2022年9月22日木曜日

コルヒチンの副作用を緩和する

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◆ コルヒチンの副作用は怖い!?

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コルヒチンの副作用を緩和する、主な方法は3つ。


●コルヒチンを飲むときに整腸剤を一緒に飲む

●コルヒチンを飲み過ぎない

●空腹のときに飲まない


「コルヒチンを飲むときに整腸剤を一緒に飲む」というのは、

あまり知られていませんが、コルヒチンの副作用で著名なものが

「胃腸障害」だからです。


胃腸障害というのは、胃のムカムカ感、吐き気、下痢など。


病院で処方してもらったコルヒチンには

「下痢が出たら服用をやめる」と書かれていたので、

副作用としては「下痢」が一番多いのかもしれません。


で・・

一般に市販されている整腸剤でいいですから、

コルヒチンを飲むときに同時に飲む、と。


この「同時」というのは、同時期に、という意味です。

コルヒチンを飲んだら、続けざまに整腸剤も飲む、と。


コルヒチン1錠と整腸剤1錠を必ず、同時に

口の中に入れて嚥下しなければならない、

という意味ではありません。

(喉が詰まりそうになる?)


これから、コルヒチンは必ず「水」で飲むこと。


お茶だと、胃に入るまで酸化するとか、しないとか。

ここは無難に水で飲みましょう。


薬を飲むのは楽しくないから、ビールと一緒に薬を飲む、

気持ちを紛らわせるんだ!

・・なんて人もいるらしいですけど、駄目ですよ!

そんなことをしちゃあ。


それから「コルヒチンを飲み過ぎない」の方。

当たり前だろ、ふざけんなよ、という感じですが、

でも、結局、副作用の発現リスクが高まるのは

「量が増えたとき」なんですよ。


たとえば、痛み止めの薬であるロキソニン。


これは、非常にメジャーな消炎鎮痛剤で、

頭痛、生理痛、歯痛から腰痛まで幅広く使用されている

まさに国民薬。


痛風発作でも大活躍なのですが、なにせ

痛風の痛みは激烈な痛み。

他の、疾病による痛みとは別次元の強烈な激痛。


痛風発作といっても、その時期によって

痛みの程度は違いますが、特に起こり始めの数日。

痛風発作が発症してから、4~5日目。


これは痛風の極期(痛風の痛みのピークのこと)であって、

このときの痛さというのは、ロキソニンを1錠飲んでも

効かない、と感じるくらい痛いです。


ロキソニンを処方してもらうと、

「朝昼夕 毎食後 1回1錠ずつ」などと書かれていても、

実際には、1錠飲んでも、ちっとも痛みが緩和しないので

(それくらい、痛風の痛みは激烈!)

ロキソニンを同時に5錠飲んだりする人もいるんですよ。


で・・

ロキソニンを5錠飲んでしまったけど、大丈夫かな?

なんて心配している人もいますが、大丈夫じゃないですよ、

最悪、胃に穴があきますよ。


胃に穴があく、なんて大げさな、と思うかもしれませんが、

要するに胃潰瘍です。


便に血が混じっていたりね。


血が混じるくらいなら、まだ穏やかですが、


どばあっ!


・・・と血便が出たり。


血便が出て、気分の良い人は いないでしょう。

なるべく、そんな事態は避けたいはず。


コルヒチンも同じ。

決して、一度に大量に飲まない。

絶対に飲み過ぎない。


それから「空腹のときに飲まない」。


これは胃の中に食べ物が入っていない状態ですと、

胃腸障害を起こしやすいから。


だから、コルヒチンを病院からもらってくると、

「朝昼夕 毎食後 1回1錠 1日3錠まで」

などと書かれているのです。


一昔前まで、

「1回1錠2時間おき 1日6錠まで」

と書かれていたんですけどねえ。

これも時代の流れでしょうか。

もう、あまりコルヒチンは飲むな、

ということでしょうか。


でね。

几帳面に

「朝昼夕 毎食後 1回1錠 1日3錠まで」

を守ろうとすると、食後にしか飲めないわけです、

コルヒチンを。


ところが、痛風発作というのは、いつ出るか、

わからないのです。

ある日、突然、

あっ・・という間に発症するのが痛風発作。


たいてい、痛風の予兆というか、痛風の前兆というか、

痛風発作が起こりそうなときは

直前にわかる場合が多いようです。


腫れ上がってきそうな患部に妙な違和感を感じたりね。

むずむずする、とか。

ぴくぴくする、とか。


あっ、もうすぐ来るな、痛風が来るな、ってのが

わかるのです。

自分にしか わからない感覚ですが。


で、このタイミングでコルヒチンを飲めば

痛風発作を封じ込めることが できるのです。


ところが、コルヒチンというのはタイミングが全てなので、

飲む時期を逸してしまうと、これまた不思議なもので、

もう、いくらコルヒチンを飲んでみても全く効かない。

もう、手遅れ。


坂道の上からサッカーボールを転がしてみたら、

もう、いったん転がり始めたら、走って追いかけても

加速が付いていて、ボールには追いつけない。


でも、坂道の上で、サッカーボールが今にも

転げ落ちそうなときに手で押さえれば、

サッカーボールは転がらない。

食い止められる。


・・・・そんな感じです。


でね。

飲むタイミングが成否の全てであるコルヒチンですが、

病院から処方してもらった

コルヒチンの説明を読んでみると

「朝昼夕 毎食後 1回1錠 1日3錠まで」なんです。


これは、現実的じゃない、というか

実践的では ないです。


この通りしていたら、もたもたしていたら、

痛風発作が起こってしまいますよ。


そんなとき、どうするか。

食事時でもないときに、痛風が起こりそうになったら、

どうするか。


牛乳とかヨーグルトとかチーズとか、

要するに

「手軽に食べられる飲めるタンパク質を摂る」と良いです。


タンパク質が胃に膜を張ってくれますからね。

胃を守ってくれる、ということです。