猫背と痛風は関係がある!?
これは・・・ホントか嘘か!?
・・・って、ホントなワケがないでしょう。
同様に、自分は猫背だから、尿酸値が高い、
あるいは低い。
そんな話、聞いたこともありません。
そんなこと、関係ありません。
が。
まったく、関係ないかというと・・・
まあ、ほとんど関係ない、
十中八九、関係ない、という感じです。
ナンですか、その、わかりにくい、
奥歯に物が挟まったような言い方は。
痛風、高尿酸血症は自分の普段の姿勢、つまり
前かがみで背中の丸まった、いわゆる
猫背とは関連はありませんが、全身の血流、
という観点から考慮すると、影響まったく無し、
というわけでもありません。
猫背という姿勢の人は、背の高い人に多いです。
それは、たいてい、周辺の人は自分より背が低いので、
見降ろす、というか、自分より下を向いて話す場合が
多くなるからです。
それにテレビにしろ、パソコンにしろ、
自分用にカスタマイズされたものならば
いいのですが、背の高い人は座高の高い人も多いので、
どうしても他の人の視線に合わせるため、前かがみ、
つまり猫背になりガチです。
で、猫背の何が悪いのか?
いえ、別に悪くないですが、姿勢が悪いだけで、
それはすなわち、首、肩、肩甲骨などの
筋肉が凝りやすくなるのです。
筋肉が凝ると、血行が悪くなってしまい、
これは全身に影響するのです。
全身の血流を良くすることは、健康の秘訣です。
血液は酸素や栄養分を全身に運ぶだけではなく、
代謝を活発にさせて、結果として
体温を上げる効果があります。
血液は、あたたかいですしね。
ところが、尿酸というものは、37度以下ですと、
血液中に溶けにくくなるのです。
尿酸値の高い人は、なるべく、血液中の尿酸を溶かして、
尿と一緒にたくさん、体外に排泄したいのに。
痛風になる人は、低体温というか、
冬になると(氷のように)
手足が冷たい人が多いように思います。
これは血流が悪いことが原因なんです。
尿酸というものは、体内の比較的冷たい部分の関節、
つまり、心臓から遠い手足などの末端の関節に結晶化して
沈着していくのです。
ですから、低体温で尿酸値の高い人は、
痛風発作のリスクが高まります。
まあ、でも、ねえ。
痛風発作が発症するのは、猫背のせいじゃないですよ。
尿酸値が高いから、痛風発作が出るのです。
その、尿酸値改善には、全身の血流を良くして、
普段の自分の「体温を上げる」ということは大切なことです。
猫背の矯正は、その一助となるかもしれませんね。