2022年9月22日木曜日

コルヒチンの副作用を緩和する

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◆ コルヒチンの副作用は怖い!?

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コルヒチンの副作用を緩和する、主な方法は3つ。


●コルヒチンを飲むときに整腸剤を一緒に飲む

●コルヒチンを飲み過ぎない

●空腹のときに飲まない


「コルヒチンを飲むときに整腸剤を一緒に飲む」というのは、

あまり知られていませんが、コルヒチンの副作用で著名なものが

「胃腸障害」だからです。


胃腸障害というのは、胃のムカムカ感、吐き気、下痢など。


病院で処方してもらったコルヒチンには

「下痢が出たら服用をやめる」と書かれていたので、

副作用としては「下痢」が一番多いのかもしれません。


で・・

一般に市販されている整腸剤でいいですから、

コルヒチンを飲むときに同時に飲む、と。


この「同時」というのは、同時期に、という意味です。

コルヒチンを飲んだら、続けざまに整腸剤も飲む、と。


コルヒチン1錠と整腸剤1錠を必ず、同時に

口の中に入れて嚥下しなければならない、

という意味ではありません。

(喉が詰まりそうになる?)


これから、コルヒチンは必ず「水」で飲むこと。


お茶だと、胃に入るまで酸化するとか、しないとか。

ここは無難に水で飲みましょう。


薬を飲むのは楽しくないから、ビールと一緒に薬を飲む、

気持ちを紛らわせるんだ!

・・なんて人もいるらしいですけど、駄目ですよ!

そんなことをしちゃあ。


それから「コルヒチンを飲み過ぎない」の方。

当たり前だろ、ふざけんなよ、という感じですが、

でも、結局、副作用の発現リスクが高まるのは

「量が増えたとき」なんですよ。


たとえば、痛み止めの薬であるロキソニン。


これは、非常にメジャーな消炎鎮痛剤で、

頭痛、生理痛、歯痛から腰痛まで幅広く使用されている

まさに国民薬。


痛風発作でも大活躍なのですが、なにせ

痛風の痛みは激烈な痛み。

他の、疾病による痛みとは別次元の強烈な激痛。


痛風発作といっても、その時期によって

痛みの程度は違いますが、特に起こり始めの数日。

痛風発作が発症してから、4~5日目。


これは痛風の極期(痛風の痛みのピークのこと)であって、

このときの痛さというのは、ロキソニンを1錠飲んでも

効かない、と感じるくらい痛いです。


ロキソニンを処方してもらうと、

「朝昼夕 毎食後 1回1錠ずつ」などと書かれていても、

実際には、1錠飲んでも、ちっとも痛みが緩和しないので

(それくらい、痛風の痛みは激烈!)

ロキソニンを同時に5錠飲んだりする人もいるんですよ。


で・・

ロキソニンを5錠飲んでしまったけど、大丈夫かな?

なんて心配している人もいますが、大丈夫じゃないですよ、

最悪、胃に穴があきますよ。


胃に穴があく、なんて大げさな、と思うかもしれませんが、

要するに胃潰瘍です。


便に血が混じっていたりね。


血が混じるくらいなら、まだ穏やかですが、


どばあっ!


・・・と血便が出たり。


血便が出て、気分の良い人は いないでしょう。

なるべく、そんな事態は避けたいはず。


コルヒチンも同じ。

決して、一度に大量に飲まない。

絶対に飲み過ぎない。


それから「空腹のときに飲まない」。


これは胃の中に食べ物が入っていない状態ですと、

胃腸障害を起こしやすいから。


だから、コルヒチンを病院からもらってくると、

「朝昼夕 毎食後 1回1錠 1日3錠まで」

などと書かれているのです。


一昔前まで、

「1回1錠2時間おき 1日6錠まで」

と書かれていたんですけどねえ。

これも時代の流れでしょうか。

もう、あまりコルヒチンは飲むな、

ということでしょうか。


でね。

几帳面に

「朝昼夕 毎食後 1回1錠 1日3錠まで」

を守ろうとすると、食後にしか飲めないわけです、

コルヒチンを。


ところが、痛風発作というのは、いつ出るか、

わからないのです。

ある日、突然、

あっ・・という間に発症するのが痛風発作。


たいてい、痛風の予兆というか、痛風の前兆というか、

痛風発作が起こりそうなときは

直前にわかる場合が多いようです。


腫れ上がってきそうな患部に妙な違和感を感じたりね。

むずむずする、とか。

ぴくぴくする、とか。


あっ、もうすぐ来るな、痛風が来るな、ってのが

わかるのです。

自分にしか わからない感覚ですが。


で、このタイミングでコルヒチンを飲めば

痛風発作を封じ込めることが できるのです。


ところが、コルヒチンというのはタイミングが全てなので、

飲む時期を逸してしまうと、これまた不思議なもので、

もう、いくらコルヒチンを飲んでみても全く効かない。

もう、手遅れ。


坂道の上からサッカーボールを転がしてみたら、

もう、いったん転がり始めたら、走って追いかけても

加速が付いていて、ボールには追いつけない。


でも、坂道の上で、サッカーボールが今にも

転げ落ちそうなときに手で押さえれば、

サッカーボールは転がらない。

食い止められる。


・・・・そんな感じです。


でね。

飲むタイミングが成否の全てであるコルヒチンですが、

病院から処方してもらった

コルヒチンの説明を読んでみると

「朝昼夕 毎食後 1回1錠 1日3錠まで」なんです。


これは、現実的じゃない、というか

実践的では ないです。


この通りしていたら、もたもたしていたら、

痛風発作が起こってしまいますよ。


そんなとき、どうするか。

食事時でもないときに、痛風が起こりそうになったら、

どうするか。


牛乳とかヨーグルトとかチーズとか、

要するに

「手軽に食べられる飲めるタンパク質を摂る」と良いです。


タンパク質が胃に膜を張ってくれますからね。

胃を守ってくれる、ということです。


2022年9月21日水曜日

痛風 薄毛

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◆ 痛風 薄毛 回復 

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痛風と薄毛は関係あるのか、というと、いや、これはもう、

関係ないでしょう。


痛風の人は薄毛になる、とか、そんな話、

聞いたことがないですし。


そりゃあ、痛風で薄毛でもある、って人も

たくさんいるでしょう。

ですが、

痛風の人は尿酸値が高いから痛風になるわけですが、

尿酸値が高くなったから薄毛が進行するわけでもなく、逆に

「尿酸値を下げる薬」を飲んで尿酸値が下がったから、

といって薄毛が改善するわけでもないです。


痛風は痛風。

薄毛は薄毛。


それぞれ、別個に対応を考えないと。


痛風発作の苦しみや激痛を経験した人には

話しても理解してもらいにくいように、

薄毛じゃない人には薄毛の人の気持ちや苦労はわからない。


育毛対策に、お金を使うなんて・・・とか

他人の気持ちがわからない人が言う言葉。


でも、育毛剤とか使って育毛対策をするに当たって、

痛風だってことが、何かネックになる?


いえ、そういうことは特にないです。

ないですが・・・

育毛剤を使うに当たって、やはり商品のラベルや説明書を

よく読んでおいたほうがいいと思います。

成分とかね。


たとえば・・・

『[NR02]ミノキシジル+フィナステリド+αシャンプー』

という商品は、育毛シャンプーなんだけど、

その配合されている成分は、

「ミノキシジル 1%」と「フィナステリド 0.05%」。


ミノキシジルは、血管を拡張させて頭皮の血流を良くして、

発毛および育毛を促す作用がある、と考えられてます。


フィナステリドは、プロぺシアの成分として知られていますが、

男性ホルモンに働きかけて、

作り過ぎないように作用することで、

抜け毛、脱毛を予防する、と言われています。

(フィナステリドは、女性の使用は非推奨)


この両方(ミノキシジルとフィナステリド)が配合されている

シャンプーなんだから、育毛対策には、もってこいかも。


でもね。

ミノキシジルとフィナステリドといえば、

育毛効果を促進する成分として有名だけど、

「高血圧の薬を飲んでいる人は使わないほうがいい」と 

されています。


育毛シャンプーだから、直接、飲むわけじゃないんですけど、

それでも、あまり望ましくないみたい。

高血圧の薬を飲んでいる人は、病院で医師に相談してから使う、

という方が良いようです。


痛風の人はね。

痛風と高血圧は、いっけん、何の関係もないようですが、

微妙に関連しあっていて。


尿酸値が高いまま、痛風になってから何十年も経過してくると、

だんだん高血圧になってくる傾向があるのです。


尿酸値が高いと、血液中に尿酸が過剰になって

(尿酸値 7.0mg/dl以上で)溶けなくなってしまい、

体内の関節などに結晶化して沈着します。


尿酸値を下げる薬などで、

高い数値の尿酸値を下げないまま、年数が経過すると、

腎臓にまで尿酸結晶が蓄積して、

だんだん腎機能低下の傾向が出てくる場合が多いです。


このときね。

気がつかないのですよ、自分では。

自覚症状らしいものが、ないですからね。


で・・

血液検査などで気が付いたら、

「尿素窒素」や「クレアチニン」などの

数値が上がってきている。

つまり、腎機能低下の傾向が出始めているわけで。


腎臓は血液から尿をつくる臓器なので、

腎機能が低下してくると、以前ほど、

うまく尿を作り出せなくなってきて。


「血液→尿」になるはずの水分が、

排泄する尿量が落ちてしまうと

今度は体内に「血液が過剰気味」になってきます。


血液量が体内に増えてしまうと、全身にポンプの役目で

血液を押しだす心臓のチカラが、

より強い力が必要となってしまい、

血液を押しだす圧力が強まります。


これが「高血圧」。


だから、「痛風~腎機能低下~高血圧」

というのは、全然関係ないわけでもないです。


というわけで、

痛風の人が尿酸値を下げる薬を飲んでいても、

育毛対策としての

『[NR02]ミノキシジル+フィナステリド+αシャンプー』

という商品の仕様は、問題ないと思いますが、

尿酸値を下げる薬だけじゃなくて、

高血圧の薬を服用している場合は、

病院に相談してから使うほうが良い、ということ。


まあ、「外用」の育毛シャンプーなんですけどね。

そこまで神経質にならなくてもいいと思うのですが。

説明書き、注意事項を順守するほうが無難でしょう。


あとね。

ミノキシジルとフィナステリドが

配合されているせいでしょうけど、高い。

価格が、とにかく高価。


そりゃあ、コンビニや近所のスーパーで売ってる、

フツ~のシャンプーと価格比較しても仕方がないですが、

なかなか、値が張りますね、育毛シャンプーって。


実際に使ってみて、自分に合う、合わない、とかも

あるかもしれませんが、もし、

予想していた通りの効果があったなら、

高い買い物をした価値があった、というものです。


痛風はね。

強いストレスがかかると、尿酸値が上がったり、

痛風発作を誘発したりすることがあるのですよ。


薄毛があろうが、頭髪が少なくても、

男性ホルモンの影響とか、いろいろ個人差があるわけだから、

別に、恥ずかしいことでもないわけです。


けど、気になる。

ジロジロ、生え際のあたりを会話のたびに

見られたりしたら気になる。


いや、なにも相手は、そんなところ、見てないんだろうけど、

見られているんじゃないか、

見ないふりをしているだけじゃないか、とか、

どうでもいい、余計なことを気にしたりして、

それがストレスになったり。


そのストレスが溜まりに溜まって、痛風発作の遠因に・・・!

なんてこともあるかも。

・・・って、まあ、気にしなきゃいいんですけど。


2022年9月20日火曜日

痛風 病院の待ち時間は長い

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◆ 痛風 病院の診察は短い

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病院にもよると思うけど、さっさと診察してくれる病院も

あるんでしょうけど、ウチの近所の病院は、なぜか

待ち時間、長いのです。

妙に長い。


長いときは、2時間待ち、とかね。

1時間くらいで診察してくれるときもあるけど、

たいていは長時間、待たされます。


痛風で足が痛いから、来てるんですけど!?

こうやって、待ってる間も、足がズキズキ痛いんですけど!?


なんで、こんなに待たされるのか。

基本、患者さんが多いんでしょうね。


で、待合室の周囲を見渡せば、

おじいちゃん と おばあちゃん、ばっかり。


待ち時間が、あまりにも長いので、

寝ようかと思ったけど、足が痛くて寝ていられない。

本を読んでも、体のどこかが痛いと、

何をしても楽しくない。


ああ、早く薬をもらって、はやく帰りたい!


こんなとこ、嫌い!

病院なんか、嫌い。


(好きな人は、あまり いないでしょう)


そうこうしているうちに、隣の席に座って待っている

おばあちゃんが、まわりがシーンとするくらいの、

深いタメイキを一つ。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~」


向かいの席のおじいちゃんは、ヨロヨロと杖をつきながら

「順番まだ?」と、受付の おねえさん に聞きにいく。


背後から、突然、

「はっ。はっ。はぁ~」

と妙な声が聞こえるので、びっくりして振り向くと、

後ろの席の おばあちゃんが、なんと座ったまま

体操しはじめている。


こんなところで体操するなよ。


「順番まだ?」と、さっきの おじいちゃんが、

また、受付の おねえさんに聞きにいく。


って、もしかして、受付の おねえさんと

しゃべりたいだけ?


斜め向かいの おばあちゃんは、突如として

両腕を天に突き上げたか と思うと、

「ふぁぁ~ぁぁぁぁ~っ!」と大あくび。


ああ!

もう!


病院って、

おばあちゃん と おじいちゃん ばっかり!?

こんなところに、もう、長居したくない!


薬が欲しいだけなのに!

病院って、なんで こんなに待たされるの!


これでも、そんなにヒマじゃないんだけど!


で、ついに。

やっと順番が回ってきたと思ったら、

自分の診察は3分間で終了。


腫れて上がっている足をチラリと見て、

後は、聴診器で胸やお腹に当てて

音を聞いて(心音?)、それで おしまい。

(聴診器って・・痛風なんですけどね?)


2時間待って、診察は3分ですか。


と、ここで誰もが考えそうなことは、

薬をもらうだけなのに、通販で薬を入手できないか、

ということ。


確かに、痛風に限らず、病院に行って

診察を受けて、処方箋を書いてもらう、というのが

セオリーです。

そうするのがベストでしょう。


けど、もう、病院なんて、うんざり!

と思う人もいるのでは?


いえ、もうちょっと・・

待ち時間を なんとか してもらえませんかね?

こんなに待たされたら、

忙しい人は、病院に行く時間を捻出できないでしょう。


仕事が終わって帰宅した頃には、

病院も閉まっている場合が多いでしょうしね。


フェブリク錠などの痛風の薬は、たいていが

処方箋が必要な薬なので、

一般の薬局などでは市販されていません。


ですが、

海外の痛風の薬ならば、個人輸入代行業者から

購入することができます。


また、国内では、まだジェネリックが発売されていない

痛風新薬(フェブリク)でも、海外では

フェブタズ(Febutaz)という、

フェブリクの後発薬(ジェネリック)が発売されているので、

びっくりするほどの格安価格で入手可能です。


2022年9月19日月曜日

痛風治療をやめたら又再発したので医者に行きづらい

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◆ フェブリク やめたら

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この場合の「痛風治療」というのは、いわゆる投薬治療、

つまり、尿酸値を下げる薬を飲むことでしょう。


痛風改善の基本は「生活習慣の改善」などと言いますが、

現実には、痛風は生まれつきの体質による要因が

非常に大きく、尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)を飲むのが

一般的に「痛風の治療」と、されています。


尿酸値を下げる薬、というのは、

フェブリク錠(ジェネリック→フェブタズ) や

ザイロリック錠のこと。


従来から広く飲まれているザイロリックに比べて、

フェブリクの場合、1日1回1錠だけで良いのですが、

それでもね。

毎日、飲み続けなければならないので、

負担と言えば負担です。


めんどくさい、というか。

飲み忘れたりしているうちに、おっくうになってしまったり。

っていうか、最大の理由は、やっぱり副作用でしょう。


フェブリクの場合、尿酸値を下げる効果は

絶大と言われていますが、薬ですからね、

副作用があります。


効果は大きく、副作用が少なめになるよう、

40年ぶりに開発、発売されたフェブリク錠ですら、

個人差があるとはいえ、やっぱり副作用があります。


具体的には、

「だるい、眠い、いらいらする、微熱がある・・」とか。


これはね。

要するに、痛風の薬には、副作用として

肝機能が低下気味の傾向があって、

その肝機能低下の現象です。


これが、けっこう、しんどい。

慣れれば、どうってことがないのかもしれませんが、

あまり楽しいことじゃありません。


だからね。

やめてしまう人がいるんですよ。

フェブリクを。

尿酸値は 下がったし、もう、いいかな、と。


元々、尿酸値が高かった人(尿酸値 7.0mg/dl以上)が、

大きく尿酸値が下がりました、と。


フェブリクを飲み続けるのは面倒だし、薬代は高いし、

国内版には、まだフェブリクのジェネリックは ないし、

副作用で眠いし

(夕食後のフェブリク服用に切り替えれば、

仕事への支障は少ないです)

ええい、もう、いいや。

やめちゃえ。


ところがね。

尿酸値が めでたく下がりました・・・というのは、

実は、フェブリク効果、フェブリクのおかげなんで。


フェブリク錠は尿酸値を下げる効果の大きな新薬ですが、

残念なことに「効果は飲んでいる間だけ」なんです。


逆に言えば

「飲み続けている限りは尿酸値は下がったまま」

なのですが、あまり実感がないのか、ついつい、

服用をやめてしまったりね。


で・・

みるみるうちに、尿酸値は元の水準に。

元々、尿酸値は高い体質(痛風体質)だったわけですから、

そりゃあ、尿酸値も高くなりますよ。


尿酸値が高くなったから、といって

すぐに痛風発作が出るとは限りませんが、

低くなっていた尿酸値が急に高くなると、

この・・なんていうか、エレベーターみたいというか、

要するに、体内の「尿酸のバランス」が崩れるのです。


尿酸値の急変は痛風発作を誘発するケースが多いです。


で、痛風発作が出てしまう。


ああ、だめだ。

やっぱり、薬を飲まなきゃ。

フェブリクは続けなきゃ。


・・・と思うのですが、いったん、

薬をやめてますからね。


これがまた、前の病院には行きにくい。


行けば、医師の先生が、

まるで 鬼の首でも取ったかのように、


「ほ~ら。

 だから、言ったでしょう?

 フェブリクを飲み続けなきゃ駄目ですって」


・・・と、それみたことか、

みたいな顔されて言われるのは、

なんか、いや~な気分ですし。


そんなときはね。

病院を変えれば いいだけの話なんですよ。


何も律儀に 以前と同じ病院に行く必要は ないです。

病院は他に いくらでも ありますから。


2022年9月18日日曜日

痛風発作と捻挫(足首を強く打った)

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◆ ねんざで痛風になるか

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捻挫と痛風発作は、少し症状が似ています。


足首の症状なんか、特にね。

関節が腫れあがって炎症を起こしてしまい、ズキズキと

いや~な痛みがあります。


でも、ねんざの炎症は、痛風発作ほど激烈な痛みではないです。

それに、その捻挫の程度にもよりますが

(どれくらい強く打ったか、あるいは足首をひねったか、など)

そんなにいつまでも続くものでありません。

当初は痛くても、日に日に緩和していきます。


でも、痛風発作の方は、個人差はありますが、

もっと底なしの痛み、という感じ。


程度の差は あっても、いつ終息の日が来るのか

見えないくらい、激痛の日々が続くことがあります。


そもそもね。

根本的に、捻挫と痛風発作は原因が違いますからね。


ねんざが外的に力を加えられたことが要因となるのに対して、

痛風の場合は、体内で尿酸が過剰になりすぎて

結晶化して関節などに沈着したことが遠因となるので、

いわば、内的要因です。


捻挫の場合は、時間が経過すれば

日に日にマシになってきますが、

痛風発作は少し違う、ということ。


痛風初期症状の人、痛風になってから年月の浅い人は、

痛風発作が起こっても10日ほどもすれば

嘘のように消失してしまいますが、

痛風になってからの年月が長ければ長いほど、

体内に蓄積している尿酸結晶の量も多いので、

なかなか、痛風発作が回復しにくくなります。

痛風が長引く、ということです。


痛風発作には、腫れたり痛いばかりでなく、

その炎症のときに生じる発熱で、

関節などに蓄積している尿酸結晶を溶かす・・

という作用もあるのですが、

それでも、恒常的に尿酸値が高いと、

痛風発作で多少、尿酸結晶を溶かしたところで、

それ以上に尿酸結晶が溜まりすぎてしまうと、

いつまで経っても痛風発作が終息しなかったり、

終わったと思ったら、また再発したり・・・

なんて現象が起こるようになります。


でね。

痛風と捻挫は全く関係ないのか・・・というと、

実は、そうでもないのですよ。


たとえば、捻挫で強く足首をひねったり、

足をくじいて炎症を起こしてしまう、とします。


すると、それがキッカケとなって

痛風発作が誘発することがあるのですよ。


ただし、捻挫の人は誰もが痛風になるわけでなく、

尿酸値が元々、高くて、体内に

たくさん尿酸結晶が蓄積している痛風の人の話です。


痛風じゃない人が、捻挫したら痛風になってしまう・・

という意味ではありません。


あと、登山とかね。

マラソンとか。


いっけん、痛風に関係なさそうですが、

普段以上に「足を酷使した」場合。


それが引き金となって

痛風発作が誘発するケースもあります。


これは、足の酷使・・が表面的には

トリガーになってはいますが、元々、

足の関節に蓄積している尿酸が飽和・・というか、

いつ、痛風が出てもおかしくない状態だった、

と考えられます。


登山したら痛風になる、とか。

マラソンしたら痛風になる、とか、

そういう言い方をしたら、いかにも

マラソンや登山が悪いように聞こえますが、

そうじゃありません。


普段以上の足の酷使が、刺激になって、

いつ出てもおかしくなった痛風発作を

呼び起こすキッカケになった、というだけの話。


でも、みんな、マラソンのせいで痛風になった、とか。

登山は痛風になるから、やめとけよ、

などと考えるようですね。


そうじゃないんですよ。


マラソンしなくても、登山しなくても、

遠かれ早かれ、痛風が出るような状態だった、

というだけのこと。


捻挫も同様。


なんで、捻挫なんかで痛風になるんだ。

捻挫で痛風になるわけが なかろう!


・・・と思う人もいるかもしれませんが、

たしかに捻挫で痛風になるんじゃないのですが、

捻挫がキッカケとなって、

痛風発作が誘発されることもある、という話です。


2022年9月17日土曜日

痛風発作 歩く

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◆ 痛風 歩くと痛い

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痛風発作は体のいたるところに出るので、

足に出るは限りませんが、やはり足先が一番の好発部位なので。


痛風発作というのは、とにかく痛いです。


しかも、足に症状が出てしまう、歩けない。

歩くと痛いので、とても歩けない。


特に、体重のかかる場所。

くるぶし(足首)やアキレス腱など、歩くたびに

体重が ずっしりとかかってしまう場所なら、

もう、歩くのはアウトです。


足の甲とか、足の親指の付け根の関節なら、

踵(かかと)を軸にして、足を浮かせながら歩けますけど。


でも、膝とかに出てしまうと、やっぱり歩けないです。

歩くたびに痛いどころか、曲げても痛い。

しゃがむことも出来ない。

立ち上がるのも痛い。

どうしようもない場所です。


じゃあ、歩けないなら、ずっと寝ていればいいのか。

仕事は どうすればいいのか。


本当に痛いとき、一番酷いときは

一歩も外に出られないので、仕事も休むしかないでしょう。


でも、いつまで休んでいられるのか。

職場にも迷惑をかけるし、家族にも迷惑をかけるし、

やはり1日でも早く復帰したいです。


それには、痛み止めの薬を飲んで安静にしている、

というのが良策に思えますが、それでもね。

家の中ででも、まったく歩かないわけにはいきません。

トイレにも行きたいですしね。


じゃあ、どうやって家の中で移動するのか。

トイレには、どうすれば行けるのか。


痛風発作というのは、不思議なもので、

両足同時に炎症が起きることは稀です。

次から次へと痛風発作が起こる場合も

一箇所の炎症が治まってから次の発作が起こりますからね。


だから、片足が痛い場合でも、もう片方の足は

痛くないってこと。

ということは、その片足を有効に使うということになります。

つまり、片足跳び、ケンケンですね。


ところが、

本当に痛いと、その「けんけん」すら痛い。

跳ぶときの振動ですら、痛い。


ロキソニンなどの痛み止めの薬(消炎鎮痛剤)を飲んでも、

それでも痛い。

それでも、飲んでないよりも、ロキソニンを飲んだほうが

痛みの程度は ずっとマシです。

体感する苦痛は かなり楽だけど、

それ以上に強烈に痛いのが痛風発作。


家の中、限定ですが、一番、

簡単で実践的なのは“四つん這い”です。

いわゆる「這い這い」。


これは意外にも移動スピードは早いです。

痛みの程度にもよりますが、トイレくらいなら

難なく辿り着けます。


そんな赤ん坊みたいな真似事ができるかよ!?


そういう人は、立って移動する、それでいて、

できるだけ痛くない方法を模索することになります。


実践的な方法としては、痛くない足を基軸にして、

コマのように回転させながら、ずりずりと進む方法です。


これは踵(かかと)を軸にして、回転するうちに

進行したい方向へ少しずつ少しずつ進んでいくやり方。


ただし、体重を支えているのは、事実上、

痛くない方の足だけなので、

バランスを崩すと転倒する危険も。


壁とか手すりとか、何か掴まれるもの、もしくは

すぐに手を伸ばせて支えられる何かを伝いながら

進行するのが望ましいです。


ただ、それほど、痛風発作の痛みがヒドクない場合は、

痛い箇所だけを地面につかないように少し浮かして

あるくことができます。

足の親指の付け根の関節、とかね。


結局、どの歩き方にしても、

そのときの

「痛みの程度・痛みがある箇所による」のです。


どんなに自分なりの「痛風のときに歩ける方法」を

編み出しても、それは

「そのときにしか使えない方法」の可能性もあります。


毎回、同じ箇所に痛風発作が出るとは限りませんからね。


でも、ねえ・・

家の中に段差がある場合。

「段差」があると苦労するのですよ。


特にトイレね。


トイレに入るのに、ほんの数センチでも段差があると、

その段差を乗り越えるのに苦労するのですよ。


足が痛くないときなんか、ひょい、と越えられる、

なんでもない段差なんですけどね。


痛風で足が痛くて動かしにくいときには、

その、わずかな数センチの段差が、まるで城壁のように

思えるときがあります。


とにかく、どんな歩き方をしても、どんな進み方をしても

痛いものは痛いので、鎮痛剤(痛み止め) を飲んで

痛みを少しでも緩和させるのが無難かな、と思います。


2022年9月16日金曜日

フェブリク錠 2日に1回では

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◆ フェブリク毎日飲む?

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フェブリク錠というのは、痛風の薬、つまり、

尿酸値を下げる薬のことですが、毎日、

飲むことになっています。


1日1回、1回につき、1錠。


用量は、個人差がありますが、

先発医薬品(新薬)の場合、「フェブリク錠 10mg」

「フェブリク錠 20mg」「フェブリク錠 40mg」

の、どれかになります。


「フェブリク錠 20mg」の人なら、

「フェブリク錠 20mg」を1日1回、1錠だけ飲む、

ということ。


ところがね。

この、フェブリク錠ですが

「毎日じゃなくて、2日に1回・・にしては、駄目か」

という人がいるんです。


まあ、面倒だったり・・

フェブリク錠は新薬(40年ぶりの痛風新薬)なので、

国内では後発医薬品(ジェネリック医薬品)がまだなくて

薬価が高いとか・・・

理由は、人それぞれでしょうけど。


で、結論→「毎日、飲んだほうがいい」です。


フェブリクは、残念ながら、

痛風を治療してくれる薬ではなくて、

「飲んでいる間“だけ”尿酸値を下げる薬」なんです。


つまり、飲むのを止めると、

尿酸値は元の水準の高い数値に戻ってしまうわけで。


でも、逆に考えると、

「飲んでいる限り、尿酸値は上がらない」わけで。

上がらない、ということは「下がったまま」なわけで。


ってことで、あの泣きそうなほど痛い

「痛風発作にもサヨウナラ」と。


フェブリク錠は「尿酸生成抑制薬」なので、

体内で尿酸を作り過ぎないようにさせる薬です。


1錠飲めば、具体的に何時間の効果が持続するのか、とか

正確なことは、よくわかりませんが、

「飲む」→「次に飲む」という、「飲む」と「飲む」との

時間の間隔があけば空くほど、尿酸値は

元の水準に戻る傾向があります。


毎日、飲み続けるのは面倒・・というのは、

わからなくもないですが、逆に

「2日に1回、飲む」ようにすると、

“飲み忘れる”のでは?


あれ、昨日、飲んだんだっけ?

今日、飲む日だったっけ、どうだったっけ?


・・・とかね。


でも、フェブリク錠の人は、まだマシですよ。

新薬であるフェブリクが発売されるまでは、

尿酸降下薬といえば、主流は

ザイロリック(アロプリノール)でした。


ザイロリックもフェブリクと同じように

「尿酸生成抑制薬」ですが、毎日どころか、1日に

2回~3回も飲まなきゃならないのです。


フェブリクは、同じように毎日でも、

「1日1回1錠で良い」のですからね。

ずっとずっとマシです。


あと、薬価が高いと思う場合。


そうですよねえ・・新薬ですし、ジェネリックは ないしね。

高いですよ、毎日のことですからね。


(フェブリク錠は国内ではジェネリックは未発売ですが、

海外では「フェブタズ(Febutaz)」という

安価な、フェブリクのジェネリックが発売されています。

日本国内でも、個人輸入代行業者などから購入可能です)


それでもね。

「2日に1回、飲む」くらいなら、ピルカッターで

カットして、半分にして毎日、飲む方がいいです。


ピルカッターというのは、薬専門の錠剤を切断する道具。


カッターナイフで切ってもいいですが、切断した際、

力の入れ具合で、半分がドコかに飛んでいってしまったり。

あるいは、力を入れすぎて粉々になってしまったり。


慣れるまで難しいので、そういう場合、

ピルカッターなら容易に半分に切断できる、ということ。


でね。

たとえば、

「フェブリク錠 20mg」の人なら、

「フェブリク錠 20mg」を半分に切断して、

「フェブリク錠 10mg」を二つ作る、と。


で、その半分になった「フェブリク錠 10mg」を

二日に分けて飲む、と。


1日1回、「フェブリク錠 10mg」を1錠だけ飲む、

ということ。


これなら、

毎日「フェブリク錠 20mg」を飲む続けると、

薬代が高いなあ・・・と思う場合でも、

半分(フェブリク錠 10mg)にして毎日飲むなら、

薬代としては同じことなので。


また、飲まない日を作ってしまうわけでもないので、

尿酸値は安定すると思います。


安定?

でも、それも飲む時期によりますけどね。


尿酸値を下げている最中、つまり・・・

たとえば、


尿酸値 13.0mg/dlの人が、

尿酸値 6を目標にしているとして、

「フェブリク錠 10mg」→「フェブリク錠 20mg」

→「フェブリク錠 40mg」

と、徐々に尿酸値を下げている段階で、

少しずつフェブリクを増量している時期。


こんな時期に、ピルカッターで半分にして・・

などと、こんな悠長なことをやっていると、

下がる尿酸値も下がらないです。


ところが、いったん、尿酸値 6以下になった、と。


で、あとは維持量というか「フェブリク錠 40mg」で継続・・

という段階に入ったら、用量を減らしても、そんなに尿酸値は

変動しないんじゃないか、と。

(でも、用量を減らしてもよいか、

主治医の判断を仰ぐのが正解だと思います)


・・・と、まあ、そういうわけで。


「フェブリクは2日に1回でも良いか」

→「毎日、飲んだほうがいい」です。


2022年9月15日木曜日

コルヒチン 献血

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◆ コルヒチンを飲んでも献血できるの?

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コルヒチンというのは、痛風の薬です。


尿酸値を下げる薬や消炎鎮痛剤とは、また働きが異なっていて、

痛風発作が起こりそうな直前の飲むと、痛風発作を起こさせずに

封じ込める作用がある薬のこと。

それが、コルヒチン。


で・・

コルヒチンを飲んだ人が「献血」できるのか↓


条件付で、できます。


条件というのは・・・

最後にコルヒチンを飲んでから「3日間」は献血できません。


つまり、前日にコルヒチンを飲んだ、とか。

一昨日、コルヒチンを飲んだんだけど?

・・・とか、そういうのはダメ、ということ。

当日、飲んだとか、問題外。


でも、服用中止から3日間は献血できないけど、

4日目からはOKですよ、ということ。


だから、コルヒチンを飲んだ人が献血に行く場合は、

4日前には服用を中止しなきゃ、献血させてもらえない、

ということです。


コルヒチンを飲んだ人は二度と献血できない、などと

いうことは決してないです。


ついでに、というか・・・

痛風に関係がありそうな薬を服用している人が、

献血できるか、どうか、です↓


【当日、飲んでいても献血できる】↓

○痛風サプリメント(アンセリンとか)

○胃腸薬

○ビタミン剤


サプリ関係は、大丈夫です。


胃腸薬は、痛風の薬ではありませんが、

ロキソニンやボルタレンなどの消炎鎮痛剤(痛み止め)を

飲む場合、胃薬も一緒に処方されたりすることもありますので。


ビタミン剤は、医薬品ではありませんが、

ビタミンCとか、健康増進、ストレス対策、痛風対策(?)で

飲んでいる人もいるかもしれないので。


【当日、飲んでいないなら献血できる(前日までなら、可)】↓

○高尿酸血症治療薬

○消炎鎮痛剤


高尿酸血症治療薬、というのは、いわゆる、

尿酸値を下げる薬のこと。

フェブリクとか、ザイロリックとか。


これらの尿酸降下薬は、毎日、

飲むことが推奨されていますので、

当日、飲むな、と言われると困ってしまいますが、

毎日、朝に飲んでいる人なら「夜に飲む」ようにするとか。

そういう対応で いいんじゃないでしょうか。


それから、消炎鎮痛剤。

これは痛み止めの薬のこと。

ロキソニンとか、ボルタレンとか。


ただしね。

献血といっても、いろいろあります。


◆全血献血(400mL献血・200mL献血)

◆成分献血(血小板成分献血・血漿成分献血)


このうち、痛み止めの薬を飲んでいる場合、

「血小板成分献血」は4日目からOK。

3日以内の飲んでいる場合は、不可。


「血小板成分献血」以外のもの、つまり、

「400mL献血」「200mL献血」および「血漿成分献血」は

当日、飲んでなければ大丈夫。

前日まで飲んでいても、可、ということです。


【服用中止から3日間は献血不可(4日目から、可)】↓

○コルヒチン


冒頭の記述の通り。


【献血不可】↓

○治療用ホルモン薬(ステロイド)


痛風の場合、ステロイドといっても

ステロイド注射を膝などに打つ(痛み止め)場合が

ほとんどだと思うので、ステロイド剤を服用する場合とは

また違うかもしれません。


献血現場で、訊いてみるのが確実ですね。

ステロイド注射を打ってもらったんだけど、

献血できるのか、って。


なお、ステロイドホルモンを服用している人は

二度と献血できないのか、というと、そんなことはなくて、

1ヶ月間くらい、献血を延期すれば、また 

できるようになるみたいですよ。


で・・・

献血の行く人の大部分は、血液を提供することで

困っている人々を助けたいから、という

奉仕の精神だと思うのですが、

私の場合、大きな声では言えませんが、


自分の健康チェックのため


ですね。


ところがね。

痛風の人が一番 気になる、というか、肝心な、

というか・・・

献血には「尿酸」の項目が ないのです。


この「尿酸」というのは、いわゆる、

“尿酸値”のことです。


なんで、献血に「尿酸」の項目が ないのか、というと、


「献血は 健康診断の場では ないので、

 健康チェックをしたい人は、病院へ どうぞ」


と、いうこと らしいです。


う~ん・・

もしかしたら、献血センターと病院は 

タイアップしているのかも。


私見ですが、献血でも尿酸値が わかるようにしたら、

もっと献血人口が増えると思うんですけどねえ・・・


って、痛風の人ばかりが

献血に行くように なったりして。


2022年9月14日水曜日

痛風 冷やすと治りが遅い

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◆ 痛風 腫れを冷やしていいか

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「痛風 冷やすと治りが遅い」

ホントです。

痛風発作の腫れや痛みを早く治めるには

「温める」のが正解。


でも、私は痛風が出たら冷やしますけどね。


なんで?

温めると早く回復すると、知っているなら、

なんで冷やすの?


そもそも、痛風発作は「尿酸値が高いから」

起こるわけですが、尿酸値が高くなると、即、

痛風発作が起こるわけじゃなく、

何年も何年も時間がかかるわけです。


尿酸値 7以上になると、血液中に尿酸が溶けなくなって。

溶けなくなった尿酸が結晶化して、尿酸結晶になって。

その尿酸結晶が体内の関節などに沈着し始めて。


沈着し続けた尿酸結晶が、ある日、とうとう、

飽和状態になって。


溜まりきれなくなって飽和状態になった尿酸結晶が、

ついに剥がれおちて。


その剥がれ落ちた尿酸結晶の欠片を

白血球が異物と認識して、攻撃して。

白血球の攻撃時に、あの激痛の元になる成分が出るわけです。


こうなるのに、普通、10年以上かかるわけで。


(個人差があります。普通に考えて、

尿酸値 7と尿酸値 14の人では、体内に

尿酸結晶が溜まるスピードが全然違うでしょう?)


で。


ここまで読んでみると、

「悪」の存在的なものが

「白血球」に思えてしまうのですが・・・・


実は、それは“逆”であって、

白血球こそが体を守ってくれる防御システムのようなもの。


そもそもね。

このまま、尿酸値が高いのに、

体内に少しずつ少しずつ少しずつ

尿酸結晶が溜まって溜まって溜まり続けているのに、

このまま行くと、どうなると思いますか?


まず、溜まりすぎた尿酸結晶が増えすぎて、ぼこっ、と

瘤(こぶ)のように膨れ上がってきます。


触ってもブヨブヨしていますが、

まったく痛くないんですね、これが。


これが、いわゆる、痛風結節というヤツ。


コブのように見える、その中身は、なんと

尿酸結晶がギッシリ詰まっている。


さらに、その痛風結節を放置しておくと、どうなるのか?


皮膚をブチ破って、尿酸結晶の塊が出てくるのですよ。


ぶち破られた皮膚は、どうなるのか、って?


そりゃあ、もう・・破れたままです。

すぐに病院へ行きましょう。


破れた皮膚から、白いモノが零れ落ちていますが、

それが尿酸結晶です。

こんな白かったのですね。

触ると、サラサラしています。


なんていうんでしょ、片栗粉に、

触った感じがちょっと似ています。


でね。


こういう、あれですよ。

痛風結節が出来たり、さてはて 

痛風結節が皮膚を突き破ったりして、

それが体に良いわけありません。


気分も良くないですしね。

痛風結節が自分の皮膚をぶち破って

嬉しい人は いないでしょう。


痛風発作が「体を守るために起こるものだ」というと、

異論噴出しそうですが、実際、そういう一面があるのです。


痛風発作が起こるには理由があって。

意味もなく起こるわけじゃないんです。


体内に尿酸結晶が溜まりすぎて・・

このままじゃあ、ちょっとマズイ。


で、痛風発作を起こす。


??


意味、わかりませんけど。


痛風発作で痛い場所を触ってみると、熱いでしょ。

腫れて炎症を起こしているんですから。


このときの「発熱」でね。

体内の尿酸結晶を溶かしているんですよ。

熱で尿酸結晶を溶かして小さくしているんです。


痛くて腫れてツライばかりの痛風発作ですが、

体にとっては、ちゃんと意味があるんです。


で・・・

痛風発作の炎症で、発熱で

少しずつですが、だんだん体内の関節などに沈着している

尿酸結晶が小さくなってきた。


そうなるとね。

痛風発作が終息に向かうのですよ。

ああ、一定の役割を終えた、と。


で。

痛風発作のとき、

「温めるのが良いのか、冷やすのが良いのか」と

よく迷うのですが、どっちも一長一短。


っていうか、ホントは

「温めるの」のが正しいのですけどね。


なんでか。


痛風で腫れあがった患部を温めると・・

さらに血流が良くなって、白血球が活発化して。


白血球が剥がれた尿酸結晶の欠片を

攻撃するのを促進するのですよ。


だから、腫れが酷くなる。

痛みも激化する。

苦痛も倍増する。


でもね。

早く、痛風が治まるのです。


たとえば・・・

公園で、落ち葉をタップリ集めて、

焚き火(たきび)している、とするでしょ。


そこで、ウチワとかで、

パタパタと風を送ってやると、どうなるのか。


炎が強くなって、火の粉が飛んでくるかもしれませんが、

はやく、落ち葉は燃え尽きて朽ち果てますよね。


ところが、そんなことをせずに、

焚き火に・・・ジョウロで水をかけてみたら、どうなるのか。


少しの水なら、火は消えなくても、

弱火になって燻り(くすぶり)はじめますよね。


それって、燃えますか?

火力、強いですか。


早く、落ち葉を燃え尽くせるのは、どっちか。


焚き火に風を送ったら、回りにいる人間は熱いですが、

もしかしたら、火の粉も飛んでくるかもしれませんが、

早く、落ち葉を燃やせるでしょう。


ですが、冷や水をぶっかけるみたいに、

せっかく燃えている焚き火に水をかけて冷やしたら、

どうなるのか。


簡単には火は消えなくても、なかなか、

落ち葉を燃やし尽くせません。


痛風のとき「温めるか、冷やすか」というのは、

そういうことなんです。


痛風発作のとき、痛くて腫れ上がっている患部を

温めると、痛みは倍増して激痛化しますが、結果的には

早く痛風は終息します。

尿酸結晶を溶かして小さくするのを促進しますからね。


ですが、痛風のとき冷やすと、なかなか治らず、長びきますが、

炎症が緩和するので、痛みは和らぎます。


どっちがいいんでしょうね。

人それぞれというか、考え方の問題かも。


ちなみに、私は痛風が出たら「冷やす」タイプですね。

痛くて眠れませんし。


でも、ある程度、(痛風の痛みと腫れの)ピーク時を過ぎたら、

「温める」方に転向するようにしています。


2022年9月13日火曜日

痛風 薬をやめる?

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◆ 痛風 薬をやめたら、元に戻る

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聞いた話。

とある奥さんの御主人が、痛風だそうで。


当然・・というか、奥さんの方は痛風じゃないので、

痛風のことも御主人の気持ちも、何もわからない。


で・・・

奥さんは、こんなことを言ったのだそうな。


「ウチの旦那は、なんと・・

もう20年も痛風の薬を飲み続けている。

20年も? おかしいんじゃないの、ウチの旦那」


・・・・・・・・・・。


わかってないなあ。


この場合の「痛風の薬」というのは、

尿酸値を下げる薬のことでしょう。


20年という月日から考えて、おそらく、

ザイロリック(アロプリノール)かもしれませんね。


そりゃあ、まあ、奥さんは自分が痛風じゃないなら、

痛風の苦しみも痛風発作がどれくらい痛いかも、

わからないでしょう。


薬といえば、風邪薬や抗生物質のように、

飲んで数日で症状が治まれば、もう飲むのを止めるのが

「“薬”というもの」というふうに思っているんでしょうね。


残念ながら、痛風というのは、

持って生まれた体質の要因が大きいので、

風邪のように数日で治ったりしないです。

っていうか、痛風の薬を飲んでも痛風は治りません。


は?


痛風の薬なのに、痛風が治らないなんて、どーゆーこと?


痛風の薬というのは、一般的な名称で、

ザイロリックやフェブリクのような尿酸降下薬は、

「尿酸生成抑制薬」なんです。


つまり、体内で尿酸を作りすぎないよう、

抑制する働きがある薬。

これによって、尿酸生成を阻害して、

大きく尿酸値が下がります。


・・・というわけで、一般的に

“痛風の薬”などと呼ばれていますが、

実は、単なる「尿酸値が下がるだけ」の薬なんです。


しかも、1錠飲めば、その効果は、

およそ半年間 持続・・・・

とかなら、嬉しいのですが、実は、毎日 

飲まなければ、いつしか、尿酸値は

元の水準、もとの数値に戻ってしまうのです。


え~~

毎日、飲むの・・・


毎日、飲まなきゃいけない、と考えると、気持ちが

おっくうに なりがちですが、見方を変えると

「飲んでいる限り、尿酸値は低いまま」なのです。


前述の御主人は、そんなこと百も承知で、

尿酸値を下げる薬を、長年、飲み続けてきたのでしょう。

いちいち、細かいことを奥さんには 

言わない御主人なのかもしれませんね。


こ~ゆー、奥さんには、少々、

教育する必要があるかもしれませんね。


○痛風は、遺伝など生まれつきの体質による要因が大きく、

世間一般に思われている「贅沢病」などではない。


○尿酸値を下げる薬は効果絶大だけど、

飲むのをやめてしまうと、すぐに

尿酸値は 元の高い数値に戻ってしまう。


○けど、尿酸値を下げる薬を飲んでいる限り、

尿酸値は低いまま。


○尿酸値を下げる薬を飲んでいるから、長年、

痛風発作が起こっていない。


○尿酸値を下げる薬のおかげで、痛風発作が起こらないので、

家族に心配や迷惑をかけずに済んでいて、

自分の足で歩けるので、仕事にも行けるから、

会社をクビにならずに済んで、

おかげで生活が安定して、家族が安心して生活していける。


・・・・・・こういうことをね。

ちょっと、奥さんに、

キョーイクをしなきゃいけないかもしれませんね。

教育的指導ですよ。


話せば、わかってくれますかね?


2022年9月12日月曜日

痛風 後遺症

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◆ 痛風発作がなくなったがしばらく親指が痛い

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痛風発作は、足の親指の付け根の関節に発症する・・

とは限りませんが、一番の好発部位ではあります。


痛風発作は、いつも同じような激痛ではありませんが、

それでも、だいたい強烈な痛みに襲われますね。


でも、何十年も痛風で苦しんでいると、

毎回の痛風発作は決して同じではなく、

「激烈な痛み」のときと「それほどでもない痛み」

のときがあるのです。


「激烈な痛み」のときと「それほどでもない痛み」

のときの違いは、モチロン、痛風発作が激痛が

続いているときの痛みの違いもありますけど、

痛みがある程度治まってきてからの“回復期間”

の長さが違うのです。


「激烈な痛み」のときは、回復も遅いです。

「それほどでもない痛み」ときは比較的、早めの回復です。


でね。

「それほどでもない痛み」ときは、それほどでも

ないのですが・・


「激烈な痛み」のときは、ね。

後遺症みたいなものが残りやすいのですよ。


後遺症といえば、なんか、語弊がありますが、

痛くないのに、痛い・・というか??

なんて言えばいいんでしょ。


痛みの“残りカス”が残っている・・みたいな。


明らかに痛風発作の強烈な痛みじゃないのだけど、

もう腫れもスッカリ引いていて、赤みもなくなっていて、

痛くないようなんだけど、なんとなく、痛い。

歩くと妙に痛い。

決して激痛じゃないんだけど、

もう痛風は治っているはずなのに、なぜか、まだ痛い。

微妙に痛い。


こんな状態。


で、これは何なのか。


というと、まだ、その痛い箇所に尿酸結晶が

溶け切れずに残っているのです。


尿酸値 7.0mg/dl以上で高尿酸血症と呼ばれますが、

なんで「尿酸値 7.0mg/dl以上」なのかというと、

それを超えると、尿酸が血液中に溶けなくなるから。


溶けなくなると、どうなるの?

→結晶化して、体内の関節などに蓄積します。


痛風というのは、体内に沈着した尿酸結晶が

溜まりきれなくなって剥がれ落ち、その

剥がれ落ちた尿酸結晶の破片を白血球が攻撃することが

キッカケとなって起こります。


その痛風発作の炎症には、意味があって、

あの痛みと腫れが起こる現象の裏側には「発熱」があるのです。


患部の発熱ね。

ほら、腫れて痛い場所、触ると熱いでしょ?


えっ?

触りたくもない?


その痛風発作の発熱に、何の意味があるかというと、

その発熱で蓄積している尿酸結晶を溶かしているのです。

熱で溶かしているのです。


これは体が自分のカラダを守るために、

体内の異物である尿酸結晶を発熱で溶かして、

体を早く正常な状態に戻そう、という作用なので。


そして、発熱で少しずつ溶かされて

尿酸結晶が小さくなってくると、

やがて、痛風発作は治まってきて終息に向かいます。


で、いつかは、どんなに痛い痛風発作も終わるわけで。


ところがね。

長年、痛風で苦しんでいるような人は、

尿酸値が高かった時代の履歴が長いので、

体内に蓄積している尿酸結晶の量も多いと考えられます。


だから、痛風発作がいったん終わってもね。

まだ、その痛かった箇所に

「尿酸結晶が(小さくなったけど)

まだ、少し残っている」のです。


これが後遺症・・というか、

痛風が終わったのに、まだ、

何となく痛いケースの「原因」。


そして、この痛風発作は尿酸値が高い限り、

終わることなく、繰り返されます。


そして、だんだん周期が短くなってきて、

一年中、痛風発作を繰り返す

(痛風発作の時期と寛解期を)人もいます。


根本治療としては、もう、尿酸値を下げる薬しか

ないかもしれませんね。


もちろん、いつの時代も痛風改善の基本は、

「生活習慣の改善」なのですが。


厳しい食事制限を強制しても、なかなか

できないでしょう。

ビール、やめられないでしょう。


フェブリクは40年ぶりに発売された痛風新薬で、

副作用が少なめで、それでいて、尿酸値を下げる効果は

大きい、と考えられています。


今の時代、昔と違って、痛風の良い薬がありますからね。

一昔前まで、フェブリクなんて、なかったですから。


「生活習慣の改善」だけでは

なかなか尿酸値が下げられないので、

投薬治療と生活習慣の改善を併用するのが、

近年の痛風治療の指針となっているようです。