2022年12月15日木曜日

痛風 冬場に風呂に入った後、気分が悪くなるのは なぜ?

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● そんなに長時間、

風呂に入ったわけでもないのに気分が悪い人━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


痛風とは全く関係ないように思うかもしれませんが、

冬、風呂に入った後、しばらくすると、

なんとなく体がダルい、とか、

気分が悪い、とか思うことがある人もいるようです。


これは、なぜ?


若い人にはピンとこない、というか、

まるで縁のない話ですが、年をとってくると、

だんだん体の中の順応性がなくなってきます。


どういうこと?


風呂に入るでしょ。

冬場の風呂は、あったかいですし、体も温まるし、

ぽかぽかしてホントに良い気分になります。


いいですねえ、お風呂って。


このとき、体はリラックスして、

体内の血管は広がっている状態なのです。


血管というのは、常に一定の太さではなく、ある程度、

そのときの体の状態によって収縮するのですよ。


ところが、風呂から上がると、しばらくすると、

だんだん体が冷えてきます。

すると、血管は収縮するのです。


血管が収縮すると、どうなるの?


血管というのは、血液の通り道で、

その道幅が狭いということは、

血流が悪くなるとということ。

血液の流れが狭い道を

速く通らなければならなくなります。


このとき、気分が悪くなったりします。


でも、大丈夫。

しばらくしたら、治まるのです。


これは血圧が高いから、とか、

心臓が悪いんじゃないか、とか

脳梗塞になるんじゃないか、とか、

そんな心配はないです。


急に温かいところから、寒いところへ、

体の対応が上手く行っていないだけ、です。

死んだりしませんので、ご心配なく。


で、その対策↓


●風呂から上がるとき、両手首から先を10秒くらい、

冷たい水に つけます。


それから、風呂から上がります。


手先というのは、とても敏感で、

ツボなども集まっていて、

反応しやすいところなのです。


風呂から出たときは、体全体が

とても温まっている状態なので、手先だけ、

冷やしてみることで体を順応させる目的があります。


もし、似たような症状がある人は、一度

試してみてください。


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● 夏に痛風発作が多い2つの理由

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さて、お風呂上りの話よりも、痛風の話。


夏場に多い痛風発作ですが、これは暑さのために

たくさん汗をかいて、水分不足になるから、

と考えられています。


水分不足になると、

体内の尿酸の濃度が高くなり、尿酸値が上がる。


そして、同時に発汗のため、尿を出す回数が減り、

(尿酸は尿に溶けて排泄されるのが大半)

体外にハイセツする尿酸が減るので尿酸値が上がり、

痛風発作のリスクが高くなる、と。


もちろん、これは正しいのですが、

この考え方は西洋医学の考え方です。


東洋医学の考え方は、そうじゃありません。


夏場は暑いので、体の中の血管が広がるのです。

いわゆる“副交感神経反射”というのですが、

緊張が交感神経とすると、副交感神経とは、

その逆でリラックスのことです。


体内の血管は緊張すると、

収縮し、リラックスすると、拡張するのです。


夏場は暑いので、血管が広がりやすく、

血流が良くなることよって、

体が大掃除を始めるわけです。


痛風の場合は、

溜まりに溜まった尿酸結晶というゴミ

(体にとって要らないモノ)を掃除するのです。


それが、痛風発作。


発作による発熱(痛みと腫れもアリ)で

結晶化した尿酸を溶かすのです。


ですので、本当は痛風発作が起こってしまったら、

薬などで抑え込まないほうが良いのですが、

痛いので、ついつい、

痛み止めなどの薬を飲んでしまいますね。


なかなか理屈通りには いきませんが、

本当は、痛風発作にも、

体にとって起こるべき理由がある、ということ。


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● 高血圧になるのにも、理由がある!

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高血圧だって、そうです。


西洋医学では、高血圧になると、

即、薬で血圧を下げようとします。


たしかに高血圧は、

もっと重篤な症状に陥るリスクがあるので、

高すぎるのは望ましくありません。

だから、薬を飲みましょう、と。


でもね。

血圧が高くなってくるのは、年をとって

血管に順応性がなくなってくるのも一因なのですが、

血管の通り道が狭くなってきたりして、心臓から

ポンプのように「強く」血液を押しださないと

手足などの末端まで血液が送られなくなるから、なのです。


だから、強いチカラで血液を押す。

血液を隅々まで届くように、圧力をかけて押しだす。


これが高血圧。


つまり、必要だから、強いチカラで押しだすのです。

でなきゃ、手足などの末端まで血液が巡らないから。


ところが、検査結果の数値が良くないからといって、

即、薬。


で・・血圧の数値は下がりましたが、

血圧が下がったということは、

血液を送るチカラも弱くなった、ということ。


で、どうなる?


結果として、手足に血液をあまり送りにくくなります。


手足まで血液を送れなくなってきたら、

強いチカラで押しだそうとしているのに。

薬のチカラで、その強く押し出すチカラを弱めちゃった。


高血圧になってしまった、のではなく、

必要だったから、体は「血圧を上げた」のです。


高血圧の状態であることは健康リスクかもしれませんが、

体が、高血圧にするのには、意味があるのです。


このように、西洋医学と東洋医学とでは、

痛風に関することに限らず、まるで考え方が違います。


どちらが正しい、とかじゃなく、

そういう考え方もある、ということを

知っておいても損には ならないと思います。