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◆ コルヒチンを飲んでも献血できるの?
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コルヒチンというのは、痛風の薬です。
尿酸値を下げる薬や消炎鎮痛剤とは、また働きが異なっていて、
痛風発作が起こりそうな直前の飲むと、痛風発作を起こさせずに
封じ込める作用がある薬のこと。
それが、コルヒチン。
で・・
コルヒチンを飲んだ人が「献血」できるのか↓
条件付で、できます。
条件というのは・・・
最後にコルヒチンを飲んでから「3日間」は献血できません。
つまり、前日にコルヒチンを飲んだ、とか。
一昨日、コルヒチンを飲んだんだけど?
・・・とか、そういうのはダメ、ということ。
当日、飲んだとか、問題外。
でも、服用中止から3日間は献血できないけど、
4日目からはOKですよ、ということ。
だから、コルヒチンを飲んだ人が献血に行く場合は、
4日前には服用を中止しなきゃ、献血させてもらえない、
ということです。
コルヒチンを飲んだ人は二度と献血できない、などと
いうことは決してないです。
ついでに、というか・・・
痛風に関係がありそうな薬を服用している人が、
献血できるか、どうか、です↓
【当日、飲んでいても献血できる】↓
○痛風サプリメント(アンセリンとか)
○胃腸薬
○ビタミン剤
サプリ関係は、大丈夫です。
胃腸薬は、痛風の薬ではありませんが、
ロキソニンやボルタレンなどの消炎鎮痛剤(痛み止め)を
飲む場合、胃薬も一緒に処方されたりすることもありますので。
ビタミン剤は、医薬品ではありませんが、
ビタミンCとか、健康増進、ストレス対策、痛風対策(?)で
飲んでいる人もいるかもしれないので。
【当日、飲んでいないなら献血できる(前日までなら、可)】↓
○高尿酸血症治療薬
○消炎鎮痛剤
高尿酸血症治療薬、というのは、いわゆる、
尿酸値を下げる薬のこと。
フェブリクとか、ザイロリックとか。
これらの尿酸降下薬は、毎日、
飲むことが推奨されていますので、
当日、飲むな、と言われると困ってしまいますが、
毎日、朝に飲んでいる人なら「夜に飲む」ようにするとか。
そういう対応で いいんじゃないでしょうか。
それから、消炎鎮痛剤。
これは痛み止めの薬のこと。
ロキソニンとか、ボルタレンとか。
ただしね。
献血といっても、いろいろあります。
◆全血献血(400mL献血・200mL献血)
◆成分献血(血小板成分献血・血漿成分献血)
このうち、痛み止めの薬を飲んでいる場合、
「血小板成分献血」は4日目からOK。
3日以内の飲んでいる場合は、不可。
「血小板成分献血」以外のもの、つまり、
「400mL献血」「200mL献血」および「血漿成分献血」は
当日、飲んでなければ大丈夫。
前日まで飲んでいても、可、ということです。
【服用中止から3日間は献血不可(4日目から、可)】↓
○コルヒチン
冒頭の記述の通り。
【献血不可】↓
○治療用ホルモン薬(ステロイド)
痛風の場合、ステロイドといっても
ステロイド注射を膝などに打つ(痛み止め)場合が
ほとんどだと思うので、ステロイド剤を服用する場合とは
また違うかもしれません。
献血現場で、訊いてみるのが確実ですね。
ステロイド注射を打ってもらったんだけど、
献血できるのか、って。
なお、ステロイドホルモンを服用している人は
二度と献血できないのか、というと、そんなことはなくて、
1ヶ月間くらい、献血を延期すれば、また
できるようになるみたいですよ。
で・・・
献血の行く人の大部分は、血液を提供することで
困っている人々を助けたいから、という
奉仕の精神だと思うのですが、
私の場合、大きな声では言えませんが、
自分の健康チェックのため
ですね。
ところがね。
痛風の人が一番 気になる、というか、肝心な、
というか・・・
献血には「尿酸」の項目が ないのです。
この「尿酸」というのは、いわゆる、
“尿酸値”のことです。
なんで、献血に「尿酸」の項目が ないのか、というと、
「献血は 健康診断の場では ないので、
健康チェックをしたい人は、病院へ どうぞ」
と、いうこと らしいです。
う~ん・・
もしかしたら、献血センターと病院は
タイアップしているのかも。
私見ですが、献血でも尿酸値が わかるようにしたら、
もっと献血人口が増えると思うんですけどねえ・・・
って、痛風の人ばかりが
献血に行くように なったりして。