2025年5月1日木曜日

尿酸値 7以下でも痛風になる

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● 尿酸値 7

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尿酸値 7.0mg/dl以下でも痛風になるのか

 → なりません。


ただ、痛風になるのか、ではなく、

痛風発作が出るのか、という意味なら、

尿酸値 7.0mg/dl未満でも充分、

痛風発作は起こる可能性はあります。


尿酸値 7.0mg/dl以上の状態が長く続く症状を

「高尿酸血症」と呼ばれています。


その高尿酸血症の人が痛風発作を発症させてしまうと、

その人は「痛風」ということになります。

ですから、尿酸値 7.0mg/dl未満の人は

「痛風」じゃないのです。

まあ、言葉の定義上の問題ですけどね。


で。

尿酸値 7.0mg/dl未満なのに、なぜ、痛風発作が出るのか?


普通ね。

尿酸値 7.0mg/dl未満なら、出ないはずでしょう?

なんで、痛風発作が?


尿酸値 7.0mg/dl未満でしたら、

血液中の尿酸は結晶化せずに溶けますから、

関節などに尿酸結晶が蓄積していくことはないのです。

ということは→「痛風発作になる可能性は無い」


じゃあ、なんで痛風発作が出るの?


そういう人はね。

以前、尿酸値が高かった人です。


尿酸値 7.0mg/dl以上だった時期が

長く続いていた可能性が高いです。


で。

尿酸値を下げる薬

(尿酸降下薬、フェブリク・ザイロリックなど)

で尿酸値を下げた。

現在の尿酸値は、尿酸値 7.0mg/dl以下になった。


なのに!


なのに、痛風発作が出た!

今の尿酸値は、 7.0mg/dl未満なのに、なんで!?


・・・と思うかもしれませんが、

尿酸値 7.0mg/dl未満になる以前に、

「尿酸値 7.0mg/dl以上だった時代が

少なからず (たぶん、長期間) あった」ということ。

その、尿酸値 7.0mg/dl以上だった時期に

じわじわと体内に尿酸結晶が関節などに蓄積していた、と。


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★ 尿酸値が高いと

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で、現在は、尿酸降下薬の効果などで

尿酸値 7.0mg/dl未満になったものの、依然として

その蓄積したままの尿酸結晶が体内にある状態なので、

痛風発作は、一発触発というわけです。


なんかのキッカケで、

痛風発作が発症する可能性は大アリなのです。

だって、体内に尿酸結晶が溜まっているから。


さらに急激な尿酸値の変動は痛風発作を誘発しますから、

尿酸値 7.0mg/dl未満だったとしても、以前に

尿酸値が高い時期が続いていたのならば、

痛風発作が起こっても何も不思議はない、ということです。



[まとめ]

痛風発作が起こるかどうかは、

現在の尿酸値に関わらず(現状が、尿酸値 7.0mg/dl未満でも)、

過去に尿酸値が高い(7.0mg/dl以上)時期が長期に継続していると、

痛風発作が発症する可能性は非常に高くなります。


尿酸値の数値が痛風発作のバロメーターなのではなく、

(目安には なりますが)

体内にどれだけ尿酸結晶が蓄積しているか、

というほうが問題。


また、急変というか、尿酸値は急激に上がっても、

急速に下がっても、

尿酸値の変動する数値が大きければ大きいほど、

痛風発作が起こりやすくなります。


フェブリクなどの尿酸値降下薬を飲み始めると、

最初は少量からスタートして、様子を見ながら、

徐々に増量していくのは、そのためです。


痛風に黒酢アイスは効果か?

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● 飲む黒酢 効果

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「黒酢アイス」とは何か?


黒酢アイスは、簡単に作れて、

いわゆるスーパーなどで市販されている黒酢を買ってきて、

手軽な容器に移し替えて、家庭用の冷蔵庫の冷凍庫で、

そのまま冷やす。


そして、かちんこちんに凍ったら、さあ、

黒酢アイスの出来上がり・・・というのは、

ちょっと違うのです。


これは、どっちかというと、黒酢アイスというより、

黒酢シャーベットですね。


お手軽なシャーベットになって、

さくさく食べれますが、おいしいかどうかは、

また別の話。


つまり、黒酢が酸っぱくて飲みにくい人にとっては、

シャーベットにしたところで、

やっぱり黒酢は黒酢なんです。

酸っぱいんです。


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★ おいしいアイス

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で・・黒酢アイスとは、そうじゃなくて、

どっちかというと、レシピの話。


甘いバニラアイスクリームなんかに、

黒酢をかけて作るのですよ。


さらに黒酢に黒砂糖なんかを混ぜたら、さらに

おいしく、お味は、まろやかに。

もしかして、ヨーグルトよりも おいしいかも?


でも、なんで、こんなことをするのか?


アイスクリームは甘くて、黒酢は酸っぱいので、

中和されて というか、まるでヨーグルトのような

さっぱり風味になる、ということ。


で、アミノ酸やクエン酸が豊富で健康に良い、

とされている黒酢ですが、

御存知のように、酸っぱくて飲みにくい。


でも、アイスクリームにかけて食べるなら、

おいしく食べられるじゃないですか。


おいしくて健康にも良い。

これって、一石二鳥じゃないの??


と・・まあ、こんな感じです。

黒酢アイスって。


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★ 黒酢 効能

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ところで。

なんで、黒酢が痛風に良いのか?


黒酢に豊富に含まれているクエン酸が、

尿のアルカリ化を促進させてくれます。


尿酸値が高い人は、尿酸値を下げたいのですが、

それには、できるだけ多くの尿酸を体外に

排出したいです。


(体内で生成される尿酸の量を減らせれば良いのですが、

なかなか難しいので)


で。

尿というのは、食事の内容によって、

アルカリ性に傾いたり、酸性に傾いたりするのです。


肉や魚ばかり食べていたら、尿が酸性尿に。

野菜や海藻を多く食べたら、尿はアルカリ性に。

・・そんな感じです。


で、黒酢に含まれるクエン酸は、酸性尿を

アルカリ性に傾けてくれる働きがある、ということ。


まあ、別に黒酢でなくても、

クエン酸のサプリとかでもいいんですけどね。

黒酢はアミノ酸とかも豊富なので、

健康面でも良い、ということなので。


そういう、クエン酸を豊富に含んで、

尿酸値改善に一役買ってくれる黒酢ですが、

果たして「黒酢アイス」は、どうなのか?


たしかに、酸っぱくて飲みにくい黒酢も、

アイスクリームと一緒なら、おいしくいただけますよね。



で、結論↓

黒酢アイスは

 (痛風の人には) お勧めできません。


黒酢は健康に良いですし、尿酸値改善にも

効果があると考えられていますので、ぜひ

飲んでいただければ良いと思います。



ですが、黒酢アイスは基本、アイスクリームですから、

お腹を冷やします。


これが (痛風の人には) 望ましくない。


夏は、毎日暑くて、汗もダラダラですから、

体は熱いと思うかもしれませんが、それは

表面的なものであって、体の内部は、また別の話。


つまり、夏だからといって、体の内面は

冷えている可能性がある、ということ。


アイスクリームは、お腹を冷やしますが、

どうして、お腹が冷えると良くないの?


胃というところは、とりあえず、

食べ物が食道を通って、最初に入ってくるところなので、

とにかく、食物を固形物のままにしていることは

芳しくない。

っていうか、とにかく、消化して吸収して

活動のエネルギーに変えなきゃいけない。


ところが、お腹が冷えると・・すなわち、

胃腸が冷えると、胃腸の機能が落ちてしまうのです。


これはマズイ。

消化や吸収しなきゃならないのに、

機能を落としている場合?


てなわけで、胃は全身から血液を集めるのです。


血液というのは、筋肉を動かすことによって

筋肉の熱で温められて、あったかいですからね。


この血液をたくさん胃に集めることで、

胃腸を冷やさないようにしよう、という働きが

人間の体にはあるのです。

(「胃熱」といいます)


この、血液を集めることによって

胃腸が温まるのはいいですが、

全身の血液が胃腸を重点的に

血が集まることによって、手足などの末端が手薄に。


つまり、手足に血液があまり巡らない。

すなわち、手足が冷えるということ。


夏なのに「手足が冷える」。

(外側じゃなくて、内部の話ね)


血液中の尿酸は、尿酸値 7.0mg/dl以上で

あまり溶けなくなってしまうのですが、

過剰になった尿酸は関節などに沈着をはじめます。


体のドコに溜まるかというと、心臓から遠い、

比較的、体温の冷たいところに蓄積。


多いのが、足ですね。


体温37度以上だと、血液中の尿酸は溶けやすいのですが、

逆に体温37度未満だと溶けにくくなります。


つまり、冷たいと良くないのですよ。

冷たいと、血液中の尿酸は溶けにくいし、

冷たい箇所(関節など)に

尿酸が結晶化して沈着していくのです。


痛風で、よく「歩きましょう」というのは、

筋肉を動かすことによって、筋肉を発熱させる、

体温を上げる、という働きもあるので。


体の中の「温度」は、体内の尿酸結晶の沈着・蓄積に

関係してくるのです。


よく昔から「夏の暑いときにこそ、熱いお茶を飲む」とか

言うでしょ?


まあ、暑いときにこそ、冷たい飲み物を飲みたいですが。

自分が喜ぶのと、体が喜ぶのは、

また別の話、ということで。


だからといって、夏の暑いときに

アイスクリームは食べちゃいけないか、というと・・・

まあ、あまり食べないほうがいいんですけど、

我慢ばかりしているのもね。


痛風の人は、ただでさえ、プリン体の多い食品を食べるのを

控えましょうとか、そんなことばかり言われていて、

我慢ばかりでストレスが溜まりそうなので、

そこそこ にしておけば良いのでは?


たまに、おいしく いただく くらいは、良いのでは・・

と思いますけどね。


アレは いけない、コレも いけないと、

あまり束縛、節制ばかりしていると、

半年くらいしたら、

反動(ドカ食い、とか)が来ることもあるので、

まあ・・ときどき食べるくらいなら(黒酢アイスに限らず)

良いのではないでしょうか。


痛風と生理痛どっちが痛い?

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● 痛風発作と生理痛、どっちが痛い?

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痛風発作の激痛と、生理痛では、どっちが痛いの?


生理痛になった経験がないので、どちらが痛いのかは

比べられませんが、痛風発作の方は「人生最大級の痛み」と

称する人もいるくらいなので、

痛風発作の方が痛いんじゃないかと思いま・・・・

って、そんなこと、どうでもいいでしょ。


共通することは、痛風発作も生理痛も

その経験の無い他人には、

その苦痛を理解してもらいにくい、ということ。


痛風の場合、痛風発作で歩けなくなって、

仕事に行けなくなって、やむなく会社に電話をいれたら、

痛風に理解のない上司に


「なんだ、痛風くらいで休みやがって! 

 這ってでも来い」


・・なんて言われたり。


生理痛の場合は、生理痛があまりにも痛くて苦しいので、

休もうと会社に電話を入れたら、

これまた生理痛に理解のない男性の上司に


「いいなあ・・女は。そんなことくらいで、休めて」

・・なんて言われたりね。

(それって、セクハラ?)


どっちが、どれほど痛いかなんて、どうでもいいですが、

経験したことない人にとっては、おそらく

理解できない痛みだ、ということです。


口で言ってもわかりませんし、

他人の苦痛を理解しようとしたり、

心情を察してくれるような人は、案外、

少ないのかもしれませんね。


なんにしろ、痛かったり苦しかったりしたときでも、

仕事は休めない場合も多いでしょうし、

本当にツライです。


また、体調が良くないのに無理して出社したところで、

いろいろな面で、仲間に迷惑がかかったりね。


生理痛の方は、よくわかりませんが、

痛風が原因で会社を辞めた、仕事を辞めざるを得なくなった、

という話は何度か、聞いたことがあります。


他人事じゃありませんし、

そういうのって、なんとかならないものか、

と考えてしまいます。


大きな会社でしたら、生理休暇の制度とかあっても、

どうなんでしょう。

実際には、制度は、あっても

(事実上) 使えない雰囲気がある会社も あるのでは?


ついでにいうと「痛風休暇」とかも、あればいいのにね。


って、あるわけないでしょ。


痛風 減塩

痛風に塩分控えめは、関係ありません。


ですが、痛風(高尿酸血症)は高血圧を合併しやすいので、

心の片隅にでも、

このことを留めておいたほうが良いかもしれません。

痛風って、足が痛くなるだけの病気じゃなかったのですね。


人間誰しも、年をとってくると血管が老化して

高血圧気味になってきますが、痛風(高尿酸血症)で

少しずつ腎機能が低下している場合もあります。

つまり・・ひらたくいえば、

尿酸結晶が腎臓のフィルターに沈着して

腎臓の機能をちょっとずつ、衰えさせていくわけです。

怖いですね。


で、腎機能と高血圧は微妙な関連があり、

腎機能が低下していくと高血圧になっていきます。


高血圧、高血圧とよくいいますが、

要は血管の内部が狭くなってきたり、硬くなってきたりで、

心筋梗塞とか脳梗塞を起こす可能性があるんです。

ああ、これは怖いですよ。

命にかかわることですからね。


さて、ここで薬を飲みましょう、となるわけですが、

高血圧を下げる、いわゆる降圧剤の中には、

尿酸値を上げる作用もあるモノもあるので、要注意。

利尿剤とかね。

実際、そういう話を聞いたこともあります。

高血圧の治療のため、薬を飲んでいたら、

前はそうじゃなかったのに

「尿酸値があがって痛風になった」って。

シャレにならない副作用ですね。


お医者は、痛風にしろ、高血圧にしろ、

とにかく、「薬を飲みなさい」としか言いませんから、

最終的には、ご自分で御判断ください。


副作用の説明とかは、あまり事前にしてくれない

お医者もおられますので、心配なら薬の効用・副作用など

ネットとかで調べてから

服用されるのが良いかな、と思います。

って、そういうことって、キチンと患者に事前に説明するのが、

お医者の責務だと思いますけどね。

いちいち細かいことまで患者の一人ひとりに説明していたら、

やたらと診察に時間ばかりかかって、

診察患者の数がサバけないから・・

なんて理由ではないことを祈ります。


で。

薬以外で、われわれが自分で気をつけることができるのは、

食事くらいでしょうか。


減塩、つまり、塩分控えめの食事をする、ってこと。

薄味の味付けですね。


塩分の一日の摂取量は10グラム以下が望ましい、

とかいいますが、

入院したときの病院食でもないかぎり、

正確な摂取量なんか、わからんでしょう。

ですので、あくまで目安です。


ここで気をつけなければならないのは、その塩分摂取量は

一日の総量である、ということです。


つまり・・いくら薄味にしていても、

大量に、すなわち食事を食べすぎてしまうと、

いくら薄味の食事であっても、

摂取塩分はタップリになってしまう、ということです。


「味の薄めの食事」たくさん>「味の濃いの食事」ちょっぴり


・・・の可能性もある、ということです。

あ、一日に摂取する塩分量の話ですけどね。


でも、あんまり気にしすぎると、それがまた、

ストレスになって、あまりストレスが強いと

これまた、尿酸値を上げてしまうこともあるので、

いや、ホントに、痛風ってヤツは、やっかいですよね・・


痛風 お金のかからない運動をする

スポーツジムやフィットネスクラブに通うのは、

運動習慣として、とても良いと思います。


器具も揃っていますし、コーチや仲間がいたりして、

運動を長期に続けるモチベーションも保てたりします。

一人きりの運動では、なかなか、そうもいきませんしね。


ですが、そういうスポーツクラブが近所にあればいいですが、

遠方ですと、交通費がかかったり、

車で通うにしてもガソリン代がかかります。


また、そのスポーツジムにもよりますが、年会費とかも

結構、高めのところもあります。

毎月のことですので、案外、バカにならないかもしれません。


月々の生活に余裕のある人はそれもいいですが、

長期に継続することによって、

運動というものは効果が出始めます。

痛風改善のため、痛風対策として、

体重や尿酸値の数値に現れるまでの、長期戦です。


一日のうちで、あるいは一週間のうちで

まとまった時間がとれる人はいいですが、

仕事が忙しかったりして、そうでない場合は、

やはり、いつでもどこでも、

手軽に一人でデキることがポイントになってきたりします。


具体的には、歩く(ウォーキング)、ストレッチ、

軽い体操、軽い水泳、など。

年齢にもよりますので、

どこまでが“軽い”運動かは個人差がありますが、

一般的には、軽い有酸素運動が痛風改善に望ましい、

と考えられています。


私の場合、一大決心してジム通いをはじめたところで、

どうせ続かないので、結局は、日常生活の隙間のわずかな時間で

できる、ウォーキングなどに落ちついてしまいます。


ストレッチなどは、若い人には運動強度が弱すぎて、

運動した気にならないというか、物足らないとは思いますが、

ストレッチは血流が良くなる効果もありますので、

やって損はないです。

体も柔らかくなりますしね。


痛風改善、体質改善のための運動としては、

“お金がかからない、お手軽な運動”というのが、

挫折しない運動習慣のためには重要なんじゃないか、

と考えていたりします。


痛風 運動直後の落とし穴とは?

高尿酸血症、痛風の体質改善に、

ゆったりとした有酸素運動(あまりキツクないやつ)が

効果的と考えられていますが、ちょっと落とし穴もあるんです。


あ、その前に、有酸素運動ってのは、

ゆっくりとしたウォーキングとか、

のんびりしたサイクリングとか、

軽い水泳とか、ヨガとか、そういうやつです。


逆に無酸素運動というのは、息をとめて頑張るような、

強度の強い運動のことです。

100メートルダッシュとか。

ウエイトトレーニングとか。


で。

息を切らすような無酸素運動では、筋肉が酸素不足になり、

エネルギーを発生させるため、ジャンジャンと

プリン体を生成し、尿酸値を上げてしまいます。


その点、有酸素運動は、筋肉が酸素不足にならないので、

それほどプリン体も作られなくて、

尿酸値も上がらなくてすみます。


さて、痛風改善の観点からみると、

理想的なようにも思える有酸素運動ですが・・・

落とし穴って、何?


有酸素運動、無酸素運動に限らず、

とにかくスポーツをした後は、お腹が減るんです。

エネルギーを消費しますからね。


ところが、たくさん運動したから大丈夫、

カロリーいっぱい使ったから、

と、運動直後にたくさん食事をしてしまうと、

あまり望ましくないんです。


運動で熱量消費しているんだから、

少々食べても大丈夫なように思いますけどね。


ところが・・・実際は、そうじゃないらしくて。

運動直後は、自然と汗をかいています。

つまり、体内の血液濃度が高くなっていて

(水分が減っているので)、

尿酸値もあがりガチな状態でもあります。


そんな状態のとき。

「ビール+焼肉」なんかをたっぷり食べたりしたら、

どうなるか?


一発で痛風発作が出てしまう・・かどうかは、

わかりませんが、いわゆる痛風リスクは高くなります。


運動後のビールと焼肉は最高ですけどね。


今、こんな記事を書いたりしていますが、

実は私は、毎日のように運動して、毎日のように焼肉を食べて、

毎日のようにビール(あるいは、焼酎)を飲んでいました。


その当時、ビールや焼肉をあんなに食べなかったら、

痛風にならなかったかどうかは

わかりませんが(遺伝など、体質もあるため)、

知らないうちに、尿酸値をガンガン上げていたのですね。

なるべくして、なってしまったのかもしれません。


ビール+焼肉は、本当においしいですが、

運動直後のタイミングは止めておいたほうが良さそうです。


2025年4月2日水曜日

え? こんなことで痛風になるの?

いつだったか、随分 前の話ですが、

テレビで報道番組を見ていたら、

こんなニュース (?) が。


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あまりにもトイレが臭いので、

妻が夫を切りつけて逮捕される!

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夫のトイレが臭すぎて、妻が激怒。

トイレから出てきた夫を、妻が包丁で切りつけた!


・・・・・・・・・・。


すごい奥さんですね。

っていうか、どんな臭いトイレだったのでしょう。


で・・よせばいいのに、レポーターが町の人々に

この事件 (?) の感想をリサーチ。


町の人々は、この事件に関する意見を訊かれて、

トイレが臭いくらいで、何も切りつけなくても・・

という意見が圧倒的多数。


ところが、一人だけ、こんな意見の人も。


「表面的には、トイレが臭いから切りつけた・・

ということになっているけど、それまでに夫婦の間で

不満や喧嘩やトラブルがいろいろあったのではないか。


たまりに溜まった不満の爆発が、そのトイレの一件が

引き金になっただけで、それ以前に、水面下で

いろいろあったんじゃないか」



なるほど、ねえ?



・・・・・・・・・・・・・・・・。



つまり、たとえば・・コップに水を入れます。


少しずつ少しずつ、水を足してみても、

こぼれたりしません。


で、さらに、水を少しずつ入れ続けて・・

コップに一杯になってしまった。

でも、まだ、こぼれない。

表面張力で、なんとか耐え忍んでいる・・みたいな。


ところが、さらに

もう一滴、水を垂らしてみると・・・

途端に、コップの水は決壊して、ついに

溢れ出してしまう。


え~!?

たった一滴で!?


と思うかもしれませんが、いつ決壊しても

おかしくない状態に、水が積もりに積もっていた、

ということ。


最後の一滴は、トリガーになっただけのことで、

原因は、それまでの蓄積にある、ということ。


ちなみに、トイレが臭い原因は、

野菜をあまり食べずに「肉を多食する人」に多いです。


それから、激怒しやすい人は、

「肝臓が弱っている人」に多いです。


また、春先は季節的要因で、

肝臓が不調になりやすい時候です。


え?

そんなこと、どうでもいい?



『登山をすると痛風になる』とか

『マラソンをすると痛風になる』とか

そういう言われ方をする場合があります。


あれね。

登山をしたら、痛風になるわけじゃないですよ。


そりゃあ、確かに、山に登れば

普段以上に足に負担をかけるので、

足に強い刺激になりますけど。


登山をした人が、みんな

痛風になってしまうわけじゃないです。


尿酸値が長年、高くて、

体内に自分でも気がつかないうちに

結晶化した尿酸がたくさん、関節とかに

溜まっていて。


いつ、痛風発作が発症してもおかしくない状態。

でも、今のところは、痛風発作の兆しはない。


そんなある日、登山に出かけた。


山登りは楽しいし、空気もいいし、

健康にも良いと思うけど、

普段、こんなに歩くことはないのに、

山のキツイ坂道を一日中、歩いた。


で・・・その日、自宅に疲れて帰ってきて、

その深夜。

あるいは、翌夜明け前。


なんとなく、足が痛くて目が覚める。


足を見たら・・赤黒く腫れあがっている。

そして、ズキズキと痛み始めている・・


やってきたのですよ、アイツが。

↑ 痛風発作は夜中に要注意!


このことから、登山 (あるいはマラソンとか) は

痛風になる、と思う人もいるかもしれませんが、

そうじゃないです。


登山してもマラソンしても、ならない人は、

ならないです。

絶対に ならないです。


登山をして痛風発作が出る人は、

それが引き金になった、というだけで。


原因は、それ以前に「ある」ということです。


痛風と酢 酢は酸性じゃないの?

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● 酢って、酸性なんだから、痛風に良くないのでは?

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古来より、酢は体に良いとされていますが、

本当は料理と一緒に、食べることによって摂取するのが

理想的です。


なかなか、酢だけでゴクゴクとは飲みにくいですからね。

さらに酢の中でも、特に黒酢には多くの効果があります。


痛風にも?


黒酢だけ飲んでいればそれで良い、

というものではありませんが、

黒酢は健康の一助になってくれるものです。


ところで、酢といえば、酸性の食品ですが、

酸性の酢を飲んだら、痛風には良くないんじゃないの?


酢の成分の中で、痛風に良い、つまり、

尿酸値改善に効果がある、と考えられているのが、

クエン酸です。


酢は、「体内に取り入れられて分解」されると、

“アルカリ性”になるのですよ。


ですので、飲む前の酢の段階で「酸性」でも

体内に摂取されると「アルカリ性」になるのです。

だから、その点は安心、ということで。


酸性とか、アルカリ性とかが、

どうして痛風に関係あるの?


痛風と言えば、尿酸値ですが、

尿酸値を下げるには、方法は たった二つだけ。


尿酸を体内で作り過ぎないようにするか。

尿酸をできるだけ多く排泄するか。


尿酸を作り過ぎないようにするのは、

持って生まれた体質とか、いろいろあって、

なかなか難しいです。


で、できるだけ尿酸を多く排出するほうを

なんとかしよう、というわけで。


尿酸というのは、尿に溶けて、

尿と一緒に体外にハイセツされるのが大部分なわけです。


便と一緒に・・というのも少しありますが、

やはり大半は尿と一緒に排泄されます。

だから、せっせと尿を出しましょう、というわけで。


ですが、さあ、出すぞ・・と気合を入れても、

そう、じゃんじゃん出せるものでもありません。


原材料がないと。


げんざいりょう?


つまり・・

とりあえず、飲むモノを飲まないとね。


だから、痛風対策として、水を多めに飲みましょう、と

よく言われるのは、そこなんです。


だったら、痛風改善、尿酸値対策には

水ばかり飲んでいたら、それで良いか?


いくら水を多めに飲んで、尿量が増えても、

必ずしも、多く尿酸が排泄されているか、

といえば、そうとも限らないですしね。


・・・というのは、ここで、

尿の酸性、尿のアルカリ性、

とかいう話になってくるわけで。


尿酸が尿に溶ける、といっても、

酸性の尿には溶けにくく、

アルカリの尿には溶けやすい、という性質があるのです。


どうせ、尿を出すなら、

尿酸のたっぷり溶けた尿を排泄するのと、

尿酸のあまり溶けていない尿をハイセツするのと、

どちらがいい?


まあ、これって、

痛風の人以外は、どうでもいい話ですけどね。


病院で処方される薬の中にも、

クエン酸塩を処方する場合もあるのです。

狙いは、もちろん、尿のアルカリ化。


じゃあ、クエン酸をせっせと摂ればいいのね?


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● お菓子食べ過ぎで痛風になりますか?

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クエン酸は、もともと、

柑橘系のフルーツや梅干しなどに含まれている成分です。


でも、柑橘・・といっても、

レモンの丸齧りは酸っぱいですし、オレンジは

おいしいですが、あまり食べ過ぎると、果糖が

たっぷり含まれているので尿酸値が上がる可能性があります。


果糖は、体内で分解されるときに、

尿酸が作られるのですよ。


少しなら あまり気にすることはないでしょうが、

果糖に限らず、“甘いもの”の食べすぎは、

痛風にはあまり良くないです。


甘いものの過食は、

体内の尿酸が多く生成されるので、

尿酸値が上がることにつながる可能性もあります。

なにごとも、ほどほどに・・と。


それから、梅干しですが・・

梅干しが大好きという人も、世の中にはいるとは思いますが、

う~ん・・あれ、おいしいですかね??


結局、お手軽なのは、サプリメントってことになります。


ただ、要注意なのは、

フルーツならば、2つも3つも食べたら、

お腹いっぱいになってしまって、もう食べられませんが、

サプリメントは小粒なので、何十粒でも

食べようと思えば・・っていうか、飲めてしまうわけです。

つまり、過剰摂取になる、ってことですね。


多くを飲めば飲むほど、健康増進になるとか、

尿酸値が下がる、というわけではありませんので、

気をつけた方がいいと思います。


青たけふみが痛風予防になる?

「青竹踏み」というのは、いわゆる、

足の裏のツボを刺激する健康療法のことです。


え?

誰でも知ってるって?


古くは、竹を真っ二つに割って、

半月型になったもの(青竹)を踏むと、

足の裏のツボの刺激となって、健康に良い・・

ということだったのですが、

今はさらに効果を上げるために、

イボイボのついたゴム製のものとかね。

いろいろあります。


ゴム製のものは、まだいいですが、木製のものは

足の裏が硬くて痛くて・・・・って、

そんなこと、どーでもいいや。


そんなことより、

「青竹踏み」は痛風予防になるの?


青竹踏みが痛風予防になるのかどうかは、

よくわかりませんが、足の裏の中央部には

「湧泉(ゆうせん)」というツボがあります。


これは腎(じん)のツボです。

腎とは、腎臓や副腎などのこと。


痛風の人は腎臓が弱りやすいので、

その湧泉というツボが、押すと硬かったり、

さらに触るダケで痛かったり・・とか。


そういう場合、腎が弱っている、あるいは

腎臓に負担がかかっている可能性があります。


逆に、体の反射鏡であるツボは、

体内の内臓の調子や状態を

如実にあらわしている場合も多いので、

この、湧泉を小まめに揉みほぐしてやると、

腎臓の弱りをカイゼンできる、と考えられています。


湧泉が、どの位置なのか、

わかりにくい人でも、適当に

「青竹踏み」をしてみて、足の中央部のあたりが痛かったら、

そこが、湧泉なのかもしれせんよ?


そういう意味では、「青竹踏み」が

痛風改善の一助となるかもしれませんね。


でも、「青竹踏み」で尿酸値が下がるのかどうかは、

よくわかりません。

どうなんでしょうね??


「青竹踏み」は、これだけ日本中に、国民に知られているのに、

続けている人が少ないのは、なぜ?


知られている・・というのは、効果があるハズでしょう?


じゃあ、なぜ、みんな、やらないのか。


それは、ね・・。





痛いから。





傾向として、子供は「青竹踏み」を踏んでも、

あまり痛くないようです。


で・・大人が「青竹踏み」を踏むと、

めっちゃ痛い!(場合が多い)


これは、なんでか。


要するに、大人になるにつれて、

体が衰えたりして、体が弱っているというか、

体のあちこちが悪くなっているのですよ。


そりゃあ、子供の頃より、元気な人なんて

いないでしょ。


青竹踏みじゃなくても、

「湧泉(ゆうせん)」というツボには、

“足の冷え”にも効果がありますので、

(腎系のツボだから。

つまり、腎臓が弱っていると手足などが冷えやすい) 

小まめに揉んでみるのも良いと思います。


痛風 尿酸値 15あったら、どうしたらいい?

「尿酸値 15あったら、どうしたらいい?」→

病院にすぐ行って「診察を受ける」という行動が妥当です。


「尿酸値が15もある」という時点で、

痛風の薬(尿酸値を下げる薬、いわゆる尿酸降下薬)は

飲んでいない証拠です。

飲んでりゃ、15とかいう数値になりませんからね。


病院に行きたくない気持ちは、よくわかりますが・・

行こうと思っても、足が病院の前で

勝手にUターンしてしまったりね。

でも、行ったほうがいいです。


で・・

「尿酸値が15もあったら、将来、どうなるのか?」→

普通、痛風発作が頻発するようになります。


体質的に、というか、ときどき、

尿酸値が高いのにもかかわらず、

まったく痛風発作が出ないタイプの人もいます。


いわゆる、

高尿酸血症(尿酸値がずっと高いままの状態、でも発作はない)

というヤツです。


痛風発作が出ないなんて、いいなあ・・

と思うかもしれませんが、

体内に結晶化した尿酸が関節などに蓄積していくのは、

同じです。

尿酸値が高い水準で続いているのですからね。


この、「尿酸値15」の人は、

健康診断か何かでしょうかね、自分の尿酸値が高いことに

気がついたから、ある意味、ラッキーです。


痛風発作がまるで出ないタイプの高尿酸血症の人は、

自分が尿酸値が高いことに気がつかないのです。

自覚症状らしいものが、ないから。


体内で結晶化した尿酸は関節どころか、やがて

内臓(腎臓)に蓄積していって、腎機能を低下させていきます。

いわゆる、痛風腎ってやつです。


怖いですよ。。。。


同じ尿酸値が高いなら、痛風発作で出るタイプの人の方が、

どうして、まだマシなのか?


痛風発作には腫れと痛みが生じますが、同時に

患部を触ると熱を帯びています。


つまり、この発熱で、患部の内面で

尿酸結晶を溶かしているのです。


考え方によっては、痛風発作は

体内に尿酸結晶がこれ以上たまらないように、

溶かすことによって体を守っている、と言えなくもないですが、

将来、腎臓に石(結石)がたまるリスクは

やっぱり同じです。


痛風発作が出るから、安心・・なんてことは、

決してないです。


それから、尿酸値15なら。

今は、それほどではないかもしれませんが、

でも、やがて。

痛風発作が起こっては治まり、

治まったと思ったら、また起こり。


そして、ついには、

前の痛風発作がまだ治りきっていないのに、

また次の痛風発作が起こったり(!)


つまり。

一年中、痛風発作が起こるようになります。

四六時中、痛い思いをすることになります。

一年のうち、満足に歩けない日の方が多くなったりして。


結果として、生活の質が低下します。


日常生活が不便になり、仕事にも職種によっては

支障が出るかも知れません。

ハッキリいえば、クビになるかもしれません。

何もいいことはないです。


痛風発作は、体内の尿酸結晶を溶かしてくれる、

体を守ってくれる一面もありますが、

あまりにも多発していると、

関節を破壊する場合もあるのです。


痛風発作は時期がくれば治まりますが、

破壊された関節は元に戻るのは困難でしょう。


病院へ行きましょう。


尿酸値15の状態で病院へ行けば、即、

薬物療法でしょうね。


尿酸値15の状態で、今まで病院へ行かなかった人は、

薬が嫌いなのでしょう。


私も薬嫌いなので、気持ちはよくわかりますが、

自分の将来の寿命を左右するかもしれませんので、

尿酸値15なら、病院の診察を受けて、

フェブリクなどの尿酸降下薬を飲んだほうが良いと思います。


痛風 花粉症

寒い冬も終わりを告げて、ようやく

あたたかな春がやってきました。


地方によっては、さくら満開の地域も多いのではないか、

と思います。


ですが、人によっては、

「春=花粉症」という感じで憂鬱な人もおられるのでは?


花粉症というのは、花粉が飛び交う季節に発症する、

というか、この季節、酷くなるわけですが・・


東洋医学(日本では漢方医学)では、

『鼻は、胃と関係がある』

・・と考えられています。


なんで、鼻が胃と関係あんだよ、ハナとイは全然 別だろ、

何言ってんだ・・と思うかもしれませんが、

まあ、そう考えられているんだから、仕方ないです。


内臓の不調は、体の表面の器官に反応して、

現れてくる、ということで。

胃の場合は、鼻と密接な関係がある、と。


で。

花粉症に苦しんでいる人は、どうすればいいのか?

どうすれば花粉症が改善するのか?


漢方(東洋医学)の考え方によりと、

胃を良くすればよいわけです。


胃の調子を良くすれば、

「花粉症は ずっとマシ」になります。


たしかに花粉症の直接の原因は、

飛び交う花粉のせいかもしれませんが、

他に思い当たる点はありませんか?


食べ過ぎたり飲み過ぎたり、

不規則な生活をしたりしていませんか?


試しに、整腸剤とか飲んでみてください。


胃腸の調子が整ってくると、花粉症は

以前よりはマシになってくると思いますよ。

試してみてください。


でも、ねえ・・

本当は、胃の調子が悪いから、

薬を飲む、整腸剤を飲む、という発想が

どうも気に食わないのですよ。


たとえば・・

年末年始によくあるじゃないですか、

テレビのCМで。


製薬メーカーの胃腸薬の宣伝CМなんですけど、

宴会のシーンとか、映し出されていて。


「あっ!? アナタ、飲み過ぎですが?

でも、大丈夫。さあ、この胃腸薬を飲んで、スッキリ!

どんどん飲みましょう、食べましょう!」


・・・とかね。


「飲み過ぎて食べ過ぎて、胃腸の調子が悪い」→

胃腸薬を飲んで、さらに飲んだり食べたりしよう!


違うでしょ、それって。


「飲み過ぎて食べ過ぎて、胃腸の調子が悪い」→

飲み過ぎ食べ過ぎは、しばらく もう控えて、

胃腸を休ませよう!


・・・コッチの方だと思うのですけどね、本来は。


「胃と鼻」が関係あるというのは、

そのことに気が付いていれば、ちょっとしたことですが、

思い当たることがあると思います。


たとえば、食べ過ぎるとね。

鼻づまりになりやすくなったり、

鼻をかむ回数が増えたりとか。


まあ、人にもよりますが、

鼻に反応が出やすくなります。


・・・・・・・・・・。


痛風の人はね。


「食べ過ぎ」やすい体質なのですよ。

ついつい、飲み過ぎても、大丈夫な体質なんですよ。


つまり、胃が丈夫なのです。

胃腸の性能が優れているわけです。


これを高吸収体質というのですが、ひたらくいえば、

痛風体質ともいいます。


ほら、夏場になったら、夏バテになって、

げっそり痩せて、頬もこけて・・と、

そういうタイプの人がいるでしょう?


そんな人は、痛風体質とは正反対の人です。

胃腸が弱い、もしくは吸収能力が弱い人なのですよ。

そんな人は、痛風になりません。


いくら食べても痛風には、ならない・・

いえ、食べられないのですよ、そんなに。


逆にね。

痛風体質の人は、いくら食べても

胃腸が頑丈なので、ついつい食べてしまう。


いくら飲んでも(他の人よりは)平気なので、

ついつい飲んじゃう。


これは意志が強い弱いの問題じゃなく、

胃腸が高性能なのですよ。

こういう人は、痛風になりやすい体質の人です。


痛風の食事療法といえば、プリン体の多い食品の摂り過ぎ・・

ばかりが注目されガチですが、

食事量そのものに注意を払う方が現実的です。

つまり、過食に注意、ってこと。


プリン体の少ない食事であろうと、

大量に、お腹いっぱい食べたら、食べる量に比例して、

体内で尿酸は 生成されることになります。


血液中に尿酸がどんどん増えて溢れてしまうと、

尿酸値が高くなってしまい、

結晶化した尿酸が関節などに溜まり、

未来の痛風発作の要因となりかねません。


プリン体の多い食品を気にするのもいいですが、

もっと「食べ過ぎ」ないように注意を払うのが良いと思います。


春は、花見だけじゃなく、

移転や転勤などで宴会の機会も多い人もいるかもしれませんが、

食べていて、もし、自分の「鼻の調子」が悪くなってきたら、

それは、もう・・


胃の調子が悪くなってきているシグナルかもしれませんよ?