2022年12月24日土曜日

猫背と尿酸値

猫背と痛風は関係がある!?

これは・・・ホントか嘘か!?


・・・って、ホントなワケがないでしょう。


同様に、自分は猫背だから、尿酸値が高い、

あるいは低い。

そんな話、聞いたこともありません。

そんなこと、関係ありません。


が。

まったく、関係ないかというと・・・

まあ、ほとんど関係ない、

十中八九、関係ない、という感じです。


ナンですか、その、わかりにくい、

奥歯に物が挟まったような言い方は。


痛風、高尿酸血症は自分の普段の姿勢、つまり

前かがみで背中の丸まった、いわゆる

猫背とは関連はありませんが、全身の血流、

という観点から考慮すると、影響まったく無し、

というわけでもありません。


猫背という姿勢の人は、背の高い人に多いです。


それは、たいてい、周辺の人は自分より背が低いので、

見降ろす、というか、自分より下を向いて話す場合が

多くなるからです。

それにテレビにしろ、パソコンにしろ、

自分用にカスタマイズされたものならば

いいのですが、背の高い人は座高の高い人も多いので、

どうしても他の人の視線に合わせるため、前かがみ、

つまり猫背になりガチです。


で、猫背の何が悪いのか?


いえ、別に悪くないですが、姿勢が悪いだけで、

それはすなわち、首、肩、肩甲骨などの

筋肉が凝りやすくなるのです。

筋肉が凝ると、血行が悪くなってしまい、

これは全身に影響するのです。


全身の血流を良くすることは、健康の秘訣です。

血液は酸素や栄養分を全身に運ぶだけではなく、

代謝を活発にさせて、結果として

体温を上げる効果があります。

血液は、あたたかいですしね。


ところが、尿酸というものは、37度以下ですと、

血液中に溶けにくくなるのです。


尿酸値の高い人は、なるべく、血液中の尿酸を溶かして、

尿と一緒にたくさん、体外に排泄したいのに。


痛風になる人は、低体温というか、

冬になると(氷のように)

手足が冷たい人が多いように思います。

これは血流が悪いことが原因なんです。


尿酸というものは、体内の比較的冷たい部分の関節、

つまり、心臓から遠い手足などの末端の関節に結晶化して

沈着していくのです。


ですから、低体温で尿酸値の高い人は、

痛風発作のリスクが高まります。


まあ、でも、ねえ。

痛風発作が発症するのは、猫背のせいじゃないですよ。

尿酸値が高いから、痛風発作が出るのです。


その、尿酸値改善には、全身の血流を良くして、

普段の自分の「体温を上げる」ということは大切なことです。


猫背の矯正は、その一助となるかもしれませんね。


2022年12月23日金曜日

痛風発作のリスクは、どう下げる?

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● 喫茶店での注文品を見れば、その人のアレがわかる!?

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会社の同僚たち数人と喫茶店に行くとします。

もうランチの時間は過ぎているので、珈琲タイムですね。


外は北風が吹きすさぶ冬の季節ですが、

さすがは喫茶店。

店内は空調がきいていて、あったかいです。


ああ、ぽかぽか。

至福のひと時です。

(↑ 仕事、しろよ)


いくら店内が暖房で暖かくしてくれていても、

外から歩いてきて体が冷えているので、

あたたかいコーヒーが飲みたいですね。

あ、紅茶の人もいるかも。


珈琲でも紅茶でもいいですけど、飲むのは

もちろんホット。

あたたかい飲み物です。


ところがね。

数人、仲間がいると、たまに1人くらい、

こんなヤツがいるのですよ。


「いらっしゃいませ!

何にいたしましょうか?」


「あ、俺。ホットコーヒー」

「オレもホットで」

「コーヒー、ホットで」

「あ。おれは紅茶。レモンティーね、あったかいやつ」

「オレはホットコーヒー」


「アイスコーヒー!」


コイツは、なんでこんな寒いのに、

アイスコーヒーを飲むのか?


誰もが温かい飲み物を飲みたい季節に、

どうしてアイスコーヒーなのか?


本人に訊いてみました。


すると、夏であろうが、冬であろうが、

アイスコーヒーが好きなんだそうです。


当人はニコニコしながら、そんなことを

言っていますが・・・


実は、ね。

本人は気がついていないのですよ。

冬なのに、アイスコーヒーを飲みたくなるのには、

理由があるのです。


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● 冬なのに、アイスコーヒーを飲みたくなる理由とは!?

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この、冬なのに、アイスコーヒーを飲みたい人は、

長年の「食べ過ぎ」のせいで


『胃が炎症を起こしている』


・・のです。


つまり、“胃が熱をもっていて熱い” のです。


で、体は なんとかして胃を冷やしたいので、

冷たい飲み物を飲ませようとするので。


すなわち、冬であろうが、体が冷えていようが、

冷たい飲み物を飲みたくなるのです。


これが冬なのに、アイスコーヒーが飲みたくなる理由。

もちろん、コーヒーじゃなくても “冷たい飲み物” を、

という意味ですが。


このように、当人が意識していようが、いまいが、

内臓の状態や調子が、食べ物・飲み物の嗜好に大きな影響を

及ぼしていることがあります。


このアイスコーヒーの人の例でいえば、

この人が過食を改善して、胃の調子を整えて、

胃の調子が良くなってくれば、

冬などの寒い時期にアイスコーヒーを飲みたい、

と思わなくなってきます。


で、長い「前フリ」が終わって、

やっと痛風の話。


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● 痛風 口から入ってくるものに気をつける

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痛風は「口から入ってくるものに気をつけていれば」

痛風発作のリスクは下がり、痛風も改善すると

言われていますが、実際は、どうでしょうか。


痛風の場合は、遺伝という体質の壁が

大きく立ちはだかっていて、

なかなか思うようにはいきません。


ところで、

「口から入ってくるものに気をつけていれば」

という言葉を見て、どう思いましたか?


プリン体の多い食品の摂りすぎに気をつけよう、

というふうに感じませんでしたか?


「口から入ってくるものに気をつける」というのは、

プリン体の多い食品のこともありますが、

それよりも「過食に気をつける」ということです。


たくさん食べすぎないようにする、という意味です。


痛風改善とは、

プリン体の多い食品を摂り過ぎないように

気をつけることではなく、

「内臓の調子」を整えることです。


腎臓も肝臓も胃も腸も、全部、痛風に関係あるのです。

腎臓や肝臓や胃が改善されてくれば、

痛風も改善されるようです。


だからといって、どうすれば腎臓が改善されるのか、

肝臓を良くするのか、といえば、

即効性のあるような方法は見えてきませんが、

肝臓や腎臓や胃に負担をかけるような

生き方、食生活をしていると、

痛風の症状も良くない方向へと流れていきます。


過食、すなわち「食べすぎ」は、

内臓の負担を増やすので。


たとえば、肝臓の働きといえば、

アルコール飲料を分解する、というのが有名ですが、

それ以外にもたくさんたくさん働きがあります。


胃は、体内に入ってきた食物を消化しますが、

食べる量が多ければ多いほど、

たくさんの消化をしなければなりません。


肝臓は栄養分を分解したり、脳へ送り込んだりしますが、

たくさん食べれば食べるほど、

大量に分解作業をこなさねばなりません。


腎臓も同様に、濾過(ろか)作業などを担当しますが、

量が増えれば増えるほど、負担は増します。


オフィスでいえば、まだ前の仕事が終わっていないのに、

一生懸命やっているのに、上司がやってきて、

こちらの机の上に、容赦なく大量の書類をドン!

と積み上げて、ニヤリとされるようなものです。


この大量の仕事量!

書類の山を見るだけで疲弊してしまいます。

ああ、いったい何時になったら家に帰れるの!?


人間の内臓とオフィスは少し違いますが、

食べ過ぎる、内臓にも負担がかかってしまう、

という話です。


たしかに、痛風の場合は、

尿酸値さえ、下げていれば大丈夫、

みたいな感じはあります。


そして・・まあ、その通りなのですけど、

尿酸値に関係がある尿酸は、

どこで生成されるのかというと、

肝臓 (代謝されるときの老廃物) ですからね。

内臓の調子は、痛風改善の遠因となるのです。


内臓改善というのものは、それこそ、

一朝一夕にはできませんが、

「食べ過ぎを減らすと“内臓の負担”も減らせる」

という話です。


それから、自分が食べ過ぎているかどうかは、

どう判断するのか?


体重です。


毎日、体重計に乗ったほうがいいです。

毎日計って、できれば毎日同じような時間帯に

継続して測るのがいいです。


単純に考えて、体重が増えてきていたら、

食べ過ぎている、ということです。


それから、ちなみに、え~と・・・

冒頭のアイスコーヒーの話ですが。

あれは

(以前の) 私のことなんです・・・





あはははは。



(と、笑って誤魔化す) 


2022年12月22日木曜日

高尿酸血症の人の痛風予防

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● 知られざる高尿酸血症の実態

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尿酸値7.0mg/dl以上の数値の人は高尿酸血症といいます。


高尿酸血症だからといって

必ず痛風を発症するというわけではなく、

生活習慣に気をつけていれば痛風発作を予防ができる・・・・


? ? ? ? ?


ちょっと、まって?

もしかして・・・


「高尿酸血症の人→ 

自堕落な生活をする→ 

痛風になってしまう」


と考えていませんか?


それは、ちょっと違うのです。


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● どうして高尿酸血症になるの?

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そもそも、なんで高尿酸血症になるのか?


ハッキリ言って、遺伝です。

生まれつきの体質。


生活習慣?

だったら、どうして、中学生や高校生が尿酸値が高くなるの?


食生活の欧米化とか、いろいろい言われていますが、

痛風、高尿酸血症には

「ならない人は、絶対ならない」のです。


どんなに

カレー、とんかつ、ハンバーガー、寿司、焼き鳥、

焼肉、ラーメン、牛丼、天丼・・・

何を食べても食べまくっても、

生活不規則でも運動不足でもストレス過多でも、

痛風にならない人は、何をしても「ならない」のです。


つまり、体質なんですよ。

痛風になりやすい体質(痛風体質)


で、痛風体質の人が上記の

カレー、とんかつ・・・・とグルメ三昧をすると、

どうなるのか?


一発で、即、痛風です。


(即、痛風というのは、例えば、の話。

実際には、即、痛風発作が出たりしません。

痛風発作に至るまで、通常、

尿酸結晶の蓄積継続期間が10年以上かかります)


ものすごく不公平だと思いますが、体質とは

そういうものです。

生まれついた瞬間から、ある種の病気になりやすい体質、

あるいは、なりにくい体質があるのです。


ああ、なんで、こんな体質に生まれたの?

なんで、痛風なの?


でも、痛風にならない (なりにくい) 体質の人は、

他の病気になりやすいのかもしれませんよ?


単に、痛風には なりにくい「だけ」で。


何が良くて、何が良くないのか。


それは人間、いつか必ずやってくる、

人生の終焉のときがくるまで、誰にもわからないです。


痛風体質の人は、合併症さえ起こさなければ、

腎臓さえ悪くならなければ、血液中の尿酸が豊富なので、

血管が若々しく保てます。

(尿酸には抗酸化作用アリ)


粗食ならば、長寿の体質なのです。


話がそれました。

高尿酸血症の人が、

過食、多飲(飲酒)などの不摂生を続けると

痛風になる、と考えているかもしれませんが、

そうじゃありません。


たしかに、高尿酸血症の人が、

食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足・・など

生活習慣が不摂生ですと、高確率で痛風になるでしょう。


でもね。

高尿酸血症の人の中には、いくら不摂生を続けていても、

痛風発作が発症しないタイプの人がいるのです。


しかも、その発症しないタイプの人の方が多いのですよ!


嘘みたいな話でしょ?


こんな食生活に気をつけているのに。

痛風改善に良い、と思うことは、いろいろ実践しているのに。


尿酸値が高い、高尿酸血症だからといって、

痛風発作が出ない人もいるのです。


羨ましいですね。


・・・・・・・・・・・・・・。


ホントに羨ましいですか?


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● 痛風発作が出ないことは、本当に良いのか?

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高尿酸血症は、尿酸値が高いのですが、

痛風発作が出ないからといって、体内の尿酸が

少ないわけではありません。


それゆえの、高尿酸血症ですからね。


つまり、知らない間に、じわりじわりと

体内の関節・腱などに結晶化した尿酸が沈着していくことは

同じなんです。


痛風の人は、たまに痛風発作が出て、

七転八倒の苦しみを経験しますが、

あれは体にとって意味のある現象なのです。


つまり、痛みと腫れは伴いますが、患部を発熱させて、

その熱で、

蓄積している尿酸結晶を溶かそうとしているのですよ。


でも、我々は痛いからといって、

薬で、その発熱を抑えこんで、

尿酸結晶を溶かす邪魔をするのですけどね。

(だって、痛いですもん)


ところが。

高尿酸血症の人で、痛風発作が出ないタイプの人は、

尿酸値が高くても自覚がありません。


発作がないなら、あんな苦痛を経験しないなら、

あまり体にも気をつけないでしょう。

食べたいものも食べるでしょう。

飲みたいものも飲むでしょう。


だって、何も痛くないのですから。


痛風の人も、やっぱり食べたいし、飲みたいですが、

あれほどの激痛で、イヤというほど

痛い目に遭っているので、ある程度、体には注意します。

いえ、かなり気をつけます。


この差が、この両者の差が、

何十年後かに、如実に出てくるわけです。


どちらが良いと思いますか?



え?


どっちもイヤ?


2022年12月21日水曜日

痛風は気の病

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● 痛風は、気の病 (きのやまい)?

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「痛風は気の病」とか言うのは、東洋医学だけです。


近所の病院へ行って、

医師の先生に「痛風は気の病だから・・」

なんて言おうものなら、

次の患者がたくさん待っているんだから、とっとと帰れよ、

という雰囲気になるような気がします。

(言う、度胸はないので黙っています)


西洋医学では、痛風というのものは、

プリン体の多い食品の摂りすぎだとか、

体内で尿酸を多く作られすぎている、

あるいは、尿酸を排泄する能力が弱いとか、

水分不足で血中尿酸濃度が高いから、

などと考えられてます。


気 (心や気持ち) などとの関連は、

まったく眼中にありません。


私は、どっちも正しいんじゃないか

と考えているのですが、

それでも他人にこのことを言うと、

一笑に付されるような気がします。

そんなもん、関係あるわけねえだろ、と。


痛風になりやすい体質の人(痛風体質)には、

「緊張しやすい人」が多いそうです。


緊張?


つまり・・

何か物事があるとき、それは何日も先の話なのに、

どうしよう、うまくいかなかったらどうしよう、

と気に病んでみたり。


あるいは、人と話すのに緊張しがちだったり。

責任感が強すぎて、失敗したら

自分を必要以上に責めたり。


また、心配事が多かったり(心配しすぎ)、

真面目すぎたり、くよくよしたり、悲観的だったり、

話す内容がネガティブだったり。


こういう、マイナス思考的な考え方をするのは、

生まれつきのせいではなく、実は・・・


「腎 (じん) 」が弱かったり、

腎 (腎臓・副腎) に負担がかかっている場合が多いのですが、

当人は、生まれつきの性格だと思い込んでいたりします。


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● 痛風の人の弱点は、腎臓

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痛風は長年のうちに、腎臓が弱ったり、

悪くなってしまったりすることはありますが、

もともと、腎臓が弱い (腎虚) ため、

痛風になりやすいのかもしれません。


腎が弱っていると

「不安・恐れ」などを感じやすいのです。


たしかに、痛風というのは、

尿酸が多く作られすぎている、そして

尿酸を排泄するチカラが弱いから、痛風になるのですが。


人間の体というものは、いろいろとフクザツに出来ていて、

内臓の不調や弱りが、心因性にも影響を与えます。


さきほどの、痛風の人は

「緊張しやすい性質(タチ)」というのがありましたが、

緊張すると、体内の血管が収縮して

「血流が悪くなりやすく」なるのです。


すると、内臓の血液不足にもなり、

腎臓への血液も足らなくなってきて、

腎臓の尿酸の排泄力も低下します。


いろいろと関係あるのですよ。


ところで。

その・・そもそも、なんで「緊張する」のか?


それは、ね。

『生まれつき』そういう体質なのです。


あれえ?


さっき、性格は必ずしも生まれつき、とは限らない、

と言ったのでは?


でも、腎臓が弱点だったりするのは、

生まれつきの体質です。


痛風の人、誰しも腎臓が弱いとは限りませんが、

そういう人が多い、という話。


で・・

「生まれつき」なら、もう、どうしようもないのか?


ところが、そうでもないらしく、

緊張しやすいタチでも、年をとってくると、

だんだん大雑把というか、アバウトになってきて、

あまり緊張しなくなるそうです。


年をとってくる、って・・

それって、何歳の話?


緊張の反対は弛緩ですが、

弛緩って・・・一日中、弛緩していたら、

なんだか、認知症になりそう。


だから、痛風の人は、

認知症にならない、とか、なりにくい、とか。


ホントかなあ・・・・???


2022年12月20日火曜日

尿酸値の血液検査は食事後でもいいいのか?

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● 痛風の尿酸値検査は、食事抜き?

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もしかしたら、病院によっては食事ヌキで来院してください、

と言われるかもしれませんね。


尿酸値の血液検査の話ですよ。


私は病院から、食事しないで来い、

と言われたことがないので、

検査当日であろうと、いつも、普通に食べます。

あまり気にしたこともありません。


っていうか、私の場合、突然、ふらりと

病院に出かけていって、

「尿酸値の検査をして欲しいのですけど」と言うと、

病院の医師の先生が、

「じゃあ、今すぐ、しましょう」という感じで、

即、その場で採血となります。


病院によっても違うのかもしれませんが、

日を改めて検査・・というのであれば、もしかしたら、

当日の食事は抜いてください、となるかもしれません。


というのは、食事を抜いて血液検査をする、

というのは(尿酸値に限らず)よく聞く話ですから。

・・・っていうか、それが普通かも。


で。

食事をしてから、というか、

食事の直後に尿酸値の検査をすると どうなるのか?


経験上、食べた直後には「尿酸値は上がります」。


あとから、検査結果を見て、蒼くなるかも。


もっとも、私の場合、

食べた直後でなくても、尿酸値は高いかも・・あわわ。

なんと言うことを。


さて。

食べた直後に「尿酸値が高め」になるのならば、

逆に、食事ヌキだと「尿酸値は低め」になります。


この、「高め」だとか「低め」だとかいうのは、

ほんのチョットです。

食事するかしないかによって、それほど増減したりしません。


ちなみに、どうでも良い、豆知識ですが、

尿酸検査の直前にビタミンCを飲んでから

検査に臨むと、「尿酸値は少し低くなります」。


ですので、

病院によっては、検査前にはビタミンCを摂取しないように

指導する病院もあるとか、ないとか。


このビタミンCというのは、サプリメントでもいいし、

ドリンク剤でも良いです。


ミカンなどのフルーツは、ビタミンCは豊富ですが、

同時に果糖も多く含まれているので、

尿酸値に関していえば、あまり好ましくないです。


果糖は体内で分解されるときに、尿酸を生成しますので、

尿酸値が上がる可能性も。


でね。

結局、どうすれば、いいのか?


『普通にしていれば良い』のですよ。


かえって、検査のときだけ、

普段の尿酸値より、高かったり低かったりすることは

望ましくないように思うのです。


つまり。

考えられるのは、次の3パターンですが・・


●尿酸値が検査のときだけ、高めの数値が出る

●尿酸値の数値は、普段通り

●尿酸値が検査のときだけ、低めの数値が出る



|■ 「尿酸値の数値は、普段通り」の場合

└─────────────────────


これは、まあ、尿酸値が高めであろうが、低めであろうが、

それが自分の尿酸値の数値なのですから、仕方がないです。

むしろ、自分の数値が今、現在、どの程度なのかが把握できて、

良いと思います。



|■ 「尿酸値が検査のときだけ、低めの数値が出る」の場合

└─────────────────────


食事を抜いたり、検査直前にビタミンCを摂取すると、

やや低めの尿酸値の数値が出ます。

低い数値が検査結果で出ると、一安心ですねえ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


本当に一安心なの??


検査結果では低い尿酸値の数値が出ても、実際には

もう少し数値は高いハズ。

でも、検査結果は低い数値。


じゃあ、どうなる?


人にもよると思いますが、私なら、

ホッとしますね。


そして、

たらふく、食べたり飲んだりしてしまいそうです。

だって、尿酸値の数値、低かったもん。

大丈夫だよ、検査は来年まで行かないし(もっと行けよ)


・・・というふうに、油断していると、

次の検査のときには、検査結果をみて、

絶句してしまうかもしれませんよ?



|■ 「尿酸値が検査のときだけ、高めの数値が出る」の場合

└─────────────────────


たしかに、尿酸値の検査結果で高い数値が出たら、

いや~な感じです。

ガックリします。


でもね。

これじゃあ、イカン、と思うでしょう。

節制もしようと考えるでしょう。

生活習慣をさらに見直そうとするでしょう。

これが良い結果に繋がるのですよ。


検査結果というものは、

自分の現在の数値がどれくらいなのかを

知るためにあるのですが、

同時に、日々の生活の反省材料にもなるわけです。


そう考えると、高めの尿酸値の数値が叩き出されることは、

思うほど、悪くないことなのかもしれませんよ?


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● 尿酸値検査は、いつも同じコンディションで。

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尿酸値というものは、1日のうちでも多少変動するので、

食事を抜いたり、あるいは食事直後であったり、など

検査するときの状態が違うと、多少、検査結果にも影響が出る、

ということです。


ですので、食事を抜いた状態で検査するなら、

毎回、同じコンディションで。

食後の検査ならば、毎回、同様の状態で。


自分の今の尿酸値の数値を知ることも大切ですが、

同じくらい大事なことは、

前回からの推移、つまり、尿酸値が上がっているのか、

尿酸値は下がっているのか。


前回の数値と比較するにしても、

検査したときの状態が同じでなければ、

正確な意味での比較にはなりません。


そういう意味で、食事を抜いた状態での検査が、

一番、正確なのかもしれませんね。

同じコンディションを毎回作りやすいですから。


私が通院する病院がアバウトなのか、

それとも、食事ヌキには大した意味はないのか、

そのあたりのことはよくわかりませんが、

まあ・・ある程度の尿酸値の数値がわかればよいので、

それほど(食事ヌキかどうかを)気にすることも

ないのかも。


要するに、普段の自分の尿酸値がどの程度なのかが

把握できればいいだけですから。


『普通にしていれば良い』というのは、そういうことです。



▽痛風 ビタミンC


2022年12月19日月曜日

痛風 性格

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● 痛風になりやすい性格がある?

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痛風になりやすい性格というものがあり、

痛風の本には、以下のような内容の記述があったりします。


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責任感が強く、真面目で仕事熱心。

活力に溢れて、自己主張も強い。

行動力があって、物事に積極的。

--------------------------------------------


・・・上記のような人が

痛風になりやすい人の特徴、だそうです。


ホントかなあ?


まあ・・たしかに、昔は

「帝王病」だとか言われていましたしね。

と、そんなことは、ちょっとコッチへ置いておいて。


人間の体と心は、全然関係ないようで、

多いに関連があります。


たとえば、体調を崩して入院したりすると、

なんとなく、弱気になったりするでしょう?

不調なときは、なんとなく、気持ちまで元気がなく、

スッキリしなかったりします。


性格というものは、みなさん、持って生まれたものだ、

生まれつきのものだと思っておられる方が

多いかもしれませんが、案外、生まれつきの体質が

性格に影響を与えているのかもしれせんよ?


東洋医学では、腎 (じん)  [腎臓・副腎など]

が弱ってくると、体だけではなく、

性格・精神状態などにも

影響があると考えられているようです。

腎虚(じんきょ)と、いうのですが。


具体的にいうと、ささいなことでもクヨクヨしたり、

つまんないことを気にしたり、やたらと心配性だったり、

失敗したときのことばかり考えていたり、要するに

「マイナス思考」ってヤツですね。


腎が弱ると、こういうふうになるのです。


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● 痛風といえば、腎臓

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痛風では、腎臓が弱点です。


病院では西洋医学ですので、腎臓に関しては

濾過や排泄など、機能的なことが第一で

心との関係などは

あまり重要視されていないようです。


ながく痛風で苦しんでいると、だんだん

年々、腎機能が低下してくる可能性もあります。


つまり、そのとき、腎の弱りが

性格や性分にも影響が出ているかもしれない、

という話です。


冒頭の、責任感が強くて、積極的でバイタリティがあって、

真面目で活動的で仕事好き!


・・・というふうな痛風の人のイメージとは、

だいぶん、違っていますね。


思い当たる点は、ありませんか?


さて、その対策です。


マイナス思考なら、

プラス思考を心がけよう、とか、じゃなくて。


胃腸を良くする基本は、温めることです。

中からも外からも冷やさないこと。


冷たいモノをあまり飲まない。

お腹まわりは あたためておく。

お腹を冷やさない。


胃腸?

だれが、お腹の話なんかをしろ、と?


いえ、実は「腎」は、胃腸と関係があるのです。


いっけん、まるで関係ないようですが、

腎を良くするためには、

胃腸を整え、良くすることが基本です。


・・と、まあ、

そんなことをいっても、お腹を温めたくらいで

腎臓の不調が改善されるのかどうかは、

どうもピンときませんが・・


でもね。

だんだん、年をとってきて、

なんか、このごろ、考えが後ろ向きだなあ、とか。

クヨクヨとマイナス思考ばかり浮かぶなあ、

と思っている人がいるなら。


もしかしたら、年齢のせいなんじゃなくて、

腎臓が弱ってきているのかもしれませんよ?


2022年12月18日日曜日

痛風 酸性

痛風になると、何を食べるか、つまり

食べモノが重要になってくるといいます。


特に肉や魚のような食品をたくさん食べると、

カラダが酸性になってしまい

痛風には (っていうか健康にも) 良くないと言いますが・・・


これは・・・ホントか嘘か!?

大嘘ですっ。


いえ、健康とか痛風に良くないという件 (くだり) ではなく、

肉や魚を食べると

「体が酸性になる」という・・そのことです。


何を食べても体は酸性になったりしないです。

排泄する「尿」が酸性になるだけです。


体は常に中性を保とうとするのですよ。

ですので、体内に入ってきた、お邪魔な酸性食品は

なるべく体外に排泄してしまおうと。

早く出してしまおうと。


で・・体が酸性になっちまわないように、

カラダは中性でいられるように

尿として、酸性の物質を排泄してしまうのです。

結果、尿が酸性尿になる、というわけで。


さんせいにょう?

なんですの、それ?


痛風に関係大アリの尿酸ですが、

文字の中に“酸”という字があるくらいなので、

アルカリの尿に良く溶けます。

逆に酸性の尿にはあまり溶けません。


溶けるとか、溶けないとか、なんのこと?


痛風発作に関係してくる尿酸値は、

尿酸が血液中にどれだけあるか、という指針です。

尿酸値を下げるためには、できるだけ、

カラダの外に尿酸を出してしまいたいのです。


いえ、尿酸は 本当は

血管の若さを保ってくれたりする大切な物質なのですが、

多すぎると痛風の元凶となる

という諸刃の剣でもあります。


で・・排泄しようにも、尿酸というのは

尿に溶けて排泄されるのが ほとんどなんです。

汗とかも、排泄物といえばそうなんで、

汗と一緒に尿酸が出れば嬉しいのですが・・

残念なことに汗からは、ほぼ出ません。

ゼロに近いです。

っていうか、ほぼゼロです。


便からは少しだけ排泄できるんですけどね、尿酸。


で・・

尿酸を排泄するのは、尿が頼りなのですが、

一日に排泄する量って、ある程度決まっているでしょう?

毎日、100リットルの尿を排泄する人なんかいませんよね。

個人差はあっても、まあ、誰しも似たようなものでしょう。


じゃあ、いかに尿に溶けるか。

尿酸をどれだけ尿に溶かすか、という点にかかってきます。


そのためには、酸性の尿、すなわち酸性尿ではダメなんです。

アルカリに傾いた尿でないと。


・・・というわけで、肉や魚ばかり食べていても

カラダが酸性になるわけじゃないのですが、

尿が酸性に傾いてしまうので、

尿酸の排泄がそれほど増えない、

すなわち、尿酸値は下がらない。

痛風リスクも下がらない、ってコトです。


ちなみに、アルカリ食品はどんなものがあるかですが、

野菜、それから海藻。

他にもいろいろありますが、効果的なものは上記二点。


おっ、おいしくなさそうですね!


野菜・海藻がおいしくない、

肉・魚がおいしい、と思った人は

どうして自分が痛風になったのか、

納得できると思います。


え?

できませんか~?


原因は、案外、

自分の食生活、好き嫌いにもあるかもしれませんよ?


2022年12月17日土曜日

痛風 過激な運動で尿酸値が上がるって本当ですか?

過激な運動で、尿酸値が上がるのか・・という話ですが。


これは・・・ホントか嘘か!?


本当です。

過激な、といっても

ピンからキリまであると思いますが、

要するに無酸素運動が良くないってコト。

有酸素運動なら、オッケーってこと。


この、無酸素運動っていうのは何かというと、

息をとめて、ぶぁああああ、と頑張るような運動。

短距離ダッシュのような瞬発系の運動。

ウエイトリフティングのように、ふんっ! と

気合一発で

ヘビーウエイトを持ち上げるような運動、スポーツ。

それらが無酸素運動です。


なんで、無酸素運動が駄目なのか?


尿酸が増えるからなのですよ。


人間の体内で生成されるプリン体は、

食べた食事から作られるだけではなく、

細胞が新陳代謝のとき、壊れて、

また新しい細胞ができるときにプリン体が作られます。


で・・このプリン体が血液で運ばれて肝臓へ行くと、

尿酸に代謝されるのです・・・・が。


この、細胞ってヤツは、酸素がないと、

やたらと壊れやすくなる性質があるのです。


普通、人ってのは、四六時中、呼吸していて、

体内にどんどん酸素が取り込まれているのが

普通の状態です。


ところが--------------。


この、激しい運動、無酸素運動を

バンバンやっていると、体内に取り込む酸素が

一時的に無くなる(ホンの短い時間なんですけどね)。

そのときに、細胞がビシバシと壊れちゃう。


結果~~~~→

尿酸がたくさん作られてしまい、

尿酸値が上がってしまう、というわけです。


う~ん・・じゃあ、運動するなってこと?


いえいえ、痛風改善に運動は必要だと考えられています。

肥満解消、ストレス解消にもなるし、

血流も良くなりますし、筋肉がついて

太りにくい体になるし、低体温の解消にも一役買います。


ストレスがなんで駄目なのかというと、

強いストレスを受けると体が交感神経優位といって、

つまり緊張状態になります。

すると、血管が収縮して血流が悪くなり、

体が不調になりやすくなります。


肥満がなんでダメなのかというと、

内臓脂肪がついてくると、

尿酸値をあげるような物質(ホルモンのようなもの)が

分泌されるから。


低体温がどうして駄目なのかというと、

結晶化した尿酸は、

体内の比較的冷たい関節に好んで(?)沈着しますし、

そもそも、体温が低いと

血液中の尿酸が溶けにくくなるのです。

(体温37度以下では、尿酸は溶けにくくなる)


つまり、結果としても尿酸値が高くなる、と。


では、どんな運動が?


ゆったりとした、有酸素運動です。


散歩とか。

ゆっくりすぎるジョギングとか。

のんびりとしたサイクリングとか。


ぬるい、なあ・・・・?


これが運動?

コレがスポーツ?


こんなので、いいの?

こんなんじゃあ、肥満解消なんてデキないよ。

・・・・と思うんですけど、ねえ?


それが世の中の、お偉い先生方の推奨なんですよ。


2022年12月16日金曜日

痛風 陰陽論

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● 全ての物事には陰と陽がある

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東洋医学では、物事の考え方として、

「すべてのものごとには陰と陽がある」と考えるようです。


いん?

よう?

何の話?


この、陰陽論は東洋医学の基本的な考え方の一つであって、

同じ出来事、物事であっても、

「悪いことばかりではなく、良い面もある。

また、良い面ばかりではなく、悪い面もある」

・・・ということです。


なんのこっちゃ、という感じですよね。


たとえば・・ええと。

リンゴを齧るとします。

シャリシャリして、おいしい林檎です。


ところが、リンゴをカジると、

歯茎から血が出てしまいました。

りんごを齧った歯形をみたら血がついていて、

イヤな感じです。


いわば、これが「陰」。


ですが、リンゴを齧ることによって、

自分の体の不調に気が付いて、

なんらかの治療をすることになりました。

で、結果的に症状が、

より悪化する前に対処できたのです。


これが「陽」。


林檎を齧るという同一の行動ですが、

モノの見方によって、

良い面も悪い面もあるということです。


という感じで、

すべてのモノゴトには、陰と陽がある、

という考えです。


まあ、陰と陽というより、そもそも、

リンゴを食べなきゃ、

歯茎から出血しなくても済んだのですが、

おいしい林檎も食べられませんしね。


虎穴に入らずんば虎子を得ず・・・あれ?

ちょっと違う?


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● 林檎を齧って歯茎から出血しても、歯槽膿漏とは限らない!

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それから、リンゴの話が出たついでにいうと、

一般的に

「ハグキから血がでると、歯槽膿漏」だと考えられています。


実は、もう20年ちかく前の話ですが、

私は林檎を齧ると、

いつも齧ったリンゴに血がついていた時期があって、

ああ、自分はきっと歯槽膿漏なんだろう、将来は

歯が全て抜けてしまうのかもしれない、

と不安いっぱいだったときがありました。


ところが。

同時期に、鍼灸(しんきゅう)治療に通うようになって、

鍼(ハリ)治療をしてもらううちに、

リンゴを齧っても、全く、血が出なくなったのです。


別に、これ。

歯茎の出血に効くツボ(そんなの、あるの?)に

鍼を打ってもらった、とかじゃないのですよ。


じゃあ、どういうことなの?


鍼灸治療というのは、鍼をツボに打つことによって、

血管を広げて全身の血流を良くする治療法なのです。

歯茎にも細い血管がたくさん流れていて、

私の場合、血流が悪くなっていただけ、というわけで。


本当に歯槽膿漏の場合もあるでしょうが、

林檎を齧って出血しているから、といって、

必ずしも歯槽膿漏ということではない、という話。


歯の話は、どうでもいいや。

そんなことより、やっと、痛風の話。

長い前ふり でしたが。


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● 痛風発作が出ないことは、本当に幸せか?

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全国に痛風で苦しんでいる人は、数百万人もいる、

ということですが、尿酸値が高くても、必ずしも、

痛風発作が出るとは限りません。


尿酸値が高い状態が続いている人を

「高尿酸血症」といいますが、

痛風発作が出ない限り、痛風とは診断されません。

ずっと高尿酸血症のまま、です。


何で、尿酸値が高くなってしまうのか?


それは、食生活の欧米化とか、いろいろ言われていますが、

体質・遺伝など個人差もあって、一概には言えません。


ストレス、運動不足、食生活、遺伝・・いっぱいあります。

薬の副作用、なんてものあります(利尿剤)。


ところが・・

痛風発作で苦しむ人が、食事を制限したり、

(したくないのに?)運動したり、ビールを我慢したり。

(飲む人は飲みます!)


節制というか、いわゆる生活習慣の改善という、

苦行のようなものを実践しているというのに、

尿酸値が高くても痛風発作が出ないタイプの人は、

平気でビールに焼肉、食べ放題、飲み放題です。

(というふうに見えます。ホントは、どうか知りません)


ですが!

痛風発作が出ないからといって、尿酸値が高いことには

変わりなく、つまり、容赦なく、体内では血液中に

溶けきれなくなった尿酸が結晶化している、ということです。


関節や腱などに静かに黙って、尿酸結晶が沈着し続けている、

ということです。


痛風発作が出るタイプの人のように、

ときどき、爆発して発作の腫れ、痛みともに生じる発熱で、

溜まった尿酸結晶を溶かす、という現象もありません。

体内の尿酸結晶は溜まる一方なのです。


ですが、自覚症状はありません。

自覚症状が出てきたときは、

かなり症状が悪化したとき、です。

ハッキリ言うと、

内臓が悪くなったとき、に気がつくと思います。


ここで、冒頭の、ものごとは「陰と陽」となるのですが。


痛風発作が出るということは、つらく苦しく、

そして惨めである、と思うかもしれません。


尿酸値が高くても痛風発作が出ないタイプの人は、

痛みや苦しむがなくて、ラクでしょう。


ところが、痛風発作で苦しむ人は

ときどき、痛風発作で尿酸結晶を溶かしますし、

そんなことより、痛いので、もうコリゴリだとばかりに

生活習慣を改善したり、食事に気をつけたり、

あるいは薬を飲んで尿酸値を下げたり、

なんらかの手を打とうと考えます。


人それぞれですが、たいていは

そうなのではないでしょうか。


ところが。

痛風発作が出ないタイプの人は、

痛くないので、(たぶん)生活習慣なんて

改善しません。

痛くないのですから。


世の中には尿酸値が高くても、

痛風発作が出ないタイプの人もいるのに、

自分は痛風発作が出る体質、だということは、

なんて損なんだろう、ツライ人生なんだろう、と

悲観的に考えガチですが、

ものごとには、すべて「良い面と悪い面」がある、

ということ。


世の中、そう、悪いことばかりでもない、

ということです。


2022年12月15日木曜日

痛風 冬場に風呂に入った後、気分が悪くなるのは なぜ?

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● そんなに長時間、

風呂に入ったわけでもないのに気分が悪い人━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


痛風とは全く関係ないように思うかもしれませんが、

冬、風呂に入った後、しばらくすると、

なんとなく体がダルい、とか、

気分が悪い、とか思うことがある人もいるようです。


これは、なぜ?


若い人にはピンとこない、というか、

まるで縁のない話ですが、年をとってくると、

だんだん体の中の順応性がなくなってきます。


どういうこと?


風呂に入るでしょ。

冬場の風呂は、あったかいですし、体も温まるし、

ぽかぽかしてホントに良い気分になります。


いいですねえ、お風呂って。


このとき、体はリラックスして、

体内の血管は広がっている状態なのです。


血管というのは、常に一定の太さではなく、ある程度、

そのときの体の状態によって収縮するのですよ。


ところが、風呂から上がると、しばらくすると、

だんだん体が冷えてきます。

すると、血管は収縮するのです。


血管が収縮すると、どうなるの?


血管というのは、血液の通り道で、

その道幅が狭いということは、

血流が悪くなるとということ。

血液の流れが狭い道を

速く通らなければならなくなります。


このとき、気分が悪くなったりします。


でも、大丈夫。

しばらくしたら、治まるのです。


これは血圧が高いから、とか、

心臓が悪いんじゃないか、とか

脳梗塞になるんじゃないか、とか、

そんな心配はないです。


急に温かいところから、寒いところへ、

体の対応が上手く行っていないだけ、です。

死んだりしませんので、ご心配なく。


で、その対策↓


●風呂から上がるとき、両手首から先を10秒くらい、

冷たい水に つけます。


それから、風呂から上がります。


手先というのは、とても敏感で、

ツボなども集まっていて、

反応しやすいところなのです。


風呂から出たときは、体全体が

とても温まっている状態なので、手先だけ、

冷やしてみることで体を順応させる目的があります。


もし、似たような症状がある人は、一度

試してみてください。


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● 夏に痛風発作が多い2つの理由

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さて、お風呂上りの話よりも、痛風の話。


夏場に多い痛風発作ですが、これは暑さのために

たくさん汗をかいて、水分不足になるから、

と考えられています。


水分不足になると、

体内の尿酸の濃度が高くなり、尿酸値が上がる。


そして、同時に発汗のため、尿を出す回数が減り、

(尿酸は尿に溶けて排泄されるのが大半)

体外にハイセツする尿酸が減るので尿酸値が上がり、

痛風発作のリスクが高くなる、と。


もちろん、これは正しいのですが、

この考え方は西洋医学の考え方です。


東洋医学の考え方は、そうじゃありません。


夏場は暑いので、体の中の血管が広がるのです。

いわゆる“副交感神経反射”というのですが、

緊張が交感神経とすると、副交感神経とは、

その逆でリラックスのことです。


体内の血管は緊張すると、

収縮し、リラックスすると、拡張するのです。


夏場は暑いので、血管が広がりやすく、

血流が良くなることよって、

体が大掃除を始めるわけです。


痛風の場合は、

溜まりに溜まった尿酸結晶というゴミ

(体にとって要らないモノ)を掃除するのです。


それが、痛風発作。


発作による発熱(痛みと腫れもアリ)で

結晶化した尿酸を溶かすのです。


ですので、本当は痛風発作が起こってしまったら、

薬などで抑え込まないほうが良いのですが、

痛いので、ついつい、

痛み止めなどの薬を飲んでしまいますね。


なかなか理屈通りには いきませんが、

本当は、痛風発作にも、

体にとって起こるべき理由がある、ということ。


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● 高血圧になるのにも、理由がある!

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高血圧だって、そうです。


西洋医学では、高血圧になると、

即、薬で血圧を下げようとします。


たしかに高血圧は、

もっと重篤な症状に陥るリスクがあるので、

高すぎるのは望ましくありません。

だから、薬を飲みましょう、と。


でもね。

血圧が高くなってくるのは、年をとって

血管に順応性がなくなってくるのも一因なのですが、

血管の通り道が狭くなってきたりして、心臓から

ポンプのように「強く」血液を押しださないと

手足などの末端まで血液が送られなくなるから、なのです。


だから、強いチカラで血液を押す。

血液を隅々まで届くように、圧力をかけて押しだす。


これが高血圧。


つまり、必要だから、強いチカラで押しだすのです。

でなきゃ、手足などの末端まで血液が巡らないから。


ところが、検査結果の数値が良くないからといって、

即、薬。


で・・血圧の数値は下がりましたが、

血圧が下がったということは、

血液を送るチカラも弱くなった、ということ。


で、どうなる?


結果として、手足に血液をあまり送りにくくなります。


手足まで血液を送れなくなってきたら、

強いチカラで押しだそうとしているのに。

薬のチカラで、その強く押し出すチカラを弱めちゃった。


高血圧になってしまった、のではなく、

必要だったから、体は「血圧を上げた」のです。


高血圧の状態であることは健康リスクかもしれませんが、

体が、高血圧にするのには、意味があるのです。


このように、西洋医学と東洋医学とでは、

痛風に関することに限らず、まるで考え方が違います。


どちらが正しい、とかじゃなく、

そういう考え方もある、ということを

知っておいても損には ならないと思います。


2022年12月13日火曜日

痛風のストレス対策には、ビタミンCとビタミンB1が効果的!?

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● 風邪はビタミンCを飲んで治す!

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寒くなってきて、風邪が流行ってくる季節になりました。


電車の中に乗っていても、ゴホゴホと

咳き込んでいる人もいたりして、なんとなくヤな感じです。


風邪をうつされたら、いやだな・・


しかしながら、風邪のウィルスが

体内に入ってきたからといって、

必ずしも発病するわけではありません。


そのときの体調、跳ね返す体力があるか、などで

違ってきます。


でも、寝不足や疲れが溜まっていたりすると、

あっという間に風邪をひいてしまったりします。


こんなとき、早く寝るのが一番だと思いますが、

仕事などが忙しく、中々、

そうもいかないときもあるでしょう。


そんなとき、どうしますか?


やっぱり、風邪薬ですか?


「風邪をひく= 風邪薬を飲む」というのが、

一般的だと思いますが、

私はトコトン薬が嫌いな人間なので、

風邪くらいでは“絶対に”薬は飲みません。


風邪薬を飲むのが駄目、というわけではありません。

私は飲まない、というだけの話。


じゃあ、どうするの?


ビタミンCを飲みます。


500mgのビタミンCのサプリメントを

1日数回、1時間おきくらいに飲みます。

飲み続けます。


一度に大量の、たとえば

 2,000mgのビタミンCを飲むよりも

小分けして飲んだほうがいいです。


ビタミンCは

人間本来が持っている抵抗力を高める効果があるので、

引き始めの、ちょっとした風邪くらいなら

1~2日で嘘のようにケロリと治ってしまいます。


また、いくら飲んでもビタミンCの場合は、

水溶性ビタミンですので、過剰に摂取した分は、

尿と一緒に体外にハイセツされますので、

大丈夫です。

(もちろん、限度はあります)


これがビタミンEなどになると、脂溶性ビタミンになるので、

体内に留まってしまうので、大量摂取にならないよう

留意しなければなりません。


風邪薬のように眠くなったりする、などの副作用がないですし

(怖くて車の運転、デキません!)

安心です。


興味のある方は、一度お試しください。


ただ、副作用がないといっても、

腎不全など、腎機能が落ちている方は、

たとえ、水溶性ビタミンとはいえ、

ビタミンCの大量摂取は腎臓に負担がかかる場合もあるので、

病院の医師に相談してからにするのが無難です。


・・・って、なんで、風邪の話?

痛風と関係ないでしょ?


いえ、関係なくもないのですよ。


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● ストレスは痛風の原因の一つ

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私がはじめて痛風発作を発症してしまったのは、

今から30数年前ですが、その頃、

一般的だった痛風の原因といえば、

「遺伝による体質、および、プリン体の多い食品の摂りすぎ」

でした。


だから、痛風改善の指導といえば、

プリン体の多く含まれている食品を極力食べないように、

という食事療法が主たるものでした。


つまり、痛風は贅沢病だから、

おいしいものを食べてくれるなよ、と。


昭和の頃や平成の初めの頃は、そんな感じでした。


ですが、現在では当時よりも研究・解明が進んでいて、

尿酸値を跳ね上げる原因は

他にもあることがわかってきています。


そのうちの一つが「ストレス」。


強いストレスを受けると、尿酸値が上がるのですよ。


実際、ここ一番、絶対に痛風発作が出ちゃ困るような

大切な日の朝に痛風発作が出たり、とかね。


ストレスといえば、会社の嫌な上司とか、苦手な得意先とか、

家庭内のゴタゴタとか・・というイメージがありますが、

そういうものと関係なく、極度の緊張とか心配、不安などでも

痛風発作が出たりするのです。


大切な海外出張に行く日の「その日の朝」とか。


なんで?


ストレスというのは、外部から受ける強い緊張なのです。

体はストレスに立ち向かうために身構えます。


そのとき、体内の血管は(交感神経優位というのですが)

収縮するのです。


血管が収縮するということは、血管の通り道が狭くなるので、

血流が悪くなります。


血流が悪くなると、肝臓や腎臓など痛風と関係アリアリの

重要な臓器にも血液不足が起こります。


血液は酸素と栄養分を届けて、老廃物を受け取ってくる役目も

ありますが、老廃物の受け渡しが血流悪化により、

滞ります。


肝臓は老廃物の処理に追われるし、腎臓は血液不足で

濾過(ろか)の能力が低下するし・・・ああ、

何もいいことはございません。


ろ過の能力が落ちるということは、

尿酸の排泄する力も落ちるので、

尿酸がうまく体外にハイセツできず、

血中尿酸の濃度が高くなり、尿酸値も上がるのです。


じゃあ、どうすればいいの?


人間は社会と密接につながっていて、

生きていく以上、ストレスは避けられません。


ストレス解消、というか、

ストレスと上手に付き合っていくことは、

大げさな言い方ですが、人生と

うまく付き合っていくことにも通じるものがあります。


◇風呂にゆっくりつかる

◇好きなことをする(趣味)の時間をつくる

◇早く寝る

◇大声で叫ぶ(カラオケなど)

◇好きなスポーツする

◇好きな音楽、映画を観る


ストレス解消法はいろいろありますが、要は

自分に合ったものを見つけられる人は

それでいいのです。


ですが・・栄養の観点からみると、

ストレスに弱い人は


「ビタミンCとビタミンB1」が

不足している場合もあるのですよ?


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● ビタミンCとビタミンB1が不足するとストレスに弱くなる!

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人間の体というのは、うまくできていて、

ストレスに立ち向かえるようにデキているのです。


腎臓の上の方には、

副腎(ふくじん)という小さな臓器があります。

この副腎は、小さいけれども、

とても大切な働きをする臓器です。


強いストレスを受けると、副腎は体を守るため、

副腎皮質ホルモンを分泌します。


この副腎皮質ホルモンってのが、活躍するおかげで

強いストレスを受けても耐えられるのです。


ところが副腎が副腎皮質ホルモンを分泌するときに、

ビタミンCが消費するのですよ。


つまり、ストレスが多ければ多いほど、

副腎皮質ホルモンを分泌しなければならないのですが、

そのためにビタミンCが大量に必要になってくるのです。


どうですか?

日々、ストレスは多いですか?


ストレスが多いなあ、と感じていて、

自分がイライラしていることに気がついたら、

もしかしたら、ビタミンC不足かもしれませんよ?


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● タバコはビタミンCを破壊する!

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ビタミンなどの栄養分は、食事から摂取する、

というのが基本です。


ところが、その、せっかく摂取したビタミンCも

タバコを吸う人は、

その貴重なビタミンCが破壊されています。


ということは?


体内でビタミンC不足になる、ということ。


強いストレスを受けると、体はビタミンCを消費し、

ビタミンCが不足すると、

イライラしたりするようになるみたいです。


あと、ビタミンCは体の抵抗力にも関係ありますから、

ビタミンCが不足すると、風邪とかを

引きやすくなったりします。


頭痛とか肩こりとかもビタミンCと関係あるので、

タバコをする人は、吸わない人よりも意識して

ビタミンCを摂取したほうが良さそうです。


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● 甘いものを飲食すればするほどビタミンB1が不足!

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ビタミンCといえば、有名ですが、それに比べて

あまり「ビタミンB1」というものは知られていません。


「ビタミンB1」は体内で、糖を分解するときに使われます。


体内に入ってきた糖を、体はエネルギーに変換するのですが、

そのときに必要なのが「ビタミンB1」ってこと。


ほら、キャンプでバーベキューをすると、

火を燃やすのに炭が必要でしょう?


その炭の役割をするのが「ビタミンB1」なのです。


ところが・・この、ビタミンB1が体内に不足すると、

どうなるの?


体内の糖の代謝が低下するため、

いろいろな症状があらわれます。


どんな症状? ↓

★ 食欲がなくなる

★ 体がダルくなる

★ すぐに息切れする

★ 疲れが取れない

 

ところで、なんでビタミンB1が不足するのでしょうか?


体内に多く糖分を取り入れればいれるほど、

その糖を燃焼させるために、

ビタミンB1が必要になるのです。


つまり、甘いものが好きな人、

甘い缶コーヒーばかり飲んでいたら、

たちまちのうちにビタミンB1不足になってしまうかも。


痛風の人で、甘いものが大好きで、しかもタバコも吸う人。


そういう人は、もしかしたら、ビタミンCが破壊されて、

ビタミンB1も不足してしまい、とてもストレスに弱い人に

なっているかもしれませんよ。


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● ストレスは尿酸値をあげる要因に!

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ところで、ビタミンCやビタミンB1は

食事から摂取するのが理想、というのはわかりましたが、

どんな食品に入っているのでしょうか。


★ ビタミンB1を多く含む食品↓

豚肉、レバー、納豆、枝豆、玄米・・・・・


ちょ、ちょっと待ってください。


豚肉、レバー・・って、プリン体が多いので

有名な食品じゃないですか?

これ、痛風の人は食べない方がいいんでしょう?


そうなんですよ。

結局、そうなってくるのです。


プリン体が多い食品を

徹底的に“排除”した食事制限をすると、

だんだん食べるものがなくなってくるのです。

そして、摂取する栄養も偏ってきます。


今回の場合でしたら、プリン体が多く含まれているから、

といって、豚肉、レバー、納豆などは全く食べない、

という食事療法によって、ビタミンB1が

とても不足しているかもしれませんよ?


だって、食べないようにしているのですから。


ビタミンB1欠如の結果、

ストレスに対する抵抗力がなくなり、

とてもストレスに弱い人になっていたかもしれません。


じゃあ、どうしろ、と?


プリン体の多い食品でもガンガン食べるというのは

アレかもしれませんが、

少し控えめにする、程度でいいと思います。


それよりも、気にするべきなのは「過食」です。


『食べる種類を制限』<『食べる量を制限』


食べる量というのは、結局、

プリン体の少ない食事であっても、

多量に食べれば、プリン体を結果として

たくさん摂ったことになりますから。


お腹イッパイ食べれば、そのぶん、

尿酸も肝臓でたくさん代謝されて生成される、ということ。



プリン体の多い食品の徹底的な制限による「痛風改善法」は、

もしかしたら、あと10年、20年もしたら、

時代遅れの方法になっているかもしれませんよ?


いえ、わかりませんけど。


ちなみに、食事からの栄養が不足している場合は、

ビタミンCやビタミンB1をサプリメントで摂る、

という方法もあります。


一番良いのは、食事からの摂取ですけどね。


というわけで・・

「ビタミンC」&「ビタミンB1」が充足していたら、

ストレスに立ち向かえる、ということなのです。