2024年10月18日金曜日

痛風 過食対策

 夏は痩せていたのになあ。

どうも、水を飲んでも太ってしまう体質で。


水はいくら飲んでも太らない、

と考えている人も多いようですが、

そうじゃないんです。

水分は、結局、尿や汗で排泄されてしまうので、

水分はいずれ体外に出ていく・・

と思われているようなのですが。


水分は細胞に浸透して、細胞が水を含むので、

体質によっては、水を飲んでも太るのですよ。


ああ、そんなことより。

痩せていた夏の自分を取り戻すために。

太ってきた秋の自分と決別するために。

なにか対策を立てにゃならんのです。


あ、運動はしっかり、やっています。

しっかり・・というほどでもないですが、

(ウォーキングと柔軟体操くらいですが)できる範囲で

毎日、やっています。


結局、食べ過ぎなんですよ。

何を食べてもおいしいんです。


これじゃ、いかん。

また、夏場になったら、痛風でるぞ?


対策を考えてみました。

食べ過ぎ対策です。


とにかく、食事がおいしい、というのが、

どうもイカン。


特に夕食。

朝と昼は忙しいということもあって、

それほど、たくさん食べているわけじゃないのですが、

夕食は少しゆっくりできるし、一日のうちで

もっとも食事量が多いんです。


本当は朝から活動するので、朝食が一番、

ボリュームあるのが理想なんですけどね。

そうもいきません。

現実は、逆になっています。

夕食が最大のボリューム。


で、夕食食べ過ぎ対策ですが、

まず食事の前に、水を一杯飲むことを考えました。

これで、お腹をふくらせようというワケですね。

ですが、これでは胃液が薄まってしまうような気がして、

あまり良い方法のように思えません。


次に考えたのが、こうです。

夕食が始まると、とりあえず、食べます。

ですが・・3分の一ほどの量を食べると、中途で止めます。

そして、新聞でも読みます。

(行儀が悪いですが)

読んでいる間は何も食べません。


そして、5分~10分くらいしたら、食事再開。

残りを全部食べます。


対策っていうから、どんなのかと思えば、これだけ。


いつも夕食を食べる時、とにかく

腹が減っているのです。

食べている間も腹が減っていて、だから食べているのですが。


ごちそうさまをして、全部食事を食べ終わっても、

まだ何か物足りないのです。

食べたりないのです。

もう少し食べたいんです。

だって、まだお腹が減っているから。


で、何か、さらに食べます。

お腹いっぱい。

ごちそうさま。


ごちそうさまをしてから、15分くらい経過すると、

猛然と、満腹感が襲ってきます。

そのとき、自分がもうすでに

食べ過ぎてしまっていることに気が付きます。

ああ、時すでに遅し。

ぐえ~、お腹が重いぞ。


これは、脳の満腹中枢とかいうヤツが、

お腹いっぱいなことを伝達するのが遅い

ってことに起因しています。

まったく・・なんで、こんなに遅いの。

恐竜じゃあるまいし。


で、この満腹感さえ、リアルタイムで脳に伝われば、

お腹がいっぱいになるまで、食べ過ぎずに済むハズ。


ですので、この、食事中断の「新聞」なんです。

別に新聞じゃなくてもいいですけど。


とりあえず、しばらくは、

この作戦でやってみます。


冬になるまでに、体重、落とさなきゃ。


痛風 腎臓 冬の備え

この前まで夏だったのに、もう冬がそこまでやってきました。

春や秋は、どうなったんでしょうね。

秋は、もう、終わりですか?

いい季節が近頃は短い気がします。

地球温暖化の影響でしょうか?


さて、冬といえば、体の冷える季節。


冬になると、体が不調になる方もおられると思いますが、

体が冷えているのかもしれません。

「体の冷え」は、全身の血流が悪くなるので、

体を温めることが望ましいです。


対策としては、「足湯」をしたり、

足首の関節を温めたりするのが良いようです。

特に、足首の関節には腎臓のツボが

たくさんある、といいますので。


東洋医学(漢方)では、

日本の四季、つまり季節によって生じる体の不調を

次のような言葉で表現しています。


「春は肝(かん)。夏は心(しん)。

秋は肺(はい)。冬は腎(じん)。」


これは、どういうことなのでしょうか?


つまり、春の季節は肝臓が。

夏は心臓が。

秋は肺が。

冬は腎臓が・・それぞれ不調になりやすい、

ということなのです。


特に痛風体質の人は、やはり腎臓が弱点ですので、

養生していきたいですね。


尿酸は腎臓で処理されて、尿と一緒に排泄されるので、

腎機能が低下すると、だんだん排泄がうまくいかなくなります。

腎臓が悪くなるのは、数年で悪くなるのではなく、

何十年もかけて、じわじわと機能が落ちていきます。

ですので、今は不具合がなくても、油断せずに

気をつけていきたいです。


さて、気をつけるといっても、

どうすればいいのか?

何に気をつければいいの?


具体的には、以下のような感じでしょうか。


●体を温め、全身の血流をよくする

●よく眠る

●塩分取り過ぎに注意する


この「体を温め、全身の血流をよくする」ですが、

冬場は手足も冷たくなり、体も冷えてきます。

体内の血液というのは、温かいのですが、

寒くてあまり動かなかったりして、血のめぐりが

良くありません。


そこで、歩くこと。

歩けば、脚の筋肉を使うことによって、

血液が心臓に送られ、血液の循環が良くなります。


あと、昔から言われている

「頭寒足熱」という言葉にもあるように、

足を温めておきたいです。

これは頭は冷やしても、足は温めろ、

ということなのですが、

下半身を温めることによって冷えを取り除く、

昔からいわれている健康法です。


冬場は寒くて、動くのもおっくうになりガチですが、

なるべく、歩いて、動きましょう。

これはカンタンなことですが、大切なことです。


手足などの末端が冷えてくると、

尿酸結晶というものは、冷えている関節に沈着しやすいので、

なるべく体温を上げて、血行を良くしておきたいです。


それから「よく眠る」。


眠るのが、痛風と何の関係があるのか?

これは痛風というより、腎機能を養うためです。

腎臓は精神的な影響も関係があるので、

心配事や強度のストレスがあると、

あまり腎臓に良い影響を与えません。

ぐっすり眠ることによって、腎臓も

回復するのだそうです。



あと「塩分取り過ぎに注意する」。


腎臓に塩は必要です。

ですが、あまり多すぎると、

体内にナトリウムが増えすぎてしまうのです。

そこで、腎臓はフル回転して

ナトリウムの排泄を必死でこなします。

腎臓の負担が増えるばかり、ということです。


塩辛いものは、一切食べるな、

ということではありませんよ。

塩分は体に必要ですからね。


体内に余分なナトリウムが増えても、カリウムがあれば、

ナトリウムの排泄を促進してくれます。

つまり、カリウムを摂取すれば、

体内の濃度のバランスが保たれようとします。


で、カリウムはどうやって、摂取するの?


カリウムは、野菜や海藻などに多く含まれています。

具体的には、

とろろ昆布、ワカメ、ひじき、など。

また、カリウム摂取は高血圧の予防にもなる、

と考えられています。


寒くて、キビシイ冬がやってきます。


痛風体質の人にとっては、夏場は

痛風発作が発症しやすく鬼門ですが、

冬は冬で、手足が冷えて、体が

不調になりやすい季節でもあります。


できることから、少しずつ積み重ねていきましょう。


痛風 高プリン体含有野菜

「高プリン体含有野菜」というものがあるそうです。


痛風の大敵、といわれているプリン体、

これを多く含んでいる野菜ですね。

具体的に、どういう野菜かというと、

「ブロッコリー」

・・だそうです。


ただ、「高プリン体含有野菜」というものは、

あくまで野菜なので、プリン体を多く含んではいても

痛風のリスクは高まらない、とか。


やれやれ・・ですね。


さて、一昔前(20年くらい前)は、痛風の生活改善法といえば、

プリン体を含む食品の徹底的な制限でした。

とりあえず、プリン体の多く含まれるものは食べるなよ、と。

・・・そんな感じでした。


あれから、20年。

どうですか?

最近は、プリン体がどうこう・・とか、

あまり言わなくなったでしょう?


まあ、そもそも、なんでプリン体なのか、というと、

このプリン体が尿酸の元になる成分だからなのですが。

だから、制限しましょうね、と。


ところが、実は

プリン体は体内で細胞分裂などで作られる量の方が

圧倒的に多くて(80パーセントくらい)、

食品を摂取したことに由来する、プリン体の方は

少ない(20パーセントくらい)のです。


最近、ここ数年でわかってきたのですかね?

我々が長年、一生懸命、プリン体を制限してきた苦労は

何だったんでしょう?


ああ、あれは、本当は間違っていました。

あはは~


それで、おしまいですか?

お医者を信用せずして、誰を信用しろ、と。


我々が長年、どんなに食べたいものも食べずに

長い年月、我慢をしてきたと思ってるの?


まあ、そんなこといっても、

始まらないので先に進みます。


最近では、こんなことも言われたりします。

プリン体を制限する、ということは、

食べない食品の種類を増やす、ということ。


すなわち。

それは。

“食べる食品が偏って

「バランスのとれた食事」にならない。”だって。


あのね。

黙っていようかと思ったけど、

やっぱり、少しだけ言わせてもらいますね。




いい加減にしろよ!


2024年10月11日金曜日

痛風 尿酸値を下げる食品?

フルーツはおいしいです。

たいていの果実には、ビタミンCが豊富に含まれていて、

尿酸値を下げるとも言われています。

腎臓から尿酸を排泄するのを

ビタミンCが促進させる効果がある、と。

また、ビタミンCは抗ストレス効果があるとされ、

痛風に大敵であるストレス緩和に役立つ、

と考えられています。


が。

同時にフルーツには、多くの果汁、果糖を含み、

食べ過ぎると肥満につながる、とされています。

肥満は、痛風の大敵です。

内臓脂肪の増加は、尿酸値を上げることにつながります。


コーヒーは尿酸値を下げる飲料、と言われています。

実際に外国の研究チームが実証していて、

コーヒーの中の成分としては、カフェインではなく、

含まれているポリフェノールの一種が効果的、

と考えられています。


が。

コーヒーは一日に6杯以上飲まねば効果が望めない、

という報告もあります。

そんなに毎日飲んでいたら、

胃がどうにかなってしまいそうです。


牛乳は尿酸値を下げる効果がある、と言われています。

特に低脂肪牛乳が。


ですが、これも飲み過ぎると、

カロリー摂取過剰になりますし、

お腹がグルグルいいそうです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ああ、どれも、これも!


いったい、なんなんですか!?


痛風に効果あります、尿酸値を下げる効果があります、

でも、飲み過ぎると食べ過ぎると逆効果です。


いったい、どうしろ、と?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


と、いうわけで、私にはどうすればいいのか、

さっぱりわかりませんので、

どれもホドホドにしておくことにしています。


ただ・・コーヒーは、いいみたいですね。

一日、一杯は飲むことにしていますが、

6杯以上飲まねば効果がないとか、薄いとか。

まあ、どうでもいいや。


というわけで、私の場合、

コーヒーは好きなので飲み続けることにします。


痛風 尿路管理

痛風対策として、よく言われるのが

『一日に“2リットルの水”を飲みましょう』

と、いうやつです。


2リットルの水?

なに、それ?


尿酸は大半が尿から排泄されるため、

たくさんの尿を出す・・つまり、

尿の総量を多くしなければなりません。


そのためには、2リットルの尿を出しましょう。

そして、そのために

2リットルの水を飲みましょう、と

いうワケです。


2リットルの水を飲んで、

2リットルの尿を出せ、とか

言われても、人間は機械じゃないですから、

そんなうまく、都合良くはいかないと思うのですが。

でも、体内にない水分は出せないですからね。

やはり、水分摂取は必要か、と。


また、痛風体質の人は尿が酸性化しやすいと

言われています。


酸性だと何が駄目なのか?

アルカリにしなきゃダメなのか?


尿が酸性ですとね、

尿路結石になりやすいのですよ。


あの、腎臓から尿管を通って尿路に石ができる、

痛いヤツです。

あまりの痛さに救急車を呼ぶほど、痛いらしいです。

ああ、あれだけはなりたくないですね。


ちなみに・・

尿が酸性化する原因は食べモノの影響が大きいらしくて。


【尿が酸性化しやすい食べ物】

肉・タマゴ・魚類・貝類


【尿がアルカリ化しやすい食べ物】

海藻・緑黄色野菜・根菜類・豆類



ああ、これって。

たいていの人は、

肉が好きで野菜は苦手じゃないですか?


だから、痛風になったのか。

それとも、痛風だから、こんな嗜好になったのか。


よくわかりませんが、

まあ、肉類を食べるのを減らして、

野菜・海藻を多く食べましょう、

ということでしょうか。


尿をアルカリ化するためには、

水を多く飲んで、海藻・野菜・大豆などを食べる。


これらはプリン体も少ないですし、

痛風対策にもなって、肥満対策にもなって、

さらに尿路結石予防にもなる、と。


ほほ~、いいことばっかりじゃないですか。


でも、問題がひとつだけ。


肉や魚は、おいしいですけど・・

野菜・海藻は、あんまりおいしくないんだなあ。


おまけに、水2リットルなんて、味もないですし。

夏でもなきゃ、飲めないですよ。


こ~ゆ~、一連の対策を「尿路管理」というそうです。


あんまり、楽しくないなあ。


2024年9月5日木曜日

痛風発作かもしれない・・そんなとき、どうする?

 痛風歴の長い人 (私のような) が、ある日、突然、

何の前ぶれもなしに、体のどこか (特に関節) が痛くなったら。

まず、痛風発作を疑います。

っていうか、これといって、

心当たり (歩き過ぎたとか、コケたとか) がないなら、

痛風の可能性が高いです。


ですが、痛風初期症状だったり、

あまり痛風が出たことのない人の場合。

これは、なんなのか?

足が突然、腫れあがってきて、時間が経つごとに

痛みが増してくる。

そして、それが親指の関節の付け根なら、

そして、それが・・もしかして、左足ならば。

それは十中八九、痛風発作です。


さて、こんなとき、どうしたらいいのか?

どうすべきなのか?


困ったことに、お医者に行こうにも

痛風発作は

「夜」や「明け方」に発症することが多いのです。

病院は閉まっている時間です。


救急車ですか?

いやあ・・考えたこともないですが・・・


さて、こんなとき。

何度も痛風発作が発症している人ならば、

お医者から「コルヒチン」という薬を

もらっていると思います。

それを飲むと・・あら、不思議。

あの強烈な激痛の痛風発作を発症させずに封じこんでしまう、

威力抜群の薬なのです。


私は、この30年近く、痛風発作のたびに

さんざん、このコルヒチンを飲んできましたが・・・

個人的には、この薬は おススメできません。


っていうか、時代は変わって、今では

この薬剤を処方しない病院も多いようなことを

聞いたことがあります。

(副作用がキツイので)


そりゃあ、その場は、

痛風発作が発症せずに済んで助かるでしょう。

でも、痛風発作のたびに、

起こりそうになるたびに、この薬で発作を抑え込んでしまうと

どうなるのか?

毎回、毎回、乗り切れるのか?

そうではありません。

たまりに溜まった尿酸結晶は・・いつかは、大爆発するのです。


痛風発作とは、苦痛の代名詞でもありますが、

その腫れと発熱で、

体内に蓄積した尿酸結晶を溶かす働きがあるのです。

この発作を起こさせない、ということは

本人としては、痛みと苦痛を免れ、とても助かる、

素晴らしいことなのですが、

尿酸結晶は溶ける機会を失い、体内に沈着を続けていきます。


尿酸結晶とは、いったん溜まると、

永遠に体内に、たまりっぱなしなのでしょうか。


そうでもありません。

「尿酸値 6.0mg/dl以下」の状態が

長く (数年レベルで) 続くと、

体内の尿酸が溶けだすことが知られています。

でも、そうじゃない人は、

「尿酸値 6.0mg/dl以下」に中々できない人には、

痛風発作だけがチャンスなのです。


痛くて、辛くて、歩けなくて、泣きそうになりますが、

ここは自業自得。

普段の生活習慣を反省して、見直す機会と割り切って、

激痛に耐えましょう。

とは、いっても、

この痛風発作の激痛はハンパじゃありません。


なにか、対策は?

痛風発作のときの、対策のようなものは、ないの?


まず、血行を良くしない。

血流を良くしない、ことです。

えっ?

血行、血流を良くすることは

健康の秘訣なのでは?

たしかにそうですが、それは通常のときの話。


痛風発作の患部では、

関節に沈着した尿酸結晶が剥がれたとき、

それを異物と認めた白血球が攻撃するのです。

そのとき、その攻撃のとき、痛風の痛みの元ともいえる、

物質ができるのです。


つまり・・白血球は血液に乗って運ばれますから、

血液がなるべく、痛い関節、患部に行かないように

する方が、痛み的にはラクです。

具体的には、立っていたり、座っていたりしていると、

血液は「下」へ「下」へと行きます。


ですので、寝ている方が良いです。

それも、できたら、痛い方の足の下に座布団でも敷いて、

足を高くすること。

できれば、心臓の位置よりも高くすること。

これは、少しでも血液の流れを痛い足に行かせないように

するためです。


それから、水分、水を多く飲むこと。

足が痛くて、トレイにも行きにくい状態ではありますが、

尿酸は (大半が) 尿と一緒に排泄されるので、

なるべく、多くの尿を排泄した方がいいです。


そして、患部を冷やす。

氷でも、保冷剤でもいいですから。


温めるのが良いのか、冷やすのが良いのか、

迷うかもしれませんが、正解は「冷やすこと」です。

前述のように、温めると血行が良くなってしまい、

さらに激痛が悪化します。

同様の理由から、「お風呂」も血流が良くなりますので、

痛風発作時は、やめた方が良いです。


それから、患部のマッサージとかは、

してはいけません。

痛みが緩和されることなどないからです。

私は発作時に、揉んだことは一度もないので、

どんな羽目に陥るのか、経験はないのですが、

むしろ、酷くなるのかもしれません。

筋肉痛などとは、痛みの性質が違うのです。


それから、絶対にダメなのは、

ビールなどのアルコール飲料。

それらは、尿酸値を上げる働きがあるので、

さらに痛風が悪化します。

飲みたくても、せめて、

痛みと腫れが治まるまでは我慢してください。

ビールを飲めば、痛みが忘れられる・・とかいうことは

ありませんので。


あと、「痛み止め」ですね。

どうしても我慢できないとき (痛みが強すぎて眠れないレベル)、

私は「ロキソニン60mg」を飲みます。

(ロキソプロフェンは、ロキソニンのジェネリック)


結構、キツイ薬のように思うので、

「我慢できない痛み」→「なんとか我慢できる痛み」

になったら、(私の場合は) 服用は止めます。

長期での服用は、あまり したくないので。

薬に関しては、お医者の処方に従った方が無難です。


翌日は、可能ならば、

お仕事は 休んでください。

っていうか、たいていは 歩けないと思います。

ピークは、最初の1日~3日目くらいだろうし。


でもね。

本当は。

松葉づえをついてでも、痛み止めを飲んででも、

歩いて、血行を良くした方が「本当は」早く治るのです。

尿酸結晶が、腫れによる発熱で、

それだけ早く溶けますからね。


でも。

それを実行すると、苦痛の大きさもハンパじゃないので、

お勧めは できません。


そのことをわかっていても、知っていても、

私は安静にする方を取ります。


痛風発作で気づく、 歩けることの幸せ

 痛風歴は、結構長め (30年くらい) ですが、

そんな人は私だけじゃないハズ。


痛風発作の間隔は、1~2年に一度は出て(ほぼ、夏場)

いったん、発症すると2ヶ月くらいは、まともに歩けない。

治らない、回復しない。

そんな人は・・・私だけじゃないハズ。


歩けない、といっても、

本当に立ち上がることもできない、

トイレに行くのも困難を極める、と

いう状態は、ピーク時の1~3日くらい。


それ以後は、なんとか歩けるが、ときどき患部を走る激痛に

うめき声を上げてしまい、周囲から何事だと

振り向かれてしまったり。


いつまでも家で寝ているわけにも行かないので、

仕事に出かけると、とにかく、どこへ行くにも

「歩く」という行為は避けられない。


歩くのは、いいのですが・・知らない間に、

痛いほうの足をかばって歩いているのです。

体の中心線が、痛くない方の足側に傾いていたりしてね。

とにかく、まだ足が完全じゃない。

歩くと痛い。


それでも、歩いていると、

杖をついて歩いているおじいちゃんに抜かれたり。

カートをひいて、ヨロヨロ歩いているおばあちゃんに

抜かれたり。

見知らぬ子供に「この人、なにしてるの」という顔で

ジロジロ見られたり。


ああ・・・もう、いや!

早く、歩けるようになりたい。


そんな時期が発作のたびに、

2ヶ月くらい続きます(私の場合)。

痛風初期症状の人なら、10日くらいで、

嘘のように痛みや腫れは引いてしまうんですけどね。


こんなに歩けないと、いろいろ考えてしまいます。

普段は、あまり考えたこともない、

車椅子の方の気持ちがわかるなあ・・とか思ってみたり。


いや、本当は全然わかっていないんですけどね。

痛風の場合は、この痛みと腫れが治まれば、

また前のように歩けるようになるんですから。


でも、以前は当たり前だった、

「歩くこと」「歩けること」の幸せというものは

しみじみと感じます。

歩けないということは、本当に不便です。

仕事どころか、日常生活にも支障をきたします。


痛風発作がすっかり治まり、また

以前のように歩けるようになると、

「ああ・・歩けるということは、

こんなに素晴らしいことだったのか」

と思います。


しばらくの間。

何週間かは、ね。


すぐ、忘れますが (おい)


痛風発作は、ドコに出る!?

 思い出すのも痛い、痛風発作ですが、

その腫れあがる患部の箇所は、だいたい決まっています。


痛みの程度(だいたい、激痛)や発熱、腫れ具合は

個人差があるでしょうが、発作が出る箇所は

どの人も、たいてい同じです。


出やすい場所、というものがあるのです。

さあ、痛風発作とは、

どこに発症するものなのでしょうか。


1位「足の親指の付け根の関節」

2位「足の甲」

3位「アキレス腱」

4位「膝の関節」

5位「手指の関節」

6位「ひじの関節」


・・・ベスト10まで書こうと思ったのですが、

思いつきませんでした。


ちなみに、

1位「足の親指の付け根の関節」以外の順位は、

私の個人的な見解の順位です。


1位だけが、ぶっちぎりで

「足の親指の付け根の関節」なのです。


その理由は?

どうして、足の親指の関節にばかり痛風発作が出るの?


いろいろな定説があり、

また、諸派の考えによって異なっています。

以下のような感じでしょうか。

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【西洋医学】

ハッキリしたことは、まだわかっていない。

体重がかかる場所のなので、

そのせいと考えられる。


【東洋医学】

足の親指は、心臓から一番遠く、

血流が悪い。

そのため、(温かい)血液の巡りが滞り、

冷えやすい。

尿酸結晶は体内の比較的冷たい場所の関節なのに

沈着するので、そのため、

「足の親指の付け根の関節」によく発作が起る。

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ちなみに、痛風歴が長いと、

くるぶしや膝などの大きな関節に尿酸結晶が

たまるようになります。


う~ん・・・尿酸値を下げないと、ね。


意外に怖い、痛風結節

痛風における、痛風結節とは、

どんなものなのでしょうか。


通常、尿酸が結晶化して、尿酸結晶して関節などに

沈着していくのですが・・

尿酸値が高い状態のまま長期間(5年~10年程度)経過すると、

関節だけでなく、皮膚の下にも沈着してしまう状態のことです。

これは個人差があって、誰もができるわけではないようです。


痛風結節ができる箇所としては、

「耳たぶ」が有名です。

ですが、「耳たぶ」だけでなく、

「膝」「ひじ」「足の甲」「手指の関節」

「足の関節」などにもできます。


こ、これって・・

そうです。

そのまま、痛風発作が起こりやすい箇所と、

ほぼ同じですね。

「耳たぶ」に痛風発作が起る、というのは

聞いたことがありませんが。

共通するのは、比較的、内臓から遠い位置にある、

体温の低めの箇所です。


ほら、熱い湯のみを持ってしまったときとか、

慌てて、耳たぶを触ったりするでしょう?

あれは、耳たぶはいつも冷たいからですね。


冷たい箇所に尿酸結晶は、たまりガチなので、

たとえ、わずかでも平常体温は高めの方が望ましいのです。

痛風に限らず、免疫力も体温が高いと上がりますからね。


で。

この痛風結節というのは、痛風発作と違って、

激痛や腫れはありません。

ですので、できてきても

気が付かない人もいるくらいです。

大きくなってくれば、いくらなんでも

わかるでしょうけどね。


でもね。

痛風結節の怖いところは、やはり、だんだん

大きくなっていくことです。

ときには、皮膚を突き破ってしまうことも

あるらしいです。

ひどくなってくると、皮膚の外側へ突き出るばかりでなく、

内部、すなわち、骨や関節を浸食してきます。

つまり・・関節が破壊されたり、変形したりすることも

あるようです。


それから、内臓、特に腎臓への影響も心配です。

腎機能が低下する可能性もあります。


で、この痛風結節。

いったん、できてしまうと、もう絶望的かといえば、

そうでもなく。

これは、すなわち、体内の尿酸結晶と同じですから、

「尿酸値 6.0mg/dl以下」になると、少しずつ、

血中に溶けていきます。

小さくなっていきます。


ですが、「尿酸値 6.0mg/dl以下」になった翌日に、

綺麗さっぱり消えてしまうワケもなく、

長い年月をかけてデキてきたものですから、

やはり、溶けて小さくなるのも、

それなりの時間がかかります。


結局、肝心なのは「尿酸値」を高くならないようにする、

ということになってきます。

なかなか、難しいですけどね・・


痛風 ストレッチ 

 痛風とストレッチ (柔軟体操) が何の関係があるのか、

と思うかもしれませんが。

まあ、短い話ですので、よかったら聞いてください。


関節というのは、腱と腱と接合されています。

で、ストレッチというのは、この腱を伸ばすのです。


それで、ですね。

痛風体質の人、というのは、この関節や腱に

いわゆる“ゴミ”のようなものがたまりやすいのです。

まあ、尿酸結晶とか。

そういうものです。


で、特に腰や下肢のストレッチをすることにより、

股関節などが柔らかくなり、それにより、

血流が良くなるのです。

血流が良くなるというのは、

血液やリンパ液の流れが良くなる、

ということです。


ところが。

今まで、ストレッチなんか、

しなかった人、したことのない人が

突然、ストレッチのような柔軟体操を始めるとしますね。

すると、ストレッチをはじめて・・

最初の3か月以内に、

体のどこが痛くなる場合が多いようなのです。


膝、とか。

腰、とか。


で・・。

ああ、これはダメだ。

体に良くないんだ。


で、ストレッチをやめてしまう人が多いらしいです。

自分には合わないだ、と。

体なんか、柔らかくなっても、しょうがない、と。


ちがうのですよ。

そうじゃないんです。


たとえば・・綺麗な川がある、とします。

一見、表面上は綺麗に見えますが、実は川底には

ゴミや、いろんなものがいっぱい沈んでいます。

それを川に入って、じゃぶじゃぶと歩いてみましょう。


どうなります?


川の水はかきまぜられて・・そう。

シャッフルされたみたいになって、濁りはじめます。

つまり、沈んでいたゴミが浮かび上がって、

綺麗に思えた上澄みの水と混ざってしまうのです。


今まで、そんなことはしたことがなかったのに、

急にストレッチを始めると、ちょうどそんな感じになります。


体が柔らかくなるのはいいのですが、

血液やリンパの流れが良くなり、血流が改善されます。

で・・体の関節や腱に沈着していた“ゴミ”のようなものが、

シャッフルされてしまうのです。

混濁した“ゴミ”は、血液にのって、

内臓へと入ります。


で、それを綺麗にする係は、肝臓や腎臓。

いわゆる “肝腎 (旧字体、現在は肝心)” な内臓が、

これらを掃除します。

カナメとなる内臓がフル回転する反作用で、

体が「だるくなったり」するのです。


この「体がだるい」現象を体験して、

ああ、ストレッチは体に良くないや、もうやめてしまおう。

と、止めてしまう人がとても多いそうです。


確かに、短期的には「体がだるくなったり」

「体のどこか

(膝、腰など。人によって、さまざま) が痛くなったり」

するかもしれません。


ですが、5年後、10年後のことを考えてみましょう。

血流が改善されれば、手足などの末端にも

血が巡りやすくなります。

尿酸結晶は体内の関節の、比較的

冷たい箇所に沈着しやすいので、

手足の冷えは望ましくありません。


毎日、ストレッチをする、などというのは、

めんどうくさいと思うかもしれませんが、

10年後の自分のため、できることから始めてみる、

というのは いかがでしょうか。


痛風 コーヒーは生活習慣病に効果アリ!]

子供の頃、友達にコーヒーの飲みすぎで

腎臓を悪くしてしまった子がいて、

それ以来、コーヒーは体に悪いものだ、

と思い込んでいました。


ですが、近年の進んだ研究では、むしろ

コーヒーは生活習慣病の予防、

リスクの低下させることが検証されています。


な~んか、ずっと思い込んでいたことが

今になって間違っていた! とか、よくあるんですけど、

まあ、考えを改めて臨機応変にいくしかないですね。


さて、コーヒーはなぜ、生活習慣病に良いのか?


これはコーヒーに含有される成分に起因します。

コーヒーには

「クロロゲン酸」というポリフェノールが含まれていて、

これには抗酸化作用があります。

癌予防にすら、効果があるといわれています。


では、痛風にはどうなのでしょうか。


どこの国の研究チームの発表かは失念しましたが、

痛風を・・というか、尿酸値をコーヒーで下げるには、

「一日6杯」のコーヒーを飲まなければ、

成果が得られない、とか。


とても、6杯も飲めませんね。


でも、他の生活習慣病も同じように、

コーヒーを6杯以上も飲まなきゃならないの?


それが、ですね。

私が知らなかっただけで、

コーヒーというものは、広く研究対象として

研究分析されているらしくて。


たとえば、

脳卒中予防とかならば、

6杯以上飲むときより、

4~5杯飲むときの方が効果があるんです。


・・といっても、4~5杯でも

飲むのは、結構、大変ですけどね。


あと、うつ病、糖尿病(2型)、認知症予防、

いろいろ効果があるみたいです。


コーヒー飲用による研究は、だいたい

以下のような感じで検証されているようで・・


●コーヒーを全然飲まない場合

●コーヒーを一日、1杯飲む場合

●コーヒーを一日、2~3杯飲む場合

●コーヒーを一日、4~5杯飲む場合

●コーヒーを一日、6杯以上飲む場合


こんな感じですが、

「コーヒーを全然飲まない」以外は、

ある程度の効果がみられるようです。


ですので、痛風の場合、

「6杯以上飲むと効果アリ」と言われてはいますが、

6杯未満でも、全然効果がないとは思えないのですが・・

一定の効果はあるのではないでしょうか。


もちろん、コーヒーを毎日飲んでいるから、といって、

暴飲暴食をしたり、望ましくない生活習慣を

続けていると、やはり痛風発作は発症すると思います。


やはり、基本は

生活習慣の改善です。

これは退屈で、そして、時にツラくて、

おもしろくないことですけどね。

でも、とても大切なことです。


ちなみに、コーヒーにもいろいろあって、

「有機栽培のコーヒー」と「通常栽培のコーヒー」では、

有機栽培のコーヒーの方が、

クロロゲン酸の含有量が多い、とか。


インスタントのコーヒーばかりを飲んでいる私には、

縁遠い話ですが、「有機栽培のコーヒー」の方が

前述の効果が“より見込める”、ということで。


ただし、コーヒーが生活習慣病に効果が見込めるから、

といって、砂糖タップリの缶コーヒーとかを

ガバガバ飲んでいたら、今度は肥満とか糖尿病のリスクが

高まってしまいますよ。

って、まあ、これは自分に言い聞かせているのですが。