2023年11月1日水曜日

痛風 運動は必要です

運動というものは、どうしても必要になってきます。

あ・・痛風の話ですけどね。


痛風の改善法、痛風対策といえば、

プリン体摂取制限が有名ですが、

運動療法、というものも、やはり欠かせません。


そもそも、痛風といえば、足が痛くなければそれで良い、

みたいなイメージがありますが、そうじゃないですよね。


とにかく、何のために、

こんなやりたくもないことをやるのか。

食事制限とか、飲酒制限とか、運動しろ、とか。

あ。

運動は好きな人もいるので、そうとは限りませんが。


つまり、みんな、究極のところ、

長生きするためだと思うのです。

痛風発作を発症させないことは、もちろん大切ですけど、

痛風による合併症などをなるべく起こさないようにして、

少しでも一日でも長生きしたいから、と思うのです。


まあ、人それぞれですけど、私の場合は、そう考えています。


そういうふうに考えていくと、尿酸値を下げるのは

もちろん最重要項目かもしれませんが、

血管がダメにならない、とか、

脳梗塞にならないように、とか、

糖尿病にならないように、とか。

どれも順位をつけられないくらい、

大事なことだという気がするのです。


そのための第一歩として、やはり運動です。

運動療法といえば、なんか堅苦しいですが、

日常に運動を取り入れるだけです。


仕事が物凄く忙しい人も多いでしょうし、

運動そのものが嫌いな人もいるでしょう。

運動する時間なんて、

まったく取れない人もいるかもしれません。


ですが、ほんのちょっと気をつけるだけで・・

たとえば、エレベーターやエスカレーターをやめて、

階段を上るとか。

電車の中では、座らずに立つようにする、とか。

ささやかなことでもいいんです。

それも、運動といえば、運動です。


小さなことの積み重ねですが、

10年後には大きな差となってくるように

思うのです。


特に太腿の筋肉は、人間の体の部位の中では、

最大級の筋肉量を誇りますから、

これを維持するだけで、一日の代謝も違ってきますので、

ひいては肥満防止に役立ってくれます。


痛風、といえば「食事」という感じではありますが、

運動すれば、お腹が減りますし、

食事で摂取するカロリーを消費しますし、

「食事」と「運動」は密接につながっています。


逆に、運動ナシで、運動を一切しないで

痛風を改善させるのは、困難です。


「食事」と「運動」の両方を同時に留意することで、

少しずつ痛風を改善していけるのではないか、

と思っています。



痛風 ストレスが原因で こんなことに!?

痛風の原因といえば、

まず、まっさきに「遺伝・体質」。


それから、食生活の乱れ。

たとえば、肉を食べ過ぎて野菜が少ない、とか。


さらに運動不足。

それに伴う、肥満。

そして、内臓脂肪の増加。

結果として、尿酸値の上昇。


上記の三項目のうちでも、特に「食生活」。

中でも“プリン体”を多く含む食品の取り過ぎ・・・

が、痛風に原因として有名なところです。


ですが、それ以外に、痛風に

大きな影響を及ぼす要因があるのです。


それが「ストレス」。


ストレスは痛風の・・というより、

もはや、万病の原因といっても過言ではありません。


なんで、ストレスが痛風と関係あるのか?

っていうか、ストレスが、どう痛風に影響するのか?


「ストレス」というものは、自律神経に影響を与えて、

自律神経の乱れに繋がります。


自律神経というのは、脳が意識しないでも、

勝手に肉体を司る神経のこと。

たとえば、心臓とかは、起きていても寝ていても

勝手に動くでしょう?

止まってしまったら困りますしね。

食事を食べたら、胃から消化液が出るのは、

当人が、脳が、指令を出しているわけではありません。

勝手に出る・・というのは、

自律神経の支配下にあるわけです。


で、強いストレスを受けると、

この自律神経の乱れが起ります。


具体的には、どういうことが起るのか?


精神的な、極度の緊張によって、

イライラ・不眠・食欲不振・肩こりなど。


これらが起るというのは、体の内部・内面では

どうなっているのでしょうか。


強いストレスを受けて、自律神経が乱れると、

体内の血管が収縮します。

また、これにより、血流が良くなくなり、

血のめぐりが悪くなります。


血流が悪くなると、新陳代謝も低下したり、

ロクなことがありません。

手足も冷えて、低体温になっていきます。

こうなると、免疫も低下してきて、

風邪などの病気にもなりやすくなります。

ああ、なにひとつ、いいことはありません。


体の内部には、発生する「活性酸素」というものを

消す働きがあります。

活性酸素というのは、酸化することによって

組織を破壊する、やっかいなモノです。


従来なら、体内には、

この活性酸素をうち消すチカラがあるのですが、

免疫が低下していると、

この打ち消すチカラも弱まります。


すると、活性酸素が活発化して、

打ち消すチカラよりも強くなり、

組織破壊が進むのです。

最悪、癌の元凶になったりする場合もあります。


ストレスを起因とする、これらの要因により、

痛風や糖尿病、甲状腺異常、胃潰瘍、白内障などが

発症するそうです。


う~ん・・たかが、ストレスと侮れませんね。


ストレスをあまり軽く見ない方がいいかもしれません。

体調がどんどん悪くなってしまわないうちに、

本気でストレス対策を考えた方が良いかもしれませんね。


私も、ストレスを強く受けやすいタイプなので、

もう少し真剣に対策を考えてみます。


痛風発作の体へのダメージ

 痛風発作というのは、アレルギーの一種でもあるんです。


え?

そんな話、聞いたことない?

でも、本当なのですよ。


アレルギーといっても、

アトピーのようなものとは少し違っていて、

急性関節炎は、狭義の意味ではアレルギー反応といえます。

で、一度、痛風発作が発症すると、クセになりやすく、

また再発しやすくなります。


かといって、痛風発作の原因は、

やはり尿酸が体内の関節などに沈着して

(つまり尿酸値が高い)、

たまり過ぎた尿酸結晶が剥がれおちたとき、

白血球がそれを異物と認識して攻撃する、そのときに

激痛の元になる物質が生じる・・

ということには、変わりはないのですけどね。


で。

実はいったん、痛風発作を起こしてしまうと、

毎回毎回、内臓に対するダメージがあります。

それは個人差があるのでしょうけど、

内臓自体が悪くなってしまうような致命的なものではなく、

内臓に負担がかかってしまうことによる、ダメージです。

少し体調が悪くなる程度です。

本人が気がつかないくらいです。


このダメージは比較的、すぐに回復しますが、

痛風発作が体(内臓)に与える影響は

少なからずある、のです。

わずかとはいえ、確実に体調・体力は落ちます。


あと、私の場合、

痛風発作の激痛が起ると、

消炎鎮痛剤(いわゆる、痛み止め)を服用するので、

余計、内臓にダメージがあるのかもしれません。


消炎鎮痛剤の使用限度は

「3日間が限界」といわれています。


これは、痛み止めという薬の性質が、

血管を収縮させて(細くして)、

血流を悪くさせる作用があるからなのです。


血流が悪くなると、いうことは患部にも

血液が流れにくくなり、

剥がれた尿酸結晶を攻撃する白血球も中々、

行きとどかなくなるので、

痛みも軽くなる、という理屈なのです。


ところが、血液には栄養分を乗せて運ぶ、

という大切な働きがあり、

血管が狭くなり、血流が悪くなる、ということが

健康にとって、体にとって、内臓にとって、

良いワケはありません。


この「3日間が限界」という考え方は、

東洋医学のものです。

西洋医学では、

そんなことは言いません、聞いたことがありません。


ですが、西洋医学では、患者の苦痛を軽減することを

最大限に尊重するので、間違っているとも言えません。

むしろ、大多数の人々はこれが正しいと思うでしょうね。


私自身は、どうなのかというと、

痛み止めは、たいてい、3日間以上飲みます。

痛風発作が極度のときは、

たった3日でピークが治まることは稀だからです。


ですので、知識として

「消炎鎮痛剤の使用は3日が限界説」を知っていても、

そのとおり、あまり守っていません。

なんといっても、痛風発作は痛いですから。

ハンパじゃなく、痛いですから。


でも、なるべくなら、飲みたくない、最小限にしたい、

とは思っています。


2023年10月5日木曜日

痛風リスク

 アメリカによる、痛風(高尿酸血症)の研究成果なのですが。


まあ、わかっていることばかりですが、

以下のような成果があったそうです。


●「尿酸値 7.0mg/dl」以上になると、

高くなればなるほど、痛風発作のリスクが高くなる。


●アルコール飲料の摂取は、

痛風発作のリスクが高くなる。


●多めの肉類の摂取は、痛風発作のリスクが高くなる。


●多めの砂糖入りソフトドリンクの摂取は、

痛風発作のリスクが高くなる。


●多めの果糖の摂取は、痛風発作のリスクが高くなる。


●内臓脂肪が多いと、痛風発作のリスクが高くなる。


●コーヒーの摂取が多いと、痛風発作を起こしにくい。


●ランニングの距離が長いと、痛風発作を起こしにくい。


・・・というような感じだそうで。


この「ランニングの距離が長い」というのは、

日常的に適度な運動しているかどうか、

という意味なんでしょうね。


「多めの砂糖入りソフトドリンクの摂取」という要因は、

ある意味、意外な気もしましたけど、

肥満に繋がる・・ということなのでしょうか。


「コーヒーの摂取が多い」といっても、

砂糖たっぷりの缶コーヒーは問題外なんでしょうね。


まあ、気をつけます。


なるべく。

できる範囲で。


痛風と高尿酸血症の違い

 今さらながらですが、

「痛風」といえば誰でも知っていますが、

『高尿酸血症』といえば誰も知らない。


誰も知らない、といえば、かなり語弊がありますが、

痛風に関心のない人、興味のない人はまず知らない。


たとえば、糖尿病といえば仮に興味がなくても、それが

どんな病気なのか、なんとなく知っているものですが、

『高尿酸血症』といえば何もわからない。


「痛風」のことは、知ってるんですよ。

誰でも。

ああ、あの足の腫れるヤツですね、とか

言われますので。

まあ、知っていたって何もいいことはありませんけどね。


ちなみに、

『痛風』=『高尿酸血症』では、ございません。


わかりやすく言うと、

「痛風」の人は100パーセント、「高尿酸血症」ですが、

『高尿酸血症』の人は痛風であるとは限りません。


え?

全然、わかりやすくないですか?


つまり・・まず、最初に「高尿酸血症」ありき、なんです。

カンタンにいうと、

尿酸値が「7.0mg/dl」以上になってしまうと、

「高尿酸血症」と診断されてしまいます。


で、その「高尿酸血症」なのですが、

尿酸値「7.0mg/dl」以上だからといって、

即、痛風発作が発症するとは限りません。


長い月日、尿酸値が高いままの状態が続くことによって、

体内の関節などに尿酸が結晶化して沈着していくのですが・・

(これが痛風発作の主な要因)

体質的に、なぜか痛風発作が起こらない人がいるのです。

尿酸値は高くても、です。


理由はわかりません。

こう言ってしまえば身も蓋もありませんが、

体質なのでしょう。

でも、体内に尿酸結晶はたまり続けます。

尿酸値、高いですからね。


こういう人は、「高尿酸血症」ですが、

「痛風」じゃありません。

痛風発作が発症しませんから。


で、尿酸値が高く(つまり「高尿酸血症」)、

痛風発作も出てしまった。

こういう人は「痛風」と診断されます。

そして、同時に「高尿酸血症」でもあります。


ひらたくいえば、

尿酸値の高い人で痛風発作の出る人は「痛風」。

尿酸値の高いのに痛風発作の出ない人は「高尿酸血症」。


と、いうことで。


尿酸値が高くても痛風発作の出ない「高尿酸血症」は、

私などのように、長年、痛風で苦しんできた人間からすると、

羨ましい限りですが・・。


でも、考え方によっては、

痛風発作の出ない「高尿酸血症」は、

生活習慣に気をつけたり、反省したりすること自体、

その機会がないので、それも良し悪しなのかもしれません。



でも、やっぱり・・・発作は、出ない方がいいかな?


尿酸値が高いなら、何に気をつける?

 毎日、尿酸は体内で生成されます。

体内で約80パーセント、

摂取する食事からが約20パーセント、

といわれています。

案外、食事から生成される尿酸は少ないのですね。

長年、せっせとプリン体を多く含む食品を

食べるのを我慢してきたのに。


で、通常。

毎日生産される尿酸が、おおよそですが、600~700mgくらい。

こんな数字を言われても、

目に見えないのでピンと来ませんけどね。

また、同時に、

同程度の尿酸が毎日、体外に排泄されます。

その大半は、尿から排泄されます。


尿酸は体に必要なものなので(抗酸化作用など)、

それはそれでいいのですが、

この体外への排泄量よりも、

体内で生産される尿酸の方が多い場合。

あるいは、体内で生産される尿酸の量が

それほど多くなくても、

尿酸の排泄がうまくいかない場合。


上記のどちらの場合も、体内の血液中の尿酸が溢れてしまい、

過剰な状態となります。


これが、いわゆる「尿酸値が高い」というヤツです。


血中尿酸の量が過剰であればあるほど、

尿酸値は上がっていきます。


尿酸値が高いと、高尿酸血症ということになり、

高い確率で痛風発作になります。

(尿酸値が高くても、発作が出ない人もいます)


さて、痛風(高尿酸血症)は、

生活習慣病ということになっていますが、

持って生まれた体質や遺伝の要因も大きいです。

ならない人は、じゃんじゃんビールを飲もうが、

たらふく肉を食べようが、

絶対、痛風になりませんからね。


では、尿酸値の高い人は、どのようなことに

気をつけていけばいいのでしょうか。

痛風体質の人は、どんなことに留意すればよいのでしょうか。


おおざっぱには、以下の二つ。

「尿酸値を下げること」

「腎臓から尿を排泄しやすくすること」


まずは、尿酸値を下げることですが、

「尿酸値 7.0mg/dl」以上ならば、

高尿酸血症(痛風)と診断されますので、

それ以下を目標に。

尿酸値 6.0mg/dl以下なら、

体内に沈着した尿酸結晶も小さくなっていきますから。


尿酸値を下げる一番確実なのは、薬物療法です。

フェブリクやザイロリックなど。


薬を飲む場合でも、生活習慣も同時に改善していかないと、

それこそ、一生クスリを飲み続けなければならなくなります。

薬で、痛風は治りません。

薬の薬効で、チカラづくで尿酸値を下げている、

というような感じ。

薬を飲んでいても、その間に生活習慣も改善していって、

いつかは薬を飲まなくても

尿酸値が低めで安定するようになれば理想的かな、

と思います。


あと、食べ過ぎない(カロリー過多)、

運動する・内臓脂肪を減らす(肥満防止)、

ストレスと上手に付き合う、飲酒を減らす・・など。


それから、腎臓から尿を排泄・・の方ですが、

痛風体質の人に多い、「尿路結石」対策でもあります。


水を多めに飲む(一日、2リットル)、

尿をアルカリ性に傾ける、など。


一日の摂取水分が少ないと、

尿から排泄される尿酸も少なくなってしまうので、

やはり充分な水を飲むのが望ましいです。

でも、限度というものもありますけどね。

あまり多飲しすぎると腎臓に負担になりますから。


それから、痛風体質の人は尿も酸性になりガチなので、

尿路結石ができやすいです。

痛いらしいですからね・・

その対策というか、海藻・野菜を食べると良いです。

尿をアルカリ性に少し傾けてくれますので。


どれもこれも、一朝一夕には できないことばかりですが、

毎日の積み重ねですので、少しでも痛風が改善できるよう、

気をつけていきたいと考えています。


痛風 日常で気をつけるポイントとは?

 おおざっぱな分類ではありますが、

アメリカでの研究の結果、

以下のような関連付けがあるそうです。


あ。

生活習慣と痛風との関連です。


【タンパク質について】

●肉の摂取が多い→痛風発作が発症しやすい

○乳製品の摂取が多い→痛風発作が発症しにくい


【コーヒーについて】

●砂糖入り飲料水(缶コーヒーなど)の摂取が多い

→痛風発作が発症しやすい

○コーヒーの摂取が多い→痛風発作が発症しにくい


【アルコール飲料水について】

●アルコールの摂取が多い→痛風発作が発症しやすい

○アルコールの摂取しない→痛風発作が発症しにくい


【運動について】

●あまり運動しない→痛風発作が発症しやすい

○適度な運動をする→痛風発作が発症しにくい


・・・・と、いうことだそうで。


「タンパク質について」ですが、

同じ動物性蛋白質でも、

肉と乳製品では痛風発作のリスクが違うみたいです。

どうせ食べるなら、乳製品にしろ、ということでしょうか。


そういえば、昔、痛風発作が出たら、

牛乳を飲め、飲んで尿酸を体外へ出せ、と教え込まれました。


なんか半信半疑だったのですが、ちゃんと

根拠があったのですね。


「コーヒーについて」ですが。

コーヒーは一日に6杯以上飲むと、尿酸値を下げる効果がある、

と言われていたハズなのですが・・

これによると、少しでも飲んだほうがいいみたいですね。

でも、砂糖は宜しくない、と。

ブラックか、砂糖ナシのミルク入りにしましょう、

ってことかな?


「アルコール飲料水について」ですが、

これは(なるべくなら)飲まないほうが良い、ということで。


ビールをみんなでワイワイと飲んでいると、

ストレス発散効果もあるとは思うのですが、

それ以上にデメリットも多くて。


アルコール飲料そのものに、尿酸を生成する働きがあるので、

アルコールを飲めば、尿酸値は上がります。

プリン体ゼロのビールでも同じです

(そりゃ、プリン体タップリよりはいいかもしれませんが)。


で。

総括すると、


『肉より乳製品を多く食べて、

コーヒーを砂糖ナシで飲んで、

ビールは止めて、運動をしろ』


・・ということですか?


それで、この通りにやったら、

痛風発作が出ないのか、というと、

私の経験的には、それでも「出るときは、出ます」。


ていうか、尿酸値が高ければ、いつかは

痛風発作は出ます。

出ない体質の人もいるらしいですが。


でも、全然、日常生活に無頓着であるより、

少しでも気をつけていたほうが、

痛風発作が もし出ても、軽く済んだり、

出る回数も少なくて済むかもしれません。


痛風 標準体重(BMI)を目標にしてみる

 この季節、「食欲の秋」「スポーツの秋」などと

言われていますが、

私の場合は「すぐ太ってしまう秋」です。


なんせ何を食べても

すぐに身についてしまう「高吸収体質」なんです。

胃腸が丈夫なのも、良し悪し(よしあし)です。


夏の間は暑くて、汗を多くかいていたので、

それほど太らなかったのかもしれません。

でも、今の時期は、ちょっと油断していると、

すぐに体重が増えてしまいます。


これではいけない、と気をつけて体重を落とし、

うん、これくらいなら大丈夫と思った次の日から、

またジワリジワリと体重が増えてきて。

この、繰り返し。


目安として、標準体重というものがあるのですが(BMI)、

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=標準体重(BMI)となります。


たとえば、

身長170センチの人が体重70キロだったとします。


すると、この人のBMI(標準体重)は、

70(kg)÷1.7(m)÷1.7(m)=24.22 と、なります。


標準体重の範疇は、BMIで「18.5~25」ですから、

この例の人の場合、ギリギリ標準ですね。

限りなく肥満に近い標準です。

もう少し痩せた方がいいかも。


また、自分の標準体重(目標体重)は、

「身長(m)×身長(m)×22」=標準体重、という公式で

算出されます。


人それぞれ、年齢や体格、骨格、筋肉量などが違いますので、

あくまで目安です。

それこそ個人差があります、という感じです。


でも、仮に、

算出された自分の標準体重よりも

20キロもオーバーしているような場合。

自分の体に20キロの肉の塊を装備しているのと

同じですからね。

歩くにしても階段をのぼるにしても、

膝や足腰の負担が大きくなります。


そして、なにより心臓や血管の負担も大きくなりますので、

こっちの方が心配です。

脳梗塞や脳卒中にはなりたくないですからね。

やはり、太っていて良いことはあまりないです。


要は摂取するカロリーより、使うカロリーが多ければ

太らない、それで良いのですが・・

なかなか、運動で痩せようとしても、ねえ。


自分の経験的には、

食べ過ぎを徹底的にチェックする方が効果的でした。

運動をいっぱいしようと思っても、

昔のように飛び跳ねたりできませんしね。


油断して、太ってしまうと、内臓脂肪が増えて、

出なくてもいいホルモンが分泌されて、

尿酸値も上がりますし、

次の夏が来て、また痛風発作に苦しまないように、

今のうちから太らないように気を引き締めることにします。


痛風 尿路結石対策

 尿路結石と痛風は、一見、まったく関係ないようにみえますが、

案外、そうでもありません。


尿路結石って、知っていますか?

聞いたことくらい、ありますか?


カンタンにいえば、尿路結石というのは、

腎臓から尿道、つまり尿路にできる結石のことです。

それがまた、なんていうんでしょう。

恐ろしく痛いらしいのです。


ああ、もう痛いのは、コリゴリです。

痛風で散々、ヒドイ目に遭っていますからね。


これ以上、痛い目に遭わそう、とでもいうのですか?


私は今のところは、

尿路結石になった経験はありませんが、

将来、なる可能性はないとは言えないので、

あまり人事(ひとごと)じゃございません。


尿路結石の原因は、食事の欧米化と言われてます。


う~ん、結局、コレなんですよね。

すべての生活習慣病の根源はコレなのではないか、

と思ったりします。


やはり、日本人は粟(アワ)や稗(ヒエ)を食ってりゃ

良かったんです(暴言)。


で。

尿路結石の石の成分なのですが、

「シュウ酸カルシウム」や「リン酸カルシウム」や、

そして・・・『尿酸』です。


つまり、尿酸値が高いまま放置しておくて、

尿路結石のリスクが高まる、ということです。


で、対策はどうすればいい?


●水(水分)を一日、2リットル以上飲む

●プリン体の多い食事を摂り過ぎない

●動物性タンパク質を過剰摂取しない

●清涼飲料水、コーヒー、紅茶、

アルコール飲料などを 飲みすぎない


・・・というような感じです。


って、コレって、痛風改善法によく似ていますけどね。


ただ、コーヒー、紅茶には「シュウ酸」が多いってことから、

こういう、対策の項目に入っているのですが。


コーヒーを多く飲むことは、

尿酸値を下げるというデータもあるので、

なんか矛盾していますけどね。

私的には、なにごともホドホドが良いのではないか、と

考えたりもしています。


でも、ね。

ぶっちゃけた話、対策です・・とか言っていても、

なかなか、実行できないです。


夏場ならともかく、これからの季節、

なかなか、一日2リットルの水は飲めないですよ。


まあ、なるべく、そのように心がける・・くらいで

ちょうどいいんじゃないか、と考えています。

あくまで、私がそう考えているだけですが。

(本当は、たぶん、2リットル飲んだほうがいいと思います)


2023年9月1日金曜日

この夏、痛風発作が出たら、しようと思うこと

冬も終わり、いつのまにか春がやってきました。

そして、春になると、


あっ   


という間にやってくるのが夏です。


私の場合、夏場の暑い時期がくると、

毎年のように痛風発作で苦しむことになるので

つらい季節となる場合が多いです。


近年ではいろいろ対策を講じているというか、

自分で良いと思うことを試したりしているせいなのか、

発作が出ても昔に比べたら、その痛みや腫れは

比較的軽くするんでいるように思います。


ですが、ラクな痛風発作など有り得ません。

出る以上は、激痛に のたうち苦しむこととなります。


ああ、なんとか ならんものなのでしょうか。


発作が出たときのことなんか 考えるのもイヤですが、

自分が次に痛風発作が出たときに

しようと思うことを考えてみました。


まず、その発作の痛みに泣きじゃくります

・・・じゃなくて。


そうなる前に痛風発作の場合は、自分にしか

わからない“予兆”のようなものが起こると思います。


左足の親指の付け根の関節が、疼いたりムズムズしたり、

なにかしら妙な違和感のようなものがある、そんな感じです。

これは数日、もしくは数週間前に起こる場合もありますが、

痛風発作の当日、直前の数時間前にも起こります。


この発作が起こる予兆の段階(発作が起こる当日の方です。

患部が赤く腫れそうになってきたら)で、

コルヒチンという薬を飲むと発作を

未然に (たいていは) 防げます。


このコルヒチンという薬は、近所のお医者で痛風だといえば

処方してもらえます。

(最近は、処方されない病院が増えたと聞いたことがあります)


もらったら全部飲んでしまわずに、次の発作のときのために

保険がわりじゃないですが、

万が一のために保管しておくと良いです。


この薬は、普通の薬局では売られていないです。

買いに行ったことがないので知りませんけど。

(実は、市販されているそうですね。私が知らなかっただけで)


コルヒチンの原材料は

アルカロイドという麻薬成分の一種でもあります。

麻薬といえば語弊がありますが、モルヒネとかも

痛み止めの一種として医療用に使われていますからね。


私も昔はコルヒチンを飲んでいましたが、今では

もう飲まないようにしています。

(理由は今まで何度も書いているし、長くなるので割愛)


たぶん、将来的には

お医者も痛風患者に この薬を推奨しなくなるのではないか、

と思います。


で。


コルヒチンを飲まない私の場合、

もうすぐ来るな来るな、とわかっていても、

なすすべもなく、まずいなマズイな、と思っているうちに、

たちまちのうちに足 (とは限りませんが) は

腫れあがってきます。

赤黒く腫れた患部は同時に激痛を伴います。

そして、時間の経過とともに、まともに

歩けなくなってきます。


こうなってくると、仕方がないので

痛み止めを飲みます。

私の場合はロキソニン。

これは、いつも行く(痛いときだけですが)

近所のお医者の先生が処方してくださるので、

これを飲むようにしています。


で、あとは なるべく安静にしています。

・・・といっても

翌日には仕事に行かなきゃならないので、

どんなに よろけていても(なんとか)

歩ければ仕事に出かけます。


風呂もやめておいたほうがいいです。

風呂がダメなのではなく、湯船につかって

あたたまり血行を良くすることが

痛風発作の痛みと腫れをひどくするのです。


でも、本当は血行を良くした方が

早く治る、はやく治まるのですよ。

なんだか矛盾するようですが。


痛風発作の痛みは、関節など

体内の比較的冷たい部分に沈着した

尿酸結晶がたまりすぎて剥がれることに

起因しています。

剥がれるのが痛いのではなく、

剥がれるときに血液中の白血球が

それを異物と認識して攻撃するのです。

攻撃のときに痛みに変わる物質を出すためです。


ということは。

血流を良くして患部へ血液がよく巡るようにすると、

同時に白血球もたくさん患部に巡るということ。

すなわち、白血球が多いと痛みも強くなる、

ということになります。


痛みは酷くなりますが、本当は

痛風発作で痛いときこそ、

歩いたり風呂に入ったりして血行を良くした方が

(理屈の上では)望ましいのです。

長引くことが少なく早く治まりますから。

つまり、体内に沈着した尿酸結晶の掃除が進む、

ということ。


だから、本当ならば、痛いときこそ、

なるべく歩くべきなのです。


痛み止めの薬も、しかりです。

痛み止めというのは、血管を収縮させて、

血液の巡りを悪くすることによって、血液があまり

痛いところへ巡らないようにさせて

痛みを緩和させる作用があります。

痛みが和らぐのは、発作の激痛で苦しんでいるときは

本当にありがたいですが、同様の理由で、

これも痛風発作の終焉を遅くする原因となります。


以上のような理由で、痛風発作を早く治めるためには

安静にしているより、歩いたほうが良い、

という結論になります。


でもね。

実際、痛風発作の激痛に苦しんでいるときに、

歩こうという気になれません。

っていうか、ロクに歩けません。


ですので、私の場合、

わかっていても、痛風発作が出ると

やはり安静にして、風呂で温まるのも控えて、

なるべく歩かないようにします。


知っているというのと、自分がそれを実行するのは

また別です。

痛風発作は本当に痛いですらね。


ただ、痛み止め(ロキソニンなど)ですが、前述の理由で

血流が悪くなるので、痛みの程度が少しマシになったら、

飲むのはやめます。

副作用とかは あまり気にしたことはないですが、

できれば、これは飲みたくない薬です。


それから、コーヒーですが、

これは尿酸値を下げる効果がある

(たくさん飲めば)と言われていて、

推奨している お医者もいるそうですが、

これは普段から予防的に飲むもので、

痛風発作の極期に飲んでも

これで痛みが治まったりすることはないと思います。


あと、生タマネギ。

根拠があるのかどうかはわかりませんが、

「水に晒さず、生のまま

玉ネギを食べると痛風発作が緩和される」

という民間療法があります。


ホントですかね?

都市伝説じゃないでしょうね??


でも、痛風発作の真っ最中は、あまりの痛さで

藁にもすがる思いなので、たぶん、

生タマネギも食べてみると思います。


こんなんで、おさまれば いいんですが。


天然効果 タマネギの力

痛風発作に劇的な効果があるのは、

生タマネギを齧ること!


・・・・ホントですか、それ?


なま玉ネギを水に晒さずにカジる、というのは、

水で洗い流すと痛風発作の緩和に効果がある

と考えられている成分が

一緒に流れてしまう、ということでしょうか。


あの、強烈な激痛をともなう痛風発作の最中に。

玉ねぎをナマのまま、かじって。

まるごと、がぶりと齧って。


そしたら、その日の午後には。

あの激烈な痛風発作の痛みが嘘のように緩和された・・・

という人がいたらしい。


いたらしい?

それって、都市伝説じゃないでしょうね。


まあ、たしかに玉ねぎは昔から、

血液サラサラにする効果がある食品だと

言われていますが・・・


私も試してみたんですよ、玉ねぎの丸かじり。

それこそ、まいにち毎日。

涙が出るまで食べてに食べて。

味がわからなくなるまで食べまくって。

ああ、喉がヒリヒリ。

口の中、ざらざら。


玉葱って、多量に食べると

刺激物みたいなところもあるので、

あまり芳しくないのかもしれませんね。

過ぎたるは猶及ばざるが如し、ってヤツですか。


で、あんなに苦労して

玉ネギ食べまくりを実践してみましたが、

痛風発作の緩和・・・・?

う~ん、どうなんでしょうねえ。

あんまり実感、ありません。


私が玉ネギを食べ続けていたのは、ひと夏だけでしたが、

こういう、食事療法じゃないですけど、

食べて効果を出すものは、

継続しなきゃならないのかもしれませんね。


でも、涙ながらに生玉葱を食べるのは、もう

こりごり・・・な私ですが、

じゃあ、サプリメントなら、ってワケで、

試し飲みしたりしています。


「天然効果 タマネギの力」ってハウスが作っている、

タマネギ加工食品なんですけど。


「玉ねぎ発酵エキス×玉ねぎ外皮エキス」という、

玉ねぎエキスのダブル配合が、このサプリの“売り”です。

あと、ビタミンC・ビタミンE・ビタミンB6も

配合されています。


生玉葱をカジる日々には、もうコリゴリな私ですが、

サプリなら、まあ、続けられるかな、と

考えたりもしています。


痛風発作への効果は、いまのところは

よくわかりませんが、ハウス食品がいうには、

「タマネギエキス継続摂取による

食後の血管内皮機能改善効果を確認」

ってコトらしいですから、まあ、

体には良いことは間違いないんでしょう。