2022年12月23日金曜日

痛風発作のリスクは、どう下げる?

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● 喫茶店での注文品を見れば、その人のアレがわかる!?

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会社の同僚たち数人と喫茶店に行くとします。

もうランチの時間は過ぎているので、珈琲タイムですね。


外は北風が吹きすさぶ冬の季節ですが、

さすがは喫茶店。

店内は空調がきいていて、あったかいです。


ああ、ぽかぽか。

至福のひと時です。

(↑ 仕事、しろよ)


いくら店内が暖房で暖かくしてくれていても、

外から歩いてきて体が冷えているので、

あたたかいコーヒーが飲みたいですね。

あ、紅茶の人もいるかも。


珈琲でも紅茶でもいいですけど、飲むのは

もちろんホット。

あたたかい飲み物です。


ところがね。

数人、仲間がいると、たまに1人くらい、

こんなヤツがいるのですよ。


「いらっしゃいませ!

何にいたしましょうか?」


「あ、俺。ホットコーヒー」

「オレもホットで」

「コーヒー、ホットで」

「あ。おれは紅茶。レモンティーね、あったかいやつ」

「オレはホットコーヒー」


「アイスコーヒー!」


コイツは、なんでこんな寒いのに、

アイスコーヒーを飲むのか?


誰もが温かい飲み物を飲みたい季節に、

どうしてアイスコーヒーなのか?


本人に訊いてみました。


すると、夏であろうが、冬であろうが、

アイスコーヒーが好きなんだそうです。


当人はニコニコしながら、そんなことを

言っていますが・・・


実は、ね。

本人は気がついていないのですよ。

冬なのに、アイスコーヒーを飲みたくなるのには、

理由があるのです。


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● 冬なのに、アイスコーヒーを飲みたくなる理由とは!?

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この、冬なのに、アイスコーヒーを飲みたい人は、

長年の「食べ過ぎ」のせいで


『胃が炎症を起こしている』


・・のです。


つまり、“胃が熱をもっていて熱い” のです。


で、体は なんとかして胃を冷やしたいので、

冷たい飲み物を飲ませようとするので。


すなわち、冬であろうが、体が冷えていようが、

冷たい飲み物を飲みたくなるのです。


これが冬なのに、アイスコーヒーが飲みたくなる理由。

もちろん、コーヒーじゃなくても “冷たい飲み物” を、

という意味ですが。


このように、当人が意識していようが、いまいが、

内臓の状態や調子が、食べ物・飲み物の嗜好に大きな影響を

及ぼしていることがあります。


このアイスコーヒーの人の例でいえば、

この人が過食を改善して、胃の調子を整えて、

胃の調子が良くなってくれば、

冬などの寒い時期にアイスコーヒーを飲みたい、

と思わなくなってきます。


で、長い「前フリ」が終わって、

やっと痛風の話。


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● 痛風 口から入ってくるものに気をつける

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痛風は「口から入ってくるものに気をつけていれば」

痛風発作のリスクは下がり、痛風も改善すると

言われていますが、実際は、どうでしょうか。


痛風の場合は、遺伝という体質の壁が

大きく立ちはだかっていて、

なかなか思うようにはいきません。


ところで、

「口から入ってくるものに気をつけていれば」

という言葉を見て、どう思いましたか?


プリン体の多い食品の摂りすぎに気をつけよう、

というふうに感じませんでしたか?


「口から入ってくるものに気をつける」というのは、

プリン体の多い食品のこともありますが、

それよりも「過食に気をつける」ということです。


たくさん食べすぎないようにする、という意味です。


痛風改善とは、

プリン体の多い食品を摂り過ぎないように

気をつけることではなく、

「内臓の調子」を整えることです。


腎臓も肝臓も胃も腸も、全部、痛風に関係あるのです。

腎臓や肝臓や胃が改善されてくれば、

痛風も改善されるようです。


だからといって、どうすれば腎臓が改善されるのか、

肝臓を良くするのか、といえば、

即効性のあるような方法は見えてきませんが、

肝臓や腎臓や胃に負担をかけるような

生き方、食生活をしていると、

痛風の症状も良くない方向へと流れていきます。


過食、すなわち「食べすぎ」は、

内臓の負担を増やすので。


たとえば、肝臓の働きといえば、

アルコール飲料を分解する、というのが有名ですが、

それ以外にもたくさんたくさん働きがあります。


胃は、体内に入ってきた食物を消化しますが、

食べる量が多ければ多いほど、

たくさんの消化をしなければなりません。


肝臓は栄養分を分解したり、脳へ送り込んだりしますが、

たくさん食べれば食べるほど、

大量に分解作業をこなさねばなりません。


腎臓も同様に、濾過(ろか)作業などを担当しますが、

量が増えれば増えるほど、負担は増します。


オフィスでいえば、まだ前の仕事が終わっていないのに、

一生懸命やっているのに、上司がやってきて、

こちらの机の上に、容赦なく大量の書類をドン!

と積み上げて、ニヤリとされるようなものです。


この大量の仕事量!

書類の山を見るだけで疲弊してしまいます。

ああ、いったい何時になったら家に帰れるの!?


人間の内臓とオフィスは少し違いますが、

食べ過ぎる、内臓にも負担がかかってしまう、

という話です。


たしかに、痛風の場合は、

尿酸値さえ、下げていれば大丈夫、

みたいな感じはあります。


そして・・まあ、その通りなのですけど、

尿酸値に関係がある尿酸は、

どこで生成されるのかというと、

肝臓 (代謝されるときの老廃物) ですからね。

内臓の調子は、痛風改善の遠因となるのです。


内臓改善というのものは、それこそ、

一朝一夕にはできませんが、

「食べ過ぎを減らすと“内臓の負担”も減らせる」

という話です。


それから、自分が食べ過ぎているかどうかは、

どう判断するのか?


体重です。


毎日、体重計に乗ったほうがいいです。

毎日計って、できれば毎日同じような時間帯に

継続して測るのがいいです。


単純に考えて、体重が増えてきていたら、

食べ過ぎている、ということです。


それから、ちなみに、え~と・・・

冒頭のアイスコーヒーの話ですが。

あれは

(以前の) 私のことなんです・・・





あはははは。



(と、笑って誤魔化す)