2024年9月5日木曜日

痛風発作で気づく、 歩けることの幸せ

 痛風歴は、結構長め (30年くらい) ですが、

そんな人は私だけじゃないハズ。


痛風発作の間隔は、1~2年に一度は出て(ほぼ、夏場)

いったん、発症すると2ヶ月くらいは、まともに歩けない。

治らない、回復しない。

そんな人は・・・私だけじゃないハズ。


歩けない、といっても、

本当に立ち上がることもできない、

トイレに行くのも困難を極める、と

いう状態は、ピーク時の1~3日くらい。


それ以後は、なんとか歩けるが、ときどき患部を走る激痛に

うめき声を上げてしまい、周囲から何事だと

振り向かれてしまったり。


いつまでも家で寝ているわけにも行かないので、

仕事に出かけると、とにかく、どこへ行くにも

「歩く」という行為は避けられない。


歩くのは、いいのですが・・知らない間に、

痛いほうの足をかばって歩いているのです。

体の中心線が、痛くない方の足側に傾いていたりしてね。

とにかく、まだ足が完全じゃない。

歩くと痛い。


それでも、歩いていると、

杖をついて歩いているおじいちゃんに抜かれたり。

カートをひいて、ヨロヨロ歩いているおばあちゃんに

抜かれたり。

見知らぬ子供に「この人、なにしてるの」という顔で

ジロジロ見られたり。


ああ・・・もう、いや!

早く、歩けるようになりたい。


そんな時期が発作のたびに、

2ヶ月くらい続きます(私の場合)。

痛風初期症状の人なら、10日くらいで、

嘘のように痛みや腫れは引いてしまうんですけどね。


こんなに歩けないと、いろいろ考えてしまいます。

普段は、あまり考えたこともない、

車椅子の方の気持ちがわかるなあ・・とか思ってみたり。


いや、本当は全然わかっていないんですけどね。

痛風の場合は、この痛みと腫れが治まれば、

また前のように歩けるようになるんですから。


でも、以前は当たり前だった、

「歩くこと」「歩けること」の幸せというものは

しみじみと感じます。

歩けないということは、本当に不便です。

仕事どころか、日常生活にも支障をきたします。


痛風発作がすっかり治まり、また

以前のように歩けるようになると、

「ああ・・歩けるということは、

こんなに素晴らしいことだったのか」

と思います。


しばらくの間。

何週間かは、ね。


すぐ、忘れますが (おい)