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● 痛風は、気の病 (きのやまい)?
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「痛風は気の病」とか言うのは、東洋医学だけです。
近所の病院へ行って、
医師の先生に「痛風は気の病だから・・」
なんて言おうものなら、
次の患者がたくさん待っているんだから、とっとと帰れよ、
という雰囲気になるような気がします。
(言う、度胸はないので黙っています)
西洋医学では、痛風というのものは、
プリン体の多い食品の摂りすぎだとか、
体内で尿酸を多く作られすぎている、
あるいは、尿酸を排泄する能力が弱いとか、
水分不足で血中尿酸濃度が高いから、
などと考えられてます。
気 (心や気持ち) などとの関連は、
まったく眼中にありません。
私は、どっちも正しいんじゃないか
と考えているのですが、
それでも他人にこのことを言うと、
一笑に付されるような気がします。
そんなもん、関係あるわけねえだろ、と。
痛風になりやすい体質の人(痛風体質)には、
「緊張しやすい人」が多いそうです。
緊張?
つまり・・
何か物事があるとき、それは何日も先の話なのに、
どうしよう、うまくいかなかったらどうしよう、
と気に病んでみたり。
あるいは、人と話すのに緊張しがちだったり。
責任感が強すぎて、失敗したら
自分を必要以上に責めたり。
また、心配事が多かったり(心配しすぎ)、
真面目すぎたり、くよくよしたり、悲観的だったり、
話す内容がネガティブだったり。
こういう、マイナス思考的な考え方をするのは、
生まれつきのせいではなく、実は・・・
「腎 (じん) 」が弱かったり、
腎 (腎臓・副腎) に負担がかかっている場合が多いのですが、
当人は、生まれつきの性格だと思い込んでいたりします。
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● 痛風の人の弱点は、腎臓
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痛風は長年のうちに、腎臓が弱ったり、
悪くなってしまったりすることはありますが、
もともと、腎臓が弱い (腎虚) ため、
痛風になりやすいのかもしれません。
腎が弱っていると
「不安・恐れ」などを感じやすいのです。
たしかに、痛風というのは、
尿酸が多く作られすぎている、そして
尿酸を排泄するチカラが弱いから、痛風になるのですが。
人間の体というものは、いろいろとフクザツに出来ていて、
内臓の不調や弱りが、心因性にも影響を与えます。
さきほどの、痛風の人は
「緊張しやすい性質(タチ)」というのがありましたが、
緊張すると、体内の血管が収縮して
「血流が悪くなりやすく」なるのです。
すると、内臓の血液不足にもなり、
腎臓への血液も足らなくなってきて、
腎臓の尿酸の排泄力も低下します。
いろいろと関係あるのですよ。
ところで。
その・・そもそも、なんで「緊張する」のか?
それは、ね。
『生まれつき』そういう体質なのです。
あれえ?
さっき、性格は必ずしも生まれつき、とは限らない、
と言ったのでは?
でも、腎臓が弱点だったりするのは、
生まれつきの体質です。
痛風の人、誰しも腎臓が弱いとは限りませんが、
そういう人が多い、という話。
で・・
「生まれつき」なら、もう、どうしようもないのか?
ところが、そうでもないらしく、
緊張しやすいタチでも、年をとってくると、
だんだん大雑把というか、アバウトになってきて、
あまり緊張しなくなるそうです。
年をとってくる、って・・
それって、何歳の話?
緊張の反対は弛緩ですが、
弛緩って・・・一日中、弛緩していたら、
なんだか、認知症になりそう。
だから、痛風の人は、
認知症にならない、とか、なりにくい、とか。
ホントかなあ・・・・???