2023年1月16日月曜日

アンセリン 高血圧

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● 腎臓と高血圧は関係アリ?

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疲労回復効果や、尿酸値効果作用がある、

と考えられているアンセリンですが、

どうやら効果はそれだけじゃない様子。


血圧の上昇を抑える効果もあるのです。


けつあつ?

痛風に関係ないでしょ?


いえ、関係あるのですよ。

痛風初期症状の頃は、関係ないでしょうが、

その何十年後かには、じわじわと

影響が出てくる場合があります。


なんの影響?


痛風は腎臓が弱点となりやすい病気です。


つまり・・

尿酸値が高いと血液中の尿酸が結晶化し始めます。

これが足の関節や腱などに沈着して、長い間に蓄積し、

やがて痛風発作を誘発して、足が痛いよ~、と

なるわけなのですが、まだ、

足が痛い痛いと言っているうちは良かったのです。

(ちっとも良くない!)


足などの体の末端の関節などに溜まりきれなくなってくると、

次はどこへ来るのか?

どこへ溜まるのか?


内臓です。

そう・・腎臓ですね。


これが怖い。

非常にコワイ。


腎臓に結晶化した尿酸、ちいさな尿酸結晶が

腎臓のフィルター (腎臓の糸球体)に

目詰まりを起こすのです。

それも、本人が気がつかないくらい少しずつ少しずつ・・


これが痛風による腎機能低下の主な原因。


腎臓は血液をろ過して尿酸を排泄する働きがありますが、

腎臓でうまく尿酸をハイセツできなくなってくると、

尿酸の排泄量が減って、血液中の尿酸濃度があがって

尿酸値が上がってきます。


そればかりじゃなくて、血圧も上がってくるのですよ。


腎臓機能が低下してくると、塩分と水分の排出が

うまくできなくなって、血液量は さらに

増加することとなり、結果として血圧が上がるのです。

つまり、高血圧ってことですね。


ところが、血圧が上がると腎臓への負担が増え、

またもや 腎機能が低下する要因に!


ああ、これじゃあ、まるで負のスパイラル!


だめじゃん。

腎機能が年々落ちると、血圧もそうだけど、

尿酸値も上がってしまうじゃないですか。


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● アンセリンには、血圧上昇を抑える効果!?

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一般的に、血圧を上昇させる要因のひとつに、

体内で生成される「アンジオテンシン」という物質があります。


この、アンジオテンシンがACEという酵素と結合。


すると、どうなるの?


アンジオテンシンがACEと結合すると、

血管が収縮するのです。

つまり、血液の通り道が狭くなるワケですね。


狭い道筋を血液が通るためには、“速く”通らなきゃならない。

血液が速く通り過ぎるためには、強くポンプで

押し出さなきゃならない。


よって、血圧が上昇する、という仕組みになっています。


ところが、凄いじゃないですか。

現代の医学は。


この、アンジオテンシンがACEという酵素と結合すると

ちょっとマズイ、ということは、とっくに

医療の世界ではわかっていて、その二つの結合を阻害する、

すなわちアンジオテンシンが

ACEを阻害するクスリが活躍してるそうです。


その名も「ACE阻害薬」

(そのまま、かよ!?)


で。

なんと。


アンセリンには、このACE阻害薬と

似たような効果が期待できる、と考えられています。


薬剤ほどの効用はなくても、働きとしては

同じ作用があるのではないか、と。

尿酸値を下げるのが目当てでアンセリンを飲むわけですが、

高血圧対策にも効果が期待できる、ってことですね。


ふ~ん。

すごいじゃないですか、マグロの筋肉のくせに

(アンセリンの原材料)。