2022年9月13日火曜日

痛風 薬をやめる?

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◆ 痛風 薬をやめたら、元に戻る

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聞いた話。

とある奥さんの御主人が、痛風だそうで。


当然・・というか、奥さんの方は痛風じゃないので、

痛風のことも御主人の気持ちも、何もわからない。


で・・・

奥さんは、こんなことを言ったのだそうな。


「ウチの旦那は、なんと・・

もう20年も痛風の薬を飲み続けている。

20年も? おかしいんじゃないの、ウチの旦那」


・・・・・・・・・・。


わかってないなあ。


この場合の「痛風の薬」というのは、

尿酸値を下げる薬のことでしょう。


20年という月日から考えて、おそらく、

ザイロリック(アロプリノール)かもしれませんね。


そりゃあ、まあ、奥さんは自分が痛風じゃないなら、

痛風の苦しみも痛風発作がどれくらい痛いかも、

わからないでしょう。


薬といえば、風邪薬や抗生物質のように、

飲んで数日で症状が治まれば、もう飲むのを止めるのが

「“薬”というもの」というふうに思っているんでしょうね。


残念ながら、痛風というのは、

持って生まれた体質の要因が大きいので、

風邪のように数日で治ったりしないです。

っていうか、痛風の薬を飲んでも痛風は治りません。


は?


痛風の薬なのに、痛風が治らないなんて、どーゆーこと?


痛風の薬というのは、一般的な名称で、

ザイロリックやフェブリクのような尿酸降下薬は、

「尿酸生成抑制薬」なんです。


つまり、体内で尿酸を作りすぎないよう、

抑制する働きがある薬。

これによって、尿酸生成を阻害して、

大きく尿酸値が下がります。


・・・というわけで、一般的に

“痛風の薬”などと呼ばれていますが、

実は、単なる「尿酸値が下がるだけ」の薬なんです。


しかも、1錠飲めば、その効果は、

およそ半年間 持続・・・・

とかなら、嬉しいのですが、実は、毎日 

飲まなければ、いつしか、尿酸値は

元の水準、もとの数値に戻ってしまうのです。


え~~

毎日、飲むの・・・


毎日、飲まなきゃいけない、と考えると、気持ちが

おっくうに なりがちですが、見方を変えると

「飲んでいる限り、尿酸値は低いまま」なのです。


前述の御主人は、そんなこと百も承知で、

尿酸値を下げる薬を、長年、飲み続けてきたのでしょう。

いちいち、細かいことを奥さんには 

言わない御主人なのかもしれませんね。


こ~ゆー、奥さんには、少々、

教育する必要があるかもしれませんね。


○痛風は、遺伝など生まれつきの体質による要因が大きく、

世間一般に思われている「贅沢病」などではない。


○尿酸値を下げる薬は効果絶大だけど、

飲むのをやめてしまうと、すぐに

尿酸値は 元の高い数値に戻ってしまう。


○けど、尿酸値を下げる薬を飲んでいる限り、

尿酸値は低いまま。


○尿酸値を下げる薬を飲んでいるから、長年、

痛風発作が起こっていない。


○尿酸値を下げる薬のおかげで、痛風発作が起こらないので、

家族に心配や迷惑をかけずに済んでいて、

自分の足で歩けるので、仕事にも行けるから、

会社をクビにならずに済んで、

おかげで生活が安定して、家族が安心して生活していける。


・・・・・・こういうことをね。

ちょっと、奥さんに、

キョーイクをしなきゃいけないかもしれませんね。

教育的指導ですよ。


話せば、わかってくれますかね?