mg/dL」(男性の場合)という説と、

「7.5mg/dL」という説がありますが、どっちにしろ、

それを越える数値のあたりから、だんだんと

痛風発作のリスクが高くなります。

理想は「6.0mg/dL以下」といいますが、

なかなか・・・


2022年6月23日木曜日

尿酸値を下げる薬の種類 

痛風は体内の尿酸の量が原因になっており、

この尿酸の排出を

スムーズにしてくれる働きがある薬や、尿酸が

体内で作られるのを抑制してくれる働きが

あるものがあります。


病院で医師から処方される薬も

こうした効果を持つ薬が処方されますが、

尿酸値を下げる薬は、通常、

市販薬としては販売されていません。


尿酸値を下げる薬とは、少し違うのですが、

アスピリンという成分の入っている薬があります。

アスピリンには尿酸値を下げる効果

と痛風になっている場合には

痛みを止めてくれる効果もあります。


ただし、飲み方には注意が必要と言われています。

少量ではアスピリンは逆に

尿酸値を上昇させてしまう働きがあると言われており、

一定量以上を服用していく必要があります。

ですが、この量には個人差もあり、

市販薬として個人で服用していくには

非常に注意が必要になります。

そのため、正直なところ、

あまり服用するのはお勧めできない薬です。


もう一つ尿酸値を低下させる効果のある薬として

尿酸が体内で作られるのを

抑制する効果のある薬がありますが、

その代表的な物としてはフェブリクという薬があります。

こちらの方がお勧めで、比較的安心して飲む事ができます。

量によって働きが変わるという事もないため、基本的には

適量を飲めば良いという物が多いです。


錠剤タイプの薬が多く、

1日に1錠から2錠を飲んでいくのが通常です。

もう一つ、ザイロリックも

尿酸の生産を抑制してくれる働きを持っている薬です。

こちらはある程度の期間継続する事が大切で、

2~3ヶ月ほどの期間で服用していくと効果が現れやすいです。

継続は大変ですが、痛風になるとその症状は非常に重いので、

頑張って継続する事をお勧めします。


目に入りやすい所に置いておくと、

飲まないといけない

という気持ちになりやすくなるため有効です。


尿酸値を下げる薬としては以上のようなものがあるため、

薬局などで確認して購入しましょう。

(ただし、医師の処方箋が必要です)


また、尿酸値はとてもデリケートな値です。

自己流で服用してしまうと、

逆効果になってしまう可能性も無くはありません。

そのため、なるべくなら予防の段階からでも病院に行き、

医師に相談をするのが確実な方法です。

少し手間も時間もかかってしまいますが、

きちんとした知識がある方からのアドバイスを貰えるため、

検討してみるのもお勧めです。


尿酸値を下げる薬にもいろいろあって、

いったい自分には、どれが合うのか?

人それぞれ、体質も尿酸値の数値も違うので、

やはりキチンと検査して、病院の指示どおりに

服用するのがベストだと思います。


尿酸値を下げる薬の副作用 

痛風を改善するために飲む薬の中には

尿酸値を下げる薬がありますが、

その中には副作用があるものもあります。


尿酸値を下げる薬には大

きく分けて二つのタイプがあります。

一つ目が尿酸の排出をスムーズにしてくれる薬、

もう一つが尿酸が体の中で生産されるのを

抑えてくれる働きがある薬です。


尿酸の排出をスムーズにしてくれる物としては

プロベネシドという薬があります。

この尿酸値を下げる薬の副作用は、

人によっては肝障害や

尿路結石になってしまう事があるようです。


尿路結石は、尿道の途中で結石が

できてしまうという症状ですが、

尿酸の排出がスムーズになりすぎる事で

逆に起こってしまう可能性があります。


もう一つ尿酸の排出を促進する薬としては、

ブコロームがあります。

こちらの方は、人によっては

少し食欲が落ちるのを感じる人もいるようです。

痛風の痛みは激しいため、

この薬が直接的な原因でないかもしれませんが、

この薬を飲む事で起こる副作用として挙げられていたため、

ブコロームが原因なのかもしれません。


食欲不振の他にも白血球が減少する、

皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死症などの症状が

副作用として見られる可能性があります。


次に、尿酸が生産されるのを抑えてくれる薬として

まずは、フェブキソスタットがあります。

こちらは下痢や関節痛、過敏症や

肝機能障害になる可能性があります。

服用する際には注意しておくと良いでしょう。


もう一つ処方される薬としては

アロプリノールという薬があります。

こちらは多くの副作用があります。

食欲減退や血小板が減少する、肝機能障害、

腎障害、腎不全、不良性貧血、発疹などがあります。

かなり多くの副作用があるため、服用する際には

心配になる方もいるかもしれません。


気をつけたい事としては、

医師の指示に従って服用するという事。

薬についてはその選択も服用の仕方も

医師がきちんとアドバイスをしてくれます。

そのため、まずはその指示に従って服用する

という事を意識すると良いと思います。


特に痛風はその症状から心配になりやすい病気です。

本当にこれだけの薬で効くのか

などは誰もが心配になるポイントではありますが、

少しこらえて医師に言われた通りに

飲んでいく事をお勧めします。


副作用のトラブルは起こってからでは遅い時もあり、

症状の改善を逆に遅くしてしまう事があるため、

服用方法を守って飲んでいく事が大切です。

焦ってしまう気持ちもあるかもしれませんが

まずは落ち着いて、ある程度、

気長な気持ちで取り組んでいくと良いでしょう。


尿酸降下薬は、尿酸値をテキメンに下げてくれますが、

長期服用は副作用も少し心配です。

処方していただいた医師のアドバイスを

よく守って飲むのが一番良いように思います。