2023年1月18日水曜日

痛風と6杯のコーヒー

痛風発作のリスクを下げるには、

コーヒーを一日に6杯(!)を飲むのが効果的、

という説があります。


これは学術的に全く根拠がないわけではなく、

痛風体質の人にコーヒーを勧める医師もいるそうです。

私はそんな前衛的な、お医者には

巡り合ったことがないですが。


でも、一日に6杯ものコーヒーは、

とてもじゃないですが飲めない私ではありますが、

6杯じゃなくても、飲まないより飲む方が

ずっと良いのではないか、と考えています。

そして、少し飲む量を増やしています。


・・・といっても、2杯くらいですけどね。

朝と昼と。

夜に飲むと、睡眠に影響が出たら嫌なので。


けどね。

一日に6杯のコーヒーを飲まなきゃ・・と、

胃が気持ち悪いのを我慢してまで飲み続けても、

なんだか苦行みたいですしね。


痛風の要因として、ストレスが挙げられている以上、

痛風リスクを下げようとコーヒーを飲んでいるのに、

逆効果になっても、ねえ?


コーヒーが痛風リスクを下げる要因として、

含有されている成分である、

ポリフェノールのクロロゲン酸

というものがあります。


2杯しかコーヒーを飲めない分、不足分を補えないものかと、

そのクロロゲン酸のサプリメントを飲んだり、

いろいろとやっているのですが。

いまいち、半信半疑だったりもします。


それでも、夏場になると

毎年のように痛風発作で苦しめられているので。

少しでも効果があればいいのにな。


それから、痛風だけでなく、

コーヒーには糖尿病予防、癌予防などの効果があるという

持論を展開している人もいるので、

ここはひとつ、積極的に

コーヒーを飲んでみようと考えています。


2023年1月17日火曜日

痛風 低体温

痛風体質だからなのか、寄る年波なのかは

わかりませんが、気がついたら、いつの間にか、

低体温になっていました。


私の場合、子供の頃から

だいたい36度3分~5分くらいだったのですが、

先日、測ってみたら、35度8分しかありませんでした。

まあ、低体温というほどじゃないかもしれませんが。


そもそも、普段は平熱というか、体温なんて測る習慣は

ありませんからね。

体温計を使うのは、風邪で高熱が出たときくらいのものですが、

滅多に風邪で高熱は出ませんので。


もう、子供の頃のような体温には戻らないとは思いますが、

低体温でいるよりも、なるべく

体温は高いめの方が望ましいです。


病気に対する抵抗力、すなわち免疫力にも直結しますし、

痛風の場合、体温の冷たい関節に尿酸結晶が沈着しますので。

それに、体温が高いと温かい血液の中で

尿酸が溶けやすいですしね。

やっぱり、体温は低いより高いほうが良いみたいです。


で、対策。

どうすりゃいいの?


これは、もう地道な積み重ねしかないようで、

「歩く」あるいは「ストレッチ」などの運動です。


筋肉や関節を動かすことによって、

血流を良くして、体温を上げるのです。

もちろん、運動による体温上昇は一時的なものですが、

日々、繰り返すことにより、全然しないよりは

効果的だそうです。


特に今は寒い時期なので、余計、

体が冷えているのかもしれませんね。

夏場に体温を測ってみたら、もう少しマシな気もします。


2023年1月16日月曜日

アンセリン 高血圧

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● 腎臓と高血圧は関係アリ?

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疲労回復効果や、尿酸値効果作用がある、

と考えられているアンセリンですが、

どうやら効果はそれだけじゃない様子。


血圧の上昇を抑える効果もあるのです。


けつあつ?

痛風に関係ないでしょ?


いえ、関係あるのですよ。

痛風初期症状の頃は、関係ないでしょうが、

その何十年後かには、じわじわと

影響が出てくる場合があります。


なんの影響?


痛風は腎臓が弱点となりやすい病気です。


つまり・・

尿酸値が高いと血液中の尿酸が結晶化し始めます。

これが足の関節や腱などに沈着して、長い間に蓄積し、

やがて痛風発作を誘発して、足が痛いよ~、と

なるわけなのですが、まだ、

足が痛い痛いと言っているうちは良かったのです。

(ちっとも良くない!)


足などの体の末端の関節などに溜まりきれなくなってくると、

次はどこへ来るのか?

どこへ溜まるのか?


内臓です。

そう・・腎臓ですね。


これが怖い。

非常にコワイ。


腎臓に結晶化した尿酸、ちいさな尿酸結晶が

腎臓のフィルター (腎臓の糸球体)に

目詰まりを起こすのです。

それも、本人が気がつかないくらい少しずつ少しずつ・・


これが痛風による腎機能低下の主な原因。


腎臓は血液をろ過して尿酸を排泄する働きがありますが、

腎臓でうまく尿酸をハイセツできなくなってくると、

尿酸の排泄量が減って、血液中の尿酸濃度があがって

尿酸値が上がってきます。


そればかりじゃなくて、血圧も上がってくるのですよ。


腎臓機能が低下してくると、塩分と水分の排出が

うまくできなくなって、血液量は さらに

増加することとなり、結果として血圧が上がるのです。

つまり、高血圧ってことですね。


ところが、血圧が上がると腎臓への負担が増え、

またもや 腎機能が低下する要因に!


ああ、これじゃあ、まるで負のスパイラル!


だめじゃん。

腎機能が年々落ちると、血圧もそうだけど、

尿酸値も上がってしまうじゃないですか。


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● アンセリンには、血圧上昇を抑える効果!?

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一般的に、血圧を上昇させる要因のひとつに、

体内で生成される「アンジオテンシン」という物質があります。


この、アンジオテンシンがACEという酵素と結合。


すると、どうなるの?


アンジオテンシンがACEと結合すると、

血管が収縮するのです。

つまり、血液の通り道が狭くなるワケですね。


狭い道筋を血液が通るためには、“速く”通らなきゃならない。

血液が速く通り過ぎるためには、強くポンプで

押し出さなきゃならない。


よって、血圧が上昇する、という仕組みになっています。


ところが、凄いじゃないですか。

現代の医学は。


この、アンジオテンシンがACEという酵素と結合すると

ちょっとマズイ、ということは、とっくに

医療の世界ではわかっていて、その二つの結合を阻害する、

すなわちアンジオテンシンが

ACEを阻害するクスリが活躍してるそうです。


その名も「ACE阻害薬」

(そのまま、かよ!?)


で。

なんと。


アンセリンには、このACE阻害薬と

似たような効果が期待できる、と考えられています。


薬剤ほどの効用はなくても、働きとしては

同じ作用があるのではないか、と。

尿酸値を下げるのが目当てでアンセリンを飲むわけですが、

高血圧対策にも効果が期待できる、ってことですね。


ふ~ん。

すごいじゃないですか、マグロの筋肉のくせに

(アンセリンの原材料)。


2023年1月14日土曜日

痛風発作長い人はどのぐらい

痛風発作の期間、短い人は、どのくらいなのでしょうか。


痛風初期症状の人なら、1週間~10日間くらい。

長くても、2週間程度です。


じゃなくて、長い人の話。

痛風発作の期間、長い人は、どのくらい?


長い人は・・・「一年中、出ています」


????


つまり、一年中、痛風発作が出ている状態である、

という意味です。


いえ、これ、マジですよ。

冗談でも ふざけているのでもなくて、本当なんですよ。


知り合いには いませんが、

現実に そういう話を聞いたことがあります。

別に珍しいことでは ありません。


つまり、一年中、痛い、そして歩けない。

もしくは、足を痛そうに引きずっている、

そんな感じになります。


もちろん、痛風初期症状の人がこうなることは有り得ません。

はじめて痛風が出てから、尿酸値がかなり高い状態のまま、

何十年も経過すると、こういう状況になることもあります。

(体質や個々の尿酸値によって、個人差があります。

誰もが必ずそうなるわけじゃありません)


当然、日常生活にも支障をきたすでしょうし、

なにより、当人が痛く、ツラく、苦しいです。


一年中、痛風発作がのべつまくなしに続くのならば、

尿酸降下薬を飲んだほうが良いように思います。


痛風発作は腫れて痛くて、当人にとっては

何もいいことはありませんが、

カラダとしては、痛風発作を発症させることによって、

そのときの発熱で、その患部に蓄積した尿酸結晶を

溶かそうとしているのです。

考えようによっては意味のある現象でもあります。


でも、痛風発作が治まることもなく、

次々と連続して出続け、結果として

一年中、痛風発作が続いているということは、

溶ける以上に尿酸結晶が溜まり続けている、と

考えられなくもないです。


内臓とか、そういうところに尿酸結晶が

溜まってくることが心配です。

特に、腎臓。

それから、尿路、尿管なども。


クスリを飲みたくない気持ちは、ものすごく

よくわかりますが、一年中、

痛風発作が出続けている状態なら、真剣に

尿酸降下薬を飲むことを検討した方が良いと思います。


2023年1月13日金曜日

痛風発作 楽しいコトでもストレス

意外に思うかもしれませんが、

睡眠不足でも尿酸値は上昇するんですよ。

夜更かしせずに、夜はグッスリ休みましょう、

ということです。


さて、

プリン体を多く含む食品を多く食べ過ぎると

尿酸値が上がることは、世間に広く知られています。


でもね。

強いストレスを受けると尿酸値が上昇する、ということは

たぶん、痛風になったことがある人か、お医者さんか

それくらいしか知らないのではないでしょうか。

つまり、メジャーじゃないってこと。


もちろん、ストレスだけが

痛風の原因ではありませんが、ストレスも

痛風発作を引き起こすトリガーに成り得るのです。


ストレスは病気の根源として知られつつありますが、

ストレスというのは、体にとっては

一種の「危機」なんです。


強いストレスを受けると、体は

抗ストレスホルモンというものを出して臨戦状態になり、

血糖値を上げて、脂肪が減らないようにするそうです。


なんで、脂肪が関係あるのかと思うのですが、

カラダにとって「危機」とは

昔から“飢餓”のことを差しているのか、

飢え死に寸前の状態とよく似ているらしいです。

なにがって、ストレスが、ですよ。


ですので、強いストレスを受けると、

自律神経が乱れてきたりして、

調子が悪くなってしまうのですが、

尿酸値も上がります。


ところがですよ。

強いストレスを受けて尿酸値が跳ね上がり、

痛風発作が発症する、というのはわかるのですが

「楽しいコトでもストレスと同じ作用」が

あるらしいのです。


ええ~~っ!?

ホントに??


なんで楽しいことが、ストレスになるの?

「楽しいこと」=「ストレス」とは思えませんが??


強烈なストレスを受けて、その日に突如として

痛風発作が発症した経験はあるのですが、楽しいことで

痛風発作が出たことなどないので、

どうも私にはピンときません。


子供じゃないですが、翌日の遠足が嬉しくて嬉しくて

眠れない・・・


これで、もし、尿酸値が上がるとしたら、

それは「楽しいことがストレス」なのではなくて、

「睡眠不足がストレス」になって

尿酸値が上がったのではないの???


2023年1月12日木曜日

痛風 いい病院は、近所の病院

 最近、いろいろわかってきたのですが、

病院によって・・というか、医師の先生によって、

だいぶん、診察の内容、対応とか違うようですね。


もちろん、痛風について、です。


私の場合、面倒くさいというのもありますが、

近所の病院しか行ったことがありません。

あまり他の病院は、どうなのか、よく知りません。


診療放浪じゃないですが、病院をコロコロ変えるのは、

あまり芳しくないとも思っていましたし。


でも、ね。

聞くところによると、病院によっては、

患者さんに

「プリン体の多い食品の一覧表」とかを渡してくれる先生も

いるそうじゃないですか。


私の病院、そんなもの、くれたことないですよ。


そりゃ、私も痛風歴が長いので、

どの食品にプリン体が多いのかとか、だいたい知っていますよ。

別に教えてもらわなくても。


でも、嬉しいじゃないですか。

病院の先生が、いろいろ、日常生活・生活習慣について

何に気をつけたらいいのか、などの

アドバイスをくれるってこと自体が。


いいなあ。


ウチの病院は、

「あ。アナタ、痛風。はい、薬、出しときますね。

お大事に。ハイ、次の方、どうぞ」


・・・てな感じですよ、マジで。


病院によって、対応が違うんですねえ・・・(しみじみ)


私が行く病院は内科だったので、

内科は診る病気の種類も多いだろうし、

広く浅くじゃないですけど、別に痛風専門じゃないですしね。

そんなことを期待することが間違っているのかもしれません。


いいですよ、別に。

「プリン体の多い食品の一覧表」なんか、くれなくても。


ふん。


2023年1月11日水曜日

カニは痛風に良いか?

さあ、カニのシーズン・・

って、ついこの前、

夏が終わったばかりのような気もしますが。


ええと、カニは痛風に良いのか?

蟹で痛風になるのか、という話です。


「公益財団法人 痛風財団」の

「食品中のプリン体含有量 一覧表」によると、

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ズワイガニ 136.4(mg/100g)

タラバガニ 99.6(mg/100g)

-------------------------------

・・・なのです。


まあ、カニのプリン体ですが、高いといえば高いですし、

上には上があるというか、蟹だけが特別、プリン体が多い、

と言う感じでもないようです。


でもね。

この一覧表だけで、プリン体の高い低いで、

食べるべきかどうかを判断するのは、

ちょっと早計と思うのです。


たとえば・・・プリン体の多いとされている

「煮干し(ニボシ)」

100gあたり、746.1mgもありますよね。

めっちゃ、プリン体、高いですよね。


で、一方で、ズワイガニ。

これは・・・100gあたり、136.4mg。

ああ、案外、少ないじゃないですか。

こりゃ、大丈夫、ばんばんカニ、食べちゃえ!


・・・と思いますよね、普通。


でも、「豆腐 冷奴」と比べたら、

豆腐は100gあたり、31.1mgです。 


豆腐に比べたら、ズワイガニはプリン体多いですよね。


だから比較しても、あまり意味はないんですよ。

上をみればキリは無し、下を見てもキリは無し、です。


それにね。

先程のニボシの話に戻りますが、

プリン体のメチャ多いニボシですが、

10gしか食べないとしたら、どうでしょう?


プリン体は、10gしか食べないのなら、

74.61mgに過ぎません。


一方、ズワイガニ。

おいしいので、つい食べ過ぎて、

200gも食べちゃいました。


で・・摂取してしまったプリン体は、

136.4×2倍=272.8mg。


何が言いたいのか?

つまり、プリン体が多く含まれている食品でも

少ししか食べないなら、プリン体の摂取は少ない、

ということ。(当たり前ですが)


逆に、プリン体が少ない食品だからと油断して、

ばりばり食べていたら、知らないうちに、

プリン体をたっぷりと摂取してしまっている、

ということ。


で、どうなの?


蟹は食べてもいいの?

それとも、カニは痛風に悪いの?


少しだけ、食べるなら、大丈夫ですよ。

一年中、毎日食べるものでもないですしね。


あと、蟹ミソの部分よりも脚の部分の方が

プリン体は かなり少ないです。


どうしても、プリン体が気になるなら、

カニの脚(身の部分)だけ食べて、

カニみそ の部分は残したら・・・


え?

カニ味噌が旨いんだって?


それから、カニ鍋にすると、ダシにカニのエキスが

溶け込みますから、プリン体を気にするなら

お出汁を飲まないほうがいいかな、と思います。


これは、ラーメンを食べるときに汁を残したほうが良い、

汁には肉エキスがたっぷり含まれているので、というのと

同じ理屈です。


でも、滅多にないカニ鍋ですから、

(シーズン物ですしね)

あまりプリン体とか気にせずに、おいしく

いただけばいかがでしょうか?


気をつけることは、カニに限らず、

お腹いっぱい、食べないこと。

腹八分目で、もう箸を置くこと。


それさえ気をつけていれば大丈夫ですよ。


お腹いっぱい食べるということは、

さっきの話のように、低プリン体の食品でも

結果的には、たくさんのプリン体を摂取してしまっている、

ということになりますからね。


ああ、もうすぐ、カニ鍋ですか!?

楽しみな季節ですねえ!


冬は(たぶん)痛風発作も出ないし、大好きな季節です。

これで寒くなけりゃいいんですけど。


2023年1月10日火曜日

痛風とは どんな病気

 ある日、突然、

足(たいていは、左足の親指の付け根の関節)が腫れあがり、

腫れるだけならともかく、

今まで経験したこともない強烈な激痛。


ああ、これは何?

いったい、自分の足に何が起っているの?


もう、二度と会社の女の子に

ちょっかい出したりしないから、許して!


・・・なんて叫んでみても、

足の腫れと痛みは治まる気配もありません。

それどころか患部に熱まで帯びていて、

刻一刻と酷くなっているような有様。


病院に行こうと思っても、今は真夜中。


ああ、なんで?

今度から道で10円玉を拾っても警察に届けるから、

今回だけ見逃して!!


ところが、翌日になっても

足の激痛は治まるどころか酷くなる一方なのです。


ようやく、大変な思いで這うように病院へ辿り着くと・・・


「ああ、アンタ。痛風ね」


医師の先生に言われた言葉に凍りつきます。


つ、つうふう・・・

痛風って・・・・何、それ?


痛風は体の中で作られる尿酸で、

血液中に多くなりすぎてしまうと、

血液に溶けきれず、血液にのって全身を巡ります。

そして、体内の比較的冷たい関節

(足の親指の付け根、足の甲など)に

結晶化して溜まってくるのが尿酸結晶。


その尿酸結晶が溜まり過ぎて、剥がれてくると、

白血球がそれを異物と認識して攻撃します。

そのとき、あの激痛の元となる成分を出すのです。


これが痛風発作。


痛風発作は、痛風初期症状の人ならば、

10日間~2週間くらいで嘘のように治まってしまいますが、

放置しておくと、数年後にはいずれ再発します。


再発しないようにするには、

血液中の尿酸の濃度、つまり

尿酸値(病院で検査してもらえます)を

下げることが肝要です。


尿酸値を下げるには、食事に気をつけたり(痛風食事療法)、

運動したり(痛風運動療法)、ストレスをためないようにしたり、

尿をアルカリに傾けるようにしたり

(尿酸は酸性尿には溶けにくいから)、

つまり生活習慣を改善するのが基本です。

すなわち、これが痛風改善法の王道ですね。


ところが痛風というのは、

生まれつき痛風になりやすい体質(痛風体質)

というものがあって、尿酸を体内で多く作り過ぎる体質の人、

あるいは尿酸の排泄がうまくいかない体質の人、

もしくはその両方を兼ね備えた体質の人などがいて、

なかなか思うように尿酸値は下がりません。


そこで、病院の医師が勧めるのは薬物療法です。

つまり、クスリを飲みましょう、と。


痛風の薬(尿酸降下薬)には

ザイロリックやフェブリクなどが有名で、

とても効果抜群でたちどころに

尿酸値は下がってしまいます。


ですが、クスリというものは、

大なり小なり副作用があるものですので、

はじめから薬に頼ろうとせず、まず、

自分で一大決心して

生活習慣を改めることから始めるのが良いと思います。


2023年1月9日月曜日

痛風 黒酢 酸性尿

黒酢の話なんかせずに、痛風のことを書け、

と叱られそうですが、

関係ないようで、ちょっぴり関係あるのです。


世の中には、黒酢の恩恵として、

ダイエット効果、美肌効果、疲労回復効果・・

なんていう人もいますが、

そんなことはどうでもいいのですよ。

なにせ、こちとら、痛風ですから。


でもね。

やっぱり、さまざまな効果があるんです。

それは黒酢に含まれている含有成分のおかげ、ともいえます。


●ペプチド → 血流を良くするする効果。

●アミノ酸 → 血液サラサラ効果→ 血圧の安定と抗酸化作用。

●クエン酸 → 乳酸(疲労物質)を分解、尿をアルカリ化。


おっ・・尿のアルカリ化ですか?

尿がアルカリに傾くということは、

尿の中の尿酸が溶けやすくなり、

体外への尿酸の排泄がスムーズに行くのです。

つまり、尿酸は大部分が尿に溶けて排泄されますからね。

(尿酸は腸経由で便からも少々、排泄されます)


でもね。

なんで黒酢効果うんぬん・・というかというと、

要は不足しているからなんです。

普段の食事で充分足りている人は、こんなもの (すみません)

飲む必要はありませんから。


何も黒酢じゃなくても、野菜や海藻、酢の物なんかを

たっぷり毎日食べている人は、それほど黒酢は必要じゃないハズ。


肉や魚を食べるなら、野菜が大好き!

ワカメやヒジキは、一番好き!


・・そういう人は、もうすでに

尿はアルカリに傾いてるかもしれませんよ。


そして、そういう人は痛風じゃないかもしれませんし、

もし、そうでも、きっと痛風発作の出る回数とかは

少なめだと思います。

すなわち、尿酸値もそんなに高くなっていない、と。


尿をアルカリ化は大切です。

酸っぱいものが苦手な人は、

黒酢のサプリメントでもいいから、

野菜ジュースでもナンでもいいから、

尿が酸性尿になりすぎないように気をつけた方が

いいように思います。


2023年1月8日日曜日

温泉の水は通風にいいのか

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● 温泉の水は、痛風に良い?

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通風ではなく、正しくは「痛風」です。

高尿酸血症(尿酸値 7.0mg/dl以上)で一度でも発作が発症したら、

痛風と診断されます。


え、なに?

温泉の水が、痛風に良いって?


以前、知り合いの人が毎月、

温泉の出る地域に出張していた時期がありました。


でね。

その人、体に良いという評判だから・・・って、

毎月、温泉の水を汲んで、ポリタンクに詰めて

持ってきてくれるんですよ。

飲むとカラダにいいから、って。


お、温泉の水・・・・・・・・ですか???


で、私は、どうしたのか?

どう対応したのか?


顔では笑って「ありがとう」といい、

ありがたく、温泉水入りのポリタンクを

受け取りましたが、結局、一度も飲まずに、

毎月、こっそりと捨てていました。


え?

なんて、酷いヤツだって?


だって、温泉の水って、気持ち悪いんだもん。

ヘンなニオイがするんだもん。


断ったのですが、カラダに良いから、いいから飲め、

といって、その人、毎月、必ず

ポリタンクを持ってくるんです・・・


もう、いらないってば!


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● 温泉→入るのと、飲むのとは、また別の話

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さて、温泉の水を飲む効果はよくわかりませんが、

肝心の温泉は、昔から、よく「湯治(とうじ)」とよばれる

温泉療法などに良く利用されています。


痛風に良い、と

うたっている温泉もありますしね。

私は実際に試した経験がないので、

現実に効果があるのかどうかは、よくわかりません。


放射能線(ラドン温泉)が良い、とか。

自然治癒力が高まる、とか。


まあ、いろいろ言われていますが・・・


たしかに、医薬品や医療治療のような、

科学的データや医学的根拠のないものを一概に

「ダメ」と決めつけるのは、間違いのような気もします。 


何十年、何百年も言い伝えられてきたのなら、

それなりの「何か」があるのでしょう。

興味と時間のある方は、一度 試してみられては、

いかがでしょうか。


ただ、その・・あの・・・

温泉の湯が効果があったからといって、

私のところにポリタンクに詰めて、

持ってきたりしないでくださいね。


2023年1月7日土曜日

痛風 サウナ 良い 悪い

サウナは痛風に良いのか、悪いのか・・・といえば、

どちらともいえません。


どうしても、どっちかに決めろ、といわれるのなら、

「サウナは痛風に悪い」という方に一票です。

でも、本当は悪いだなんて、あまり思っちゃいません。


サウナが体に悪いのならば、

あんなに日本全国にサウナがあるわけがありません。

銭湯にだってサウナを併設しているところもあります。


サウナには、疲労回復、ストレス解消、発汗による減量効果、

血流改善、肩こり解消など、さまざまな効果が期待できます。


でも、尿酸値の高い人(痛風や高尿酸血症)の人が

サウナに入っても大丈夫なの?


サウナは、いわば、かなり高温の熱気浴です。

つまり、大量の発汗を伴う、ということ。


まあ、この大量に汗をかく、ということが、

さっぱりして良い気分になるわけですが・・


残念ながらは、汗に含まれる尿酸は(ほぼ)ゼロですので、

いくら汗をかいたところで、尿酸は

汗からはハイセツされません。

尿酸が排泄されるのは、大部分が尿です。

(便からも少し)


ということは、いくら汗をかいても、

尿酸値は下がらない、ということ。


それどころか

大量の発汗により、体内が水分不足になり、

血液中の尿酸濃度が高まってしまい、

逆に尿酸値が上がってしまう、という結果になります。


でもね。

汗による、水分不足が原因なら、水を飲めば良いのでは?


サウナで汗をかいたら、すぐ室外に出て、

ごくごく水を飲んで、またサウナの部屋に入ったら?

それを延々と繰り返したら?


それならいいかもしれないですけど、

そんなことをしている人は、いないでしょう。

あまり見たことがありません。


サウナは汗をかきに来るところ、

みたいなイメージもありますしね。


それから、変な話ですが、

サウナは根性比べみたいな空気があって(ウチの地域だけ?)

他の人よりも一分でも長く、サウナの中で

がんばろう・・・みたいな雰囲気があるのです。

相手より先に自分がサウナ室から出てしまうと、

「負けた」みたいな。


まあ、どうでもいいですけどね、そんなことは。


あと、長期にわたって痛風の人は、

腎機能が少し低下気味で、

高血圧を併発している場合もあるので、

ちょっと注意が必要です。


どんな注意?


本当は、ね。

サウナなどの高温の風呂に入ると、血管が拡張して

血流が増えて、(一時的ですが)血圧が下がるのですよ。


ですから、サウナは高血圧に良い、と考えガチですが、

サウナうんぬん、よりも温度の差がイカンのです。


つまり、寒い部屋から(めちゃくちゃに)暑い部屋へ入る。

暑い部屋にいて、暑いからといって、

冷たい水を浴びたりする。

また、暑い部屋へ入る。

そして、室外(暑くない)へ移動する。


これって、心臓にスゴイ負担がかかるのです。

痛風以前の問題です。


そりゃあ、若い人は問題ないでしょう。

問題は、中高年以降です。


昔ほど、血管に

柔軟性がなくなってきている可能性もありますから、

あえて、無理することはないです。


サウナは入るなら、徐々に体を温度に慣らしてから。

急激な室温、体温の変化は要注意です。


痛風だから・・というのは、

水分補給さえシッカリしていれば、

特に心配はないですが、サウナで根性を見せなくても

他で頑張れよ、と (私←)。